男性を妊娠させる手術に成功!?世界初の妊娠した男性「トーマス」と妊娠方法まとめ

世界初の妊娠した男性として世界じゅうで話題になったトーマス・ビーティーさん。いったい男性が妊娠などということが可能なんでしょうか?トーマスさんとはどのような男性なのでしょうか。そしてどのような方法で妊娠できたのでしょうか。ことの真相を調査し、まとめました。

目次

  1. 世界初の妊娠した男性…その真相とは?
  2. 世界初の妊娠した男性「トーマス」と妊娠・出産までの軌跡とは?
  3. 男性を妊娠させる手術に成功!?その方法とは…?
  4. 世界初の妊娠した男性として各国のテレビ番組に出演も!
  5. 男性を妊娠させる手術に成功!?世界初の妊娠した男性「トーマス」と妊娠方法まとめ。最後に…。

世界初の妊娠した男性…その真相とは?

出典: https://jooy.jp/51534

結論から申しますと、「世界初の妊娠した男性」というのは「もと女性」です。すなわち戸籍上の性別を出生時の「女性」から「男性」に変えたということです。女性の生殖器官をそのままに、戸籍上は男性のため、自らの妊娠が可能だというわけです。

世界初の妊娠した男性「トーマス」と妊娠・出産までの軌跡とは?

出典: http://www.narinari.com/Nd/20120818740.html

「世界初の妊娠した男性」とは、アメリカ人の元女性。トレーシー・ラゴンディノ(Tracy Lagondino)さんで、現在はトーマス・ビーティとして法律上は男性となっています。

美少女トレーシーからマッチョな男トーマス・ビーティになるまで…。

出典: https://retrip.jp/articles/8765/

トーマスさんは1974年1月20日生まれ。ハワイのホノルルで生まれ育ちました。

出典: https://nomisugiyk.wordpress.com/2011/08/04/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%83%A0%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89/

どことなく東洋的な外見なのは、トーマスさんの父親が韓国とフィリピンのルーツを持っているからでしょう。

女性として生を受け、10代の頃には美少女コンテストにも出場するほどの美貌の持ち主だったが、成長とともに男性としての性に目覚め、性転換手術を受けた。

美少女コンテストに出場するようなメンタリティなのに、のちに「男性」としての自分を自覚するという感覚が、日本人の筆者にはわかりにくいのですが…アメリカではこういうビューティーコンテストはとても盛んだといいますし、もしかしたらコンテストで美を競うのも、意外にも男性としての闘争本能を掻き立てる行為なのかもしれませんね?もしくは、親に強要されて出場したとも考えられます。本人は嫌だったのかも?

トレーシーは、女の子として育てようとする両親に、その思いを隠しながら、成長する。1989年、ハワイで開かれたミスコンに出場し、注目もされた。そして、17歳で家を飛び出す。

出典: http://talk-to-gaizin.com/photo/0807/04p.html

10代の頃は、ミス・ティーンハワイUSAの最終選考者にまで残ったほどの美貌でしたが、すでに10歳の頃には自分の性別は男性だと感じていたようです。写真の頃にはもう、自分の持って生まれた性に異和感を感じていたのでしょうね。どことなく表情が悲しげにも見えます。

のちにテレビで全国的に放映されるようなエアロビクスの番組にレギュラー出演したりもしたようです(女性としてか、男性としてかは不明)。ボディビルダーにもなったりして、肉体を鍛えることはお好きなようですね。

出典: http://ord.yahoo.co.jp/o/image/RV=1/RE=1480617373/RH=b3JkLnlhaG9vLmNvLmpw/RB=/RU=aHR0cDovL3J5dXFzcGVjaWFsLnRpLWRhLm5ldC9lMTc3NjM0MC5odG1s/RS=%5EADB5nfDyx9bN7j_inl9xRSVZ0Eh1Dg-;_ylc=X3IDMgRmc3QDMARpZHgDMARvaWQDQU5kOUdjUWdQRTdZdjBzTDJNWHNQUWg5SHlzZDUxTVludzJFMDdJMWZnN2V2OERhakZPa3FVaV9LQ0VxXzNDUwRwAzU2bTY1b21MSU9tN2t1VzRydy0tBHBvcwM1OARzZWMDc2h3BHNsawNycg--

空手だかテコンドーだかの黒帯も持っているようですよ。

長い髪を切り落とし、たくましい筋肉を求め空手にのめりこむ。24歳になると、見た目は、ほぼ男性に。

この頃に通っていたジムの受付をしていたナンシーさんと、惹かれ合うようになったそうです。

離婚歴と出産歴のある年上妻のナンシーと結婚するために。

出典: http://image.search.yahoo.co.jp/search?p=%E6%B5%B7%E5%A4%96+%E5%A4%A7%E5%AD%A6+%E5%8D%92%E6%A5%AD+%E5%B0%B1%E8%81%B7

英語版のウィキペディアによると、トーマスさんは1996年のハワイ大学卒で健康科学という学問の学士号や、エグゼクティブMBAも取得されているようです。1997年には衣料品関係の会社を起業しているとか。知的でアグレッシブな面があることがうかがわれます。

出典: http://www.hawaii-marriage.com/

結婚相手の男性としても充分、魅力的ですね。事実、ジムで出会ったナンシーさんと結婚します。

結婚するには、トレーシーの戸籍を、男性に変更しなければならない。その為には、性同一性障害を専門家が証明し、外科手術で見た目を男性に近づける必要があった。結婚を決意して4年後、トレーシーは、性別適合手術を受けた。手術の成功で、法律的にも、男性と認められたトレーシーは、トーマス・ビーティー(Thomas Beatie)と改名した。そして、2003年2月、ナンシーと入籍。

ナンシーさんには前夫と離婚した過去がありました。前夫の暴力に苦しみ、男性への拭い去りがたい不信感があったとか。推測ですが、出会った当時、見た目は男性でもトーマスさんが実は女性というのが、かえってナンシーさんにとっても心を開きやすかったのでしょうか?

トーマスさんは2002年3月に性転換手術を受けます。ハワイ州の法律では、生殖器はそのままでも、外科手術をしていれば性転換手術をしたとして、戸籍の性別の変更が認められました。事実、トーマスさんも女性の生殖器はそのままに、乳房の切除などの胸部の手術を行って男性的な外見に近づけるようにしました。

出典: http://www.watabe-wedding.co.jp/library/resort_wedding/list/img/ovs0101014_1.jpg

そしてハワイの副大統領官邸で名前を正式に変更し、トレーシーからトーマスになりました。また、出生証明書、運転免許証、パスポート、社会保障インデックスなど、州と連邦のすべての書類で、女性から男性へと名前と性別を変更しました。そして2003年2月5日、ついにナンシー・ギレスビーさんとハワイで結婚しました。ハワイでは法的に有効な「異性間の結婚」でした。

男性を妊娠させる手術に成功!?その方法とは…?

出典: http://ftm.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-28c3.html

ここまで読んでいただいたかたにはおわかりでしょうが、トーマスさんが妊娠したのは、自らの体内に残しておいた、女性生殖器による妊娠です。

ハワイからオレゴン州へ移住。そこで男性として出産するまで…。

出典: http://livedoor.blogimg.jp/yukawanet/imgs/d/1/d19fd480.jpg

その後、2005年にオレゴン州ベンドに移り住みます。オレゴン州で税金を払い、夫と妻としてナンシーさんと家を購入します。

出典: http://ameblo.jp/mamaiyagi/entry-11186214843.html

ここでもトーマスさんは健康保険や生命保険に「男性」として記載されていました。ですから2008年から2010年までにトーマスさんは、「男」として3人の子供を出産していることになるのです!

法律上男性となったビーティーさんは、10年前、パートナーのナンシーさんと異性カップルとして結婚。妻ナンシーさんが20年前に子宮内膜症を患い、子宮摘出手術を受けていたことから、妻ナンシーさんに代わりビーティーさんが人工授精で自分が妊娠することを決意。世界初の妊娠した男性となった。

性別適合手術の際に子宮と卵子を残していたため、自分の卵子とドナーの精子による人工授精で妊娠、6月29日にオレゴン州の病院で無事に女児を出産していた。人工授精をするにあたり、2ヶ月毎に打っていたホルモン注射を中止した。注射中止から4ヶ月後に体が(女性として)自律的に機能し始めた。妊娠のための投薬はまったく必要なかったという。

人口受精での妊娠は簡単なことではなく、トーマスさんは最初の妊娠では三つ子を子宮外妊娠しています。

初めての妊娠では3つ子を子宮外妊娠。命に関わる状況により手術を余儀なくされ、胎児と右卵管を失った。

出産は命懸けなのです。

世界初の妊娠した男性として各国のテレビ番組に出演も!

出典: http://news.livedoor.com/article/detail/4607695/

なにはともあれ、法律上でも「男性」のトーマスさん、LGBTの雑誌にその手記が記載され、彼のことが知られるようになると、トーマスさんの妊娠は「世界初の男性の妊娠」として、テレビ番組にも取り上げられました。

出典: http://talk-to-gaizin.com/photo/0807/04p.html

2008年4月、全米で有名な人気トークショー「オプラ・ウィンフリー・ショー」に出演します。1時間の独占インタビューを受けたのは、最初の出産の前、妊娠8ヶ月のときでした。妊娠してお腹が大きくなるまでは、オレゴン州の周囲の人達は誰も、トーマスさんの元の性別が女性だと気がつかなかったようですが、お腹が大きくなってくると驚きと奇異の目で見られることがあったそうです。

髭を生やしたマッチョな男性が妊娠した大きなお腹を突き出して歩いていたら、やっぱり目立ちますものね。司会者のオプラ・ウィンフリーも、トーマスさんにナンシーさんとは女性の性器でどのように性行為をするのかといったきわどい内容の質問まで、トーマスさんにぶつけています。

出典: http://srsthailand.blogspot.jp/2011/11/blog-post.html

オプラの番組の反響はとても大きく、出産したあとも、家族で世界各国の多くの取材を受けました。トーマスさんは大学で講演などを行うこともあったようです。

男性を妊娠させる手術に成功!?世界初の妊娠した男性「トーマス」と妊娠方法まとめ。最後に…。

出典: http://p5i.blog58.fc2.com/?tag=FTM%E3%81%AE%E5%A6%8A%E5%A8%A0

トーマスさんは、多くの女性が経験する妊娠や出産を、「男性」として経験したという得がたい体験をしています。

出典: http://commonpost.boo.jp/?p=29294

また、トーマスさんが社会に与えた影響も大きいものです。トーマスさんの姿に触発されて作品を発表した映画監督や彫刻家もいます。トーマスさん自身も本を執筆したり、新聞に寄稿したりしています。また、「世界で最も影響力のある男性40人」に選ばれたりもしています。

残念ながら、全ての人々の温かい理解を得るには至っていないトーマスさん夫妻であるが、同じようなトランス・ジェンダーの人に彼が与えた勇気は計り知れない。現在カリフォルニア在住のスコット・ムーアさんが、同様のケースで妻に代わり自分が妊娠中であることをカミングアウト。堂々とその喜びを語れるのも、トーマスさんのお陰であると讃えている。

出典: http://rocketnews24.com/2010/01/28/%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%A72%E4%BA%BA%E7%9B%AE%E3%81%AE%E5%A6%8A%E5%A8%A0%E7%94%B7%E6%80%A7%E3%80%81%E6%9D%A5%E6%9C%88%E5%87%BA%E7%94%A3%EF%BC%81%E3%80%8C%E4%BD%95%E3%82%82%E6%81%A5%E3%81%98%E3%82%8B/

写真の髭を生やしたお二人は両方とも性転換手術で男性になった元女性で、現在はパートナーとして一緒に暮らしています。妊娠した大きなお腹の方がスコットさんです。二人の少年たちは、スコットさんのパートナーの連れ子だそうです。父親が二人という特殊な家庭でいじめられることもあるらしいのですが、親たちは「何も恥じることはない」とのことです…。

出典: http://www.gettyimages.co.jp

ただ、トーマスさん、その後、ナンシーさんとは離婚してしまったようです。ウィキペディアの英語版によると、今は別の女性と結婚して3人のこどもたちと暮らしている模様です。

結婚9年を前に妻ナンシーさんと別居に入ったことを告白し、「色々なことがきっかけで、男女としてかみ合わなくなってしまった」と辛い思いを吐露した。

出典: http://www.gatag.net/01/22/2009/130000.html

出産したことで男性として危うく認められないかもという事態になったトーマスさんは、一体どうなってしまうんでしょうか。

アリゾナ州法では同性婚が認められておらず、もしもビーティーさんを“男性”として認めない決定が下されれば、結婚していたこと自体が無効とされ、離婚の認可も下さない見込み。そのため、彼は“男性”として登録された出生登録書やパスポートを提出し、裁判官への弁明を続けているとされている。彼の弁護士の話では、仮に結婚が無効との判断になった場合は、彼が慰謝料を支払う義務も負わなくなるなど有利だというが、ビーティーさん自身は「そんな結果を望んでいない」として、離婚成立を目指す意向を示しているそうだ。

結局ナンシーさんとは離婚が成立しました。2014年8月の裁判でアリゾナ州がトーマスさんとナンシーさんとの結婚が合法的なものであると宣言し、そのため離婚も成立するとされたからです。

最後に…生物学上での男が妊娠する世界は漫画の中だけ?

出典: http://otomehack.jp/mens_tsuwari/

「妊娠した男性」とは、現実には、男性の生殖器がありながら妊娠するということではありませんでした…。漫画「ヒヤマケンタロウの妊娠」の世界とは違いますね。

設定こそブッ飛んでいますが、妊娠に関するアプローチは至って真面目で、不妊の問題、少子化問題などにもきちんと触れており、読めば男でも妊婦さんの不安な気持ちがわかる、そんな作品となっております。

2003年に発表された坂井理恵の漫画「ヒヤマケンタロウの妊娠」とは、男も妊娠ができるということが発見されてから10年後という設定の日本が舞台です。この作品のなかでは、本当に男性が妊娠することになっています。しかし漫画の中でも、まだまだ「妊夫」は少数派で、世間からの誤解や偏見があり、主人公は「つわり」や「女性専用車両」に乗る羽目になったり、職場の部下に「ゲイ」だと思われたりなどして、一時は堕ろすことも考えます。が、自らが広告塔の「ウムメンビジネス」を立ち上げ、努力で世の中の「妊夫」への理解を広めながら、出産を迎えるという内容になっています。

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