ひな祭りの伝統的な食べ物はコレ!子供も喜ぶインスタ映え料理も紹介!

3月3日は女の子の健やかな成長をお祝いする、ひな祭りです。ひな祭りには伝統的な食べ物を食べてお祝いをしますが、どんな食べ物があるのでしょうか。今回はひな祭りによく食べる伝統の食べ物や、その意味や由来などを詳しく解説します。

ひな祭りの伝統的な食べ物はコレ!子供も喜ぶインスタ映え料理も紹介!

目次

  1. 伝統行事のひな祭りの食べ物を紹介
  2. ひな祭り・桃の節句の違い
  3. ひな祭りの食べ物①寿司・吸い物
  4. ひな祭りの食べ物②餅・あられ
  5. ひな祭りの食べ物③甘酒・白酒
  6. 子供も喜ぶひな祭りのインスタ映え料理
  7. ひな祭りの食べ物には想いが込もっている

伝統行事のひな祭りの食べ物を紹介

毎年3月3日は女の子のいる家庭では、日本の伝統行事であるひな祭りをお祝いすることが多いと思います。ひな祭りには縁起のよいとされる食べ物を家族で食べて、女の子の健やかな健康をお祝いしますが、どんな食べ物があるのでしょうか。今回はひな祭りの行事の時によく食べられる食べ物についてや、その食べ物の意味や由来、インスタ映えするひな祭り料理などをご紹介します。

縁起物の食べ物の意味や由来も網羅!

今回はひな祭りによく食べられる食べ物をご紹介しますが、定番のひな祭りメニューには実は色々な意味が込められています。女の子のお祝いのお祭りですので縁起の良い食べ物や、きちんとした意味のあるメニューがほとんどです。今回はそんなひな祭りの縁起物の食べ物の意味や由来も網羅しましたので、これを機会にひな祭りについてしっかりと学んでみましょう。

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ひな祭り・桃の節句の違い

3月3日はひな祭りと呼ばれると同時に、「桃の節句」と呼ばれることもあります。同じような意味で使われているひな祭りと桃の節句ですが、厳密にいうとこの2つの言葉の意味は異なります。ひな祭りと桃の節句の違いとは、どんな点なのでしょうか。ここではひな祭りと桃の節句について、その由来を交えながら意味を詳しく解説します。

ひな祭りは女の子の成長を祝う行事

まず「ひな祭り」は、簡単に言うと女の子の成長を祝う行事です。その昔三月の初めの巳の日は、古代中国では邪気に見舞われやすい忌日と考えられていました。そのため禊を行うために自分の身代わりとして人形を川に流していました。この人形が現代のひな人形の原形と考えられており、今でも川にひな人形を流す「流し雛」と呼ばれる行事を行う地域もあります。

そしてそれがだんだんと貴族の子供の間で流行した「ひな遊び」と結びついて、室町時代の頃から毎年3月3日にひな人形を飾って祝うようになったのが、ひな祭りの由来であると言われています。つまり、ひな祭りは禊のために行っていた流し雛の行事と、ひな遊びが結びついて始まった女の子のためのイベントです。

桃の節句は季節の節目を表す言葉

では、同じ3月3日を指す「桃の節句」とは何なのでしょうか。桃の節句というのは、季節の節目を表す言葉です。「節句」とは、季節を分ける節目のことを言います。昔からこの節句には、さまざまな行事を行う伝統があります。節句と呼ばれる日は一年の中にたくさんありますが、その大きなものが「五節句」と言われるものです。

1月7日は「人日の節句」、3月3日が「上巳の節句」、5月5日は「端午の節句」、7月7日が「七夕の節句」、そして9月9日の「重陽の節句」です。3月3日はもともと、上巳の節句と呼ばれていました。この上巳の節句が桃の節句と言われるようになったのは、諸説ありますが上巳の節句は桃の花が咲く季節にある行事だからであると言われています。

ひな祭りと桃の節句の違い

ひな祭りと桃の節句についてそれぞれご紹介してきましたが、この2つの違いとは何なのでしょうか。ご紹介したようにひな祭りは簡単に言うと、女の子の成長をお祝いする行事であり、桃の節句は季節の節目のことです。

どちらも3月3日に行われるので、現在では同じようなニュアンスで使用される言葉です。どちらを使っても意味は通じるので構いませんが、しっかりと由来や違いを理解していればより深くひな祭りや桃の節句のお祝いを出来るでしょう。

ひな祭りの食べ物①寿司・吸い物

それではここからは、ひな祭りの時によく食べられる伝統的な食べ物についてご紹介します。今回は食べ物を寿司・吸い物、餅・あられ、甘酒・白酒の3つのジャンルに分けてご紹介します。それぞれの食べ物は縁起を担いでいたりきちんとした意味や由来を持つものが多いので、どのような理由でひな祭りに食べるのか、勉強しましょう。まずは、寿司や吸い物をご紹介します。

ちらし寿司

ひな祭りに食べる食べ物の定番と言えば、「ちらし寿司」です。ちらし寿司は元々ひな祭りだけでなくお祝いの時に食べる、縁起の良いとされる食べ物です。ちらし寿司には海の幸をたくさん使っており、中でもエビは長生きできるとして縁起の良い食べ物です。さらにちらし寿司の定番の具であるれんこんには、穴が開いているので見通しがきくという意味があります。

そして豆には健康でまめに働けるようにという願いを込めた意味もあり、ちらし寿司はとても縁起が良い食べ物です。色彩も豊かで華やかな見栄えの食べ物ですので、ひな祭りのお祝いにはぴったりのメニューです。

手まり寿司

ちらし寿司と同じ寿司でも、最近ではころんとした小さな形がかわいい「手まり寿司」も人気の食べ物です。ちらし寿司と比較すると縁起物というよりは見た目がかわいく子供も食べやすいので、よくひな祭りに食べられる食べ物と言えそうです。

手まり寿司は見た目が華やかでおしゃれなだけでなく、一口サイズで食べられて作り方もとても簡単ですので、子供と一緒に楽しみながら作ることが出来る食べ物です。ひな祭りには、子供と一緒に色々な寿司ネタを使って作ってみても良いでしょう。

はまぐりのお吸い物

ひな祭りはもともと禊のために流し雛を行っていた行事であり、水辺に関係するので海の幸を供えていました。そんなひな祭りにお吸い物でよく登場するのが、「はまぐりのお吸い物」です。はまぐりは二枚貝ですが、対の貝殻としか合わないため相性の良い結婚相手と結ばれて、幸せになるようにという願いが込められています。

はまぐりのお吸い物は盛りつけるときに、開いた貝の両側にそれぞれ身を乗せるようにしましょう。これは見栄えがするだけでなく、1つの貝に2つ分の身がのることでいつまでも仲睦まじい2人の姿を象徴しています。将来の女の子の幸せを祈って食べましょう。

ひな祭りの食べ物②餅・あられ

続いてはひな祭りによく食べられる食べ物として、餅やあられをご紹介します。ひな祭りによく食べられる餅やあられには、縁起を担いでいる食べ物や季節に合った食べ物が多いようです。デザートやおやつ感覚で食べられるので、子供も大好きなメニューが多くなっています。それではひな祭りの餅あられにはどんなものがあるのか、早速ご紹介します。

菱餅

ひな祭りに食べるお餅と言えば、「菱餅」です。ピンクと白と緑のコントラストが美しく、見た目にも春らしい食べ物です。ひな祭りに菱餅が食べられるようになったのは、古代中国で上巳節に食べられていた母子草のお餅が由来であるとされています。これは母と子が健やかであるようにと願いが込められていて、これが日本に伝わってよもぎ餅になりました。

その後江戸時代に、菱を入れた白い餅が加わりました。さらに明治時代には、くちなしを入れた赤い餅が加わり現在のような3色のお餅になりました。それぞれの色には、健やかな子に育ってほしいという願いが込められていて、とても縁起のよいお餅です。ピンクには魔よけ、白には子孫繁栄や長寿、緑は厄除けの意味があるとされています。

ピンクと白と緑の色の組み合わせは、まるで白い雪の中から緑の新芽が芽吹いて、ピンクの桃の花が咲いている姿のようで、春らしい雰囲気を演出してくれます。ひな祭りの季節にぴったりのカラーの、お餅です。

桜餅

菱餅と同じ色使いでひな祭りに人気のお餅が、「桜餅」です。桜餅はもともとひな祭りにちなんだ食べ物というわけではありませんでしたが、ここ最近ひな祭りシーズンになると桜餅が売られるようになり、定着してきたものです。桜餅がひな祭りの食べ物として定着した理由はいくつか考えられ、色がピンク色なので春らしいひな祭りにぴったりのお餅だからとされることもあります。

その他には、男の子のお祝いをする端午の節句には柏餅を食べる習慣があることから、それと対をなすために桜餅を食べるようになったという説もあります。また菱餅より桜餅の方が美味しいから、という理由もあるそうです。

ひなあられ

「ひなあられ」がひな祭りに食べられるようになった由来は、その昔ひな人形を連れて春の景色を見せる「ひなの国見せ」という行事があり、その時に外で食べられるように持って行ったのがひなあられの始まりと言われています。ひなあられの色は菱餅と同じ3色であったり、四季を表す4色であったりします。また、ひなあられは東西で味も見た目も異なるのが、特徴です。

関西ではしょうゆなどで味付けするのでしょっぱく、あられでできています。しかし関東のひなあられは砂糖で味付けした甘いもので、見た目もポン菓子なので関西のひなあられとは全く異なります。

ひな祭りの食べ物③甘酒・白酒

最後にひな祭りに食べる食べ物として、甘酒や白酒をご紹介します。大人も子供も楽しむひな祭りでは、子供も飲めるノンアルコールの甘酒が人気です。ここでは甘酒や白酒の由来やひな祭りに飲まれる意味も含めて、ご紹介します。

甘酒

「甘酒」は、ご飯に米麴を混ぜて作られる飲み物でアルコール度数が1%未満であるため子供でも飲むことが出来るものです。もともとはひな祭りには白酒が飲まれていましたが、子供が飲めないため甘酒が造られるようになったという由来があるようです。最近では健康にも良いということで、甘酒を好んで飲む人も増えています。

白酒

甘酒と間違われることも多い「白酒」ですが、白酒と甘酒は別の飲み物です。白酒はアルコール度数が10%以上あるお酒ですので、大人しか飲めません。昔からひな祭りには白酒が飲まれる風習がありますが、これは元々は桃の花を酒に浸した桃花酒を飲む風習があったことに由来しているようです。桃の花は「百(もも)歳まで生きられる」と言われており、縁起の良い花です。

それが江戸中期頃になって白酒が好まれるようになってきたため、ひな祭りには白酒が定着していきました。白酒は飲み口が甘く飲みやすいので、女性でも好んで飲むお酒として人気があります。

子供も喜ぶひな祭りのインスタ映え料理

ひな祭りは家でごちそうを作って家族や親せき、友達などとお祝いする家庭が多いようです。最近では、そんなひな祭りご飯でもインスタ映えするメニューがトレンドです。そこでここでは子供も喜ぶ、ひな祭りのインスタ映え料理をご紹介します。

菱餅ちらし寿司

まずご紹介するのは、「菱餅ちらし寿司」です。ちらし寿司はひな祭りの定番メニューですが、少し手を加えるだけでインスタ映えする料理に変身します。作り方は酢飯を作って3つに分け、それぞれに桜でんぶ、ツナマヨ、アボカドを混ぜて3色のちらし寿司を作ります。そして牛乳の空きパックをカットしてひし形の型にして、3段になるように重ねていきます。

菱餅の形になったら、上に炒り卵やきゅうり、お刺身や蒲鉾など好きな具材でトッピングをするだけで完成です。トッピングにひな人形のピックを刺しても、とてもかわいい仕上がりになります。

モザイク寿司

ひな祭りによく食べる手まり寿司を四角くして作って重箱に綺麗に並べると、見た目に美しい「モザイク寿司」が出来上がります。作り方はとても簡単で、ラップの上に小さくカットした好きな具材を乗せてその上に酢飯を置いてぎゅっと握るだけです。丸い手まり寿司でも重箱に並べるとモザイク風になるので、四角に握るのが難しい時は丸でもOKです。

もっと簡単にモザイク寿司を作るなら、重箱に平らにちらし寿司を敷き詰めて、その上からモザイク柄が出来るように寿司ネタや好みの野菜を並べるだけでも出来ます。緑や赤、黄色などカラフルな具材を使って作る方が華やかに見えます。

3色ミルクプリン

ひな祭りは女の子のお祝いですので、やはり美味しいデザートも作りたいところです。「3色ミルクプリン」ならとても簡単で、インスタ映えするおしゃれなスイーツになります。作り方は、まず牛乳にいちごシロップを混ぜたものにゼラチンを溶かして混ぜます。同じように牛乳に抹茶を混ぜゼラチンを溶かしたもの、そして牛乳にゼラチンを溶かしたものを準備します。

プリン用のカップの1/3にゼラチン入りの抹茶ミルクを入れ、冷蔵庫で冷やし固めます。表面が固まったらゼラチンを溶かした牛乳を入れ、再度冷蔵庫で固めます。最後にいちごシロップ入りの牛乳を入れて固めれば、完成です。菱餅と同じ春らしい3色カラーのプリンですので、透明のカップで作ると綺麗な3層が見えてインスタ映えも抜群です。

ひな祭りの食べ物には想いが込もっている

今回はひな祭りの時によく食べられる食べ物について、その食べ物の持つ意味や食べられるようになった由来などをご紹介してきました。ひな祭りの食べ物には縁起を担いでいたり深い意味があるなど、子の健康や幸せを願う親の思いが込められています。ひとつひとつの食べ物の意味を知って、おしゃれで美味しいひな祭りメニューを堪能しましょう。

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