節分にいわしを食べる意味・由来は?地域による違いも紹介

節分といえば「鬼は外!福は内!」の掛け声で有名な「豆まき」。コンビニの販売で全国的にも有名になった「恵方巻」ですよね。他にも節分ならではの食べ物として「いわし」があります。でも何故「いわし」なのでしょうか?そんな疑問から節分といわしの関係についてまとめました。

目次

  1. 何故節分にいわし?由来は?
  2. 食べるだけじゃない、飾る節分いわし?
  3. 柊いわしはどうやって作って、いつ飾るもの?
  4. お疲れ様、柊いわし。外すのはいつ?片づける方法は?
  5. 実は恵方巻、豆、いわし以外に6つもあった!地域別節分の日ならではの食べ物!
  6. 次回の節分は?

何故節分にいわし?由来は?

「節分にいわしを食べる」というのは、主に西日本地域での習慣であるそうです。食べ方としては主に焼いて食べるのが主流のようです。

弱いなんてとんでもない!いわしパワーで鬼すら逃げ出す!節分いわしの由来!

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元々、節分の2月3日は旧暦では大晦日でした。節分翌日の2月4日の立春が新年という風に見られていた為です。その新年を迎えるにあたって、節分はその年の邪気を払う行事が行われる一日でした。

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いわしがもつ「独特の生臭さ」と「焼いたときに出る煙」は鬼が嫌うといわれています。前述したように焼いて食べるのが主流なのはこういった意味があるのでしょう。鬼は「目に見えない災い」などと取られているそうなので、こうして節分の日には「いわしを食べると魔よけになる」と言われるようになったそうです。漢字では「魚」に「弱」いと書いて「鰯」(いわし)ですが鬼を退けてしまうなんて、なんだか弱弱しいイメージが変わりますね。

健康面でも発揮するいわしパワー!

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実際にいわしは栄養豊富です。特に、秋から冬にかけて脂がのって、EPA、DHAが多くなり、コレステロールや中性脂肪を低下させる効果があると言われています。動脈硬化症などの予防にもなり、まさに「病」という名の「鬼」を遠ざけてくれます。

食べるだけじゃない、飾る節分いわし?

いわしは食べても魔よけになりますが、飾りにして使われることも。主に「柊いわし」、「節分いわし」と呼ばれます。さて、この柊いわし、由来や起源、意味は一体どこからなのでしょうか?

飾ってもパワーを発揮!柊いわしを飾る意味とは!

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柊いわし、節分いわしのほかには、「やいかがし(焼臭)」、「やっかがし」、「やいくさ」、「やきさし」とも呼ばれています。柊いわしは、焼いたいわしの頭を柊に刺したもので、玄関や軒先に飾ります。元来尖ったものは、魔よけ、厄よけとして用いられていたので、いわしの生臭いにおいと柊のトゲのダブルで鬼の嫌いなものとされていました。

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そして魔よけとして鬼という目に見えない災いの侵入を防ぐために飾るようになったそうです。ある地域では鬼はいわしが好きと考えられていて焼いたいわしで誘き出し、柊のトゲで鬼の目を刺して追い返すという、なんとも前衛的な説もあるそうです。こうやってみると節分は鬼にとってはとんでもない日ですね。また、奈良県の吉野町では柊いわしは鬼ではなく「一本だたら」という妖怪を防ぐために玄関に飾られていたそうです。強いぞ、柊いわし。

昔の柊いわしはいわしを使っていなかった?柊いわしの由来は?

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平安時代には正月の門口に飾った注連縄に柊の枝と「なよし」(ボラ)の頭を刺していたことが起源とされています。その当時はいわしではなく、ボラを使っていたと土佐日記に記述されていたそうです。出世魚でもあるボラは縁起も良いということもあり使われていたとか。

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現在でも伊勢神宮でお正月に売っている注連縄には柊の小枝が入っているそうです。まさに平安時代の風習の名残ですね。

いつからボラからいわしになったの?

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はっきりと明確にはわかりませんが、江戸時代の百科事典という書物には柊いわしという表現があったそうです。そこから普及し、今でも西日本地域に残っているそうです。特に奈良県奈良市内では、多くの家で柊いわしの風習が受け継がれて節分の季節には目にすることができると聞いたことがあります。 

柊いわしはどうやって作って、いつ飾るもの?

柊いわし柊いわしっていうけどどういう風に作るのか!という疑問がわきますね。鬼を退けてしまうと言い伝えられるような強力なアイテムなのでお清めやらなんやらするのかと思いがちですがとてもシンプルで至って簡単です。

柊いわしの作り方とは?

それでは作り方です。某クッキング番組より早く作れます。材料は「こんがりと焼いたいわし(頭のみ)」と「柊の枝」の二点です。柊の枝は節分の時期が近くなればスーパーやお花屋さんで手に入るかと思います。

そしてできた柊いわしを節分の日の玄関の外側、または軒下に飾ってください。これで鬼を追い返すことができますね。まるで「訪問販売お断り」ならぬ「鬼お断り」のしるしのようですね。

いつ頃飾るものなの?

注連縄や正月飾りを飾るとき、一夜飾りや29日は避けるべきなんて言いますが、柊いわしにもそういうものがあるのでしょうか?厳密にというのはないようです。ただ地域差があるもののやはり節分当日に飾るというのが一番多いそうです。また、節分の日に限らず、小正月(1月15日)の翌日から節分の間に飾るのも良いそうです。

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お疲れ様、柊いわし。外すのはいつ?片づける方法は?

玄関先で鬼から家と家族を守ってくれた小さな勇敢な戦士、柊いわし。彼もまた去る時が来ます。いつ外してあげるのでしょう?そして流石に燃えるゴミにポイ、というのは気が引けますよね。どのように片づければよいのでしょうか?

いつ頃外すものなの?

外すタイミングとしては「立春の日(節分の翌日)」、「2月いっぱい」、「3月3日」、「雨水の日(2月19日又は2月20日)」など様々です。こちらも飾るのと一緒で厳密にということはないですが節分の翌日の立春の日に片づけてしまうというのが多いみたいです。

motokoandさんの投稿
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また猫にとられるまで待つというところもあるそうです。猫から見たらごちそうですもんね。因みに余談ですが、「雨水の日」は「ひな人形を飾るのに良い日」でもあるそうです。

ありがとう、柊いわし。片づけ方法は?

柊いわしの片づけ方ですが「玄関先に埋める」、「焼いて灰にして玄関先に盛る」、「塩で清め半紙に包んで捨てる」、「神社でお焚き上げ」の4つの方法です。最後の神社でお焚き上げをしてもらう場合、どんと祭りへ持参してください。

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お札様やお守り、縁起物などを炊き上げてもらう行事ですね。因みに片づける日付によって持っていく年が違いますのでご注意を。柊いわしを片づけるのが、「当年の2月4日」の場合、「その年のどんと祭り」へ。「翌年の2月3日」に付け替える場合、「翌年のどんと祭り」へ持って行ってください。

classicbeniyjさんの投稿
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お守りなどと同じように魔よけや厄よけの意味のある柊いわし。そのままゴミ箱にポイっというのはなるべく避けたほうがいいような気がします。住宅事情などあると思うと「塩で清め半紙に包んで捨てる」というのが一番やりやすいように思います。

節分の日(2017年度)はいつ?節分の意味や由来についても紹介 | Pinky[ピンキ-]

実は恵方巻、豆、いわし以外に6つもあった!地域別節分の日ならではの食べ物!

恵方巻、豆、今回紹介したいわし以外にもその土地の節分の日ならではの食べ物がありました。まさか、恵方巻、豆、いわし以外にまだ知らない食べ物がまだあったとは。そして地域でこんなに違いがあったなんて!驚きました・・・。

落花生

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主に東北、北海道で大豆の代わりに豆まきに使われています。何故一般的な豆とは違い、落花生かというと「殻付きで撒くので、中のピーナッツが汚れない状態で食べられるから」「片づけやすいから」という意外と合理的な理由でした。他にも「大豆は夏の食べ物だけど落花生は冬の食べ物で、高カロリーなので寒い地方では好まれる」という事からも来ているそうです。以前は私たちが使う豆まきの大豆で一緒だったのらしいですが昭和30年頃から北海道で落花生が節分で普及し始めたとか。なるほど、言われてみれば拾って食べるのに衛生的ですもんね。

くじら

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主に山口県での風習のようです。「大きなものを食べるということは縁起がいい」とされていて、節分に食べるそうです。古くからクジラは大きいものの代表で「志を大きく」「心を大きく(広く)」などと幸せを願う意味があるそうです。なんだか男らしくてかっこいいですね。

そば

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特にどこの地域で食べられているなどというのではないそうですが、こちらも節分に食べられることがあるそうです。前述したように、旧暦で節分は大晦日。現在の12月31日の大晦日で食べる年越しそばと同じ意味合いなのでしょう。

こんにゃく

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主に、四国をはじめとした地域で食べられています。昔の人はこんにゃくのことを「腸の砂おろし」と呼び、大晦日や節分に「体内にたまった砂を出す」という意味で食べられていました。実際こんにゃくは食物繊維豊富で体の中の有害物質を出してくれる作用があります。体の中を清め、新年を迎えるという風に考えられているのでしょうね。

けんちん汁

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主に、関東地方の一部の地域で食べられています。大根、ニンジン、ゴボウ、こんにゃく、お豆腐などを一旦炒めてから煮込んで食べる汁物です。ゴマ油で炒めるので寒いこの季節にはぴったりです。ではなぜ節分に食べるのでしょうか?実は節分だから食べる!というわけではなく、「冬の行事のお供として食べる」というところからけんちん汁が選ばれているそうです。

福茶

こちらはどこの地域というわけではなく、全国的に飲まれているそうです。「健康長寿、無病息災」を願って飲むお茶です。起源は「平安時代の空也上人が病人にお茶を飲ませて多くの人を救った」というお話からきているそうです。福茶の材料は「昆布」と「梅」と「豆」にお湯かお茶を注いで作ります。

sachimicoさんの投稿
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昆布は「よろこぶ」という意味から、梅は「松竹梅でおめでたい」という意味から、豆は「まめまめしくよく働ける」という意味からきています。縁起物を湯呑にそっと入れ、ほかほかと湯気の立つ温かいお湯で飲む。なんだかほっこりと幸せになれそうですね。

節分の食べ物は9つもあった!豆・いわし・恵方巻き等を食べる由来とは? | Pinky[ピンキ-]

次回の節分は?

akihiko_takeiさんの投稿
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少しずつ節分の内容も変わってきていますが、これから先もこの風習がいつまでも守られ語られていくといいですね。私も次回の節分で恵方巻と豆だけではなくいわしも参加させてあげようかと思います。柊いわしもちゃんと飾って。しかし最近近所でよく野良猫の姿を目にするのでせめて一晩だけでいいから食べないでおくれと願いながら飾ります。

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