犬の外飼い基礎知識!ストレスを与えない環境づくりのコツや注意を紹介

犬を外飼いする場合の基本的な知識をまとめました。犬を外飼いする場合はリードの長さを調整し、適切な環境を整えることが大切です。冬は寒さ対策、夏は熱中症対策も必須。トイレに関する注意点もチェックして犬の外飼いを検討してみましょう。

犬の外飼い基礎知識!ストレスを与えない環境づくりのコツや注意を紹介

目次

  1. 犬の外飼いについてのハンドブック!
  2. 犬の外飼いのメリット・デメリット
  3. 外飼いに向いている犬と不向きな犬
  4. 犬を外飼いする時の注意点
  5. 外飼いの環境作りポイント①庭
  6. 外飼いの環境作りポイント②犬小屋
  7. 愛犬が脱走した時のための対策法
  8. 外飼いが必要かどうかしっかり考えよう

犬の外飼いについてのハンドブック!

犬を飼うときに「外飼いにするか室内飼いにするか」と悩む方もいるのではないでしょうか。もし外飼いを検討しているのであればメリット・デメリットの両方を把握しておくことをおすすめします。また外飼いをする際の注意点についても学んでおきましょう。

本記事では外飼いの基本的な知識についてご紹介します。外飼いをするためには何を準備すれば良いのか、外飼いに向いている犬種はあるのかなど、飼い主が知っておきたい情報をまとめました。注意点をしっかりと踏まえた上で外飼いをするようにしてください。

愛犬を外で飼いたい人へ

外飼いにはさまざまな危険性があることをまずは知っておくことが大切です。犬を外飼いすることで知らない人に盗まれたり、鳥や野良猫などに襲われる可能性もあります。飼い主が目を離しているすきに犬がリードを外し、脱走するかもしれません。このように犬の外飼いには多くの危険があり、きちんと注意をする必要があります。

また動物愛護の観点からも外飼いはおすすめできません。1日を通して犬を外に出しておくことは条例や法律で認められていたとしても動物愛護違反になると考えられています。外飼いをするとしても昼間の数時間程度にしておき、夜は必ず家の中に入れるのが一般的な動物愛護の考え方です。犬が幸せに暮らせるように飼い主が気を使ってあげましょう。

飼い主のライフスタイルや犬種によっては「どうしても犬を外飼いしなければならない」という場合もあります。そのようなときは可能な範囲で外飼いができるように環境を整えることが重要なポイントです。時間を区切った上で、快適な状態で外飼いができるように環境整備をすれば安心。犬の外飼いの基本についてご紹介するので参考になさってください。

犬の外飼いのメリット・デメリット

まずは犬を外飼いするメリットとデメリットについて見ていきます。犬の外飼いにはメリットがありますが、デメリットも多くあります。犬を外飼いにするとどのようなことが起こるのか事前に把握しておけば、外飼いを検討する材料となるはずです。メリットとデメリットを参考にしながら、犬の外飼いをするか否かを決めていきましょう。

メリットは室内の掃除が楽になること

犬を外飼いにするメリットは掃除が楽になるということです。犬を室内飼いすると部屋が汚れやすくなります。特に多いのが犬の抜け毛です。換毛時期がやってくると毛が抜けやすくなり、頻繁な掃除が必要です。こまめに掃除機をかけていても間に合わず、忙しいときは飼い主のストレスがたまってしまうかもしれません。

室内にこもりがちな犬の臭いも外飼いにすることで軽減できます。また、散歩から帰ってきた犬の汚れも防げるのがメリット。散歩後の汚れを気にしなくても良いので手間がかかりません。好奇心旺盛な犬は飼い主がいない間に小物類を誤飲する可能性があります。外飼いなら家の中にあるものを誤飲することもないため、その点もメリットとして挙げられます。

デメリットはメリットよりも沢山ある

実は、犬を外飼いするデメリットはメリットよりもたくさんあります。外飼いが犬にどのような影響を与えるのか知らないと愛犬を不幸にしてしまうかもしれません。そのようなことがないようにデメリットについてもきちんと学んでおくことをおすすめします。一般的に、外飼いは室内飼いよりも寿命が短くなると言われています。

外飼いにすることでダニやノミを始めとした寄生虫、ウイルス感染のリスクが高くなるため注意が必要です。また、冬は低体温症、夏は熱中症になることで寿命が短くなります。外飼いは脱走する場合もあります。リードをきちんとつないでいないことで犬が脱走し、いなくなってしまうかもしれません。すぐに見つかれば問題ありませんが最悪の場合は交通事故に遭うことも考えられます。

外飼いをすると土や黄砂などの影響を受けやすく、犬の体が汚れます。室内飼いよりも頻繁にシャンプーをしなければならないため手入れの手間がかかるのもデメリット。また、天気の影響を受けやすいのは外飼いをする上で注意すべき点です。急に雨や雪が降ってきた場合、飼い主がいないと犬はびしょ濡れの状態が続きます。それが原因で病気になってしまうかもしれません。

もし犬小屋があったとしても風が強いと雨が入り込み、犬の体が濡れます。天候が安定したときだけ外飼いをすると安心です。気性が荒い犬だと通行人や散歩中の犬に吠えかかることもあります。吠える頻度が高いと近所迷惑となりトラブルに発展することも考えられます。

飼い主の目が届かない場所で外飼いをしていると、誰かにイタズラをされる可能性も否定できません。犬にとって毒となる食べ物を与えたり、身体的な危害を加える人もいます。犬を守るために防犯カメラの設置が必須です。

このように犬を外飼いすることにはさまざまなデメリットがあります。もし外飼いをする場合も1日中外で過ごさせるのではなく、時間を区切るのがおすすめです。犬が危険な目に遭わないように対策が立てられないのであれば、室内飼いにしてあげた方が幸せに過ごせるのではないでしょうか。

外飼いに向いている犬と不向きな犬

犬を外飼いにするか否かを決めるのに重要なポイントになるのが犬種です。全ての犬が外飼いにできるのではなく、向いていない犬種もいます。外飼いに向かない犬を長時間屋外に出しておくことで病気や近所トラブルの原因になるかもしれません。そのようなことがないように犬種による違いについてチェックしていきましょう。

向いている犬は日本犬・ダブルコート等

秋田犬や柴犬、甲斐犬など日本が原産の犬は外飼いに向いているとされています。日本の気候風土に合った体型・被毛であるのがポイント。春夏秋冬に合わせて毛の生え変わりが行われ、季節に最適な被毛を維持ができます。また日本原産の犬は中型〜大型犬がほとんどなので長時間屋外にいても耐えられる体力を備えています。

また、自立心が強く1匹でも寂しさを感じにくいのも日本犬ならではの特徴です。1匹で屋外にいたとしても飼い主を恋しがって無駄吠えをしたり、ストレスを感じにくい傾向にあります。スピッツやボーダーコリー、ゴールデンレトリバーといったダブルコートの犬も外飼いができる犬種です。

ダブルコートとは、上毛と下毛に分かれている被毛のことです。冬になると保温性の高い下毛が生え、寒い場所でも耐えやすくなります。夏が近づくと下毛が抜け、紫外線から体を守る上毛が残るため外飼いしやすいとされています。

このほかにシベリアンハスキーを始めとした寒い地域原産の犬は冬に外飼いをしても大丈夫と言われていますが、暑さには弱いので夏の外飼いには向いていません。飼っている犬がどこ原産なのか、被毛の状態はどうなっているのか確認しておきましょう。

不向きな犬は小型犬・シングルコート等

ミニチュアダックスフンドやトイプードル、チワワといった小型犬は外飼いに向いていません。体型が小さな犬は寒さや暑さに弱く、外飼いにすることで体調不良になる可能性が高くなります。冬に雪が降った場合、小型犬は雪に埋もれてしまうかもしれません。体が地面に近い分、太陽による照り返しで熱中症になることもあります。

シングルコートは上毛のみなので寒さに弱く、外飼いはおすすめできません。マルチーズやパピヨン、ヨークシャーテリアなどがシングルコートに分類されます。また、中型犬や大型犬だったとしても短毛種や短頭種も外飼いは向いていないので気をつけてください。短毛種はグレートデン、短頭種はフレンチブルドッグなどが挙げられます。

犬を外飼いする時の注意点

さまざまな理由によって犬の外飼いを決めたのであれば、きちんと注意をした上で環境を整備していきましょう。注意点を踏まえた上で外飼いをしないと犬に思わぬ悪影響を与えてしまうかもしれません。なるべく犬が快適に過ごせるように外飼いの注意点について学んでおくのがおすすめです。どのような点に注意しておきたいのか、外飼いの基本をご紹介します。

リードは最適な長さにする

犬に取り付けるリードは、野外に取り付けるサークル内を歩き回れるくらいの長さが目安です。サークルを設置しないのであれば犬が歩いても良い範囲を決めてリードを選んでください。リードが長すぎると絡まってトラブルの原因となります。リードが短すぎると犬が自由に身動きができず不便です。最初はリードをつけた状態で犬の様子を見て長さを調整するようにしましょう。

庭と小屋の環境を整える

犬を外飼いにする庭と小屋の準備も事前に行っておきます。環境整備が十分でないと犬が快適に過ごすことができません。過酷な状態に犬を置かないためにもきちんと注意をした上で整えるようにしてください。庭と小屋の準備については次の見出しで詳しく説明します。参考にしながら犬が楽しく過ごせる環境にしていきましょう。

しつけをしっかりとしておく

外飼いをする場合もトイレトレーニングは必要です。犬が自由に排泄できるようにしていると、庭中に排泄物が溜まって不衛生な状態になります。排泄物のにおいが近所に迷惑をかける場合も考えられます。トイレスペースを作り、トイレトレーニングを行ってください。犬がトイレをするそぶりを見せたらすぐにトイレスペースに連れて行くと場所を覚えやすくなります。

トイレトレーニングは子犬の頃から行うとスムーズです。また、トイレスペースにトイレができた場合もなるべく早めに排泄物の処理を行うのも重要なポイント。トイレに排泄物を放置しておくと不衛生なのに加え、食糞の原因にもなります。

通行人に吠えないようにしつけをすることも大切です。子犬のときに無駄吠えをしないつけを行いましょう。吠えたら大きな音を出す、吠えても徹底的に無視するなどのしつけが必要です。吠え癖がある犬は外飼いには向いていません。犬のしつけをできないのであれば外飼いをすることを諦めるのも1つの選択肢です。

犬を外飼いしていると表札に明記する

リードやトイレトレーニングなどの準備が終わったら、表札に犬を外飼いしていると表記します。注意書やステッカーを貼っておくことで周囲の人に犬が外にいることを理解してもらえます。初めて家を訪れた人が庭にいる犬にいきなり吠えられたり、飛びつかれたりしたら大変。そういったことがないように事前に周知しておくと安心です。

このように犬の外飼いにはさまざまな注意を踏まえた上で準備が必要になります。注意が足りないと近所トラブルが起きたり、犬に不幸が起きてしまうこともあるので意識して環境を整えるようにしてください。誰もが安心して暮らせるように十分に配慮をした上で犬の外飼いをスタートしていきましょう。

外飼いの環境作りポイント①庭

次に外飼いの環境作りのポイントについて見ていきます。犬を外飼いにするする場合、単にリードをつけて庭に放しておくだけでは足りません。犬が安心して過ごせるようにリード以外のものもきちんと準備してから外飼いをスタートします。どのような点に気を付ければ良いのかご紹介するので、参考にしながら外飼いの環境を整えてください。

庭に適したフェンスを設置する

まずは庭の大きさに適したフェンスを設置し、犬が自由に動き回れる範囲を決めます。犬は縄張り意識の強い動物です。リードをつけただけだと広範囲に渡って気を払ってしまうので犬を落ち着かせるためにも、フェンスで自由に動ける範囲を区切ります。フェンスにはいろいろな種類がありますが、一般的なのが支柱を等間隔で打ち付けてネットを張るものです。

支柱を打ち付けることができないときは置き型タイプのフェンスを選びます。庭の広さはどのくらいなのか、リードの長さをどのくらいに調整するのかも考慮に入れてフェンスのサイズを選んでください。通販やペットショップで手に入れられます。

トロリードッグランを設置する

トロリードッグランとは、ワイヤーを木や支柱に張りリードをつないで使うものです。ホームセンターなどで手に入れられます。トロリードッグランは動くと多少の音がするため音に敏感な犬には向いていません。また中型犬や大型犬が力強くリードを引っ張るとワイヤーから外れてしまうこともあります。使用するのは飼い主が見ているときだけにしてください。

床材は人工芝を敷く

犬を外飼いにするときの床材としておすすめなのが人工芝です。人工芝はクッション性があり水はけが良いのが魅力。1年中生えていて日差しがなくても枯れることはありません。夏は涼しく冬は暖かいのも特徴です。ただし人工芝は価格が高めなこと、10年に1度を目安に張り替えなくてはならないことがデメリットです。

天然芝は安い価格で手に入れられ、クッション性が高いので犬の足腰に優しい利点があります。ただし冬は枯れてしまうこと、定期的な水やりや夏の芝刈りが必要なので手入れに手間がかかります。また犬が地面を掘ると芝がぐしゃぐしゃになってしまう点にも気をつけてください。土の地面そのままの場合、クッション性がなく水捌けも悪いので犬が汚れやすくなります。

土のままなら費用がかからないのが魅力ですが、やはり床材は取り入れ方が良いでしょう。このほかにタイルやレンガ、セメントといった床材が考えられますが、夏の太陽に熱せられて熱くなるというデメリットがあります。

また冬は冷たく犬の体調不良の原因になります。クッション性がなく、足腰に負担がかかるのも懸念すべき点です。こうした床材は費用が高く、購入コストがかかるのも問題点です。総合的に見て人工芝が最も取り入れやすい床材と言えます。

出入口は細部まで注意する

連結式のフェンスの多くは、出入り口の下の部分に隙間があり、そこから犬が脱走する危険性があります。フェンスを設置する際には犬が隙間から潜り抜けることができるか否かを確認し、潜り抜けるようであれば隙間を埋めるようにしてください。木材などで固定しておくと犬が脱走するのを防げます。

また、ハンドル式の取手は犬が手をかけて外す場合も考えられます。賢い犬だと飼い主が取手を開け閉めしている様子を見て学習することもあるため、取手のロックも忘れないようにしましょう。ロックがないフェンスであれば市販のキーチェーンなどを準備しておくと安心です。きちんとロックした状態でないと犬が脱走しやすくなります。

犬が脱走すると迷子になってしまうだけでなく、他の人に危害を加えることもあります。気性が荒い犬の場合は外に出たことで興奮し、誰かに噛みつくかもしれません。そうなったら一大事なので万が一を考えて脱走予防をしてください。

庭環境を最適に整える

庭で家庭菜園やガーデニングを行っているのであれば犬にとって有害なものを育てていないか確認しておきます。人間が食べても大丈夫だったとしても犬が食べたら中毒を引き起こす食べ物が存在します。特に気をつけたいのがネギ類。青ネギや玉ネギなどは犬の中毒の原因となるため気をつけてください。

紫陽花やアケビ、ヒガンバナなども犬が口に入れると中毒が起きると言われているのでガーデニングには取り入れない方が無難です。フェンスで囲むときはなるべく家庭菜園やガーデニング部分から離すようにすると心配がありません。好奇心旺盛な犬は飼い主が手をかけているものに対して興味を抱くので、大切な菜園やガーデンを具壊してしまうかもしれません。

地面の水捌けの良さも要チェック。池や水たまりができやすいと雨が降ったときに犬がびしょ濡れになる原因になります。水捌けが悪い鳥であれば人工芝を始めとした床材は必要不可欠です。もし床材を敷くのが困難であればポンプを使ったこまめに水たまりを取り除きます。水たまりを放置しておくと、ボウフラが発生しやすくなります。

ボウフラはフィラリアの原因となり犬の命に危険が及ぶ可能性も否定できません。地面にできた水たまりだけでなく、植木鉢の受け皿や放置されたプラスチック製の容器などに溜まった水もボウフラの発生源になります。きちんとチェックして水がたまらないようにしてください。

外飼いの環境作りポイント②犬小屋

犬が快適に過ごせる環境作りと同時に犬小屋作りも進めていきます。犬を外飼いする場合には犬小屋をきちんと設置しましょう。犬が安心して過ごせる空間がないと気を休ませることができません。犬にとってぴったりな犬小屋を作ることができれば心配なく外飼いができます。どのような点に注意して犬小屋を設置すれば良いのかポイントをチェックしてみてください。

犬の大きさ+15cm以上の広さにする

犬小屋のサイズを決めるときに参考になるのが愛犬家が多くいることで知られるアメリカ合衆国の農務省が定めたガイドラインです。犬が入るのに十分なスペースは、(体長+15cm)×(体長+15cm)×(頭の高さ+15cm)によって決まるとされています。このくらいのサイズであれば犬が自由に体を方向転換できてストレスがたまりません。

犬小屋を決めるときは最低限でも犬の大きさ+15を意識するようにします。犬のために広いスペースの犬小屋を作ろうとする方もいるかもしれませんが、大きすぎる犬小屋にも注意が必要です。建築基準法によって定められた建ぺい率に違反する可能性があります。

建ぺい率とは敷地面積に対する建物面積を指す言葉。「建物」には住居だけでなく車庫や物置なども含まれます。人が入れるくらいの巨大な犬小屋を作った場合、建築基準法の建物とみなされるかもしれません。建ぺい率は30〜80%と自治体によって定められている値が異なります。そこまで巨大な犬小屋を作る人は少数派かもしれませんが事前に確認しておくと良いでしょう。

ストレスフリーな場所に設置する

犬は五感がとても敏感で、少しのことでもストレスを感じます。屋外で過ごす時間が長いからこそ安心して過ごせるようにしてあげてください。まずは静かな場所に犬小屋を設置します。人の往来が多い場所ならなるべく家屋に近く、音の影響を受けないところに犬小屋を設置するのがおすすめ。エアコンの室外機も騒音の原因になるほか、夏は高温になるため距離を取った方が無難です。

お客さんが出入りすることが多い家であれば玄関の近くに犬小屋を置くのはおすすめできません。警戒心が強い犬は知らない人が見えるだけで吠えたり怯えたりすることがあります。犬がゆっくりと過ごせるように目隠しフェンスを使って視界を遮るのも1つの方法です。ただし飼い主の姿が全く見えないと不安がることがあるので家屋側に犬小屋の入口を設けると良いでしょう。

犬はとても嗅覚が強い動物なため少しのにおいでもストレスに感じます。犬小屋の近くにトイレを設置すると排泄物のにおいが気になってしまうかもしれません。もしトイレ以外のところに排泄したときは消臭剤でにおいを消すことも大切です。においを消さないと、そこをトイレと誤認することがあります。そのほかに香りが強い柔軟剤を使った洗濯物や薬品類も遠ざけておきます。

小屋が傾いていると常に犬の体が傾いているような状態になり筋肉や骨に負担をかけるため、必ず地面に対して並行になるようにしてください。小屋の素材は木星がおすすめです。スチール製の犬小屋は冬は冷たくなり、夏は熱くなるため犬には向いていません。また、木の下に犬小屋を設置すると枝が落ちることもあるため頭上には何もない場所に設置するようにします。

逃げ出し防止策をしっかり行う

犬小屋を設置するときは逃げ出し防止策もきちんと行います。地面に係留ポールやドッグアンカーを打ち付け、リードを取り付けられるようにしてください。打ち付けが甘いと外れて逃げ出しの原因になります。リードは犬小屋やフェンスを自由に動き回れるくらいの長さを意識します。犬が力を加えてもリードが外れないように、耐久性が高いものを選びましょう。

基本的にトイレは室内に置く

トイレは外飼いの場合も基本的に室内に設置します。屋外でトイレができるようになると排泄物のにおいが残る原因になります。またシニア犬になり外に出るのが困難になったとき、外でしかトイレができない状態だと大きな負担がかかるのも問題です。トイレのたびに屋外に出すのは犬にとっても飼い主にとっても大変なので、室内でトイレトレーニングをしておきましょう。

しかし外飼いをする時間が長い場合など、やむを得ず屋外にトイレを設置しなければならないこともあります。そのようなときは、飼い主の目が届きやすい家屋の近くにトイレを設置してください。トイレが汚れたときにすぐに発見できます。もしトイレ以外の場所に排泄をしてしまったらすぐに消臭し、近所に迷惑がかからないようにする配慮も必要です。

ノミやダニなどの虫対策をする

外飼いで屋外にいる時間が長いとノミやダニが寄生しやすくなります。犬用のノミ・ダニ駆除薬を用いて対策を行ってください。またフィラリアは蚊が原因となるため夏場は蚊取り用品を犬小屋の近くに設置します。そのほかの感染症を予防するためのワクチンもきちんと接種した上で外飼いをすることが飼い主の義務と言えます。

植物が犬小屋の近くにあると虫が近寄る原因になるため、植木鉢や花壇はなるべく遠くに設置しましょう。芝生があるなら芝刈り・草むしりを行って虫の発生を抑えます。また犬の体に悪影響を与える殺虫剤は絶対にまかないようにすることも覚えておいてください。気をつけていても犬の体に殺虫剤が付着し、中毒を起こす原因になります。

夏や冬の季節的な対策を行う

夏や冬は特に犬がいる環境に注意を配ります。どちらの季節にも共通して言えるのが新鮮な水を準備することです。夏は水分不足になりやすく、冬は寒さによって水が凍ることがあります。定期的に水をチェックして1日に2〜3回は取り換えるのが基本です。また地面からの熱気・冷気が遮断できるように犬小屋は高床式にするのがおすすめ。

冬は犬小屋に防寒シート、夏は冷感シートを敷くと快適に過ごしやすくなります。夏に気をつけておきたいのが熱中症です。直射日光が当たることで熱中症になりやすくなるため、犬小屋に日陰を作ってください。すだれやビニールシートなどを犬小屋に設置して涼しく過ごせるようにします。周辺の温度を下げるためにこまめに打ち水をするのも効果的です。

冬は冷たい風を防ぐために犬小屋をビニールシートで覆う対策が必要です。犬小屋の入り口から冷気が入らないようにビニールシートをすだれ状にしてかけておくのも良いでしょう。冬に犬小屋専用の暖房器具を用いる場合は犬がコードを食いちぎって感電しまいようにカバーをつけます。飼い主が見てないときは暖房器具の使用は行わず、監督下にあるときだけ使ってください。

こまめに犬小屋を清掃する

犬小屋は衛生面にも気を使っていないと、悪臭が漂ったり、ノミダニが発生しやすくなったりします。春夏秋冬の季節に変わり目には犬小屋を洗って清潔な状態を保つようにしてください。水を使って犬小屋の外側と内側を洗います。木製の犬小屋には隙間に毛や皮脂などが付着しやすいので内側は特に入念に洗うのがポイントです。水洗いが終わったら太陽光に当てて乾燥させます。

乾燥後にはクレゾール石鹸で殺菌をするのがおすすめです。3%に希釈してからスプレーボトルに入れて全体に吹きかけます。少しの間クレゾール石鹸のにおいが残ることがあるため数時間放置してから普段通り使えるようにすると良いです。このように定期的なお手入れを忘れずに清潔な犬小屋を保っていきましょう。

愛犬が脱走した時のための対策法

どんなに気をつけていても何らかの原因で犬が脱走してしまうことがあります。もし脱走しても無事に家に戻って来られるように事前に対策を行いましょう。万が一を考えて対策をしておけば、犬を不幸にする事態を避けられます。どのようなことすれば良いのかご紹介するので参考にしてみてください。

マイクロチップを装着する

住所や連絡先などの情報が入ったマイクロチップの装着は年々増加傾向にあります。マイクロチップの情報を日本獣医師会に登録申請しておくと動物ID普及推進会議のデータベースの登録され、脱走した犬の身元を判別するのに役立ちます。マイクロチップは専用の注入器で体内に埋め込む簡単な処置で行えるため、万が一に備えて行うと良いのではないでしょうか。

首輪に住所など連絡先を記載する

最も取り入れやすいのが首輪に住所や電話番号を記載した迷子札をつけておくことです。人目につきやすく、脱走した犬を見つけた人から連絡してもらえるかもしれません。個人情報を記載するのに抵抗がある方はかかりつけの動物病院の名前と連絡先を書いておくのがおすすめです。動物病院経由で脱走した犬を発見した旨の連絡が入るようになります。

問い合わせ先を調べておく

迷い犬は警察署や保健所、動物愛護センターなどに連れて行かれることが多いです。付近にあるこうした施設の問い合わせ先を調べておきましょう。犬が脱走したときはまず警察署や保健所に連絡し、問い合わせをしてください。

もし犬が警察署や保健所に来ていなかったとしても、今後来る可能性も考えて連絡をもらえるように伝えておくと安心です。近くにある動物愛護センターにも問い合わせ、迷子になった犬の情報を記載した手作りポスターを設置してもらうのもおすすめです。

SNSで情報を求める

近年はInstagramやTwitterなどのSNSを使った迷い犬探しも盛んに行われています。犬の写真や詳細な情報を記載し、リツイートしてもらうように多くの人に呼びかけてみてください。全国的に情報が拡散するので思わぬ場所で迷い犬を発見できるかもしれません。

外飼いが必要かどうかしっかり考えよう

まずは犬にとって外飼いをするのか正しいことなのか一度考え、飼い主のエゴではないか検討するのがおすすめです。夏は暑く、冬は寒い環境に犬を置くということも意識して外飼いが必要であるかを決めてください。もしどうしても外飼いが必要であればきちんと環境を整え、犬が快適に過ごせるようにしてあげましょう。

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