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男性にも生理がある!症状や痛み、周期は?男性用の生理用品やナプキンがある!?
実は、男性にも毎月生理が訪れているって知っていましたか?あまり知られていない男性の生理には、女性と違う症状や現象が現れています。ここでは、男性の生理の症状や周期、生理が起こる原因、さらに男性の生理用品の使い道についてもご紹介していきます。

目次
男性に生理はあるの?
結論から言うと、男性にも女性のように毎月起こる生理は存在します!びっくりですが、科学的にも証明されてきているのです。少し前までは、男性には女性のような生理が起こらないと言われていました。しかし現代の医学や研究では、実は男性にも生理が存在し、精神的な症状や体に起こる症状まであるということが証明されています。では男性の生理とはどのようなものなのでしょうか、気になるあれこれをご紹介していきます。
男性の生理はいつから発見されたの?
イギリスや中国で調査が進められてきた男性の生理問題は、2015年中国の「人民網」というメディアが日本に向け、男性の生理はあると報道した事により日本へ広まりました。イギリスの調査では、結婚している男性への調査で、「毎月普段とは違う何かが起こっている気がする期間がある」という質問をした約26パーセントの人々がYESと答えた。これはイギリスや中国だけではなく、日本やほかの国の男性にも起こることであると判断されたため日本へ向けて報道されました。
男性に生理が起こってしまう理由
骨盤の開閉
男性に女性のような周期的な生理の症状が出てしまうのには大きな原因があります。男性に起こる女性のような周期的な生理には、骨盤の開閉が原因となっているといわれています。女性のように経血が出るわけではありませんし、生理になったからと言って特段しなくてはいけないことはありません。
男性の生理にも女性の周期的な生理のように、PMSと呼ばれる月経前症候群に似た症状が起きるとされています。これは腹痛をおこしたり、免疫力や抵抗力が低くなってしまったりと、体にも心にもストレスがたまってしまう症状です。
女性の生理時に周期的に起こる骨盤の開閉のことを「骨盤周期」と呼び、男性に起こる周期的な骨盤開閉のことを「睾丸周期」と言います。すべての男性に必ず生理の症状が現れるというものではありませんが、骨盤の開閉は起こります。男性の骨盤の開閉は、気分や体調にも影響を及ぼすことがあり、骨盤が閉まっている時期は何もかも好調で、性欲もありますが、骨盤が開く時期になると性欲は低下し、集中力が続かなくなってしまったり、体調不良を起こしやすくなってしまいます。
男性の生理とはどのような事が起こるの?
男性の生理で起こる症状
男性の生理ではどのような症状が起こるのでしょうか。男性の生理で起こりやすい症状は、集中力の低下や精神的な不調、性欲の低下など様々です。女性のように生理痛が起こることはありませんが、体調不良による腹痛や下痢を起こすことは十分にあります。
男性の生理の周期
男性の生理周期の安定は女性の生理周期の安定よりも遅く、女性が10代後半で安定するのに対し、男性は20代半ばまでかかることがあるといわれています。男性の生理周期は女性とほぼ同じと言われており、大体28日周期と言われています。
男性の生理による経血について
男性にも生理による出血がないとは言い切れないのが現状です。胎盤が剥がれ落ちる経血とは異なりますが、体調不良や精神不安定の状態が続くことにより出血してしまう場合があります。生理痛などは起こりませんがとても心配になってしまう症状です。念のため泌尿器科などで検診してもらうと、精神安定やストレス軽減につながることもあります。
男性の生理と似た症状が出る体の異常
男性の生理と似た症状が出る、前立腺小室という器官の異常がもとになる病気があります。前立腺小室は前立腺の底部に約6ミリの大きの器官です。この器官は、雌がベースの生き物に存在することがあり、子宮と同じような働きをします。この器官が遺伝などにより備わった男性には、子宮内膜が存在するかのような、生理痛や出血などの症状が出ることがあります。命にかかわることはありませんが、このような器官により、より女性の生理に近い症状が出ることもあります。
男性が自分自身の生理を把握する方法
男性の生理は女性のように生理痛や出血などの表面的な症状が少ないため、なかなか自分の生理を把握するのが難しいです。自らの生理の手掛かりは、心の不調や集中力の低下、性欲減退などが見分けやすいポイントとなっています。気になる場合には、毎月症状を感じる時期のメモしておくと把握できるようになってきます。
男性の閉経による更年期
男性にも女性同様の生理の症状があり、もちろん年齢を重ね生理が終了する閉経も存在するとされています。閉経後に最も注意しなければならないのは、更年期障害です。女性に多いとされてきた更年期障害ですが、実は近年男性にも増えてきている病気となっています。
更年期障害
更年期障害とは主に閉経を迎えた女性や、年を取った男性に多い病気です。症状はイライラしたり、動機や息切れが発生するもので、自律神経の乱れにより、ストレスや病気の原因となることもあります。
更年期障害の予防法
更年期障害になってしまう前に、様々な方法で予防をしておくと、症状が軽くなったり発症しなくなったりします。更年期障害にならないためにまず気を付けたいのは、肥満です。肥満により、更年期障害を予防することのできるテストステロンという物質が急激に減り更年期障害になってしまいます。注意が必要なのは、いわゆるメタボ体系の男性。BMI値が25以上の場合は特に注意が必要になります。糖質や脂質の制限やダイエットにより、テストステロンの減少を阻止しましょう。
テストステロンの減少にはストレスが原因となっている場合もあります。運動や旅行、趣味を楽しむ時間を作るなどでストレスを発散させることも大切です。運動にも効果があるとされており、肥満予防やストレス発散を兼ねてウォーキングやジョギングなど、適度に体を動かせる運動をすることもとても大切です。
更年期障害を引き起こさないために必要なテストステロンの分泌を活発にする食材を取り入れるのもとても効果的です。効果がある食材としてあげられているのは、長ネギや玉ねぎなどのネギ類です。長ネギや玉ねぎなどのネギ類に含まれる含硫アミノ酸は空気に長時間触れたり、過熱をすると減少してしまいます。玉ねぎを大きく切ってサラダにしたり、薬味として長ネギを使用したりし、効率よく含硫アミノ酸を摂取しましょう。
適度なコレステロールと良質なたんぱく質の摂取もとても効果的です。最適とされている食材は、良質なタンパク質と適度なコレステロールを摂取できる卵です。良質なタンパク質や適度なコレステロールの摂取は更年期障害に対しとても良い働きをしてくれますが、食べ過ぎて肥満になってしまったら意味がありません。野菜や脂身の少ないお肉、食物繊維が豊富なものも合わせて取り入れ、健康的な食生活をし更年期を予防しましょう。
男性が使用できる生理用ナプキンは存在するの?
生理用ナプキンには男性用というものはまだ存在していません。しかし生理時に使用するかは別として、男性用のサニタリーショーツなど生理用品の販売はあります。興味のあり方は試してみてもよいかもしれません。男性の生理で出血してしまう方は、女性用生理用品のナプキンを使用する方が多いです。しかしトランクスには向かないためブリーフやボクサーパンツの着用をお勧めします。
男性の利用者が増えている女性用生理ナプキン
実は現代では、女性用の生理用品であるナプキンを使用する男性が増えています。生理用品であるナプキンは、吸水力や消臭機能に優れており、様々な男性からも支持を受けるアイテムとなっています。
医療の場でも
生理用品であるナプキンは、痔や肛門周辺の治療を受けた方にも、病院などの医療現場でおすすめされています。術後の出血や膿にも対応でき、取り換えも簡単なので選ばれているようです。
スポーツマンにも
たくさん汗をかくスポーツマンにも愛用者が多いです。生理用品以外の目的で利用するのはと思いがちですが、抜群の吸収力と消臭効果で、アメフト選手のヘルメットの中に使用している方もいます。
働く男性にも
抜群の吸水力と消臭力のある生理用品は、ビジネスマンの足のにおいにも、とても効果があります。足が蒸れて匂いが気になる方におすすめの消臭法です。さらに長時間座りっぱなしのタクシー運転手にも人気があり、クッション材の役割をしてくれ、圧迫感なく生活できると好評です。
男性の生理についてのまとめ
男性の生理は生理痛や出血などが伴わないため気付きにくく、科学的に研究された今でも信じていない人はたくさんいます。しかし生き物はもともと雌であったとされていることから、骨盤の開閉などが今もなお人間の体内で行われていることは確かです。女性も男性も相手の生理を把握して、気遣いを忘れず生活していきましょう。
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