ファッション
コンバースの種類ってどのくらい?定番から限定までご紹介!
スニーカーブランドとして古い歴史と高い人気を誇るコンバースを知らないという人はほとんどいないでしょう。ですがコンバースの種類について、名前をいくつ挙げることができますか?知ればもっとコンバースが好きになる、コンバースの種類と特徴をご紹介します。

目次
- スニーカーブランドとして人気のコンバースの種類が知りたい!
- コンバースの歴史と特徴
- 何が違う?米国のコンバースと日本のコンバースの違い
- 気になるコンバースの種類をチェック!
- 100年変わらないスタイルが魅力の定番スニーカー【オールスター】
- スマイルとヒゲが特徴的【ジャックパーセル】
- コンバースのアップグレードモデル【ジャックスター】
- 日本の技術力により復刻した幻のスニーカー【ワンスター】
- コンバースをよりスポーティーに履く【シェブロンスター】
- コンバースの長寿スニーカー【スキッドグリップ】
- コンバースっぽくないボリューム感がクール【ウエポン】
- コンバース女子にはたまらないガールズ限定ライン【チャックシスターズ】
- 100周年記念の限定オールスター100アイテム【オールスター100】
- 東京・大阪に行かないと手に入らない限定オールスター【オールスターローカライズHI】
- コンバースをおしゃれに履きこなそう!
スニーカーブランドとして人気のコンバースの種類が知りたい!
「スニーカーブランドといえば?」と聞かれて思い浮かぶいくつかのブランドの中に、コンバースが挙がらないということはまずないでしょう。老若男女問わず長く愛されている定番のスニーカーブランドです。
それでもコンバースの種類を聞かれるとあまり多くは答えられないかもしれません。コンバースの種類について知ると、きっとコンバースをもっと好きになるはずです。今回はそんなコンバースの種類について詳しく掘り下げていきます。

コンバースの歴史と特徴
コンバースの歴史
コンバース(CONVERSE)は、1908年に米国マサチューセッツ州モールデンで創業されました。雨や雪の中でも作業ができるラバーシューズが注目され、コンバースは地元の有力企業へと成長していきます。
【converse】VANSとともに'70s第一次スケーターブームを盛り上げたconverseの歴史は1917年から。カラーバリエーションは群を抜いて50色以上! #古着
— 古着お豆知識bot (@subchoice) January 12, 2018
その人気がさらに飛躍したのは1917年のこと。当時のバスケットボールのスタープレイヤーだったチャールズ・H・テイラーが、プロバスケットボールリーグへの入団から引退後に至るまでコンバースの「キャンバス オールスター」を愛用し、精力的に広めたことがきっかけとなりました。
コンバースは、2008年、『100周年記念モデル』を100アイテム発表。ブランドの歴史を語る上で不可欠なシューズをベースモデルとしてピックアップし、それらに様々な「進化」を施しメモリアルパッケージにて展開した。
— カジュアルファン (@casual_fun1) December 26, 2016
バスケットボールやテニスのプレイヤーたちを足元から支え、また多くのファッショニスタを虜にしてきたコンバース。2008年で創業100周年を迎え、記念として100周年記念モデルを発表しました。これから先も変わらず定番ブランドとして走り続けることが期待されます。
コンバーススニーカーの特徴
コンバースが扱うスニーカーの特徴はまず、素材にキャンバスかレザーが使用されていることでしょう。そのためスニーカー特有のスポーツ感が少なく、価格も他の有名スニーカーブランドと比べると比較的リーズナブルとなっています。
最初に挙げたようにあまり知られてはいませんが、コンバースには多くの種類があります。ですがそのどれもがシンプルでスタイリッシュ。さまざまなファッションと合わせることができるのも、コンバースの魅力的な特徴です。
また、見た目だけでなくソールなどの細かい部分にも注目して作られていることもコンバースの特徴です。100年以上の長い歴史を持つコンバースのスニーカーには、それほど愛されるだけの技術が詰まっています。

何が違う?米国のコンバースと日本のコンバースの違い
米国製コンバース
コンバースの種類を見ていく前に知っておきたいのは、コンバースはさまざまな地域で生産されているという点です。米国はもちろん日本のコンバースも注目されていて、生産地が違えばディティールも異なります。
先程挙げたソールに特にこだわっているのは米国製です。というのもスポーツブランドであるナイキの傘下に入ったことで、日本のものと比べるとソールが約5㎜厚く設計され、クッション性が高くなっています。機能性が重視されたスニーカーといえるでしょう。
日本製コンバース
実は日本製のコンバースは希少価値が高く、世界的に見ても人気です。米国製のコンバースの形と比較的近く、シャープでよりコンバースらしさを感じます。各所に配されているロゴにも「Made in Japan」の文字が刻まれています。
アッパーの上質なキャンバス素材は丈夫さと柔軟性を備えていて、足にしっかり馴染みます。ソールとアッパーの接着には日本の熟練の職人による技術が用いられているため、日本製限定の履き心地が得られます。
気になるコンバースの種類をチェック!
コンバースの歴史や特徴について少し触れただけでも、このブランドの強いこだわりを感じますよね。ここからはいよいよ、気になるコンバースの種類に迫っていきたいと思います。
絶対外せない定番スニーカーからおしゃれ度をアップさせる限定スニーカーまで、おすすめしたいコンバースの種類10選を特徴とともにご紹介していきます。

100年変わらないスタイルが魅力の定番スニーカー【オールスター】
コンバースの種類①
コンバースの種類で定番といえばやはり、オールスターでしょう。1917年に誕生して以来、100年もの間スタイルをほとんど変えることなく生産され、また愛され続けているコンバースの代表作です。
ローカットとハイカットのモデルがありますが、特に人気のハイカットはすっきりしたフォルムとシンプルさがまさにコンバースを象徴したスニーカーと言えます。
コンバース・オールスターの特徴
コンバースのオールスターというと、キャンバス素材と細身のシルエットが定番です。へたりにくく耐久性のあるキャンバス素材は汚れてもしっかり洗えますし、あえて汚れたままでも格好良く見えます。
アッパーはレザーを使ったり柄が入るなど種類はさまざまですが、内側くるぶしを保護する星マークのアンクルパッチは変わりません。シンプルなデザインだからこそ引き立つロゴマークがおしゃれです。
何度かマイナーチェンジを経ているオールスターは、その原型とも言われるヴィンテージのチャックテイラーと現行オールスターという風に区別されています。ヒールパッチや履き心地も違うので、それぞれを履き比べて選ぶのもおすすめです。

スマイルとヒゲが特徴的【ジャックパーセル】
コンバースの種類②
コンバースでオールスターと並んで人気のある定番の種類は、ジャックパーセルです。このスニーカーには、開発に関わった名バドミントンプレイヤーのジャック・パーセルの名前が付けられています。
発売当時最高水準の耐久性と快適さを備え、テニスやバドミントンなどのプレイヤーが愛用してきたスニーカーです。2005年に70年ぶりのモデルチェンジを行ない、軽量化などの機能向上が図られました。
コンバース・ジャックパーセルの特徴
ジャックパーセルといえば、まずつま先のラインが特徴的です。微笑んだ口元に見えることからこのラインはスマイルと呼ばれています。自然と笑顔になれるデザインですね。
そしてもう1つの特徴はかかとのラベルのロゴマーク。2つ並んだ三角形のマークからヒゲと呼ばれて親しまれていますが、実は正しい姿勢をとるためのインソールの機能「ポスチャー・ファンデーション」を図で表現したものです。
オールスターと同じく細身でシンプルなデザインなので、どんな服装とも合わせやすくなっています。アッパー素材はキャンバスとレザーがあり、オールスターとは違うコンバースが履きたい方にもおすすめです。

コンバースのアップグレードモデル【ジャックスター】
コンバースの種類③
コンバースのジャックスターという種類は、スター&バーズと呼ばれる星マークと2本ラインを配した「スムースレザーオールスター」のことを指します。定番のオールスターをレザーにアップグレードしたことで注目を集めました。
1969年から1973年までの5年間のみ生産されていたモデルですが、ヴィンテージ市場やコンバースマニアの間で高い人気を誇るスニーカーです。2000年以降、何度か復刻されていることからも人気の高さが窺えます。
コンバース・ジャックスターの特徴
ジャックスターを印象付ける2本ラインはただの飾りではなく、バスケットボールをプレイする時の足の激しい動きをサポートするためのものでした。
細身ながら存在感のあるフォルムにクラシックなデザイン。汎用性が高くコーデに合わせやすいだけでなく、レザースニーカーなのでコーデをワンランクアップさせてくれます。
スウェードタイプのジャックスターは新たに2015年に復刻されました。一時期復刻されていなかったこともあり、ファンにとっては待望の発表でした。ヴィンテージ好き・コンバース好きな方におすすめしたい1足です。
日本の技術力により復刻した幻のスニーカー【ワンスター】
コンバースの種類④
ワンスターはジャックスターの後継モデルで、2本線をなくし星マークのみになったよりシンプルなデザインのスニーカーです。ジャックスターよりもワンスターの方が定番の種類と言えるかもしれません。
スムースレザーやスウェードを使用したコンバースの新しいバスケットボールシューズとして登場しましたが、製造の難しさとレザーの調達が困難だったことからたった2年で製造が終了し、幻のスニーカーと呼ばれています。
コンバース・ワンスターの特徴
そんな幻のスニーカーであるワンスターが定番スニーカーとして挙げられるかというと、1984年に日本の靴メーカーによって復刻され今なお製造が続いているからです。世界に日本の技術力を示したスニーカーでもあります。
ワンスターのアッパーに使われているレザーは風合いのある上質なガラスレザーです。初めは硬いタッチのレザーが履くごとに柔らかく足に馴染んでいく様は、大人のスニーカーのたしなみ方にマッチします。
復刻されてもなお変わらないデザインが貫けるのは、オリジナルデザインの完成度の高さあってこそ。星マーク以外余計な装飾を省いたデザインで、ヘビロテにおすすめのスニーカーです。

コンバースをよりスポーティーに履く【シェブロンスター】
コンバースの種類⑤
シェブロンスターはコンバースの中でもスポーツ向けブランドの位置付けで、コンバースの定番の種類からすると一般への定着度はイマイチ。ですが、1975年代に発表されたバスケットボールシューズ「プロレザー」もこのシェブロンスターのロゴマークを付けています。
他にもテニスシューズやランニングシューズ、サッカーシューズなど、主に競技用シューズにこのロゴマークは付けられていて、そのカテゴリ名がシェブロンスターです。とはいえ、競技用に限定されないおしゃれさがあります。
コンバース・シェブロンスターの特徴
そもそもシェブロンとは中世の紋章の呼び名で、建築物の屋根を表す山型の紋章のことを指します。そこにコンバース定番の星のマークをあしらったのがシェブロンスターです。
スポーティーでスタイリッシュなトレンド感のあるデザインが特徴。長い休職期間を経て2013年に再始動となってからは、以前からのファンだけでなく、若い層にも注目されています。
どのモデルも耐久性やクッション性といった履き心地に関わる部分がより考え抜かれているのは、やはり競技用シューズらしい点です。スポーツもとことんおしゃれに楽しみたいならシェブロンスターがおすすめです。

コンバースの長寿スニーカー【スキッドグリップ】
コンバースの種類⑥
コンバースでもあまり馴染みがないと思われるかもしれませんが、スキッドグリップは実は長い歴史を持っています。1940年当時、人気のスポーツだったテニスの専用シューズとして誕生したのが、このスキッドグリップです。
シンプルなスタイルとデザインが多くのプレイヤーに親しまれました。1980年代後半にはカラーやプリントのバリエーションが増え、ミッドカット版の「CON-RAD」というシリーズも発売され話題となりました。
コンバース・スキッドグリップの特徴
スキッドグリップは特にコアなコンバースファンから人気の高い種類でしたが、2013年から木型がリニューアルされ、さらにシャープでスマートな印象になったことで人気が再燃しています。
内羽根式特有の落ち着いた雰囲気が特徴で、さらにステッチワークなどの細かなディティールによって上品さも備えているので、年齢層の高い世代から特に評価を得ています。
スキッドグリップにはスリッポンタイプもあり、履きやすさやプレーンなデザインを求めるならこのスリッポンもおすすめです。春夏コーデに合わせたい爽やかなスニーカーです。

コンバースっぽくないボリューム感がクール【ウエポン】
コンバースの種類⑦
ウエポンは一見するとコンバースらしくないデザインです。1986年に発売されたモデルで、くるぶしをホールドするY字型のサポートカッティングシステムを搭載した機能性の高いスニーカーです。
当時のトップリーグの両巨頭で最大のライバルだったラリー・バードとマジック・ジョンソンを広告塔に起用したことで話題となりました。全世界でコンバースの定番としての人気が根付いています。
コンバース・ウエポンの特徴
見ての通り、シェブロンスターの種類の1つであるウエポン。そしてY字のサポートカッティングがデザイン的に配置され、おしゃれスニーカーとしても素敵な1足です。
2016年に生誕30周年を迎え発売された復刻モデルは、1986年当時のディティールを忠実に再現しつつ、ミッドソールとカップインソールに2つのクッションを新たに採用し快適性を高めています。
ボリューム感があるのでメンズライクな印象ですが、アッパーにスムースレザーを使い上品さがあるので大人女子でもスマートに履きこなせます。シンプルなコーデや甘めのコーデに合わせるのもおすすめです。

コンバース女子にはたまらないガールズ限定ライン【チャックシスターズ】
コンバースの種類⑧
コンバースにはガールズ限定ラインがあります。それがチャックシスターズです。コンバース好きの女子の間ではすでに定番の種類となっています。
従来のコンバースのシンプルでスマートなデザインに、季節感やトレンドを取り入れた女子心をくすぐるかわいいエッセンスが加えられています。まだ知らないならこの機にチェックしておきましょう。
コンバース・チャックシスターズの特徴
チャックシスターズのスニーカーには、レースや刺繍、リボンなどの女子が好きなものをデザインに加えています。定番のアンクルパッチが円形からハート型になっていたり、スニーカーのようなのにヒールがあったりとさまざまです。
たとえば、アッパー全体にトレンドのベルベット素材を使用したこちらのスニーカーは、通常より大きめのハトメとリボン風に結べる太幅のベルベットシューレースが特徴。スモーキーなピンクとシックなネイビーというカラーも絶妙です。
アンクルパッチを花の刺繍で囲ったこちらのハイカットスニーカーは、ホワイトとブラックの2色展開でイメージがガラッと変わります。女性らしくコンバースを履きたい方におすすめのブランドラインです。
100周年記念の限定オールスター100アイテム【オールスター100】
コンバースの種類⑨
コンバース定番のオールスターも2017年で100周年を迎えました。オールスター生誕100周年を記念し、2016年12月よりスペックを一新した限定の100アイテムが発売されました。
ただ100のデザインを作るのではなく履き心地にもこだわり、滑りにくいアウトソールと通気性・クッション性・軽量を兼ね備えたインソールに改良するなど、100周年という節目への意気込みを感じさせます。
コンバース・オールスター100の特徴
改良されたのはソールだけではありません。低反発性の素材を内側に入れたシュータンと、表地・フォーム・ライニングの3層構造で、フィット感の向上と美しいシルエットを実現しています。
アンクルパッチの星マークはメタリックブルーに変更され、高級感のあるデザインになっています。ヒールラベルはクラシック感のあるデザインになり、表面にコーティングがされているので擦れても剥げにくくなりました。
ハトメに擦れて白い靴紐が汚れてしまうという難点も、靴紐の撥水加工とハトメのコーティングって改善されています。あとは100アイテムの中から自分にぴったりのスニーカーを探して楽しむのがおすすめです。

東京・大阪に行かないと手に入らない限定オールスター【オールスターローカライズHI】
コンバースの種類⑩
コンバースの限定スニーカーの最後は、オールスターローカライズHIです。2017年12月より東京と大阪の2都市のみで販売されているハイカットモデルのオールスターです。
カラーは1988年に発売されたシーズナルカラーの中から選ばれました。コットンの靴紐やコットンテープの踵紐、光沢加工したソール周りで発売当時のクラシック感が再現されています。
コンバース・オールスターローカライズHIの特徴
オールスターローカライズHIは「旅とコンバース」というテーマの第一段として登場しました。旅をしないと手に入らない地域限定スニーカーというのは面白い試みですよね。
東京限定モデルのカラーは鮮やかなオレンジ。これは東京のシンボル・東京タワーをイメージしたカラーリングです。タグだけでなくライニングにも限定モデルの証が刻まれています。
大阪限定モデルは優しい色合いのパステルグリーン。これは大阪城の瓦の色をイメージしたんだとか。その土地だからこそ手に入るオールスターなら、出掛けて行ってでも手に入れたいスニーカーですね。

コンバースをおしゃれに履きこなそう!
コンバースの定番スニーカーも限定スニーカーも、どれもおしゃれで今すぐコーデに取り入れたいものばかりでしたよね。カップルや親子でペアルックを楽しむのにもコンバースはおすすめのブランドです。
今回ご紹介した以外にも、女子限定モデルやコラボモデルなど名作スニーカーがまだまだあります。種類を知っておけば、コンバースをよりおしゃれに履きこなすことができるでしょう。コンバースでおしゃれをもっと楽しんでくださいね!