日本の苗字を徹底調査!全国ランキングや5世帯以下の珍しいものまで紹介

日本にはたくさんの苗字があります。クラスに2、3人いるような苗字もあれば読み方がわからない珍しい苗字も存在するのです。苗字にはそれぞれ由来があり、調べていくと面白い事実が発見できるかもしれません。日本の苗字を徹底調査しました!

日本の苗字を徹底調査!全国ランキングや5世帯以下の珍しいものまで紹介

目次

  1. 日本で苗字が使われるようになったのはなぜ?
  2. どんな苗字が多いの?全国苗字ランキング第10位~第6位
  3. 日本に多い苗字ランキング第5位は【伊藤】
  4. 第4位に選ばれた苗字は有名人にも多い【田中】
  5. 【高橋】は日本で3番目に多い苗字だった!
  6. 日本に約180万人で第2位の苗字は【鈴木】
  7. 日本の苗字ランキング第1位に輝いたのは【佐藤】
  8. 全国で5世帯以下の珍しい日本の苗字
  9. あの人気女優の苗字は日本でも珍しいものだった!
  10. ひらがなが混ざった日本の苗字
  11. カタカナが混ざった日本の苗字
  12. 読み方が難しい日本の苗字
  13. アニメキャラのかっこいい苗字は実在した!
  14. 日本に実在する珍しい苗字いろいろ
  15. 《まとめ》日本一珍しい苗字はこれだ!

日本で苗字が使われるようになったのはなぜ?

現代ではあって当たり前の苗字ですが、江戸時代の日本では武士以外の町民や百姓が苗字を名乗ることはできませんでした。苗字を持つことは、階級の高い人だけに与えられた特権だったようです。明治時代に入り、一人一人をきちんと把握するために、日本国民全員に苗字を付けることが務付けられました。

明治以降に付けられた苗字には地名や土地の特徴などが含まれることが多く、苗字を見るとその人の先祖がどのような所に住んでいたのかを大まかに予想することができます。さらに武士や身分の高い人の苗字が現代に残っていれば、その人の先祖は位の高い人だったのだということがなんとなく想像できますね。

日本にはまだまだ知られていない珍しい苗字がたくさんあります。いったいどんな苗字があるのでしょうか。さらに日本人に多い苗字ランキングや由来などをまとめました。普段なにげなく使っていた苗字ですが、調べてみると面白い発見があるかも知れません!

どんな苗字が多いの?全国苗字ランキング第10位~第6位

では日本に多い苗字ランキングを紹介します。どんな苗字がランクインするのでしょうか。まずは第10位から6位です。

第10位【加藤】

加藤という苗字は日本全国に見られますが、特に多いのは関東地方や東海地方で、最も多いのは岐阜県だと言われています。『加藤』は昔、権力者だった藤原氏から派生したものです。武士がルーツの苗字はそれほど多くないと言われる中で、見事トップ10入りを果たした苗字です。

第9位【小林】

『小林』は長野県の小林村が発祥だと言われています。『大林』という地名に住む人がいるにも関わらず小林が多い理由は、木が多くて深い林よりも川が近くにあるような小さな林の方が生活がしやすく、多くの人が住んでいたからだそうです。

第8位【中村】

昔は小さな村が大きくなると『東村』や『西村』というようにいくつかに分村しました。そして分かれる前の元の大きな村のことを『中村』と呼び、その村の中心で生活していた人が苗字を『中村』と名乗り始めたと伝えられています。そういった理由から全国的に多い苗字ですが、日本で最もたくさんの中村さんがいるのは山口県だと言われています。

第7位【山本】

公家に山本氏がいたために『山本』という苗字が広まったという説がありますが、どちらかというと全国的に山本が増えた理由は、地形が関係しているという説が有力です。昔は山のふもとに住む人が多く、そういった人が苗字を山本と名乗り始めたのでしょう。全国では7位ですが奈良や和歌山に多く、関西ではなんとトップを誇る人数の多さなのです。

第6位【渡辺】

全国各地に発祥地がある苗字が多いなか、たった1ヵ所の土地で誕生した苗字が『渡辺』です。渡辺は大阪の中心・船場にある坐摩(ざま)神社で生まれました。この神社付近は昔は海だったのですが、古語で渡し場のことを『渡津(わたつ)』と言ったことから、ここに住み着いた嵯峨源氏の子孫が渡辺と名乗り始めました。大阪発祥ですが今では東日本に多い苗字です。

日本に多い苗字ランキング第5位は【伊藤】

日本に多い苗字第5位は、全国に約110万人いるとされる『伊藤』という苗字です。伊藤は第10位の加藤と同様、強い権力を持っていた藤原氏から派生したものと言われています。その昔、藤原氏の子孫である尾藤基景(びとうもとかげ)が伊勢に移り住んだことから、伊勢の『伊』を取って伊藤という苗字が誕生したのです。

三重県四日市市で発祥したとされる伊藤姓は、関西では少ないものの日本各地に広がっています。北海道や東京でも多く見られますが、やはり圧倒的に多いのは三重県や愛知県でしょう。『伊東』と名乗っていた人が、藤原氏の勢力の強さにあやかって伊藤と改姓したケースもあります。伊藤は、藤原氏の勢力の強さを証明している苗字なのですね。

第4位に選ばれた苗字は有名人にも多い【田中】

全国に約135万人いると言われ、日本の苗字ランキング第4位になったのは『田中』という苗字です。フィギュアスケートの田中刑事や野球選手の田中将大、女優の田中麗奈など有名人にも多い田中姓の由来はいたってシンプルで、文字通り田んぼに関係している苗字なのです。

昔は家の周りに田んぼを作るのが普通だったので「田んぼの中」という意味で田中と名乗った人が多かったようです。その土地の中心的な所有者であることを示すための苗字だとも言われています。全国では4位ですが、大阪、兵庫、京都など関西圏においては1位と言っても過言でないほど多い苗字となっています。

【高橋】は日本で3番目に多い苗字だった!

全国で約144万人いると報告されている『高橋』が日本で3番目に多い苗字です。高橋は文字から想像できる通り「高い所に架けられた橋の近くに住んでいたから」というのが由来です。地形などからつけられる苗字の多くは、山や川、そして目立つ建造物から文字を取ります。渡し船で川を渡っていた時代からすると橋は非常に珍しく目印になるものでした。

今でも山間部や川の近くには高橋さんが多く、岩手県の油田町というところでは住民の約3分の1が高橋さんだと言います。『高』に『髙』という漢字を使う人もいますが、これは『はしごだか』と読み『高』の旧漢字です。これには「天まで通じる柱」という意味があり、神職に関係する仕事の人が多く使っていたと言います。

日本に約180万人で第2位の苗字は【鈴木】

日本に多い苗字の2位になった『鈴木』という苗字は、全国で約180万人いると言われています。鈴木姓は、和歌山県の熊野にある新宮が発祥だとの説が有力です。熊野の新宮では、稲刈りで刈り取った稲を積み上げその上に1本の棒を立てて翌年の豊作祈願をします。この棒のことを『すすき』と言ったそうです。

『すすき』はいつしか『すずき』になり『鈴木』という漢字が充てられて、この苗字が誕生したのです。熊野神社は熊野信仰という山岳宗教の普及を積極的に行っていたので、鈴木一族が普及活動のために全国各地に移り住んだ結果、鈴木姓は急激に増えていったと言います。静岡県はもっとも鈴木姓が多い県で、20人に1人が鈴木さんなのだそうです。

日本の苗字ランキング第1位に輝いたのは【佐藤】

日本に多い苗字ランキング第1位は日本に約200万人いるとされる『佐藤』です!ここまで読むと『藤』が何を意味しているか、もうお分かりでしょう。藤原氏の『藤』ですね。では『佐』がどこから来たかというといくつかの説がありますが、藤原公清が佐渡の国司として赴任したことから『佐』は佐渡の『佐』だという説が有力ではないかと言われています。

では佐藤がなぜここまで増えたかと言うと「新たに苗字をつけるときに、すでにたくさんあった苗字が佐藤だったから」と推測されます。つまり、他の人と違うものを避ける日本の国民性によって、ここまでの数になったのではないでしょうか。佐渡が始まりとされる佐藤という苗字は今や全国各地にいて、東北には全体の約半数の100万人が集まっています。

全国で5世帯以下の珍しい日本の苗字

辺銀

これは『ぺんぎん』と読みます。現在、日本に1世帯しかない珍しい苗字ですが、本当に沖縄県に実在する苗字なのです。まさに水族館にいるペンギンを思わせる、とっても可愛い苗字ですね!

東京

読み方はそのまま『とうきょう』です。昔は大阪の岸和田市や鹿児島県で見られましたが、現在では大阪に1世帯しか残っていない珍しい苗字です。ちなみに東京さんはわずか1世帯ですが、大阪さんは約1200人もいるというのですから面白いですね!

猫屋敷

『ねこやしき』と読みます。岩手県や北海道などに見られ、日本で5世帯しかない珍しい苗字と言われています。猫好きにはたまらない苗字ですね。表札を見た人は、この家には間違いなく猫がいると思うでしょう。

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あの人気女優の苗字は日本でも珍しいものだった!

とっても美しい人気女優、榮倉奈々の『榮倉(えいくら)』という苗字は実は日本に1世帯、つまり榮倉奈々の家族しかいないのです。蔵が栄えるという意味を持ち、大変縁起の良い苗字ですね。ちなみに『榮』の字を『栄』に変えても、日本では約90人ほどしかいない希少な苗字なのです。有名人の中には他にも、これは実在するのか!?というような珍しい苗字の人がたくさんいます。

剛力彩芽の『剛力(ごうりき)』は、日本で約60人、貫地谷しほりの『貫地谷(かんじや)』という苗字はなんと日本で約10人しかいないのです。葉加瀬太郎の『葉加瀬(はかせ)』は、本名ではないものの、日本には約30人ほどの葉加瀬さんが実在するのです。印象に残りやすい苗字は、芸能人の強い武器になるのかもしれませんね。

ひらがなが混ざった日本の苗字

野ざらし

まるで都市伝説のように広まっている、ひらがなが混ざった苗字が『野ざらし』です。由来など詳細が不明のため幽霊苗字と噂され、本当に実在しているのかが疑わしいとされた苗字ですが、ちゃんと沖縄県に実在するそうです。

廻り道

『まわりみち』と読み、日本で約10人ほどの苗字と言われています。和歌山県の日高郡日高川町千津川廻り道という所がルーツになっています。現在では、発祥地の和歌山県の他、兵庫県や神奈川県にも実在します。ちなみに漢字を『回り道』に変えると、日本で約30人ほどになるとのことです。

走り

そのまま『はしり』と読みます。京都の宇治あたりが発祥と言われる伝統的な苗字ですが、由来などについては詳細不明です。なぜ『り』をひらがなにしたのでしょうか。不思議ですね・・・。日本に約30人ほど実在しますが、そのほとんどが京都にいるそうです。『はしり』という響きが綺麗で、おしとやかな京都らしい苗字ですね。

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カタカナが混ざった日本の苗字

井ノ上

言わずと知れた人気アイドル、V6の井ノ原快彦の苗字にも『ノ』という字が入っているので、カタカナが入った苗字は、ひらがなよりも馴染み深いかも知れませんね。他にも日本に約2000人ほどいるのが井ノ上さんです。読み方は日本に約61万人いる一般的な『井上』と同じ『いのうえ』です。井戸の上手、つまりかつて井戸の周辺に住んでいた人がつけた苗字だそうです。

下タ村

『したむら』とか『しもたむら』と読み、日本には約150人ほどいるそうです。秋田県が発祥地で、現在も秋田県に多い苗字です。『下』というのは低地やふもとを表し、山のふもとに住んだ人がつけた苗字だと言われています。一見漢字の『夕』に間違えそうですが、よく見るとカタカナなので驚きますね!

読み方が難しい日本の苗字

御薬袋

知らなければ間違いなく読めないであろう苗字が『御薬袋』です。これはなんと読むかわかりますか?『みない』です。『薬袋』と書く人もおり、山梨県の薬袋村が発祥だと言われたり、ほかの説には、その昔武田信玄が薬袋を落として届けたときに、届けた人に中身を見たか尋ねると「見ていない(見ない)」と答えたことからこのように読むようになったのだそうです。

雲母

流行りのキラキラネームの苗字バージョンかと思いきや、昔から日本に実在する珍しい苗字が『雲母』です。うんもと読むならまだしも、これを『きらら』と読んでしまうからオシャレですよね!キラキラ光る鉱物の雲母に関しては、中学の理科で勉強しましたが、この雲母が産出された土地に住む人がつけた苗字のようです。日本では5世帯しかなく、ほとんどが北海道にいるそうです。

アニメキャラのかっこいい苗字は実在した!

小鳥遊

小鳥が遊ぶと書いて『たかなし』と読みます。アニメや小説など最近の創作物には頻繁に登場する小鳥遊さんですが、日本にはわずか30人ほどしか存在しません。アニメでは『WORKING‼』の主人公になっていたり、若者向けのライトノベルにも登場します。とても可愛くて架空の苗字のようですが、実在するから驚きですね!

流川

あの不朽の名作であるバスケットボール漫画の『スラムダンク』に出てくる登場人物に、流川と書いて『るかわ』という苗字が出てきます。登場人物のクールなキャラにぴったりなので架空の苗字かと思いきや、流川さんは日本に実在する苗字なのです。由来が「流れる川」であるように、河川付近のどちらかというと流れの速い川のそばに住んでいた人がつけた苗字のようです。

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日本に実在する珍しい苗字いろいろ

珍しい苗字を紹介してきましたが、日本にはまだまだ数えきれないほどの変わった苗字があるのです。世界(せかい)さんや、七五三田(しめた)さん、そして禿川さんなど・・・。ちなみに『禿川』は『とくがわ』と読むので、間違えないようにしましょう!

こういった苗字を見つけるにはどうするかというと、電話帳を見てみるのが早いでしょう。今はインターネットで調べることもできますし、わざわざ電話帳を開かなくても、と思うかもしれませんが意外と電話帳は面白いんですよ!時間があれば一度電話帳を開いて、どんな苗字が多いかとか、珍しい苗字はあるかなどを調べてみてはいかがでしょう!

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《まとめ》日本一珍しい苗字はこれだ!

珍しいものがたくさんあるなかで、多くの人が最も珍しい苗字に選んだのが『勘解由小路(かでのこうじ)』という苗字です。京都の小路の名前が由来になっているのですが、現在では山口県に10人ほど住んでいるだけのようです。1位に選ばれた理由は、まず実在する漢字5文字の苗字が2つしかないということです。

そして、そのもうひとつの苗字が『左衛門三郎(さえもんさぶろう)』というものですが、まぁ読めなくもないですよね。長い、難しい、少ない、かっこいいなどいろいろな条件を考えて『勘解由小路』が日本で最も珍しい苗字となりました!

日本の苗字の由来を調べると、その発祥の地がどんな土地だったか、人々がどんな暮らしをしていたかがわかって面白いです。他にも、自分の苗字は日本に何人くらいいるのかなど、調べるとまだまだ新しい発見があるはずです。今まで何気なく使っていた苗字にも由来があると知り愛着がわいてくることもあるかもしれませんね。自分の苗字についてもぜひ調べてみてください!

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2021-04-12 時点

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