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ハイドロキノンの効果と副作用をチェック!正しい・効果的な塗り方は?
ハイドロキノンって知ってますか?その美白効果はすごいらしいです。皮膚科で使われているくらいですから、その効果は期待できそうですよね。ハイドロキノンは副作用もあるので、正しい知識で使うことが大事です。副作用に気をつけながら、美白を手に入れましょう!

目次
ハイドロキノンは肌の漂白剤
ハイドロキノンって知っていますか?昔、皮膚科の待合室でハイドロキノンのポスターを見かけたような記憶があるんですが、詳しくは知りませんでした。ハイドロキノンの驚きの効果と、注意しなければならない副作用などをまとめてみました。上手な使い方をすれば、気になるシミの悩みから解放されるかもしれないですよ!
美白効果といえばハイドロキノン
女性にとって、シミやそばかすの悩みは尽きないものですよね。美白効果のあるスキンケアで頑張ってお手入れしても、なかなか解決しないものです。ハイドロキノンは、シミの原因となるメラニン色素の生産を抑えてくれる効果があります。また、メラニン色素を作る細胞であるメラノサイトを減少させる働きもあります。
美白を意識したスキンケアで、よく使われるのがビタミンCやプラセンタなどを含んだ化粧品ですが、ハイドロキノンの美白の効果は、それらの10~100倍もあるといわれています。アメリカなどの海外では、ずいぶん前からスキンケアの美白コスメにハイドロキノンを使うのが一般的になっているようです。
結構身近なハイドロキノン
ハイドロキノンは、イチゴや麦芽、コーヒー、紅茶などにも入っている成分です。ハイドロキノンには還元作用があり、昔、写真の現像やゴムの酸化防止剤として使用されていました。ある時、写真の現像をしていた人の手が白くなったことで注目されるようになり、スキンケアに取り入れられるようになったようです。日本では2001年に薬事法が規制緩和され、ハイドロキノンをコスメに使用できるようになりました。
【肌の漂白剤!?】
— 美の探究者♡まさこ (@lucciola3212) 2017年3月10日
ハイドロキノンはシミの原因であるメラニン色素の生成を抑えるだけでなく、メラニン色素作る細胞(メラノサイト)そのものを減少させる成分です。
そのためハイドロキノンは肌の漂白剤と言われています。
予防するだけでなく、皮ふに沈着したメラニン色素にまで働きかけます。

ハイドロキノンの効果①還元作用
ハイドロキノンは、虫刺されやニキビ跡などの色素沈着にも効果があるようですが、なかでもやはり、紫外線によるシミへの効果が一番あるようです。ハイドロキノンの驚きの効果をみてみましょう!
なんでシミができるの?
紫外線などの刺激を受けると、表皮のケラチノサイトが、肌をダメージから守ろうとメラノサイトにメラニンを作るよう命令します。すると、メラノサイトはチロシナーゼという酸化酵素を使ってチロシンという物質を作り出します。これが黒色メラニンに変化していきシミとなるのです。ハイドロキノンはチロシナーゼよりも早くチロシンと結合するためチロシナーゼを無効化させることができます。
シミはメラニン色素が沈着してできてしまったものですが、本来はターンオーバーの働きで28日間で剥がれ落ち、元に戻ります。それが生活習慣の乱れや老化、ストレスや乾燥などが原因でターンオーバーが乱れると、肌細胞がそのまま残ってしまい、シミやたるみなどの原因となってしまうのです。
シミの原因のメラニンを作るメラノサイトは、紫外線などの刺激を受けるほど、増えていく特徴があります。そのため、まだ刺激をそんなに受けていない子供よりも、大人の方がメラニンを生成しやすく、シミになりやすいのです。また、老化などによって正しく機能しなくなると、メラニンを作り続けてしまう場合もあります。
ハイドロキノンの還元作用の効果とは?
還元作用とは文字通り「元に戻す」ということです。細胞は活性酸素によって酸化します。これをいわゆる「老化」とよびます。同じようにメラニンは紫外線などの刺激によって酸化します。ハイドロキノンの還元作用によって酸化を還元することで、シミの色を薄くすることができるのです。今、できてしまっているシミに有効なのは、ハイドロキノン特有の効果といえます。
ハイドロキノンの効果②美白
ハイドロキノンはこれからのシミ予防に効果あり!
シミはメラニン色素の沈着です。酸化酵素チロシナーゼはメラニンを黒色化させる元凶といえます。ハイドロキノンは、このチロシナーゼの働きを抑制することによって、メラニンを作り出すメラノサイトを減少させ、シミができにくい状態にします。ハイドロキノンで、シミの素を今のうちに減少させておくことができるのです。未来のシミに効果があるスキンケアといえるでしょう。
ハイドロキノンは今あるシミにも効果あり!
これまでの多くが、メラニンの沈着を予防して美白するスキンケアだったのに対し、今あるシミに働きかける効果があるのがハイドロキノンです。酸化によってだんだんと濃くなってしまうシミに対して、ハイドロキノンの還元作用で、シミを薄くすることができます。肌のターンオーバーを正常にする働きと合わせた使い方をすれば、シミのない肌になっていくことでしょう。
肌を白くしたいならハイドロキノンが効果的
ハイドロキノンの効果が期待できる症状は、ほかにもあります。まずは紫外線や年齢で出来てしまうシミへの効果。そのほか、ハイドロキノンはそばかすや肝斑にも効果があります。また、ニキビ跡や傷跡にできる、色素沈着にも効果があるようです。ハイドロキノンは正しい使い方をすれば、肌の悩みから解放されて、シミのないきれいな肌を手に入れることができるようです。
ハイドロキノンはイチゴやブルーベリー、コーヒーなどにも含まれる物質で、皮ふを紫外線などによる損傷からまもる作用を持っています。米国では医薬品としてその美白効果が認められ、多くの患者さんに皮ふの漂白目的で治療薬として使用されてきました。
— 白子のバスト (@SclArissa633) 2017年3月10日
正しい使い方で副作用回避!
ハイドロキノンはクリームやローションとして使用されるのが一般的なようです。ハイドロキノンクリームは非常に刺激が強いため、正しい使い方をしないと、取り返しのつかない肌トラブルを招く恐れもあります。ハイドロキノンの美白の効果は魅力だけれど、使い方には不安がある...と感じる人は、皮膚科で処方してもらうことをおすすめします。
美白成分の一つであるハイドロキノンは、美白効果に優れている反面、使用法を誤ると肌負担が大きくなるので摂り扱いには注意しなければならない成分です。ハイドロキノンが配合された美白化粧品を使う時は適切な使い方を守りましょう。
— 女子力向上のつぶやき (@girls0001) 2016年12月28日
パッチテストの重要性
ハイドロキノンクリームを腕の内側などの、肌の薄い部分に塗って、絆創膏を貼り24時間くらい様子をみます。なにも異常がなければ、そのまま使用しても大丈夫でしょう。ハイドロキノンクリームはとても刺激が強いため、敏感肌や肌の弱い人が使うと、かぶれや赤みなどの副作用を起こす可能性があります。パッチテストは、必ず行いましょう。もし、肌に異常がでた場合は、すぐにハイドロキノンの使用を中止し皮膚科で診てもらいましょう。
ハイドロキノンクリームはスキンケアの後が効果的
洗顔直後にハイドロキノンクリームを使用すると、浸透がよくなり効き目が強くなり過ぎてしまいます。刺激が強くてトラブル肌にならないように、きちんとスキンケアをしてから、ハイドロキノンクリームを使う塗り方をおすすめします。また、医師に処方してもらっている場合は、使い方を事前に確認しておくと安心でしょう。ハイドロキノンは正しい塗り方で副作用を起こさないようにしましょう。
正しい塗り方はピンポイントが効果あり
シミのない普通の肌にハイドロキノンクリームが付いてしまうと、白斑などの副作用がでてしまう可能性もあります。シミの部分にだけ、ピンポイントでハイドロキノンクリームを塗る使い方をおすすめします。上手な塗り方としては、綿棒などを使うとよいでしょう。スキンケアの一番最後に、ハイドロキノンを使うのが、鉄則の塗り方になりますので覚えておきましょう。
ハイドロキノン届いたんだけど、使い方がイマイチわからない。部分的にしか使っちゃダメなのかな?頬全体の薄めのシミに塗りたいんだけどなぁ。
— よっしー@花嫁へのミチ (@canty_sweet) 2016年7月11日
ハイドロキノンの濃度と副作用
ハイドロキノンは効果と副作用が比例しているらしい?
ハイドロキノンクリームを使用する時、濃度が高いほど効果がありそうに感じますが、実はそんなことはありません。むしろ濃度が高いほど、副作用や後遺症のリスクも高まってしまうのです。ハイドロキノンをスキンケアに使用するときは、きちんと濃度を調べてから使用することが正しい塗り方です。
比較的安全、ハイドロキノン濃度1%から3%
刺激が少なく一般的に広く使用されているハイドロキノンの濃度です。日本での市販の化粧品に使われるのは、だいたい2%前後です。即効性は低いですが、敏感肌や肌の弱い人にも使うことができます。デリケートゾーンなどの皮膚の薄い部分にも使用することができます。また、広範囲で使いたい人にもおすすめです。この濃度でも、肌に刺激を感じる人もいますので、注意が必要です。
副作用に気をつけよう!ハイドロキノン濃度4%から5%
シミやそばかす、ニキビ跡などにハイドロキノンを使いたい人は、この濃度が効果的でしょう。ただし、刺激はかなり強くなるため、必ずパッチテストを行って下さい。肌がピリピリとしたり、かぶれや赤みなどの副作用がでる恐れもあります。医療機関でハイドロキノンを処方されるときは、この濃度になります。医師が扱うのと同じ濃度であるということを忘れないで、細心の注意で正しい塗り方で使用してください。
ハイドロキノン濃度6%以上は副作用の危険大!
国外の製品には、濃度が高い製品がたくさんあります。個人輸入などでも簡単に手に入れることはできますが、非常に危険です。ハイドロキノンクリームの効果は高いでしょうが、副作用のリスクもかなり高くなることを頭に入れておきましょう。自分では判断がつきにくい場合は、専門医に相談することも視野に入れましょう。
ハイドロキノンの副作用は?
ハイドロキノンはその刺激の強さから、いくつかの副作用があります。使い方を間違っていたり、体質に合わなかった場合などに副作用があらわれますので、注意が必要です。また、ハイドロキノンは非常に不安定な成分で、酸化しやすいなどのデメリットもあります。保存方法や塗り方にも気を付けて、使用することで副作用を予防しましょう。
さらにこのハイドロキノンは副作用に対する個人差がありすぐ塗って赤くなる人とかもいます。さらに塗りすぎによってその箇所のメラニンの分泌が完璧に失われた結果、その箇所だけが白く残るという白斑という現象もおきます。その箇所だけメラニンが生成されないということは紫外線耐性がありません。
— (*՞ټ՞)トモツグ(๑ᕦڡᕤ๑) (@Pench38) 2016年12月25日
炎症や肌トラブルが起きる副作用
ハイドロキノンが体質的に合わなかったり、劣化したハイドロキノンクリームなどを使用した時に見られる副作用です。ハイドロキノンは非常に酸化しやすく、その時にできたベンゾキノンという成分が、肌にダメージを与えます。パッチテストを必ずする、古くなったクリームは使わない、などの注意が必要です。
美白効果のはずが副作用でシミが濃くなる!?
ハイドロキノンクリームを使って赤みや、かゆみがでるのは肌が炎症を起こしているからです。炎症を起こして活性酸素が発生すると、メラニンができます。活性酸素は、肌の刺激によって発生するのです。ハイドロキノンが肌に合わない場合、刺激として認識されるためシミが濃くなるという副作用がでてしまうのです。
副作用で白斑の危険がある
ハイドロキノンクリームを長期に渡って使用したり、高濃度のハイドロキノンを使うと、白斑がでる可能性があるとされています。ハイドロキノンのメラノサイトそのものに作用する効果は、色素を作る働きを消失させます。そのため皮膚が部分的に色が抜けた状態となり、白斑がでるのです。
皮膚科では一般的に一回2~3か月で治療をし、一度中断して1か月ほど期間を空けてからまたハイドロキノンの使用再開をする塗り方を行っています。使用1年未満、濃度4%以下なら通常は副作用がでないと言われています。一度白斑になってしまうと、完治するのは困難なようです。後悔しないためにも、正しい塗り方で使用しましょう。
紫外線対策は必要不可欠
シミの原因となっているメラニンですが、実は紫外線から肌を守ってくれている働きがあるのです。ハイドロキノンでシミを消す効果はあるとしても、紫外線に対する防御力は弱くなってしまっているということなのです。ハイドロキノンを使用するときは、しっかりと日焼け止めを塗ることが必要です。できれば家の中にいる時もきちんと日焼け止めを塗り、3時間から4時間おきにつけ直す使い方をしましょう。
ハイドロキノンの持続は?
個人によって違いもありますが、通常、化粧品に使用されている2%ほどのハイドロキノンなら1、2か月間持続するとされています。美白が終わったからといって、スキンケアやUVケアに手を抜くと、肌に深刻なダメージを与えることになってしまうかもしれません。ハイドロキノンの使用をやめても、紫外線対策は、しっかりとしておいたほうがよさそうです。
ハイドロキノンは酸化しやすい
副作用の悪化を防ごう
ハイドロキノンは非常に不安定で酸化しやすい成分です。熱や光、空気によって酸化してしまいます。酸化するとハイドロキノンは茶色く変色します。さらにベンゾキノンという刺激の強い物質に変化してしまいます。こうなってから使用すると、肌にダメージを与え、炎症などのドラブルを起こす可能性があります。
酸化の副作用は肌のうえでも起こりうる
ハイドロキノンの酸化は、肌につけている時でも起こります。紫外線を浴びてベンゾキノンに変化すると、肌のトラブルを引き起こします。紫外線を浴びることでかえって肌のダメージを大きくしてしまうハイドロキノンを使った時は、紫外線対策を徹底して、紫外線の刺激から肌を守ってあげましょう。スキンケアでしっかりと肌をカバーすることで副作用を避けることができるのです。
使用期限を守って副作用を防ぐ
ハイドロキノンは安定性が弱く、すぐに酸化してしまいます。できるだけ空気に触れない状態で保存したいものです。また熱や光に弱いため開封後は光の当たらない、涼しいところに保存しましょう。できれば冷蔵庫に保存し、1か月で使い切るようにしましょう。
酸化してしまったハイドロキノンは使用すると副作用のリスクが高くなります。使用期限は1か月と覚えておいたほうがいいでしょう。もしも余ってしまっても、使用を中止して、処分してください。また、未開封なら通常の化粧品と同じで3年は大丈夫でしょう。ハイドロキノンは非常に扱いにくいですが、効果は確かです。正しい使い方で上手に利用しましょう。
ハイドロキノンの効果!まとめ
ハイドロキノンが美白にとても効果があることが分かりました。シミやそばかす、ニキビ跡など女性にとっては、気になる悩みの種が、ハイドロキノンの効果で解決しそうです。塗り方など注意点や副作用もきちんと理解すれば、とても効果的に美白できそうです。ハイドロキノンを上手に使って、美しい肌を手に入れましょう!