電子タバコに害はないの?ニコチンなしなら副流煙も安全って本当?

ニコチンとタールを含まない電子タバコは、禁煙目的で使用する人も増えています。しかしこの電子タバコ、本当に体に害はないのかというと、そうでもないようです。また、副流煙の代わりに発生する副蒸気には、体に害を及ぼす物質が含まれる可能性があります。詳しく説明します。

電子タバコに害はないの?ニコチンなしなら副流煙も安全って本当?

目次

  1. 電子タバコの流行
  2. 電子タバコの安全性
  3. 電子タバコによる健康被害
  4. 電子タバコの副流煙は安全?有害?
  5. 電子タバコの劣化で有害物質が発生する?
  6. 電子タバコに害はないの?ニコチンなしなら副流煙も安全?のまとめ

電子タバコの流行

アメリカやヨーロッパなどの海外を中心に、数年前から電子タバコが流行し始めました。ニューヨークでは『電子タバコ専門バー』ができるほどの人気ぶり。このころ海外で流行していた電子タバコはニコチンが含まれている電子タバコでした。

日本での電子タバコの認知度

外国の電子タバコ人気に比べると、日本での電子タバコの認知度はあまり高くありませんが、日本でも年々電子タバコ愛用者が増えてきていて、私たちの暮らしにも浸透しつつあります。しかし、現在日本で販売されている電子タバコは、体に害を与えるニコチンが入っていない電子タバコです。

電子タバコの安全性

『副流煙がでない』『見た目がオシャレ』などの理由から、外国で爆発的な人気となった電子タバコですが、その安全性はどうなのでしょうか?電子タバコには日本製と外国製がありますが、日本製なら体に害があるような有害物質は含まれないのでしょうか?暮らしに浸透してきているものですから、その体への害は気になりますよね。

日本の電子タバコは安全?

日本では、体に害のあるニコチン入りの電子タバコを販売することは薬事法で禁止されています。そのため、日本で販売されている電子タバコには、有害物質であるニコチンは含まれていません。また、発がん物質といわれるタールも含まれません。ということは、日本製の電子タバコは体に害がないのでしょうか?

体への害はゼロではない?!

有害物質であるニコチンやタールが含まれていないからといっても、必ずしも体に害がないとは限りません。2015年、一部の電子タバコに発がん性物質が検出されたことがニュースで話題になりましたね。この発がん性物質はホルムアルデヒドという有害物質で、濃度によっては炎症などの症状を引き起こすなど、人以外のすべての生物に害を与える物質です。

外国製の電子タバコは有害?

もともと外国製の電子タバコにはニコチンが含まれていました。しかし、日本で電子タバコが流行りだしたこともあり、『ニコチンゼロ』を謳う外国製の電子タバコが出てきました。ところが、日本の国民生活センターの分析によると、調査した電子タバコの半数からニコチンが検出されたそうです。体に害を及ぼすニコチンの含有量はタバコよりは少ないですが、薬事法に抵触するくらいの量が含まれている可能性があるということです。

電子タバコによる健康被害

アメリカで急増している、電子タバコが人体に与える害には同のようなものがあるのでしょうか?人によって様々ですが、その害は決して少ないとは言えません。

呼吸器疾患・心血管障害

過去一年間で、連続吸引が原因で呼吸器疾患や心血管障害などの症状が現れた人が急増しているそうです。

頭痛・咳・めまいなどの症状

ニコチン入りリキッドの連続吸引によって、頭痛、咳、めまい、喉の痛み、アレルギー反応などの症状が多数報告されています。

呼吸器の炎症

ニコチン溶液を蒸発させるためのカートリッジに含まれる、プロピレングリコールという化学物質により、呼吸器系のに激しい炎症を起こすことがあるといわれています。

人体に有害な物質

ごく一部の電子タバコに、人体に極めて有害であるジエチレングリコール、発がん性物質であるニトロサミンが検出された商品もあります。

アメリカ食品医薬品局(FDA)の対応

これらの電子タバコの健康被害の急増を受けて、FDAも動き出しました。FDAは電子タバコをタバコ製品として法制化するプランを発表しました。具体的には、電子タバコの含有物質は健康リスクがあるか、電子タバコの蒸気中毒性はどのくらいか、電子タバコの構造を変えることでリスクを緩和できるか、電子タバコの製品としてのスタンダードは?などについて考慮が必要としています。

電子タバコの副流煙は安全?有害?

日本で販売されている電子タバコにはニコチンが含まれていません。また、電子タバコメーカーによると、電子タバコの場合副流煙は発生しないので、周囲の人々への健康上のリスクはないと主張しています。しかし、電子タバコから有害物質が検出されるなどしていることも事実。本当に『電子タバコは安全』と言い切れるのでしょうか?私たちの暮らしの中でも身近に電子タバコを吸っている方はいますから、心配ですよね。

電子タバコの場合『副流煙』ではなく『副蒸気』

電子タバコは副流煙は発生しないものの、一見煙のように見える『副蒸気』が発生します。電子タバコメーカーによると「副蒸気は単なる蒸気で、有害物質は含まれていない」と主張していますが、実際のところ、この副蒸気が『無害ではない』という研究や実証はされていません。つまり、安全かどうかわからないわけです。

電子タバコの副蒸気は、人によっては目や鼻、喉への刺激、吐き気、呼吸器への影響などを引き起こす例が報告されています。すべての人に安全性が証明されていない以上、暮らしの中で子供や高齢者などが近くにいる場合は、周囲の人に害を与えないためにも電子タバコの使用は控えたほうがよいでしょう。

電子タバコの劣化で有害物質が発生する?

電子タバコは、内部にアトマイザーと呼ばれる電熱器のような構造を持っていて、ここでリキッドと呼ばれる香りの素を熱して発生する蒸気を吸うものです。電子タバコはカートリッジを替えれば繰り返し使用することが可能です。使い続けるうちに電熱器が焦げ付いたり汚れることにより、有害物質を含む蒸気が出るようになることがあるということです。

電子タバコはメンテナンスが必要

電子タバコの部品の一つである電熱器は、商品によって『アトマイザーヘッド』『コイル』などと呼ばれます。電子タバコの繰り返しの使用によってこの部品が劣化することで、いつもと味が変わったり水蒸気の量が減ったりします。

こうなったら部品交換のサイン。劣化したまま使用し続けると、有害物質を含む蒸気が出るようになるので味の変化などには気を付けましょう。この部品は、1か月ごとに交換するのが普通ですが、部品の種類によっては1週間で劣化してしまうものもあります。

電子タバコのリキッドの劣化

電子タバコで使用する香りの素であるリキッドは劣化するとどうなるのでしょうか?電子タバコのリキッドに含まれる『プリペリングリコール』には殺菌効果がありますので細菌が繁殖することはあまりありません。変化するとしたら、リキッドに含まれる化学物質が劣化するということでしょう。

ニコチンもそのひとつですが、原則として熱、光、また湿度や空気には弱いです。保存する場合は、光が当たらない、高温にならないなどの条件を満たした場所が適しています。また、リキッドの賞味期限ですが、だいたい1年以上経過したものは味が変わるため廃棄してしまう場合が多いようです。

電子タバコに害はないの?ニコチンなしなら副流煙も安全?のまとめ

ニコチン、タールが含まれていないため『安全』と言われる電子タバコですが、調査により、電子タバコに含まれる有害物質について明らかになってきました。すべての電子タバコが危険というわけではないでしょうが、化学物質というのは有害なものでなくても、アレルギーなど思わぬ害を及ぼす可能性があります。

以前、電車の中で電子タバコを使用している人を見たことがあります。電子タバコを使用する場合は、電子タバコが与える害について理解し、自分の体の状態、周りの環境などにも配慮し、身勝手な行動は慎む必要があると考えます。タバコを吸う人も吸わない人も、気持ちよく暮らせる環境作りをすることが大切ですね。

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