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愛弟子・田中将大が野村克也に追悼!ツイッターでは「言葉が出ません」
プロ野球界の名監督・野村克也の死に、楽天時代の愛弟子である田中将大が追悼を表しました。楽天時代を共にした野村克也と田中将大の関係はどんなものだったのか、感謝を綴った田中将大のその追悼コメントはどんなものだったのかまとめていきます。

目次
楽天時代の恩師・野村克也の死去への追悼コメントをチェック!
2月11日に突然の死去のニュースが飛び込んできたのは、プロ野球の名監督・野村克也(のむらかつや)の訃報でした。数年前に最愛の妻を亡くした際には、涙ながらにも元気な姿を見せていた野村克也監督でしたが、84歳という年齢で亡くなってしまいました。そして、その楽天時代の愛弟子とも言われている田中将大が、追悼のコメントをTwitterで発表し話題となっています。
野村監督が楽天時代に監督を務めていた2006年に、高校生のドラフト1位として入団した田中将大は、その急すぎる死に驚きを隠せなかったようです。野球とは何なのか、そのすべてを一から教えてもらったという田中将大と野村監督の関係や、今まではどんなものだったのかを振り返っていきます。そして、どんな追悼コメントを出したのかもご紹介していきます。
野村監督の愛弟子・田中将大のプロフィール
愛称:マーくん
本名:田中将大(たなかまさひろ)
生年月日:1988年11月1日
現在年齢:31歳
出身地:兵庫県伊丹市
血液型:A型
身長:190.5㎝
体重:97.5Kg
活動内容:プロ野球選手
所属グループ:ニューヨーク・ヤンキース(MLB)
事務所:エクセル・スポーツ・マネージメント社(マネージメント)
家族構成:里田まい(妻)、長男、田中雄士(弟・広島東洋カープの球団職員)
野村克也の愛弟子・田中将大!その関係は?
それではまずは、田中将大と野村克也監督との出会いや関わりについてまとめていきます。田中将大は現在ではメジャーリーグのニューヨーク・ヤンキースで活躍することとなっているプロ野球選手ですが、その根底に流れている野球魂は、楽天時代に野村監督に叩きこまれた者が大きいです。高校生のドラフト会議1位で楽天時代の監督だった野村克也の元に入っていきます。
高校時代の田中将大は、2年生の時に史上初の150km/hを計測したりと何かと話題の人物ではありましたが、松坂大輔之横浜高等学校時代を上回るほどの記録の持ち主で、注目を浴びていた人物でした。ドラフト会議では、北海道日本ハムファイターズ、オリックス・バファローズ、横浜ベイスターズ、東北楽天ゴールデンイーグルスから1巡目で指名を受け抽選での交渉権でした。
2007年から楽天へ入団した田中将大
初登板で完全勝利を納めた田中将大ですが、6月13日のドラゴンズ戦では2005年のダルビッシュ有以来の完封勝利をもたらしたり、弾投票でも選出されオールスターゲームに登場するなど、人気も高い選手でした。楽天時代の野村監督からも「楽天のエース」とまで言われていたほどで、球団史上初となる2ケタの勝利に導くなどその活躍は目を見張るものがありました。
高校からプロ野球の世界に入った田中将大の全てを築き上げたと言っても過言ではない楽天時代ですが、その背景には名監督野村克也の存在があり、その野球人生の中で切っても切れない人が監督でもあったようです。メジャーへと道を進めた先でも、その感謝は変わることがなく、今でも海外で画通用す野球ができているのは、野村監督のおかげであるとも公言しています。
野村克也のプロフィール
愛称:ノムさん、ムース
本名:野村克也(のむらかつや)
生年月日:1935年6月29日-2020年2月11日(死去)
現在年齢:84歳(没)
出身地:京都府竹野郡網野町(現・京丹後市)
血液型:B型
身長:175㎝
体重:85Kg
活動内容:元プロ野球選手(捕手)・コーチ・監督、野球解説者・野球評論家、タレント
所属グループ:元東北楽天ゴールデンイーグルス名誉監督
事務所:エフエンタープライズ、KDNスポーツジャパン(マネジメント)
家族構成:野村沙知代(妻・2017年死別)、野村克則(息子)、野村忠克(孫)、前妻との間に子供1人、団野村(継子)、ケニー野村(継子)
田中将大のプロ野球人生に大きな影響を与えた野村克也
田中将大と監督との繋がりは、楽天時代まで遡るものでしたが、現在田中将大がチームを離れ、そして野村克也が監督業から離れた今でも、教え込まれた過去の経験は受け継がれていると言います。それでは、ここからは野村監督の提唱していた「ID野球」についても少し知っていきましょう。田中将大も感謝している野村監督の教えとは一体どんなものだったのでしょうか。
野村克也の「ID野球」を受け継いだ愛弟子・田中将大
野村克也が提唱していた「ID野球(アイディーやきゅう)」とは、今でこそその代名詞のように知られていますが、楽天時代ではなく、野村克也がヤクルトスワローズの監督時代に広めて行った考え方や野球のスタイルになります。プロ野球の選手がプレイする時や、監督が野球チームを作り上げていく時にデータを集めそれを駆使してかが気的根拠に基づいて動いていく手法です。
それまでの野球と言えば、監督や選手の今までの経験や勘に頼ったものが多く、それが当たり前なのがプロ野球の世界でした。それを覆し、データを使って頭脳を駆使して野球をしていくのがID野球です。野村監督のこの采配は、当時のヤクルトスワローズの捕手・古田敦也も行っており、「ID野球の申し子」とも言われ、監督の手法を生かした戦略を引き継いだ人物です。
田中将大自身も、このID野球を身を持って体験している人物であり、メジャーでの試合に役立てていると言われています。また、このID野球は、今の日本のプロ野球界でも浸透してきており、当時は野村克也だけが使っていたのですが、様々なチームで取り入れられ、戦いに面白さをプラスしています。読売ジャイアンツで原辰徳監督が不調の時も用いられていたほどです。
田中将大が綴った感謝!野村克也監督への追悼コメント
それでは、ここまで田中将大と野村監督の関係を紐解いてきましたが、最後にまとめていくのはそんな野村監督の訃報に寄せた、感謝の追悼コメントについてです。まだまだ話したかったことも多かったでしょうし、まさかこんなに早く死去してしまうとも思っていなかったでしょう。亡くなってから思いを馳せる感謝もありますが、どんな追悼コメントだったのかご紹介します。
突然の訃報に言葉が出ません。
— 田中将大/MASAHIRO TANAKA (@t_masahiro18) February 11, 2020
野村監督には、ピッチングとは何か、そして野球とは何かを一から教えていただきました。
プロ入り一年目で野村監督と出会い、ご指導いただいたことは、僕の野球人生における最大の幸運のひとつです。
どんなに感謝してもしきれません。
心よりご冥福をお祈りいたします。
この上のTwitterがm田中将大が2月11日に監督の訃報を聞き投稿した感謝のツイートです。高校野球からプロ野球の世界に入った時の、1年目の出会いは、ピッチングから野球の至ることまでを教わったと書かれており、感謝しきれないと綴られています。今の自分の活躍は、楽天時代があったからだということも見えてくるコメントなのではないでしょうか。
日本を離れた今でも、野村監督が熱く期待をしているのは田中将大だというコメントを出していることも多く、愛弟子の活躍は本当に嬉しいものだったのでしょう。そして、名監督と言われる野村克也に学べたというその計り知れない恩恵は、田中将大が抱く感謝に繋がっています。名監督は亡くなってしまいましたが、田中将大という愛弟子がその野球魂を伝えて言ってくれることでしょう。
その他の野村克也監督への追悼コメント
愛弟子でもあった田中将大の出した追悼コメントも胸に響くものがありましたが、ここからはその他の球界関係者による追悼コメントです。野球界だけでなく各界からもお悔やみのメッセージは沢山寄せられていますが、その一部を見ていきましょう。
長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督(83=報知新聞社客員)が野村克也さん死去を受けて追悼コメント発表 pic.twitter.com/EQZM7qBgPx
— スポーツ報知 巨人取材班 (@hochi_giants) February 11, 2020
スポーツ報知が投稿した追悼コメントには、長嶋茂雄終身名誉監督からのものがありました。つい3週間前に会って少し話したということも書かれており、急な死だったことが分かります。野村監督が築き上げてきた功績は、今も活躍している野球人たちが語り継ぎ、見せて言ってくれることでしょう。
野村克也さんが急逝しました。
— 山本昌 (@yamamoto34masa) February 11, 2020
名選手、名監督であり野球の
神髄を知る方でした。
ヤクルト監督時代
『山本、ストライクとは何ぞや』
と問われて夢中で答えましたが
『そうか』と言って立ち去られました。
答えはどうだったのか
ぜひ聞きたかったです。
野球を変革させた名将。
ご冥福をお祈りします。
また、元・中日ドラゴンズの投手で、現在は阪神タイガース臨時コーチも務めている山本昌からも追悼コメントが投稿されていました。テレビでのコメンテーターとしても活動している山本昌は、この訃報に番組でもコメントしていましたが、違うチームではあったもののやり取りはあり、結局はその死去により問いかけの答えは分からないままとなってしまいました。
西武ライオンズが所沢に誕生した創成期の選手としてチームを支え、日本野球界に多大なる貢献をされた #野村克也 氏が昨日逝去されました。本日、全体練習前に南郷・春野両キャンプ地で半旗掲揚、黙祷を捧げました。謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。#seibulions pic.twitter.com/FvafmOU9CT
— 埼玉西武ライオンズ (@lions_official) February 12, 2020
埼玉西武ライオンズでは、黙祷を捧げたようです。すでに野村監督の葬儀などは完了してしまっていますが、後日お別れの会が開かれるということですので、その情報をチェックしながら気になる方は参加してみるのもいいかもしれません。プロ野球の名監督・野村克也が残したものは本当に大きかったことが分かる訃報でした。
田中将大の追悼コメントまとめ
2月11日に亡くなられた野村克也監督の訃報に、メジャーリーガーの田中将大が寄せた追悼コメントについてまとめてきました。2人の関係は高校生ドラフト1位での入団となった楽天時代までさかのぼりました。田中将大の野球人生の根底を作り上げた人物とも言える関係で、感謝という言葉だけでは表しきれない思いが、追悼コメントに込められていました。
人はいつかは亡くなってしまうものですが、野村監督が残した功績とID野球の様な考え方は、愛弟子の田中将大だだけでなく、野球を志している選手たちが紡いでいってくれることでしょう。野村監督の冥福を祈りつつ、田中将大の活躍も注目していきましょう!
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