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フライパンで焼き魚が簡単に!失敗知らずの美味しい焼き方を紹介!
皆さんは焼き魚はどのように作っていますか?一般的にはグリルで焼くことが多いかと思いますが、魚焼きグリルは後片付けが面倒、火加減が難しいという理由からあまり焼き魚は食べないという方もいらっしゃるかと思います。ちょっと面倒な魚料理は、フライパンで調理することで簡単に美味しい焼き魚を作ることが出来ます。ここでは、フライパンでの簡単な魚の焼き方についてご紹介していきます。

目次
魚焼きグリルの後片付けって面倒!
それでも美味しい焼き魚が食べたい
皆さんはお魚を食べていますか?焼くのが面倒、骨を取るのが大変などの理由から魚離れが進んでいます。魚にはEPAやDHAと言われる栄養素が含まれており、EPAは血液をサラサラにしてくれる効果があることから動脈硬化や心筋梗塞などの病気を予防する作用があると言われています。DHAは脳神経の再生や保護の作用があり、記憶力維持のためには必要な栄養素です。
そうは言っても魚料理を作ることに面倒さを感じることも多いと思います。魚焼きグリルを使うと洗うのが大変、煙がたくさん出て嫌、そんな経験があるかと思いますが、フライパンを使うことでその面倒くさい事は解消されます。ここでは、フライパンを使って焼き魚を焼く方法をご紹介していきます。切り身も干物も簡単にふっくらと焼けるので美味しく食べられますよ。

フライパンでも焼き魚は作れるの?
フライパンなら後片付けも簡単
魚は魚焼きグリルで焼くのが普通、と思われるかもしれませんが、実はフライパンの方が短時間で焼くことが出来ます。蓋をして蒸し焼きにすることと、短時間の調理で身がふっくらとした焼き魚を作ることが可能です。しかもフライパンならアルミホイルやクッキングシートを敷いてから焼くので、フライパンがほとんど汚れずに済むので後片付けも簡単です。
フライパンでの魚の上手な焼き方としては、フライパン用アルミホイルを使った焼き方、クッキングシートを使った焼き方、干物の上手な焼き方をご紹介していきます。切り身を焼く時にパサつきを感じていた方もあまり魚が好きではないという方にもおすすめしたい焼き方です。ふっくらジューシーに焼けた焼き魚を食べて、お魚の栄養をたっぷりと吸収しましょう!

アルミホイルを使って魚を焼く方法
フライパンでの魚の焼き方①
まず最初のフライパンを使った魚の焼き方は、フライパン用のホイルを使った方法です。普通のアルミホイルの場合、油をひかないで焼くと魚がくっついてしまってボロボロになってしまう原因にもなりますので、油をひかずに焼く場合には、クックパーなどのフライパン用ホイルというものを使用しましょう。魚焼き以外にも焦げ付きやすい料理などにも向いているのでおすすめです。
まず、フライパンの大きさに合わせてフライパン用ホイルをカットして、冷たい状態のフライパンに敷きます。フライパン用ホイルには表裏があるので、焼く面が上になるように注意しましょう。中火にしてフライパンを温めたら、魚を乗せて弱火にして2分程度焼き、蓋をしてから2分程度焼いていきます。蒸し焼きにすることでふっくらとした仕上がりになります。
焼き目がついた事を確認したら魚をひっくり返します。先ほどと同様に2分焼き、蓋をしてもう2分焼いて完成です。菜箸などで魚の身を押した時に、弾力が出ていれば火が通っていますが、魚の大きさによって焼き時間は変わってくるので火が通っていない場合は蓋をして追加焼きをして下さい。漬けてある切り身の場合は、表面をさっと拭ってから焼くと焦げにくくなりますよ。
クッキングシートを使って魚を焼く方法
フライパンでの魚の焼き方②
次のフライパンを使った魚の焼き方は、クッキングシートを使って焼くやり方です。クッキングシートと言うとお菓子作りに使うもののイメージがあると思いますが、フライパンで魚を焼く時にも活躍するアイテムです。クッキングシートを使う場合も、フライパンがほとんど汚れることはないのでおすすめです。フライパン用ホイルを使う時同様、油は不要なので魚の脂だけで焼きます。
クッキングシートをフライパンの内径に合うようにカットし、はみ出さないように折ってから冷たいフライパンの上に敷きます。その状態で中火にかけてフライパンを温めます。そこに切り身を置いて弱火で焼いていきます。切り身の場合、無塩の状態であれば塩を振ってから15分程度置いてから焼いた方が、塩分によって身が締まって崩れにくくなります。
魚の縁の色が白っぽくなり始めたら返すサインです。菜箸とフライ返しを使って返せば崩れることはありません。裏返したら蓋をして蒸し焼きにします。切り身の側面も色が変わり、押した時に弾力があれば火が通っていますので、蓋を開けて皮目と側面を菜箸で立てながら焼いて、仕上げに魚の表裏の水分を飛ばして完成です。脂が出る魚の場合には、脂を取りながら焼いて下さい。
魚の美味しい焼き方のポイントは?
フライパンで魚を美味しく焼くためのポイントはいくつかあります。まず1つ目は弱火で焼いていくことです。コンロの火力は意外と強いのと、魚とフライパンとの接触面が全面的なこともあるので、強めの火だと表面だけが焼けて焦げる原因にもなります。蓋をして弱火でじっくりと焼き、最後に水分を飛ばすように焼けばパリッとジューシーな焼き魚になりますよ。
2つ目は、初めから蓋をして焼かないで裏返してから蓋をして焼くことが美味しく焼くコツです。初めから蓋をしてしまうと魚の生臭さが出てしまうので、表を焼く時は蓋なしで焼いて生臭さを追い出してしまいましょう。また、表を焼く時は6割、裏を焼く時は4割程度の焼き加減で焼くと身がパサつかない焼き魚になりますので、ちょっとだけ気にしてみると美味しく焼けるでしょう。

干物はフライパンで焼いた方が美味しい
硬くなりやすい干物はフライパンを使うとふっくらに
干すことで日持ちがして旨味が凝縮されている干物ですが、魚焼きグリルで焼くと硬くなってしまって美味しくなくなってしまった、なんて経験はありませんか。そんな硬くなりやすい干物はフライパンで焼くのがベストです。特に、甘じょっぱい味付けが美味しいみりん干しはフライパンでの調理がおすすめです。それでは、干物の種類別でフライパンでの調理方法をご紹介します。
ちなみに、干物は冷凍の状態から焼くとふっくらとした焼き加減になります。上手に解凍されないと旨味成分であるドリップが流れ出してしまって、魚の旨味が出ていってしまいますので冷凍のまま弱火でじっくりと焼いていくのがポイントです。身が厚い場合は火が通りにくくなってしまうので、冷蔵庫で3時間程度解凍してから焼くと上手に焼くことが出来ますよ。
干物の開きの焼き方
クッキングシートで余計な脂を吸収
まずは開いてある干物の焼き方です。切り身と同様に、フライパン用ホイルやクッキングシートを使って焼いていきます。ほっけなどの脂の多い干物を焼く場合、脂が出てきますがクッキングシートがある程度脂を吸収してくれるので、焦げ付かずに焼けて油っぽい感じもなくなります。クッキングシートが吸いきれない油は、キッチンペーパーなどでふき取ってあげると良いでしょう。
フライパンの大きさに合わせて、フライパン用ホイル又はクッキングシートをカットして敷きます。中火にかけてフライパンを温め、皮を下にして干物を乗せて焼いていきます。干物が冷凍の場合は弱火で、解凍されている状態の場合は弱めの中火で焼いていきます。身が白っぽくなり、皮に焼き目がついてきたらフライ返しで優しくひっくり返しましょう。
身の方を焼く時も蓋をせずにそのまま焼いていきます。干物の大きさや厚さによって焼き時間は変わりますが、大体4~5分を目安に焼いて身の方に焼き目がついたら完成です。焼き目が薄いようであれば、様子を見ながら追加で焼いていってみて下さい。これでパサつきがちだった干物もふっくらと美味しく食べられますよ。
焦げやすいみりん干しはフライパンで
フライパンで焦げずにふっくら仕上げる
次は甘じょっぱさが美味しいみりん干しの焼き方ですが、クッキングシートを使えばそれほど焦げ付かずに焼くことが出来ます。みりんの甘さでどうしても焦げてしまうので、冷凍でも解凍されていても火加減は必ず弱火で焼いていきます。じっくり焼くことで表面だけがパリパリに焦げてしまうことを防ぐことが出来ます。
開きの干物と同様に、クッキングシートをカットしてフライパンに敷き、中火で温めます。弱火にしてからみりん干しを皮を下にして置いて、じっくりと焼いていきます。皮に焼き目がついてきたら裏返し、身を焼いていきます。身の方にも焼き目がついて火が通ったら完成です。みりん干しの場合、焼き目が分かりにくいと思うので、菜箸で押して弾力で確かめてみて下さい。
丸干しや小魚もグリル不要
小魚は焼きすぎに注意
最後に、丸干しや小魚の干物の焼き方です。丸干しになっている干物も、他の干物と同様にして焼くことで美味しく焼くことが出来ます。身の部分が見えないので、弱めの中火で表面に焼き色がついたことが裏返すタイミングです。程よく焼き色が付くまで両面とも焼けば完成です。グリルで焼くよりもふっくらとした丸干しに仕上がるかと思います。
小魚の干物の場合、クッキングシートなどは使わずに中火で煎るようにして転がしながら焼いていきます。グリルで焼くと焼き過ぎて身が硬くなってしまうので、フライパンで焼くと硬くならずに焼くことが出来ます。両面に焼き目がついて焼けたような香りが立ちあがれば完成です。焼き過ぎは身を硬くしてしまうので、様子を見ながら焼いていってください。
まとめ:フライパン調理で簡単美味しい焼き魚!
フライパンでの魚の焼き方についてご紹介してきました。ついついグリルで焼いてしまう魚ですが、フライパンを使うことでふっくらと焼くことが出来たり、後片付けも簡単にすることが出来るというメリットがあります。これを機にグリル掃除が面倒で敬遠していた魚を食べてみるのはいかがですか?簡単調理で美味しく魚を頂きましょう!
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