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アルビノ(先天性白皮症)とは?アルビノの動物や人間の写真・画像あり!
美しいと言われている『アルビノ』(先天性白皮症)。そもそもアルビノ(先天性白皮症)って何?って思う人も多いはず。一体アルビノとは何なにか紹介しつつ、アルビノの動物・人間の写真も紹介して行きます。アルビノ(先天性白皮症)の動物・人間の写真は美し過ぎる!

目次
アルビノ(先天性白皮症)って?人間・動物の写真や画像まで
『美しい』と一番言われているアルビノ。アルビノの人間や動物の写真・画像は見ているだけでも神秘的な気分になりますよね。ですがアルビノとは何なのでしょうか?アルビノの人間・動物の写真や画像を交えつつ、アルビノについて紹介して行きます。
アルビノ(先天性白皮症)とは?
▽アルビノ(先天性白皮症)
透けるような白い肌に白い髪が特徴的なアルビノ。アルビノは『先天性』な遺伝子の欠落によりメラニン色素が弱くなり起こるものです。
遺伝的にメラニン色素が合成できず、アルビノになると言われています。全身の色素が無くなるのが特徴です。遺伝的な病気とも言われていて、『先天性白皮症』『先天性色素欠乏症』とも呼ばれます。当時は『白子症』とも呼ばれていたアルビノですが、差別用語になるとして現在は『先天性白皮症』と呼ばれる事が多いアルビノ。チロジナーゼというメラニン色素を合成する酵素の働きが弱いなどの問題があることで体中の色素が薄くなるそうです。
遺伝によりメラニン色素が薄くなり、髪色や肌が白くなるアルビノ。美しすぎる見た目ですが、目の色素は青だったり赤褐色になる事が多いようです。
アルビノ(先天性白皮症)になる人間の種類。動物は?
メラニン色素を作る遺伝子の病気とも言われているアルビノ(先天性白皮症)。そんなアルビノにも遺伝子によって種類が異なる場合があるようです。
人間のアルビノ(先天性白皮症)の種類
メラニン色素を作る際に重要な役割を果たす『チロジナーゼ』という酵素が働かずにメラニンが作れなかったり、チロジナーゼがあるにも関わらず働きが弱くメラニンを作れなくなるのがアルビノの『非症候型眼皮膚白皮症』です。
遺伝子によって7種類に分類されている『非症候型眼皮膚白皮症』。その中に2つの種類がまたあり『チロジナーゼ陰性型』『チロジナーゼ陽性型』に分けられる事が多いようです。
成長してもほとんどの色素が出てこないのが『チロジナーゼ陰性型』、成長と共にちょっと色素が出てくるのが『チロジナーゼ陽性型』と呼ばれているようですね。
人間・動物に起こるアルビノ(先天性白皮症)の症状【眼】
アルビノは髪や肌が遺伝子により白くなる病気でもありますが、眼だけにアルビノの症状が起こる事もごく稀にあるようです。『眼白皮症』と呼ばれ、X染色体に存在する遺伝子変異によっておこる為、男性に多い症状との事。
人間・動物のアルビノ(先天性白皮症)の特徴
アルビノ(先天性白皮症)の特徴と言えば『白い肌』。黒人・白人など関係なく肌が白くなるのが特徴的です。血管が透けて薄ピンク色に見える肌を持つアルビノもいます。
髪や体毛、睫毛など、全ての毛が白いのもアルビノの特徴。遺伝子により少しだけメラニン色素が合成されている場合は成長と共に髪色が金髪になる場合も。
メラニン色素が少ないアルビノ(先天性白皮症)。血管が透けて見えるような瞳を持つアルビノの人間が多いようですが、遺伝によるメラニン色素によって、瞳の色は『灰』『青』『赤褐色』など数々の色になる場合があるようです。動物だと『赤色』の瞳を持つアルビノがごく稀に生まれるとの事。
人間のアルビノの特徴は、体毛は白金から金髪で肌は血液が透けて薄紅色にも見えるような乳白色です。瞳の虹彩は無色や淡青色、淡褐色と言われています。
アルビノ(先天性白皮症)になる人間の発症率
アルビノ(先天性白皮症)になる人間の発症率は『2万人に1人』と言われています。人間・動物のアルビノに対する研究は未だに続けられていて、現在では遺伝子によりアルビノになる種類は20種類との事。
アルビノになる原因の遺伝子変異を片方だけ持っている人が両親だった場合は、その両方から遺伝子を受け継ぎアルビノになる場合があるようです。アルビノの子は必ずアルビノになる訳ではなく、誰しもが持っている『遺伝子変異』さえあればアルビノは生まれるとの事。今後の研究結果によっては新しい情報も耳に入るかもしれませんね。
動物のアルビノ(先天性白皮症)の発症率は
人間のアルビノが生まれる確率などはおおらかに発表されていますが、動物のアルビノが生まれる確率などはあまり報告されていないようで、正に『神秘的な誕生』と言われているようです。動物の中でも哺乳類の動物のアルビノは人間に近い発症率なのでは?とも推測されています。
アルビノ(先天性白皮症)の人間・動物の寿命や症状
短命と言われているアルビノ(先天性白皮症)ですが、現在も治療法は判明してない状態です。寿命は遺伝子によって違うようですが、色素が薄い為あらゆる体の部分に障害が生まれる事が多いようです。
アルビノ(先天性白皮症)の人間の症状
色素が薄いアルビノ。主に『眼』に症状がでるようで、眼の色素も薄すぎる為直接光を見たりしてしまうと、光が眼球内で散乱してしまいまともに眼を開く事も出来なくなるようです。眼を守る為に室内でもサングラスをする事が多いとの事。
目には通常脈絡膜という光を吸収する部分があります。アルビノの場合、この脈絡膜に色素がなく光が眼球内で散乱してしまいます。そのため、網膜にある光を受け取る細胞が十分に光を受け取れなくなってしまうそうです。
メラニン色素が少なく白い肌を持っている人間のアルビノ。日焼けやDNAの破壊を守るメラニンが元から合成されていない為、日光に当たると強い痛みや皮膚が赤くなってしまう症状が見られます。皮膚を守れない為、日焼け止めは必須のようですが、人間のアルビノは『皮膚がん』によって亡くなる事が多いようです。
紫外線に弱く、皮膚がんの発生率も高いため、常に紫外線対策の必要があります。また、弱視などの視覚障害が強いことも多く、メガネやコンタクトなどが必要である場合もあります。室内でもサングラスが必要なケースもあるそうです。
アルビノ(先天性白皮症)の人間の写真や画像まとめ
日本人には少ないと言われているアルビノ(先天性白皮症)。外人さんに多いと思われているアルビノですが、日本人に約6000人のアルビノがいると言われています。
日本では『アルビノは美しい』といった意見が多いようですが、外国ではまだ偏見が多いアルビノ。たった遺伝子の違いなだけで、アルビノは人間1人の『個性』です。
海外の『タンザニア』では高い割合でアルビノが産まれるという事で迫害の被害も多い状況にあります。『アルビノには凄い力がある』という迷信により、殺害事件や切断事件が起きているのも事実です。
年齢問わず美しいアルビノ。両親がアルビノではなくても産まれるアルビノですが、本当に神秘的な誕生ですよね。
アルビノ(先天性白皮症)の人間にはモデルや有名人も【写真】
日本最古のアルビノ【白髪皇子】
記録に残っている日本最古のアルビノは第22代目『清寧天皇』とも言われています。産まれた時から白い髪を持っていたので『白髪皇子』(しらかみのみこ)とも呼ばれ慕われていました。
実際の写真や画像はありませんが、日本最古のアルビノとして有名な事から二次イラストとしても描かれています。
ノアの方舟の【ノア】
旧約聖書に出てくる『ノアの方舟』の『ノア』がアルビノだったのではないかと言われています。ある書物によると、ノアは「彼の身体は雪のように白い」とも記されている事からアルビノ説が流れているようです。
ミュージシャンの【ジョニー・ウィンター兄弟】写真あり
ロックギタリストでミュージシャンの『ジョニー・ウィンター』『エドガー・ウィンター』兄弟もアルビノとして知られています。2014年7月にジョニー・ウィンターは亡くなってしまっていますが、アルビノの症状である『視力の低下』により盲目になったとも言われています。
有名モデルの【ナスチャ・クマロヴァ】写真あり
『エルフの王女』と呼ばれているロシアモデルの『ナスチャ・クマロヴァ』。17歳の頃からモデルを務めており、日本でも有名で大人気の美しいアルビノです。ナスチャ自身も日本が大好きらしく、日本アニメのコスプレも披露する程!
日本では『ナスチャちゃん』と親しまれているナスチャ・クマロヴァ。数々の美しい画像や写真が日本でも大人気です。
モデルの黒人アルビノ【ディアンドラ・フォレスト】写真あり
初の黒人アルビノモデルの『ディアンドラ・フォレスト』。アフリカ系黒人アルビノであるディアンドラ・フォレストは、『アルビノ狩り』に対して「もっとアルビノを広く深く知って貰い人権意識を取り戻したい」と訴えかけたりしています。アメリカで大人気のアルビノモデルです。
個性的なファッションでファン達を魅了しているアルビノモデル『ディアンドラ・フォレスト』。アメリカだけではなく、アフリカで開かれるショーやイベントなどにも積極的に参加しています。
日本で大活躍しているアルビノ【粕谷幸司】写真あり
タレントとして活躍している日本人アルビノの『粕谷幸司』。埼玉県出身の粕谷幸司、『アルビノを悲劇にしない』をモットーに数々のエンターテイメント活動を行ったり、アルビノへの理解を深める為に活躍しています。
弱視、羞明。この瞳は普通の人より「見る力」が無いんだけれど。
— 粕谷幸司 / アルビノ・エンターテイナー (@96mouse) 2016年11月16日
大切にしたいこの世界は、しっかりと見据えて生き抜いてやろう。 https://t.co/MOShqnLFMK
アルビノ(先天性白皮症)の動物の写真や画像まとめ
昔流行った動物で水魚のウーパールーパー。ウーパールーパーにもアルビノとして生まれる確率が多いんです。
かっこよくもあり可愛くもあるアルビノの動物たち。ホワイトタイガーやホッキョクグマは『白変種』のアルビノの動物とも言われています。
こちらの写真はクジャクのアルビノ。普段のクジャクも綺麗ですが、アルビノのクジャクは冬を連想させるようで綺麗ですよね。
遺伝子でアルビノになる人間や動物。動物には数々の種類がありますが、どういった遺伝子の変化でアルビノになるのかは判明していません。アルビノのアライグマ、違う動物にも見えて可愛いですよね。
東北サファリパークにいるアルビノの動物・ホワイトゼブラ。日本の動物園にも探せばアルビノの動物たちが沢山いるんです。
本当に可愛いアルビノの動物たち。動物のアルビノは『自然界で生きる為の保護色になっている』との事ですが、現在の自然界では目立ち過ぎる存在になっているようで保護されやすいようです。
全ての動物が同じ遺伝子ではない為、アルビノが生まれる動物の割合や発症率は不明ですが、人間が存在する前から身体を守る為に『違う色』の動物が生まれ始めたとも言われています。
アルビノの反対である『メラニズム』の動物たち【写真】
アルビノとは違い真っ黒な姿をしている動物たち。アルビノの反対で『メラニズム』と呼ばれています。アルビノはメラニンが少ないですが、メラニズムは逆で『メラニンが過剰に作られている』との事です。ギリシャ語で『黒い色素』とも呼びます。
アルビノの動物たちは『自然界に溶け込む為』に誕生したと言われていますが、メラニズムの動物たちは『暗闇に溶け込んで狩りに便利の為』とも言われています。
『かっこいい』と言われているアルビノの反対『メラニズム』の動物たち。リスやキツネ、ネコやヘビなどの動物が主にメラニズムになるとも言われているようです。
人間・動物にあるアルビノ(先天性白皮症)。美しすぎる個性
世界中にいるアルビノ(先天性白皮症)の人間や動物たち。逆のメラニズムの動物たちもかっこいいですよね。『美しい』と言われているアルビノですが、世界中ではまだ偏見やいじめなどがある事実。もっとアルビノの正しい知識を得て、世界中でアルビノの人達が平和に暮らせるように願うばかりです。
アルビノについての知識を


