インド映画のダンスシーンがすごい!突然踊りだす理由は?【動画あり】

インド映画は日本でも人気が高く、映画に興味が無いという人でも一度観たらはまってしまうと言います。人気の理由は大迫力の歌とダンス。日本映画にはない、インド映画の魅力をダンスの動画つきでご紹介します。ダンスを観れば人気の理由が分かるはずです。

インド映画のダンスシーンがすごい!突然踊りだす理由は?【動画あり】

目次

  1. 一度はまったら抜け出せない!?インド映画とはどんなもの?
  2. 観てない人は絶対みるべきインド映画の代表作をご紹介
  3. インド映画のみどころ:圧巻のダンス動画をご紹介
  4. インド映画はなぜ踊りだす!?そのダンスの理由は?
  5. インド映画が面白い理由はここにある!

一度はまったら抜け出せない!?インド映画とはどんなもの?

インドの国民的娯楽:映画

南アジア随一の面積と世界第2位の12億人を超える人口をもっているのがインドです。この多くのインド人達が熱狂する、国民的な娯楽となっているのが映画です。

年間1200本以上(長編作、短編作含む)の映画が公開され、2013年の年間観客動員数は29億1700万人に上ります。平均、1人あたり年間2.4回映画鑑賞をしていることになります。

インド映画はひとつだけではない

インドは多民族・多言語・多宗教の国です。ひとつの国に22の言語があるため、映画も地域ごと特色があります。アメリカのハリウッドのなぞられて作られたインドでボリウッドと言われているのはヒンディー語映画やマラーティー語映画を指すことが多く、タミル語映画はコリウッド、テルグ語映画をトリウッドと言います。

その他にも、ベンガル語映画、カンナダ語映画、パンジャービー語映画、マラヤーラム語映画などがあります。

日本映画とは全く別物!!インド映画の特徴は?

歌とダンスのミュージカル

インド映画と言えば、歌とダンスが見どころとなります。インド映画のほとんどが大人数の歌とダンスを中心とした、ミュージカル形式のストーリーで作られています。

3時間超えが基本

日本映画やアメリカ映画の平均上映時間は100~120分ほどですが、インド映画は1本の上映時間が3時間を超える映画がほとんどです。途中に15分程度の休憩を挟み、休憩後には前半のダイジェストが放映されます。

誰が見てもわかりやすい明快なストーリ-

ストーリーの起承転結や喜怒哀楽など、とにかくテンポと内容が分かりやすいということを意識して製作されているのがインド映画です。その理由は、インドが多民族・多言語・多宗教国家だというところにあります。言葉や習慣が違っても、誰が見ても直感的・視覚的に理解できるストーリーや面白いと思える内容になっています。

締めくくりは必ずハッピーエンド

映画は娯楽、楽しむためのものとしての考えが強いため、ハッピーエンドで締めくくる映画が多いです。時には、流れを無視して無理やりハッピーエンドに終わらせている作品もあります(笑)。

観てない人は絶対みるべきインド映画の代表作をご紹介

恋する輪廻オーム・シャンティ・オーム (2007年)

2007年に製作・公開され、インドの2007年映画興行収入成績ランキング1位になった作品です。

日本でも2013年3月16日に劇場公開され、大ヒットとなりました。この映画のあまりの楽しさに、観客自身も歌って踊るインド映画の鑑賞スタイル「マサラ上映」が各地で行われました。

ムトゥ 踊るマハラジャ (1995年)

1995年公開のインド映画で、15週連続上映の記録的ヒットを飛ばした作品です。

1998年6月13日に日本でも公開され、当時の日本公開のインド映画で異例のロングラン大ヒットを記録しました。日本人にインド映画を広めた代表的な作品であるため、「インド映画と言えば、こういう感じだよね。」というような、日本人のインド映画のイメージを作り上げた作品です。鮮やかな歌と踊り、笑って泣けるストーリーはインド映画の真骨頂です。

きっと、うまくいく~3 Idiots~ (2009年)

2009年に公開、インド本国で歴代1位の興行収入を記録した話題作で、公開年のインドアカデミー賞を16部門受賞しました。スティーヴン・スピルバーグやブラッド・ピットも絶賛している作品です。

2010年9月に「したまちコメディ映画祭in台東」にて「3バカに乾杯!」の邦題で上映されました。2013年5月18日には劇場公開され大ヒットし、第37回日本アカデミー賞では優秀外国作品賞を受賞します。

チェンナイ・エクスプレス~愛と勇気のヒーロー参上~(2013年)

2013年にインドで公開され、「きっとうまくいく」の歴代興行収入記録を塗り替えてインドアクション映画の「チェイス!」(2013年)に次ぐ大ヒット映画です。国内外の映画賞で28冠という偉業を達成しました。恋する輪廻オーム・シャンティ・オームの主演二人が再共演しています。

日本では2014年10月26日から公開されました。ド派手なアクションが楽しめる作品です。

インド映画のみどころ:圧巻のダンス動画をご紹介

思わず一緒に踊りたくなってしまうような歌とダンスは、インド映画の一番の魅力です。一曲一曲の歌とダンスは映画の一部分とは思えないほど、それぞれが完成されていて、本当に見入ってしまうほど素晴らしいです。

テンポよくリズミカルな音楽にのせた大人数の迫力あるダンスが、見ている私たちを楽しい気持ちにさせてくれます。数あるインド映画のダンスの中でも、特にオススメのダンス動画をご紹介します。

「ムトゥ・踊るマハラジャ」(2007年)より 「Thillana Thillana」

インド伝統の衣装に身を包んだ大人数の美しい歌とダンスはまさに見物です。「これぞインド映画!」という、圧巻のパフォーマンス動画は必見です。

「Ashok」(2006年)より「Gola Gola Rangola」

キレッキレのダンスがとても見応えのある動画です。インドの歌詞に似ている日本語を当てはめた歌詞置き換え版が面白いと評判になっています。あなたもきっと、ゴラゴラ~が頭から離れなくなります。

インド映画はなぜ踊りだす!?そのダンスの理由は?

歌どダンスのミュージカルスタイルで作られている理由

ミュージカルスタイルの映画はインド映画だけではありません。昔からアメリカでも、日本でも、歌って踊るスタイルの映画はたくさん作られています。しかし、なぜインド映画ではここまでミュージカルスタイルが一般的なのでしょうか?

インド映画が踊りだす大きな理由は、インドが多民族・多言語・多宗教の国だからということが大きく関係しています。ひとつの国家で22もの言語が飛び交っており、同じ国にいながら全く言葉が通じないと言うこともある国です。映画も、言語が分からなければストーリーが全く理解できません。そのため、インド映画というのは誰が見ても分かるビジュアルを重視して作られているのです。

インド人が踊るのは習慣みないなもの

インド人の生活にはダンスが密着していて、結婚式やパーティーでは大抵の人がダンスをするし、日常から楽しいことや嬉しいことがあると踊りだしてしまうという人も少なくないのです。インドの映画館では、その場でダンスをしながら鑑賞するマサラ上映というスタイルもあり、ダンスは習慣的なもので違和感が全く無いのです。突然踊りだすのは左程の理由はなく、日常的なものなのです。

宗教的な理由で愛情や感情をダンスで表現

宗教や民族によって規律が異なり、愛情や感情を何処まで公の場にさらけ出しても大丈夫かということには線引きが難しいものです。そのため、愛情や感情の表現をダンスに置き換えているのです。

歌とダンスの完成度の高さが見るものを惹きつけるから

とは言うものの、時代の流れにより昔ほど宗教や民族的な問題での理由はなくなってきました。現代のインド映画はハリウッド映画のような愛情や感情の表現を見せるものも増えています。それよりも、今も歌やダンスが盛んな理由は、その絢爛豪華なダンスの完成度の高さが見る人を虜にし、人気の理由になっているようです。

ストーリーの分かりやすさをビジュアル的に訴えるために、豪華な衣装、美男美女、広大なロケ地、贅沢なセット、大人数のダンサーなどの最高の演出をしています。その作りこみが、歌とダンスの完璧な世界観を生み出し、完成されたひとつの作品として進化していったのです。

インド映画が面白い理由はここにある!

インド映画を観たことがなくても、映画に興味がなくても、理由なく思わず見入ってしまうのが、インド映画の歌とダンスです。一度観れば「凄い!」「面白い!」と、はまってしまう人が続出です。

インド映画はストーリーは二の次で大丈夫です。まずはダンスを観れば、インド映画にはまってしまう理由が分かるはずです。まだインド映画のダンスを観たことが無い方は、是非この機会にチェックしてみてください。

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