女優・吉永小百合が夫との子供を作らなかった本当の理由とは?

今や日本の母なる大女優吉永小百合には子供がいませんが、吉永小百合が若い時に子供を産まない決心をしたのには理由がありました。吉永小百合に子供を産まない決心をさせた女優魂と複雑な家庭環境と一緒に、子供をもたない価値観についてご紹介します。

女優・吉永小百合が夫との子供を作らなかった本当の理由とは?

目次

  1. 子供のいない大女優・吉永小百合のプロフィール
  2. 子供をもたない人生を選択した吉永小百合
  3. 吉永小百合が子供を産まなかった理由≪女優業≫
  4. 吉永小百合が子供を産まなかった理由≪子供時代≫
  5. 子供についての吉永小百合の葛藤とは?
  6. 子供がいない有名人夫婦の考え方とは?
  7. 子供はいなくても”日本の母”となった吉永小百合
  8. 吉永小百合と五郎丸歩との意外な関係とは?
  9. 命をみつめる平和活動家としての吉永小百合
  10. 子供が居なくても吉永小百合は充実した女優生活を送っている!

子供のいない大女優・吉永小百合のプロフィール

本名:岡田 小百合
誕生日:1945年3月13日
出身地:東京都渋谷区
血液型:O型
学歴:早稲田大学第二文学部
職業:女優、歌手
配偶者:岡田太郎、子供なし

日本人なら知らない人はいないであろう大女優・吉永小百合は若い時から人気があり、今でも吉永小百合のファン「サユリスト」が沢山いることで知られています。老若男女問わず吉永小百合の顔を見ると何となくほっとする人も多いのではないでしょうか。

あのタモリも吉永小百合の大ファンであり、早稲田大学在学時に学生食堂で吉永小百合が食事しているところを偶然発見し、吉永小百合の食べ残しを食べようか迷った末思いとどまったというエピソードは有名ですね。子供がいないとずっと若くいられるという通り、吉永小百合は年を重ねてもずっと美しいままです。

子供をもたない人生を選択した吉永小百合

現在では「日本の母」と呼ばれるほどの吉永小百合は、岡田太郎と結婚しているものの子供はいないのですが、吉永小百合にははっきりした考え方があって子供を産まない選択をしています。

吉永小百合は、28歳の時にフジテレビディレクターや共同テレビ会長を歴任した岡田太郎氏と結婚しました。当時にしては珍しい15歳差の結婚は家族に反対され、身内だけのジミ婚となりましたが家族の反対を押し切ってのこの結婚がきっかけで、吉永小百合は子供を産まない人生を決断しました。

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吉永小百合が子供を産まなかった理由≪女優業≫

若い時から女優として活躍していた吉永小百合には、子供が出来ると女優業に差し障りがあるという思いがあったようです。子供が産まれて母になると女優として終わってしまうと考えた吉永小百合は女優としてプロであり続ける為に子供を産む選択を避けました。

テレビ業界の才能ある夫・岡田太郎に愛された吉永小百合自身も女優としての才能がある為、女優という仕事に夢中になったのは無理もないことでしょう。『伊豆の踊子』の原作者・川端康成も吉永小百合に魅せられた一人です。映画の撮影があると聞いた川端康成は撮影現場まで吉永小百合に会いに行ったことがあるそうです。

結婚後も子供がいない分、吉永小百合の女優への情熱があり、清純派女優として限界がきた時はそのイメージから脱皮する為にもがいたこともあったようです。映画『天国の駅』では三浦友和に押し倒されるシーンもありましたが、その時の演技に納得がいかず20回以上NGが出て三浦友和をタジタジにさせたこともあります。もし吉永小百合に子供がいたら、こんなシーンは避けていたかもしれませんね。

子供がいなくても、夫である岡田太郎は吉永小百合の女優魂を理解して応援してくれるいい旦那様なのですね。お互いの才能を尊重し合えることが、子供がいない代わりに夫婦の仲を良くしたんですね。

吉永小百合が子供を産まなかった理由≪子供時代≫

吉永小百合が子供を産まなかったのには、家族の在り方と吉永小百合自身の子供時代にも深い関係があります。

山の手の上流家庭で育った吉永小百合の母親はかなりのステージママでした。自分の子供を立派な女優に育てることに一生懸命で「人間である前に女優であれ」が口癖だったといいます。吉永小百合は家の中でさえも常に笑顔で女優らしくふるまうよう強いられたそうです。それにしても子供に対して「人間である前に女優であれ」という言葉は重いですね。子供が聞くと「女優らしくないと生きていてはいけないんだ」と思い込んでしまいそうです。条件付きでしか愛されないことは子供心にとても辛いはずです。

一方、吉永小百合の父親は事業に失敗し家財の一切を差し押さえられた後、吉永小百合のマネージャーとなりました。その結果、吉永小百合が小学6年生の時から家計を支えることになったのです。まだ子供のうちから家族を養うなんて過酷な家庭環境だったんですね。

本来であれば家庭こそ子供が一番自分らしく振舞える居場所であるはずですが、親は子供に自分の考えを押しつけ、その親を子供が養うという暮らしの中で、吉永小百合は常に親に反発していました。吉永小百合は、「親にきちんと教育されていない」と発言していますが、子供時代に親子愛らしいものを感じられず仕事絡みの関係が続くと、吉永小百合がそう言いたくなるのは当然ですね。

特殊な親子関係だった吉永小百合は、「自分自身がそうだったように、自分の子供に価値観を押し付けることはしたくない」「子供との良い関係の作り方が分からない」という気持ちがあったようです。母親との関係に悩み、親への反発心が消えなかった吉永小百合は、自分が子供を持つことは考えられなかったのでしょう。

もし吉永小百合の親子関係が良かったら、子供を産むことに対して「子供にはこんなことしてあげたい」ともう少しポジティブになれたかもしれませんね。

子供についての吉永小百合の葛藤とは?

女優業に夢中で自立した女性であった吉永小百合にとっても、子供を産むか産まないかは大きな選択であったことと思われます。

吉永小百合が結婚する時に家族がかなり反対した為吉永小百合の親への反発を更に強めてしまったようです。また、結婚する時は自身の生い立ちや親子関係を振り返ることになりますが、子供らしい子供時代を過ごせなかった吉永小百合は自分が子供を育てることに違和感を感じたのかもしれませんね。夫である岡田太郎との子供を産むことよりも、自分が子供に愛情を注げるか不安な気持が強くなってしまったのでしょうか。

推測にはなりますが、吉永小百合が結婚した頃は女性は家庭に入って夫の子供を産み子育てに集中するものという考えが強かった時代背景も影響していたのではないでしょうか。母乳か粉ミルクか、紙オムツか布オムツかということまで、子供の育て方をとやかく言われがちだった時代の子育ては、重圧がありそうですよね。どうやって子供を育てればいいか分からないと感じていた吉永小百合は母親の援助も期待出来ず、子供を諦めることになったのではないでしょうか。

夫・岡田太郎との子供を産まないことを選んで女優業に専念した吉永小百合ですが、子供をもたなかったことに後悔することもあるそうです。子供を産めるのは女性だからこそ出来ることですし、子供を産める年齢も限られるので、そういう気持ちになることもあるでしょう。しかし、子供をもうけず女優業に専念した分、現在吉永小百合は女優として大成されていますね。

子供がいない有名人夫婦の考え方とは?

吉永小百合以外にも、子供を産まない人生を選んだDINKS夫婦はいます。不妊や年齢以外にも、子供を産まない選択をする価値観があるということですね。

唐沢敏明&山口智子夫妻にも子供はいません。「子供を産んで育てる人生ではない」と明言し、子供がいないことを微塵も後悔していないという女性誌のインタビュー記事はかなり話題になりました。子供よりもパートナーである夫との人生が大事という価値観もあるんですね。ちなみに両名とも子供時代は円満家庭に恵まれなかった者同士であり、お互いの気持ちを理解できるからこそ絆が強いです。唐沢敏明は「趣味は車と山口智子」と言っていますが、子供が居なくてもこんなに仲が良いなんてステキ過ぎますね。

杉本彩は、「エロいことでお金を稼いでいるから、自分が子供を産んだら子供がいじめられそう」という理由で子供を産まなかったそうです。こんなに美人さんなのに勿体ないですよね。杉本彩の場合、家族との不和が深刻なところが吉永小百合と共通しています。家族との対立と子供をもたないことに関係があるかは分かりませんが、杉本彩も自分の意志で子供を産まなかったことは確かです。

子供はいなくても”日本の母”となった吉永小百合

子供を産まずに女優業に専念した吉永小百合は多くの映画に出演し、今では紫綬褒章受章、文化功労者となり、日本の母といわれることもあるくらいです。

吉永小百合の出演作『母と暮らせば』

2015年公開、山田洋二監督の映画『母と暮らせば』では、原爆で命を落としたはずの息子がある日ひょっこり姿を見せ親子の交流を描いたこの映画では、吉永小百合と嵐・二宮和也が親子役として共演しました。母親役を演じるにあたって、吉永小百合は二宮和也に会った時「本当の子供みたい!」と親近感をもったそうです。

撮影の間も二宮和也は吉永小百合のことを「お母さん」と呼び仲が良かったそうで、こんな子供がいたらなと吉永小百合は考えたこともあったのではないでしょうか。

吉永小百合と五郎丸歩との意外な関係とは?

『母と暮らせば』の舞台挨拶には、早稲田大学の後輩となるラグビー選手・五郎丸歩からお祝いのメッセージが贈られました。長年の早稲田大学ラグビー部のファンである吉永小百合が毎年夏の合宿に牛一頭分の牛肉の差し入れをしていることについて、”ラグビーの母”と交流があったことを嬉しがっています。このメッセージに対抗して二宮和也が吉永小百合のことを「私の母です」と発言した時は話題になりましたね。

試合観戦に通うだけでなく、毎年の夏の合宿に牛一頭分の牛肉の差し入れをしている。これは「吉永牛」として部員の間で呼ばれている。

早稲田大学のラガーマンは吉永小百合の愛情のこもった牛肉で身体づくりをしているんですね!吉永小百合に感謝の意を述べた五郎丸に対して、「人気者になってもチャラチャラしないで嬉しい」と、子供を見守る母親のようなコメントをしています。吉永小百合が”ラグビーの母”なら、早稲田大学ラグビー部出身の五郎丸歩は吉永小百合の子供のような存在になりますね。

命をみつめる平和活動家としての吉永小百合

反核を訴える吉永小百合はボランティアで原爆詩の朗読を行っており平和活動にも力を入れています。命をみつめるその眼差しは日本の母そのものです。

子供が居なくても吉永小百合は充実した女優生活を送っている!

女優業に専念し続けた吉永小百合は子供を産む代わりに、数々の映画に命をふきこんできました。自身の人生をかけた吉永小百合の演技には多くの人が惹きこまれています。また、夫である岡田太郎は一時大病をしましたが、支え合いながら今でも夫婦で仲良く暮らしているみたいです。

「(今後は)どういうふうになっていくのか、その日その日を一所懸命生きているだけ」と前置きしつつ、「もう少ししたら足腰が衰えて、セリフもしゃべれなくなるかもしれない。そうしたら引退するしかない。でも、あまり(今後のことは)決めないで、映画の現場が大好きなので、できる限りはこの世界でやっていきたい」とまだまだ映画女優としてまい進する覚悟を語った。

自身の家庭環境に苦しみ子供を産まずに女優業に専念する選択をした吉永小百合は現在女優として大成し生涯女優の姿勢を貫いています。子供がいないことについて後悔することもあるけれど、日本の母として多くの人に慕われ、頼られていることは吉永小百合にとっても嬉しいことでしょう。出来るだけ長く吉永小百合の女優活動を見られるよう願っています。

吉永小百合の魅力いろいろ

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