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キャバプーは飼育しやすいミックス犬!性格や被毛の特徴も紹介!
キャバリアキングチャールズスパニエルとトイプードルを交配したミックス犬であるキャバプーは、両親の性格に似て人懐っこく賢いので飼育しやすいです。こちらでは、キャバプーの性格や被毛の特徴、かかりやすい病気などについてご紹介していきます。

大人気ミックス犬!キャバプーをご紹介

異なる純血種同士を掛け合わせたミックス犬は、両親のそれぞれの特徴や性格を受け継いで生まれます。同じ種類のミックス犬でも特徴の出方が少しずつ異なるため、個性的で面白いです。こちらでは、ミックス犬の中でも飼いやすく人気のキャバプーについてご紹介していきます。
性格や特徴までチェック

ミックス犬は外見や性格にばらつきが出やすいものですが、キャバリアとトイプードルを交配したミックス犬であるキャバプーは、両親の性格に似た面があるので安定して扱いやすい仔犬が生まれやすいです。キャバプーの性格や特徴、かかりやすい病気などをチェックしていきましょう。
キャバプーの基本情報

まずは、キャバプーの身体的特徴や被毛のカラーなどの基本情報からチェックしていきましょう。キャバプーの生まれたきっかけや両親であるキャバリアとトイプードルの性格や特徴もご紹介していきます。
キャバリアとトイプーを親に持つ

キャバプーはキャバリアとトイプードルを両親に持つミックス犬です。大きな瞳にゆるくカールした被毛、垂れ耳が特徴のキャバリアは、愛らしい外見で人気がある犬種です。人懐っこく愛情深い性格なので飼いやすく、かつてはイギリス王室でも溺愛されていた歴史があります。
クルクルとした被毛に、くりっとした目元が特徴のトイプードルは人懐っこい性格で賢いです。見た目が可愛いだけでなく、被毛も抜けづらく、体臭も少ないので初めてペットを飼う方も飼いやすく人気があります。
セラピードッグとして誕生
キャバプーは元々セラピードックとして活躍することを目的に交配されたミックス犬です。セラピードックは人に寄り添い深い愛情を示すことで高齢者や障がいを持つ方、癌や精神の病気を患う人を癒します。
セラピードックの人への忠誠心や深い愛情に触れることで、心を癒されるだけでなく、病気が回復に向かう例もあるようです。キャバプーは外見も可愛らしく、性格も賢く人懐っこいのでセラピードックにぴったりの犬種なのです。
身体的な特徴
トイプードルのクルクルな被毛とキャバリアのゆるいウェーブの被毛を受け継いだキャバプーは、両親同様にカールの付いた被毛で生まれてきます。ミックス犬なので個体差はありますが、どちらかと言えばトイプードルの被毛に近く、ふわふわとした毛質です。
体臭が少ない犬種から生まれているため、室内飼いしやすいです。耳は両親共に垂れ耳なので、キャバプーも垂れ耳です。クリっとした目元の両親から生まれたキャバプーはどちらの外見に似ても可愛らしい魅力があります。
キャバプーの価格の相場は15万円前後で、身体の大きさは体高30cm前後、体重6~7kgくらいで小型犬に分類されます。体型はキャバリア寄りの胴長な子が多いですが、トイプードルのスクエア体型になる子もいます。キャバリアに似ると太りやすい傾向にあるので、体重管理に気を付ける必要があります。
被毛のカラーやお手入れ方法
キャバプーはトイプードルの抜け毛の少なさを引き継ぐパターンが多いので比較的楽に飼うことが出来ますが、毛の長さが一定でないので放っておくとどんどん長く伸びてしまいます。定期的なブラッシングやトリミングでお手入れするようにしましょう。毛色はブラックやホワイト、レッド、ゴールド、トライカラー、ブレンハムなど単色から複数色まで種類が豊富です。
キャバプーの性格

キャバプーの基本情報が分かったところで、次はキャバプーの性格についてご紹介していきます。キャバプーはセラピードックを目的として交配された犬種なので、初めてペットを飼う方にもおすすめのミックス犬です。キャバプーの性格をチェックして、キャバプーの魅力をもっと知りましょう。
明るくフレンドリー
キャバプーは明るくフレンドリーな性格をしています。キャバリアもトイプードルも人懐っこい性格で飼いやすい犬種なので、子供のキャバプーもその性格を引き継いでいるようです。人だけでなく他の犬や猫とも仲良く出来るタイプなので、家族の多い家や多頭飼いの家にもおすすめです。
キャバプーは子供のいる家庭ではいい遊び相手になり、高齢の方のいる家庭ではセラピードックのように寄り添って癒しを与えます。初めてペットを飼う方も人懐っこいキャバプーなら安心して家族として迎え入れることが出来るはずです。
忠誠心が高く愛情深い
キャバプーは忠誠心が高く、愛情深い性格をしています。飼い主に対して素直に愛情を示す犬種なので、愛犬を甘やかしたい、構いたいタイプの飼い主さんにぴったり合います。人懐っこい性格から家族とのコミュニケーションもしっかり取るので、帰宅する家族を走って出迎えてくれます。ただし、人懐っこく愛情深い性格から、留守番は苦手なタイプの子が多いです。
留守番が多くなる場合は、遊びを上手に取り入れてスキンシップの時間を作るようにしましょう。キャバプーは人と遊ぶのが大好きなので、ボールやおもちゃを投げて遊んだり、芸を仕込んだりするのもおすすめです。スキンシップの時間が少なくなると内向的で神経質な性格になってしまう可能性もあるので、適度にストレスを解消するように工夫しましょう。
学習能力が高く利口
キャバリアもトイプードルも賢い性格の犬種なので、キャバプーも賢く学習能力が高いです。しつけも入りやすいので、仔犬の頃から基本のコマンドを覚えさせるようにしましょう。「お座り」「待て」「伏せ」「ダメ」などの基本コマンドをしっかりと覚えさせておけば、散歩やドックランなどに出かけた時にもトラブルが起きづらくなります。
また、芸なども喜んでやってくれるタイプなので、遊びの中に芸を教える時間を取り入れるのもいいでしょう。高い位置でお手をする「ハイタッチ」、ピストルで撃たれて倒れたフリをする「バン」などの芸が出来ると、キャバプーとの生活がもっと楽しくなるはずです。
キャバプーがかかりやすい病気

キャバプーの平均寿命は12~16歳です。寿命以上に長生きしてもらうためには、キャバプーのかかりやすい病気に注意することが大切です。キャバプーが気をつけるべき病気は、両親であるキャバリアとトイプードルがかかりやすい病気です。病気の予防、早期発見、治療を心掛けてキャバプーの健康管理をしましょう。
関節疾患

キャバプーは股関節に異常が起きる股関節形成不全、膝蓋骨が内側に脱臼して炎症を引き起こす膝蓋骨脱臼などの関節疾患に注意する必要があります。股関節形成不全はほとんどが遺伝で、それ以外は怪我などが原因になります。股関節が不安定な状態なので、脚を引きずったり、腰を振ったり、うさぎ跳びのような歩行異常が見られ、脱臼しやすくなります。
軽度の場合は鎮痛剤や抗炎症剤などで治療になりますが、重度になってしまうと手術になるので、様子がおかしい場合は早めに病院にかかるようにしましょう。膝蓋骨脱臼は肥満によって股関節に負担がかかってなることが多いので、体重管理に気を配るようにしましょう。膝蓋骨脱臼も重度になると痛みで歩行出来なくなることがあるので注意が必要です。
遺伝性疾患

遺伝性疾患である進行性網膜萎縮症などにも注意が必要です。進行性網膜萎縮症は視覚に影響する網膜の変形によって引き起こされる病気で、徐々に視力が低下して最終的には失明してしまいます。
動きが鈍くなったり、物にぶつかるようなことが増えた場合は視力が低下している可能性があるので、早めに病院にかかりましょう。病気を完治させることは出来ませんが、視力低下の進行を遅らせることが出来ます。
他にもこんなに!ミックス犬紹介

キャバリアとトイプードルそれぞれの魅力を引き継いだキャバプーも可愛いですが、他にも魅力的なミックス犬が沢山います。こちらでは、人気のミックス犬であるチワプー、ポメプー、ヨープーについてご紹介していきます。
チワプー
トイプードルとチワワを掛け合わせたチワプーは人気のミックス犬なので、ペットショップで見かけることも多いかもしれません。身体の大きさは25㎝、体重は3㎏くらいで、チワワの大きな目元とトイプードルのクルクルな被毛を受け継いだチワプーが多いようです。人懐っこく甘えん坊な性格で飼いやすく人気があります。
ポメプー
トイプードルとポメラニアンを掛け合わせたポメプーは、外見に個体差があってポメラニアンのストレートヘアを引き継ぐ場合もあれば、トイプードルのようにカールした被毛になることもあります。耳も立ち耳、垂れ耳、根本だけ立っていて先は垂れている子など様々です。身体の大きさは25㎝、体重は2.5㎏くらいで、愛情深くフレンドリーな性格で飼いやすいです。
ヨープー
トイプードルとヨークシャーテリアを掛け合わせたヨープーは、甘えん坊ですが勇敢な性格をしていて活発さがあります。身体の大きさは25㎝、体重は3㎏くらいで、外見は個体差があってヨークシャテリアとトイプードルのどちらかに寄ることが多いようです。賢いのでしつけがしやすく、抜け毛も少ないので飼いやすいです。
人気のキャバプーを家族に迎え入れよう
キャバプーの性格や特徴をご紹介しました。ミックス犬は個体差があって外見も性格も安定しないことが多いですが、キャバリアとトイプードルのミックス犬であるキャバプーはどちらに似ても可愛らしく、両親共に人懐っこいので飼いやすいです。ペットを飼うならキャバプーを検討してみるのもいいかもしれません。
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