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髪がまとまらない時のスタイリング!美髪になれるヘアケア方法は?
朝起きると髪が広がっている、何だかパサついていて髪が全然まとまらない、そんな経験をされている女性は多いはずです。髪を下ろすスタイルにするために美髪になりたいとは思いませんか。ここでは、髪がまとまらない時のスタイリングやヘアケア方法についてご紹介します。

目次
髪がまとまらない!どうしよう?
「お風呂上がりに綺麗にブローしたはずなのに、朝起きたら髪が広がってる」「何だか髪がパサついていて全然まとまらない」などの髪のトラブルを抱えている女性は多くいらっしゃるかと思います。髪をつややかに美しく保つことは女性としてのたしなみの1つです。広がった髪やパサついた髪では、せっかくのお洒落が台無しになってしまいます。
そんな髪に悩める女性の為に、ここでは髪がまとまらない原因やしっとり髪に出来るスタイリング、美髪になるためのヘアケア方法についてご紹介していきます。美しい髪を手に入れるためには、日々のケアやちょっとした心がけが必要になります。それらを意識するだけでまとまらない髪に悩まされることは少なくなるかと思いますので、是非参考にしてみて下さい。

そもそも何で髪は広がるの?
髪がまとまらない原因は乾燥のせい
まずは髪がまとまらない原因は何かを見ていきましょう。まず1つ目のまとまらない原因は髪の乾燥です。髪が乾燥することで髪内部の水分を失いってパサつき、髪が広がっていってしまいます。髪の乾燥は、外気の汚れた風に晒されることでも起こってしまいます。髪が汚れないように帽子を被ったり、ダウンスタイルではなく髪をまとめるだけでも乾燥を防ぐことが出来ます。
また、夏や冬場などの冷暖房が効いた部屋にいることでも乾燥します。これは髪だけでなく、お肌も乾燥させることに繋がるので、湿度を適度に保つなどの対策を行うことで避けることが可能です。その他には、紫外線による乾燥もあります。お肌の日焼けには注意していても、髪のUVケアはしていない方も多いでしょう。髪のキューティクルを傷つけてしまうのでケアを忘れずに。
その他、パーマやカラー、ヘアアイロンの繰り返しで髪が傷んでしまっていることも考えられます。熱などの髪へのダメージが大きくなると、キューティクルがどんどん開いてしまって、そこから髪内部の水分が外へと出てしまうことで髪の乾燥が進んでいきます。これらは正しいヘアケアをすれば改善させることが可能なので、しっかりとケアをしていきましょう。
乾燥以外の原因は?
髪の乾燥以外にもまとまらない原因はあります。若い女性にありがちなことですが、髪への栄養が足りていないとパサついて髪がまとまらなくなることがあります。髪の8割以上はケラチンタンパクと呼ばれるたんぱく質で出来ています。残りは水分、メラミン、脂質で構成されていますが、過度なダイエットなどで栄養バランスが偏ると髪にまで栄養が行かなくなり弱ってしまいます。
たんぱく質は体を作る大事な栄養素でもあります。かと言って、たんぱく質だけを多く摂っても効率的ではないので、よりよく吸収されるためにビタミンB群やC、Eなども一緒に摂りましょう。食べ物からの摂取が難しい場合にはサプリメントがおすすめです。それと、鉄分などのミネラル、イソフラボン、オメガ3脂肪酸、ポリフェノールを摂ると髪の老化を遅らせることが出来ます。

注意!普段のヘアケアを見直して
まとまらない髪の原因は洗いすぎ?
普段何気なくやっているヘアケア、実は間違っているかもしれません。それらがまとまらない髪の原因になっている可能性があるので、普段にヘアケアを見直してみましょう。1つ目ですが、洗浄力が高めのシャンプーを使うのはNGです。汗をかいて頭皮がべたつくような時期はさっぱりさせたくなるかと思いますが、洗浄力が高いと頭皮を必要以上に洗ってしまって油分がなくなります。
頭皮の油分がなくなると髪も乾燥しやすくなるので、髪がまとまらなくなってしまいます。また、頭皮に脂がなくなるとフケなどの頭皮トラブルや抜け毛の原因にもなるので、あまり高すぎる洗浄力のシャンプーはおすすめできません。2つ目は、髪を自然乾燥させている又はドライヤーで乾かし過ぎていることも、まとまらない髪の原因の1つです。
髪の乾かし方にも注意!
ドライヤーの熱で髪が傷みそうだからと言って自然乾燥をしていると、シャンプーした時にせっかくやったヘアケアが無駄になってしまいます。何故かというと、髪が濡れている状態と言うのはキューティクルが開いている状態になっています。キューティクルははがれ落ちやすいので、出来るだけ髪が濡れている時間を短くしてあげることで髪のパサつきを防ぐことが出来ます。
反対に、しっかりと乾かさなきゃと思って、長い時間髪を乾かし過ぎている場合もNGです。ドライヤーの熱が加わっている時もキューティクルは開いているので、過剰に乾かすことで髪内部の水分がどんどん失われてしまいます。栄養も逃げやすい状態にあるので、髪に大きなダメージを与え続けているというような状況を作っています。ドライヤーの正しいかけ方は後程ご紹介します。

まとまらない髪におすすめのスタイリング剤は?
スタイリングでまとまらない髪とお別れ!
髪がまとまらない時は、スタイリング剤を使うのが手っ取り早くパサつきを取り除くことが出来ます。スタイリング剤を用いることで、しっとりとした美髪を手に入れられます。艶髪にスタイリングするだけでなく、髪の保護や補修なども行ってくれるので、髪が外気に晒されたり乾燥しやすい空間に居ても保護してくれる役割を果たしてくれます。
ここでは、オイルタイプとクリームタイプのスタイリング剤をご紹介していきます。それぞれの特徴などもご紹介しますので、髪質やダメージの程度などお好みに合わせてお選び下さい。家事や育児、仕事に忙しい方でもまとまらない髪から解放される方法なので、パサつきや広がりが気になる方は是非お試し下さい。毎日のケアがポイントです。

パサついているならオイルで潤いを
髪がまとまらない時のスタイリング剤①
まとまらない髪に使うオイルタイプのスタイリング剤は、植物性のオイルを選ぶのがおすすめです。オイルタイプには植物性と鉱物性がありますが、よりヘアケアにおすすめなのが植物性です。中でも椿油100%の大島椿が特におすすめです。しっとりとした仕上がりになり、髪の乾燥を防止してくれます。パサついている髪でも椿油でしっとり髪になれます。
その他の植物性のオイルタイプのスタイリング剤を選ぶのならば、ホホバオイルやアルガンオイルのものを選ぶと良いでしょう。これらには皮脂に近いと言われている成分が含まれているので、しっとりとした美髪を作るのにはベストなオイルと言えます。香りがいいものを選ぶのも良いですが、天然オイルのものの方がヘアケアに向いています。

ヘアクリームで簡単しっとり髪に
髪がまとまらない時のスタイリング剤②
ヘアクリームは、スタイリング剤としても流さないトリートメントとしても使えるという特徴もあります。寝る前のケアとしても使えるので、とても優秀なスタイリング剤と言えます。ヘアクリームはオイルとは違って使い勝手がいいので、忙しい朝でもささっとスタイリングが出来ます。
ヘアクリームを選ぶ際には、ホホバオイルやアルガンオイルなどのオイルが入っているものを選ぶ方がケア効果は高いと言えます。市販の安いものに良いものを求めるのは難しいので、美髪の為にちょっと高価なヘアクリームを選んでも良いかと思います。主に毛先に使用するので1回の使用量は少なくなります。ヘアケア効果のある良いものを選びましょう。

髪がまとまらない時のヘアケア法は?
スタイリング剤でまとまらない髪をまとめることは出来ますが、日々のケアを行うことでスタイリング剤を使わなくてもしっとりとまとまる髪を作ることが出来ます。日々のケアとしては、お風呂の中で行うケアと、髪を乾かす前に行うケアがあります。どちらも毎日行うことなので、きちんとしたケアをすることで美髪を目指すことが出来ます。それでは、ヘアケア方法をご紹介します。

お風呂でのヘアケアはしっかりと
お風呂でのヘアケアはどんなことをやっていますか?しっかりトリートメントをしているのに、髪がまとまらないという方は、ヘアケア方法が間違っている可能性があります。ヘアケアはシャンプー前から始まっています。シャンプー前にブラッシングを行い、予洗いをしてからシャンプーをするのが正しいシャンプーのやり方になります。まずはシャンプーのやり方をご説明します。
正しいシャンプーのやり方とは?
髪がまとまらない時のヘアケア方法①ブラッシング
お風呂に入って、いきなりシャンプーをするのは絶対にNGです。髪は思っている以上にホコリやゴミが付着しているものです。そのまま濡らしてシャンプーをしてしまうと、これらが原因で髪がもつれてしまうことがあります。髪のもつれは、切れ毛や抜け毛の原因になるのでシャンプー前には必ずブラッシングをしましょう。同時に頭皮のマッサージ効果も得られます。
ブラッシングに使うブラシですが、プラスチック製の安いブラシだと静電気を起こしてしまいます。静電気が起こることでキューティクルが剥がれてしまう状況を作ってしまい、まとまらない髪になってしまう原因にもなります。シャンプー前のブラッシング以外でも、プラスチック製のブラシは避けましょう。静電気が起こらないお手頃なブラシなら、ウッドブラシがおすすめです。
髪がまとまらない時のヘアケア方法②予洗い
ブラッシングが終わったら、次は予洗いです。予洗いとは、髪を濡らすのではなく頭皮を濡らしてシャワーだけで汚れを浮かしていく作業になります。これをするだけでも7割近く汚れが落ちるので、シャンプーした時の泡立ちがとてもよくなります。予洗いのやり方は、シャワーで頭皮をまんべんなく濡らし、指の腹を使って頭皮を優しくマッサージしながら汚れを浮かせます。
爪を立ててやると頭皮を傷めてしまうので、あくまでも指の腹で行いましょう。頭皮の脂を浮かせるようなイメージをしながら、地肌をほぐすようにして行って下さい。2~3分程度時間をかけて行うのが効果的です。頭皮を綺麗に保つことは美髪効果だけでなく頭皮の臭いを取り除く効果もあるので、頭皮の臭いが気になる方にもおすすめの方法です。
髪がまとまらない時のヘアケア方法③シャンプー
予洗いが終わったらいよいよシャンプーです。手のひらにシャンプーを取ってよく泡立ててから頭に付けます。この時も髪を洗うというよりは頭皮を洗うようにして、指の腹で洗っていきます。この時も、痛くない程度にマッサージしながら洗うと毛穴の汚れを掻き出すことが出来ます。シャンプーをが終わったらすすぎ残しがないように、しっかりとすすいでいきましょう。

トリートメントにもポイントが
髪がまとまらない時のヘアケア方法④
シャンプーが終わったらトリートメントです。コンディショナーやリンスなどもありますが、まとまらない髪に悩んでいるのであればトリートメントがおすすめです。トリートメントは髪の内部に栄養を与えて傷みを修復してくれる効果があるので、パサついてまとまらない時はトリートメントを使用しましょう。コンディショナーとの併用は髪が重くなるので避けた方が無難です。
トリートメントの正しい付け方は、髪の水分を絞って毛先を中心にして付けていきます。髪の根元は傷みが少なく、また頭皮に付けてしまうと毛穴が詰まってしまうこともあるので、トリートメントは毛先だけでも十分です。トリートメントを付けたらタオルなどで髪を覆って15分程度パックします。これで髪の内部へとトリートメントが浸透していきます。
しばらく放置したら、タオルを外して洗い流していきます。この時もすすぎ残しがないようにしっかりとすすぎ、頭皮も忘れずにすすいでおきましょう。これでお風呂の中でのヘアケアは完了です。この後は、髪を乾かす時のヘアケアです。髪を乾かす際にもケアを行うことで、まとまらない髪への対策になります。

ドライヤーのかけ方も重要
皆さんはどのようにしてドライヤーをかけていますか?何気なく乾かしている方も多いかと思いますが、ドライヤーのかけ方次第で、パサパサのまとまらない髪になったりつややかな美髪になったりします。髪を乾かす時に、ちょっとだけ気を付けるだけでも美髪への道への一歩になるのでおすすめです。正しいドライヤーのかけ方を知って、まとまらない髪とはおさらばしましょう。

髪を乾かす前にひと手間を
髪がまとまらない時のヘアケア方法⑤タオルドライ
まず、髪を乾かす前にはしっかりと髪の水分をタオルで取ります。髪が濡れ過ぎた状態で乾かそうとすると、どうしても時間がかかってしまい髪へのダメージが大きくなってしまいます。それを避けるためにも、タオルで水分を取り除くことがポイントになります。ですが、ただタオルで拭けばいいというものではありません。タオルドライの方法にもコツがあります。
最初に頭皮をタオルドライしていきます。ごしごし拭くと頭皮を傷めたり髪が絡みやすくなることもあるので、マッサージをするように優しく拭き取りましょう。次は毛先に向かって水分を取っていきます。髪同士を擦らないように、毛先へ向かってタオルで押さえるようにして水分を取りましょう。パーマをかけている方は、パーマを崩さないようにタオルドライして下さい。
髪がまとまらない時のヘアケア方法⑥流さないトリートメント
タオルドライが終わったら、流さないトリートメントで髪の表面を保護します。ドライヤーの前に流さないトリートメントを付けることで、まとまらない原因である乾燥を防ぐことが出来ます。トリートメントを1プッシュ程度手に出し、手で伸ばしてから髪へと馴染ませていきましょう。あまりつけすぎると髪が重たくなる原因にもなるので、薄くつけるようにして馴染ませて下さい。

まずは根元から乾かす
髪がまとまらない時のヘアケア方法⑦
髪を乾かす準備が出来たら、早速乾かしていきましょう。髪を乾かす順番としては、髪の根元から始めます。まずは前髪の根元から乾かしていきましょう。ドライヤーは髪から20cm程度離してかけるのが鉄則です。前髪の根元を振りながらドライヤーで乾かし、次に全体の根元を振りながら乾かしていきます。髪を振りながら乾かすのは、クセが付かないようにするためです。
根元が乾いていきたら、次は毛先を乾かしていきましょう。そのままドライヤーの風で髪をなびかせながら乾かすのはNGです。まとまらない髪を作ってしまうので、ロングヘアの方は下を向きながら乾かし、ストレートの方は少し髪を引っ張りながら乾かすのがポイントです。内巻きにしている方は髪の中にドライヤーの空気が入るようにして乾かすとハネがなくなります。

冷風を当ててキューティクルを整える
髪がまとまらない時のヘアケア方法⑧
8割程度乾いてきたら、熱風から冷風に切り替えます。乾ききるまで熱風を当てていると、キューティクルが開いてしまってパサついたまとまらない髪になってしまいます。根元が乾いていれば変なクセは付きにくくなります。ある程度乾いたら、冷風を使うとキューティクルが閉じて、その状態のまま乾かしていくので髪の水分まで逃がしてしまうことがなくなります。
冷風で乾かすことで、髪の状態を固定させることが出来ます。それなので、最後まで熱を加える必要ななくなるのです。髪が長い方や多い方はなかなか乾かせないかもしれませんが、冷風で乾かすことで髪へのダメージを抑えることが出来ます。手ぐして髪を広げて左右に振りながら乾かしていくと、比較的早く乾かすことが出来ます。是非乾かす時はこの方法でやってみて下さい。
頭皮ケアでも美髪は作れる!
頭皮マッサージで健康な髪へ
シャンプーやドライヤーの使い方ももちろんですが、頭皮のマッサージをするだけでも健康な髪へにすることが出来ます。頭皮が動きにくかったり、反対に柔らかすぎている場合は頭皮の状態が良くないサインです。頭皮のコリやむくみは髪のコシやハリにまで影響を及ぼすので、指の腹を使って血行が良くなるように全体的にマッサージすると良いでしょう。

まとめ:髪を労わって美髪を目指そう!
美髪になれるヘアケア方法についてご紹介してきました。ちょっとしたひと手間で、まとまらない髪からしっとり美髪になれるのは嬉しいことです。髪は常にダメージに晒されている状況にあります。日々のケアでしっかりと髪を保護して美しい艶髪を作っていきませんか。是非参考にしていただければ幸いです。