さかなクンの帽子を被られた上皇陛下?クニマス発見の会見画像は偽物?

さかなクンの帽子を上皇陛下が被った?とネットで噂になっているそうです。上皇陛下がさかなクンの帽子を被っていたとしたら凄いことですよね。しかし、なかには上皇陛下はさかなクンの帽子は被っていないという話も。いったいどちらが本当なのでしょうか?

さかなクンの帽子を被られた上皇陛下?クニマス発見の会見画像は偽物?

目次

  1. 上皇陛下がさかなクンの帽子を被った!?クニマス発見の会見画像の真偽とは
  2. さかなクンプロフィール
  3. さかなクンの過去の実績
  4. さかなクンが発見に貢献したというクニマスとは?
  5. 上皇陛下がさかなクンの帽子をお被りになったって本当?
  6. 上皇陛下が会見でさかなクンの名前をお出しになった!?
  7. 上皇陛下はさかなクンの帽子を被っていなかった

上皇陛下がさかなクンの帽子を被った!?クニマス発見の会見画像の真偽とは

2019年に125代天皇を退位された上皇陛下ですが、ネット上ではその上皇陛下がさかなクンのトレードマークでもあるハコフグを模した帽子を被られたことがある?!と噂になっているようです。日本の象徴でもあった上皇陛下が、コミカルなさかなクンの帽子を被られたことがあるとすれば、かなりの驚きですよね。果たしてこの噂は本当なのでしょうか?さかなクンと上皇陛下の情報も踏まえつつ、ご紹介していきます。

さかなクンプロフィール

名前:さかなクン
本名:宮澤正広
年齢:44歳
職業:魚類学者、タレント
出身:東京、神奈川育ち
出身校:日本動物植物専門学院 研究機関 東京海洋大学研究
分野:魚類
過去の偉業:カブトガニの人工孵化、クニマスの発見など

さかなクンの本名

テレビでも活躍中のタレントで魚類研究者のさかなクン。ちなみに本名は宮澤正広というそうです。タレント活動以外の、学者としての公式な活動などでは、本名を使われることがあるみたいですね。

さかなクンの生年月日(年齢)

さかなクンの2019年現在の年齢は44歳です。研究者としてはまだまだ中堅という年齢でしょうか。しかし、さかなクンの研究者としての実績はすでにトップクラス!海に関する啓蒙活動にも貢献されています。

さかなクンの出身地

さかなクンは東京都生まれで神奈川県育ちです。現在は千葉県の館山市に住まわれているそうです。魚類に関する知識は世界のなかでも指折りだと言われるさかなクンは、どのような経歴を歩んで来られたのでしょうか?

さかなクンの学歴

さかなクンは、神奈川県綾瀬市で育ち、地元の綾瀬市立北の台中学校を経て神奈川県立綾瀬西高等学校を卒業しました。その後、東京海洋大学入学を目指したが叶わず、日本動物植物専門学院に進学し、卒業されています。

さかなクンの職業

さかなクンの職業は魚類学者、タレントです。タレントとしての姿は皆さんご存知のとおり、突飛なキャラクターで活躍されていますよね。また、さかなクンは東京海洋大学の研究者としても活躍されています。

さかなクンの過去の実績

さかなクンは過去に大きな実績を残しています。ひとつは不可能だと言われていたカブトガニの人工ふ化。そして、もうひとつは絶滅したと思われていたクニマスという魚の発見に貢献したことです。しかもなんと、カブトガニの人工ふ化に成功したのは中学校3年生の時だというのが驚きです。若くしてこれだけの実績をのこしている研究者は少ないですよね。当時は新聞にも取り上げられるほどの反響だったようです。そんなさかなクンのトレードマークである帽子を上皇陛下が被られたという噂は本当なのでしょうか?

さかなクンは魚類のTVチャンピオン

1992年から2006年まで放送されていた、「TVチャンピオン」という毎回特定ジャンルの一番を決めるという番組がありました。そこに、高校生時代のさかなクンも出場しました。さかなクンは大人たちを蹴散らし魚類のTVチャンピオンに輝きます。その後も魚がテーマの回で5連覇を果たし、殿堂入りまで果たしています。高校生でありながらも、このときからさかなクンの魚類の知識はずば抜けたものだったんですね。「さかなクン」という名前も、この番組に出場したときに付けられたあだ名です。

さかなクンが発見に貢献したというクニマスとは?

さかなクンがクニマスの発見に貢献したと言われていますが、そもそもクニマスとはどんな魚なのでしょうか?上皇陛下がさかなクンの帽子を被られた、という噂にはさかなクンのクニマス発見のことも関連してくるのでしょうか?絶滅したと思われていたクニマスを再発見したさかなクンは、その功績が認められ「海洋立国推進功労者」として内閣総理大臣賞も受賞していますので、上皇陛下との噂が広がるのも無理はありません。ここではまず、さかなクンの主な功績となったクニマスという魚のことについてご紹介していきます。

さかなクンが発見に貢献したクニマス1:サケ科の淡水魚

クニマスとは秋田県の田沢湖に生息していたサケ科の淡水魚です。大きくなると体長三十センチほどにまでなるんだとか。別名として、キノシリマス・キノスリマス・ウキキノウオと呼ばれることもあります。元々、クニマスのようなサケ科の魚類は酸性雨や温暖化に非常に弱く、近年進む環境変化の影響を大きく受けている種となります。環境変化がまだ問題になっていなかった数百年前には、高級魚として身分の高い人々に献上するため、専用の漁が行われていたりもしたそうです。

さかなクンが発見に貢献したクニマス2:秋田県の田沢湖が唯一の生息域だった

クニマスは「固有種」と言われる、特定の地域にしか生息・繁殖をしない魚でした。秋田県の田沢湖が唯一の生息域であり、秋田県の古い書物などにもその名前が出てくるそうです。クニマスのような、特定の地域にしか生息しない固有種は、その地域での絶滅が種全体の絶滅につながるため、現代では非常に重要な保護対象とされます。それでも、昔は漁で獲ってしまっても問題がないほど生息していたはずなのに、なにがクニマスを絶滅に追い込んだのでしょうか?

さかなクンが発見に貢献したクニマス3:1940年代に絶滅したと考えられていた

このクニマスは1940年代に絶滅したと考えられていました。絶滅した理由は、唯一の生息域であった田沢湖に、昭和10年代に水力発電の関係で人工的に川の水を導入したことだと言われています。流入させた水の性質が、酸性の強いものであったために徐々にクニマスが繁殖出来なくなり、絶滅したと考えられていました。実際に、環境省が発表するレッドリストにも指定されており、さかなクンが発見に貢献しなければいまも絶滅したと思われたままだったかもしれませんね。

さかなクンが発見に貢献したクニマス4:山梨県の西湖でクニマスを発見

元々は秋田県の田沢湖にしかおらず、絶滅したと考えられていたクニマスですが、実はなんとクニマスの卵がはるか昔に山梨県の西湖に移植されており、そこで繁殖して、現代まで西湖で生き続けていたことが2010年に確認されました。それを発見したのがさかなクンがいる調査チームです。さかなクンが、京都大学の教授からクニマスのイラスト執筆を依頼された際に、西湖から取り寄せたヒメマスという魚が、実はクニマスではないか?と気づいたことがきっかけになっています。このことから、さかなクンの貢献度の大きさが評価されています。

さかなクンが発見に貢献したクニマス5:絶滅種で再発見された魚は初めて

絶滅したと思われていたクニマスの再発見は、日本中の話題となりました。田沢湖にしか生息していない固有種だと思われていたクニマスが、まさか昔の人によって卵を西湖に移植され、生き延びていたとはなかなか考えが及ばないものでしょう。絶滅種に指定されている魚はクニマス以外にもありますが、再発見されたのはクニマスが初めてのことです。このクニマスの再発見に際しては、当時天皇だった上皇陛下も誕生日の記者会見で喜びのコメントを出されたそうです。

上皇陛下がさかなクンの帽子をお被りになったって本当?

さかなクンの帽子を上皇陛下がお被りになったとネット上では話題になっていますが、本当なのでしょうか?あの独特なさかなクンの帽子を上皇陛下がお被りになったなんてことがあれば、前代未聞の出来事ですね。確かにさかなクンは、天皇・皇后両陛下が出席されるような公的なイベントでも、トレードマークの帽子を被ったまま参加する姿が確認されていますので、機会がまったくないというわけではなさそうですが、果たしてどうなのでしょうか?

上皇陛下がさかなクンの帽子を!?

こちらが、上皇陛下がさかなクンの帽子を被ったとされる画像です。たしかに上皇陛下がさかなクンの帽子をかぶっています。上皇陛下もさかなクンの帽子がとても似合っていらっしゃいます。帽子としてはかなり独特なデザインですし、皇室の方が普段お召しになるような上品な装飾品とはかけ離れた派手な色使いですので、見慣れない感じはしますね。それにしても目を疑う画像のように思えますが、上皇陛下のちょっとしたお茶目だと思えば全くありえないことでもないのでしょうか?

さかなクンも参加した魚類学会での出来事

ちなみに、上記の画像は日本魚類学会に上皇陛下がいらっしゃったときの画像なんだそうです。さかなクンと同様、上皇陛下も魚類にご感心がおありのようですね。日本魚類学会といえば、魚類に関する会誌の発行や研究発表会、シンポジウムなどを開催している、設立50周年を迎える本格的な学会です。そんな魚類学会に上皇陛下が参加されるとは、ただ興味があるだけでは難しそうですよね。他にも、上皇陛下は天皇としての在位中に魚類や海に関する様々な場所へ視察へ行かれていますが、何か理由があるのでしょうか。

シーラカンスを見学される上皇陛下、魚類学者を思わせるお姿

こちらは古代魚・シーラカンスの解剖を見学されている上皇陛下です。興味津々のご様子ですね。古代魚であるシーラカンスの解剖なんて、魚類についてよほどの予備知識がなければ、見学されても何がどうなっているのかわからないように思えます。しかし見学されている上皇陛下のお姿は、他の研究者と同様、積極的にシーラカンスの解剖に立ち会っておられるように見えますね。上皇陛下は魚類についてただご興味がおありなだけでなく、専門的な知識をお持ちなのでしょうか?

上皇陛下は魚類学者の世界の権威!?

実は、上皇陛下は魚類の権威としても知られています。先ほどご紹介した日本魚類学会にも、ただ視察で参加されただけではなく、そもそも会員として正式に所属されています。魚類学者としての上皇陛下は日本国内だけではなく世界でも高く評価されており、イギリスやオーストラリア・アルゼンチンなどでも学界の様々な役職に就かれたり、名誉会員になられたりしています。皇族としての正式な活動とは別に、皇太子時代から中国の魚類学者と年賀状のやり取りを続けられているなど、魚類に関わってらっしゃる年数は相当な長さに渡ります。

上皇陛下は長年、魚類学者として研究なさっていた

上皇陛下は、魚類に関してただ単にご興味をお持ちなだけでなく、魚類学者として本格的に研究にも勤しんでいらっしゃいました。長年にわたりハゼの分類の研究をされているんだそうです。ハゼの研究に対する上皇陛下の貢献は大きく、過去3度に渡って新種・新属のハゼに上皇陛下の名前が付けられるなどして称えられています。その中には、上皇陛下ご自身が発見されたハゼも数種類あり、学者としての功績も相当なものであることがわかります。

上皇陛下が発表された論文は30本以上、まさしく魚類学者!

魚類学者でもある上皇陛下は、ハゼに関する論文をこれまで何本も発表されているのだとか。会員として所属されている日本魚類学会での発表だけでなく、世界中でも特に権威があるとされている学術雑誌「サイエンス」にも論文を寄稿されています。これぞまさしく魚類学者といえる活動ではないでしょうか。2019年には天皇を退位され、86歳になられた上皇陛下ですが、いまでも週に2~3回は新たな論文作成に向けハゼの研究に臨まれるなど、精力的に活動を続けられているようです。

さかなクンの帽子をお被りになった姿は偽物!!

先ほどの、さかなクンの帽子をお被りになった上皇陛下の画像は偽物でした。実際には帽子は被られていません!先ほどの帽子をお被りになった上皇陛下の画像は、誰かがイタズラで作成したもののようです。でも、イタズラとはいえさかなクンの帽子がとっても似合ってましたよね。実際に日本魚類学会に出席された際の上皇陛下のお姿はこちらです。よく考えれば、上皇陛下がさかなクンのあの帽子を被られて出席されていたら、他の出席者の方は学会のほうに集中できないでしょうね。

上皇陛下が会見でさかなクンの名前をお出しになった!?

さかなクンの帽子を被った上皇陛下の画像は偽物でしたね。しかし、会見で上皇陛下がさかなクンの名前を出されたという情報もあります。こちらは本当なのでしょうか?なんと、2010年の上皇陛下の誕生日での記者会見で、上皇陛下は本当にさかなクンの名前をおっしゃられていました。2010年は絶滅したと思われていたクニマスが再度確認された年であり、上皇陛下は1年の振り返りとして、幼い頃の思い出と共に、再発見に貢献したさかなクンの名前をおっしゃられたのです。

「さかなクンはじめ多くの人々が関わり、協力したことをうれしく思います」

上皇陛下が当時の会見で言及されたクニマスの再発見には、さかなクンだけではなく京都大学の中坊教授などたくさんの人が貢献していました。それを踏まえて上皇陛下は、「さかなクンはじめ多くの人々が関わり、協力したことをうれしく思います」と、チームの一員としてさかなクンの名前を出し称えられたのです。いくら上皇陛下が魚類学の権威とはいえ、1年を振り返る誕生日の会見で上皇陛下の口から自分の名前が出てきたさかなクンは、驚いたでしょうね。

さかなクンのクニマス発見は上皇陛下も言及なさるほど大事だった

さかなクンのクニマス発見というのは、上皇陛下も注目するほどの大事だったようですね。上皇陛下は、当時の会見で再発見をお喜びになるだけでなく、クニマスの今後についても言及されていました。生息地域である西湖の管理や、見守り続けていくことの大切さについて語られています。再発見されてよかった、というだけではなく、クニマスが今後絶滅することがないようリスク管理を徹底することが大事だという視点は、まさに魚類学者としてのものではないでしょうか。

「もったいない、大変貴重なお言葉をいただきまして」と語ったさかなクン

絶滅危惧種の再発見という偉業を成し遂げたとはいえ、当時の日本の象徴から感謝のお言葉をいただくことになったさかなクンは、「もったいない、大変貴重なお言葉をいただきまして」と語っています。上皇陛下が名前を出されただけではなく、これまでのさかなクンの功績として、海洋立国推進功労者として内閣総理大臣賞の受賞や、農林水産省の「お魚大使」を務めるなど、まさに海洋に関するキーパーソンとして今後もさかなクンの躍進が期待されます。

過去に魚類学会で面識のあった上皇陛下とさかなクン

さかなクンは、上皇陛下も所属されている日本魚類学会に2009年から会員となり、はじめて出席した魚類学会の年会で上皇陛下と遭遇していたのです。東京海洋大学でおこなわれた年会では、上皇陛下とさかなクンは席は離れていたそうですが、後に行われた懇親会などで、上皇陛下がさかなクンの描いた魚のイラストをご覧になられて直接お話をされたと言われています。かたや日本の象徴であられた上皇陛下と、タレントであるさかなクンが、魚類という共通の知識で繋がっていたのですね。

上皇陛下はさかなクンの帽子を被っていなかった

さかなクンの帽子を被られた上皇陛下?のまとめはいかがだったでしょうか。残念ながら、上皇陛下はさかなクンの帽子を被られてはいないようですね。しかし、会見ではさかなクンの個人名をあげてお褒めの言葉をおっしゃられています。それだけ、クニマスの再発見というのは凄いことだったんですね。帽子は被られていなくとも、上皇陛下とさかなクンの間には魚類の探求心という通じるものが確かに存在するのではないでしょうか。

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