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ししゃも足の原因は?ふくらはぎを細くする!治し方・改善策まとめ
ししゃも足の原因及び治し方・改善方法をご紹介します。ししゃも足はふくらはぎのみが太く見えて他の部分が細く見えるため不格好な体型になってしまいます。そんなししゃも足の原因を改善してふくらはぎを細く見える治し方をご紹介します。

目次
ししゃも足とは?

ししゃも足ができる原因や治し方・改善方法をご紹介する前に、そもそもししゃも足とはどんな状態を言うのかをご紹介します。ししゃも足とは簡単言いますとふくらはぎのみが太くなって、他の部分が細く見える状態のことなのでかなり不格好な体型のことを意味します。
何故ししゃも足と呼ばれているかというとふくらはぎが太っている様子がまるで子持ちししゃものお腹の様に膨らんで見えることから由来しています。ししゃも足はふくらはぎの筋肉が張っているので何となく健康的に見えますが、実際にふくらはぎのみが太って見える足はかなり不格好になってしまいます。
ししゃも足の人は爪先立ちをした状態で後ろから見てみると、ふくらはぎがはっきりと太くなるのが解ります。この状態が魚のししゃもに似ていることからししゃも足と呼ばれています。
何故ししゃも足になるのか?

ふくらはぎのみが張って見えることをししゃも足と呼びますがししゃも足になってしまう原因は何なのでしょうか。まずはししゃも足になってしまう足の筋肉の原因をご紹介します。簡単に説明しますとふくらはぎの筋肉が膨らんで固まってしまう事によってふくらはぎのみが太くなりししゃも足となってしまいます。
ししゃも足の原因は筋肉?
そもそもししゃも足でない方もふくらはぎはある程度膨らんでいるかと思われます。そのふくらはぎの膨らみは、腓腹(ひふく)筋とヒラメ筋という2つの筋肉が大きく関係しています。
ふくらはぎの筋肉は内側と外側に分かれていて表面に盛り上がっているのが腓腹筋です。そして内側にあってふくらはぎ全体に広がっているのがヒラメ筋です。これらは合わせて「下腿三頭筋」と呼ばれており、下半身に集まった血液を心臓に送り返すポンプ作用を担っています。
その大事な筋肉である腓腹筋とヒラメ筋ですが、腓腹筋は速筋(瞬発力を生み出す筋肉)でヒラメ筋は遅筋(持続力を重視した筋肉)で構成されています。特に速筋は白筋(はっきん)とも呼ばれており鍛えると太くなる傾向にあります。
腓腹筋の6割は速筋でふくらはぎの表面を覆っているので、筋トレで鍛えるとボコッと膨らむようになります。逆にヒラメ筋は別名・赤筋(せっきん)とも呼ばれ、9割が遅筋なので鍛えても太くなりにくい傾向にあります。
足の筋肉は日常的に使われていますが、筋肉のつきやすさや太くなりやすさを考えると腓腹筋で覆われているふくらはぎは「ししゃも足」になりやすい部位と言えます。
日常生活におけるししゃも足になる原因は?

ししゃも足の女性は細身なのにもかかわらず、ふくらはぎだけが太って見えて不格好になってしまったり、ぽっちゃり体型の方はししゃも足のせいで余計に体型が強調されてしまうこともあります。
普通筋肉はトレーニングすることによって太くなりますが、ふくらはぎが太くなるししゃも足は特にトレーニングをしていなくても日常生活の中にししゃも足になってしまう原因が潜んでいます。そんな日常に潜むししゃも足になってしまう原因についてご紹介します。
姿勢や歩き方が悪い
立った状態・歩いた状態の姿勢が悪いとししゃも足の原因になってしまいます。よくありがちなのが片側だけに体重をかけた立ち方をしていたりガニ股や内股で歩く癖のある人で、このような人達は体幹が不安定になりがちです。
片側だけに負荷がかかると下半身がそれをカバーしようとして力が入り、その結果ふくらはぎの腓腹筋が太くなってしまいます。そのためししゃも足を防ぐためには普段から姿勢を正して真っ直ぐ立ったり歩く事を意識するのが重要です。
冷えやむくみ
冷えやむくみもししゃも足の原因の一つです。足が冷えてしまうと血流が悪くなり代謝が落ちて老廃物がふくらはぎに溜まってしまい、その結果ししゃも足になってしまいます。冬になると足が冷え込みやすくなりますが、夏場でも冷房によって足が冷えてしまいししゃも足になる原因になりかねません。
ハイヒール
ハイヒールをよく履く人もししゃも足になりやすいと言えます。特にハイヒールを正しい姿勢で履いていない人は下半身に変な力が入ってしまい、その結果ふくらはぎの筋肉が太くなってしまいます。
またハイヒールは足首をあまり動かさないという特徴があるので、血流が悪くなり老廃物が溜まりむくみやすくなってしまいます。仕事上などでどうしてもハイヒールを普段からよく履く人はケアをしっかりと行ってししゃも足の改善に取り組んでください。
X脚やO脚もししゃも脚の原因かも!?

ししゃも足の最大の原因は足のゆがみ、つまりX脚やO脚であると言われています。特にO脚は足の外側ばかりに重心が偏って変な筋肉のつき方の原因となってしまいます。また日本人女性の約8割はO脚と言われてますのでこれがししゃも足になる原因の大多数であると言われています。
ししゃも足は2種類ある

ししゃも足は生活習慣の改善としっかりとしたケアによって細くすることができます。ただしその前にししゃも足には2種類のタイプがあることを知っておきましょう。ししゃも足のそれぞれのタイプによって改善・治し方が若干変わってきます。
ししゃも足は大きく分けると筋肉質のししゃも足と、脂肪が付いているししゃも足の2種類あります。筋肉質のししゃも足には硬くなった筋肉をマッサージして細くします。脂肪が付いているししゃも足はマッサージやストレッチに加えて脂肪を燃焼させる軽い運動も必要となります。
筋肉質のししゃも足の改善・治し方

まずは筋肉質のししゃも足の改善・治し方についてご紹介します。基本的に足の筋肉は筋トレをすることで太くなりますが、運動していない人も日常生活の中でふくらはぎの筋肉が固くなり、血流が悪くなり、老廃物が溜まり、ししゃも足になってしまうことがあります。
ふくらはぎの老廃物を取り除くためにはまず筋肉を柔らかくする必要があります。筋肉が柔らかくなれば足のリンパや血液の循環が良くなり、老廃物も溜まらないようになります。そんな固くなった筋肉を柔らかくするのにはマッサージが効果的です。
ししゃも足を細くするマッサージ

まず足首の裏側の部分を、両手の親指以外の合計8本の指で包み込みます。指で足をしっかり5秒間つまんで離すを約30秒間続けます。足首が終わったら少し上に上がってふくらはぎの一番太い部分よりちょっと下側をマッサージします。やり方は全く同じです。
その後ふくらはぎの一番太い部分をマッサージします。最後にふくらはぎ全体を手の平で優しく撫でるようにマッサージして下さい。これを一日3~5回繰り返すと効果的です。
ちなみに筋肉質のししゃも足になってしまう原因の一つが「靴」にあります。ハイヒールや底の厚い靴の様な無理な体勢を強いられる靴を履き続けるとバランスを取るために余計に筋肉を使い、ふくらはぎが張ってししゃも足になってしまいます。そのためハイヒールなどを履く事が多い方は、ヒールが太めのものを履くと安定感がありふくらはぎの筋肉を使いすぎなくて済みます。
脂肪付きのししゃも足の改善・治し方

次に脂肪付きのししゃも足を細くする方法をご紹介します。こちらの場合も上記でご紹介したマッサージが有効です。ただしそれだけではふくらはぎは細くならないのでストレッチやエクササイズで脂肪を燃焼する必要があります。
タオルを使うストレッチ
まず仰向けに寝て膝を立てた状態になります。片足の裏側にタオルを通してタオルの両端をしっかり持ちます。タオルで足を引っかけるようにして無理のない範囲で足を天井に伸ばして3分間その状態をキープします。足をゆっくりと元に戻してもう片方の足も同じようにストレッチします。
太もも~ふくらはぎにかけて効くストレッチ
膝を伸ばして立った状態から片足を前に出します。後ろ足をしっかりと伸ばした状態で30秒間深呼吸を繰り返します。 これを片足ずつ行います。
O脚やX脚を改善するストレッチ
O脚やX脚の改善はししゃも足の改善にも繋がります。頭と背中を壁に付けて真っ直ぐに立ちます。この時かかとはくっつけてつま先は開いて下さい。お尻に力を入れた状態で骨盤を前に出すイメージで3分間キープします。これにより固くなった筋肉をほぐして血流やリンパの流れを改善することができます。
食生活を改善してししゃも足を細くする

脂肪付きのししゃも足を細くするためにはストレッチだけでなく食生活の改善も重要です。中でも冷たいものや甘いものやアルコールなどはむくみや冷えの原因になります。ししゃも足で悩んでいる方はバランスの良い食事を今一度心掛けてみて下さい。
エクササイズによるししゃも足の改善・治し方

脂肪付きのししゃも足を細くするためにはやはり脂肪を燃焼しなければいけません。そのためにはエクササイズを取り入れて脂肪を燃焼する必要があります。
エクササイズの方法
足を肩幅と同じくらいに開きます。かかとをゆっくり上げてつま先立ちになります。その状態を5秒間キープしたらゆっくりと下ろします。これを10回1セットとして繰り返します。
このエクササイズは一日に数セットすると効果的ですが、1セットが終わったら上記のふくらはぎを柔らかくするマッサージを行ってください。もしエクササイズをやりすぎて筋肉が固くなってしまったらししゃも足は治らないので気を付けて下さい。
その他ししゃも足の改善・治し方

姿勢に気を付ける
マッサージやストレッチ以外にもししゃも足を細くする方法はあります。一つ目は日常生活の中で姿勢に気を付けることです。姿勢が悪いと骨盤が歪んでしまい下半身の血流が悪くなることがあります。姿勢を正すということはカロリーを消費してダイエット効果も期待できますので美容にとって一石二鳥です。
姿勢を正す方法として整体に行って正しい姿勢を取り戻すということも必要になるかもしれません。しかし自分で意識して姿勢を正すことができれば整体に行く必要はありません。
ハイヒールをやめる
ハイヒールはししゃも足になってしまう原因の一つです。ハイヒールは靴の構造上つま先に力が入りやすくなってしまうのでふくらはぎの筋肉を発達させてししゃも足の原因になってしまいます。ししゃも足を避けるためには極力ハイヒールを履くことは止めましょう。
ただし職業柄どうしてもハイヒールを履かなければいけない方もいると思われます。そのような方はヒールが太くて安定感のあるハイヒールを選んだり、毎日ふくらはぎをマッサージ・ストレッチするなどのケアを忘れずに行ってください。
風呂上りにマッサージ
上記にてししゃも足を細くするマッサージをご紹介しましたがマッサージをやるベストなタイミングは風呂上がりです。入浴後は体が温まっているのでふくらはぎをしっかりマッサージすればふくらはぎに溜まった老廃物が流れやすくなるので改善に有効です。また風呂上がりのマッサージはクリームを塗りながら実践するのがオススメです。
日本人はししゃも足になりやすい?

そもそも日本人の多くは正しくない歩き方というのを無意識のうちに行っていると言われています。それは体重が後ろ側にかかり膝が前に出る歩き方です。この歩き方ではふくらはぎの負担が大きくなり筋肉が発達して足が太くなってしまいます。
また内股やガニ股で歩いた場合も腓腹筋に偏った負荷がかかって、筋肉が太くなってしまいます。そのため正しい姿勢で歩くことはふくらはぎに余計な負荷がかからずししゃも足になることを防ぐことに繋がります。
ししゃも足にならない歩き方は?

先程立ち方・歩き方などの姿勢が悪いとししゃも足の原因になってしまうとご紹介しましたが、ししゃも足にならない歩き方についてご紹介します。これを覚えて日常生活の中でししゃも足を未然に防いでいきましょう。
それは正しい姿勢で腰を使って歩き、足裏全体で地面を捕らえることです。膝から下だけを意識して歩くと上半身が引きずられて不格好な体勢になってしまいます。正しい姿勢であるけばししゃも足を防いで、見栄えも美しくなります。
ししゃも足が綺麗に見えるブーツは?

これまでししゃも足の改善・治し方をたくさんご紹介しましたが残念ながらどれも即効性があるわけではなく、足が細くなるまでには個人差が出てしまいます。それでもおしゃれを楽しみたい!という方はいるでしょう。そこでししゃも足の方でも似合うおすすめのブーツをご紹介します。
ストレートタイプのかっちりロングブーツ
一つ目はかちっとした素材のロングブーツです。これはふくらはぎだけでなく膝から下の部位を全て隠してくれるのでとても優秀です。中でも足首とふくらはぎの間に段差の少ないものならばししゃも足の方でも美脚に見せることが出来ます。
足首を出してすっきり見せるブーティ
二つ目は足首が見える丈のブーティです。ブーティならば足首の部分をすっきりと見せることが出来ますし、ロングブーツよりも挑戦しやすい靴なのでおしゃれに自信の無い人にもおすすめです。
ししゃも足の改善・治し方について:まとめ

ししゃも足の改善・治し方をたくさんご紹介しましたが、ししゃも足はすぐに改善できるものではありません。しかし正しい姿勢や歩き方を意識しマッサージなどの日々のケアをしっかりと行えば必ずししゃも足は細くなります。すっきりとした女性らしいふくらはぎを手に入れる為にも是非継続してケアを心がけて下さい。