エラ・フィッツジェラルドの代表曲といえば?名盤アルバムをご紹介

ジャズ・ボーカルの女王として名高いエラ・フィッツジェラルド。黒人がまだ人種的差別に苦しんでいた時代のアメリカで活躍した女性ボーカリストです。エラ・フィッツジェラルドは多くのアーティストと共演しました。中でも名盤といわれるアルバムをご紹介します。

目次

  1. ジャズ・ボーカルの女王「エラ・フィッツジェラルド」
  2. ホームレスからトップ・シンガーとなったエラ・フィッツジェラルド
  3. エラ・フィッツジェラルドと有名人との交流
  4. エラ・フィッツジェラルドの名盤アルバムトップ3
  5. 貧困・差別を乗り越え、病と闘ったエラ・フィッツジェラルド

ジャズ・ボーカルの女王「エラ・フィッツジェラルド」

20世紀の女性トップ・ジャズ・ボーカリスト

出典: http://www.biography.com/people/ella-fitzgerald-9296210

エラ・フィッツジェラルドは「ジャズ・ボーカルの女王」「20世紀の女性トップ・ジャズ・ボーカリスト」などと称されるジャズ・シンガー。エラ・フィッツジェラルドへの呼び名はほかに「レディ・エラ」「The First Lady of Song(歌の御子)」などが知られています。

グラミー賞を13回受賞

出典: http://www.theflagrants.com/blog/2014/02/ella-song-books-again/

エラ・フィッツジェラルドが「ジャズ・ボーカルの女王」と称えられる理由の1つが、グラミー賞を13回も受賞したという経歴。グラミー賞は世界で最も権威のある音楽賞の1つであり、映画のアカデミー賞や舞台演劇のトニー賞、テレビ番組に対するエミー賞と同列に考えられています。

「Q誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」にも選出

出典: https://sites.google.com/site/genesisqportfolio/harlem-renaissance-project

エラ・フィッツジェラルドは「Q誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」にも25位に選出されています。「Q」はイギリスの音楽雑誌。2003年に発表された中で1位となった歌手はエルヴィス・プレスリーでした。

ホームレスからトップ・シンガーとなったエラ・フィッツジェラルド

エラ・フィッツジェラルドの経歴

出典: http://www.stylist.co.uk/people/empowering-quotes-from-wise-women#gallery-16

本名:エラ・ジェーン・フィッツジェラルド(Ella Jane Fitzgerald)
生年月日:1917年(大正6年)4月25日
没年月日:1996年(平成8年)6月15日
出身地:アメリカ・ヴァージニア州ニューポート・ニューズ

14歳で母親を亡くしたエラ・フィッツジェラルド

出典: http://www.popartuk.com/photography/new-york/manhattan-1931-20859-poster.asp?productoptions=laminate

1917年(大正6年)に生まれたエラ・フィッツジェラルド。両親の別離に伴いニューヨークに引っ越した後、14歳で母親を亡くし孤児となったエラ・フィッツジェラルドは、少年院に入ったりホームレスになったりしながら貧困生活を送っていました。

運命の一夜はアポロ・シアターのアマチュア・ナイト

出典: http://wvpublic.org/post/ella-fitzgeralds-early-years-collected-chick-webb-box-set

そんな彼女の運命を変えた一夜が、1934年11月21日。当時17歳だったエラ・フィッツジェラルドが出場したアポロ・シアターにおけるアマチュア・ナイトでした。コンテストで優勝したエラ・フィッツジェラルドはチック・ウェブズ・バンドに見いだされ、翌年からジャズ・ボーカリストとして活動していくことになったのです。

バンドの歌手からソロ歌手へ

出典: http://www.jazzwax.com/page/6/

アポロ・シアターで行われたアマチュア・ナイトで優勝したエラ・フィッツジェラルドを見出したのはチック・ウェブズ・バンドのBardu Aliでした。エラ・フィッツジェラルドはチック・ウェブズ・バンドの歌手として活動しますが、チック・ウェブズの死後ソロ歌手となったのです。

「 First Lady of Jazz」と呼ばれて

出典: http://giz-img.blogspot.co.nz/2014/03/ella-fitzgerald-post-3.html

ソロシンガーとなったエラ・フィッツジェラルドは次々とレコードを発売し人気を高めていきます。「歌の御子」とまで称された彼女のレコードのセールスは好調でした。私生活では2度の結婚をしますがうまくいかず、その後も結婚寸前の相手が結婚詐欺をしていたことが判明して破局したりとロマンスは成就しなかったようです。

晩年には糖尿病と戦ったエラ・フィッツジェラルド

出典: http://zzzze.tumblr.com/post/128491925905/ella-fritzgerald

エラ・フィッツジェラルドは50代後半から糖尿病を発病し、最後には失明。盲目となりました。レコードは1989年に発売された『All That Jazz』が最後の作品です。晩年は病気のために両足の切断手術を受け、表舞台に立つことはありませんでした。そして、1996年に79歳でこの世を去ったのです。

エラ・フィッツジェラルドの名言

出典: https://evilbloggerlady.blogspot.co.nz/2015/06/songs-frank-sinatra-never-sang-with.html

ここで、エラ・フィッツジェラルドが残した名言をご紹介しましょう。過酷な貧困時代を経て一夜にして運命を変えたエラ・フィッツジェラルドだからこそ、の言葉です。

貴方が本当にやりたいことをしようという努力をやめてはいけません。愛とインスピレーションがあれば、私は貴方が間違った方向に行くとは思いません。

英文は”Just don’t give up trying to do what you really want to do. Where there is love and inspiration, I don’t think you can go wrong.”

エラ・フィッツジェラルドと有名人との交流

ルイ・アームストロングと

出典: http://olharpanoramico.blogspot.co.nz/2016_06_01_archive.html

エラ・フィッツジェラルドは多くのジャズ。ミュージシャンや有名人と共演しています。「サッチモ」の愛称で知られる20世紀を代表するジャズ・トランぺッターであり歌手でもあるルイ・アームストロングとは2枚のアルバムを共作しました。こちらは1946年に撮影された1枚。

デューク・エリントンと

出典: https://www.tumblr.com/search/ella%20fitzgerald%20&%20duke%20ellington

ジャズの作曲家でありピアニストでもあったデューク・エリントンとは1957年に『Ella Fitzgerald Sings the Duke Ellington Songbook』を出しています。

キャロル・バーネットと

出典: https://jazzinphoto.wordpress.com/category/ella-fitzgerald/page/5/

ジブリ映画『仮暮らしのアリエッティ』英語版の声優も務めたキャロル・バーネットと。1969年の撮影です。

ロバート・ケネディと

出典: https://jazzinphoto.wordpress.com/category/ella-fitzgerald/page/5/

こちらはJFK、ケネディ大統領の弟ロバート・ケネディと一緒にいるエラ。社会慈善事業の一環で行われたカクテル・パーティーでの1コマです。

マリリン・モンローと

出典: https://www.bustle.com/articles/39128-9-famous-female-friendships-we-love-because-women-not-diamonds-are-a-girls-best-friend

エラ・フィッツジェラルドと有名人との交流で最も有名なエピソードは、マリリン・モンローがエラの活動を助けてくれたことでしょう。当時黒人差別が厳しかったアメリカでは、エラを出演させないジャズ・クラブも多くありました。マリリンはエラの出演をクラブ側と交渉し、見事成功させたのです。エラがステージに出る日、マリリンは常に最前列に座っていたとのこと。この出来事がきっかけとなり、エラ・フィッツジェラルドは活動の幅を広げていったとされています。

エラ・フィッツジェラルドの名盤アルバムトップ3

「バップ・ボーカル」

出典: http://priorads.com/ella-fitzgerald/

それでは最後にエラ・フィッツジェラルドの代表曲と名盤アルバムをご紹介していきましょう。エラの歌唱法は独特であり完璧であったスキャットを駆使し「バップ・ボーカル」と呼ばれています。アドリブが少ない点を批評もされていますが、確かな歌唱力と彼女の生真面目さによって、常に一定のボーカルを披露できたのだといわれています。

マック・ザ・ナイフ~エラ・イン・ベルリン(”Mack The Knife” Ella In Berlin)

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1960年に発表された『エラ・イン・ベルリン』。タイトル通りドイツのベルリンで行われたライブの模様が収められたアルバムです。代表曲でもある「マック・ザ・ナイフ」はエラのスキャット唱法を存分に楽しんで。

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ソングス・イン・ア・メロウ・ムード(Song in a Mellow Mood)

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こちらはエラ34歳の時のアルバム。バンドではなくピアノのみをバックに、絶頂期のボーカルを堪能できる1枚です。

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エラ・フィッツジェラルド・アット・オペラハウス(Ella Fitzgerald At The Opera House)

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貧困・差別を乗り越え、病と闘ったエラ・フィッツジェラルド

かわいい声とビッグママ風がかもし出す安定感

出典: http://todayinafricanamericanhistory.com/june-15th-in-african-american-history-ella-jane-fitzgerald/

家庭環境からくる貧困や黒人差別などを乗り越え、「ジャズ・ボーカルの女王」と称えられたエラ・フィッツジェラルド。晩年は病と闘ったエラの最大の魅力は安定感。ビッグママ風の体型から出される声は、かわいさもあり渋みも出せる幅広さ。確かな歌唱力とあいまって長い間ジャズ・ボーカリストとして愛されているのです。

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