ヴィクトリア(ワンカット映画)のあらすじと感想まとめ!ネタバレ注意

映画「ヴィクトリア」のあらすじとネタバレ。ワンカットで撮影された「ヴィクトリア」の裏話や俳優たちの魅力。スリリングなストーリー展開で結末はどうなるの?映画「ヴィクトリア」に寄せられたSNSの声。感想は賛否両論?ワンカット映画「ヴィクトリア」のおもしろさに迫る。

ヴィクトリア(ワンカット映画)のあらすじと感想まとめ!ネタバレ注意

目次

  1. 映画「ヴィクトリア」の魅力をご紹介
  2. SNSに寄せられる感想やネタバレ
  3. 映画「ヴィクトリア」主演女優ライヤ・コスタ
  4. 映画「ヴィクトリア」ワンカット撮影の経緯
  5. 映画「ヴィクトリア」のキャストをご紹介
  6. 映画「ヴィクトリア」のあらすじとネタバレ【観覧注意】
  7. 映画「ヴィクトリア」のあらすじをまとめてみた

映画「ヴィクトリア」の魅力をご紹介

2時間半の映画をワンカットで撮ったという話題の映画「ヴィクトリア」。2015年のドイツ映画です。2016年5月に日本公開されています。舞台はドイツ、ベルリン。たった一晩のできごとを追ったスリリングなストーリー。主演女優のライヤ・コスタのかわいらしさと、ワンカットであることを忘れてしまいそうなぐいぐい進むストーリーで良作映画です。

SNSに寄せられる感想やネタバレ

映画「ヴィクトリア」はワンカット撮影で製作

ヨーロッパ映画やインディペンデント映画好きの間では話題を呼んだ「ヴィクトリア」。140分の映画は屋内・屋外と移動しながら22か所のロケーションをワンカットで撮影したということが話題に。セリフはすべてアドリブで行われています。

セリフを暗記するのではなく、脚本ではキャラクター設定を掘り下げ、出演俳優は映画の構成を理解してキャラクターを知った上ですべてをアドリブで撮影したというのにも驚きます。

英語が第一言語ではない俳優たち。ドイツ語やスペイン語なまりの限られた英語でコミュニケーションを取る二人の恋人像にも注目です。言葉で説明されないキャラクターのバックストーリーを組み立てることに集中し、そのうえでアドリブのセリフを考えたのだそう。

映画のあらすじと感想

犯罪サスペンスと同時に悲恋の物語でもあります。友情と信頼のストーリーでもあります。結末まで見ると、やっぱり女性の強さが描かれている物語だというところに共感する女子も多そうです。しがらみから逃れるべく海外へ出て巻き込まれた犯罪。

結局ヴィクトリアの自分探しの旅の結末はどうなるのか、スペインへ戻ったのか、それとも旅は続くのか、余韻を残しての結末ということに。

ワンカット撮影という前評判が若干邪魔な作品。ワンカット撮影じゃなくても、よくできたストーリーで面白いという感想を持ちました。手ぶれ画像に酔うという人も。映画は観る人によって幾通りもの感想があるもの。賛否両論が分かれるのも良い映画の証拠?!

映画「ヴィクトリア」の予告編動画

サスペンス映画なのにネタバレはちょっと・・・という方も多いと思います。しかしあらすじやプロットをまとめる関係上、ネタバレは避けられない?ネタバレだけはやめてほしいという映画ファンの悲鳴が聞こえそう。まだ映画を見ていない人やネタバレしたくない方はくれぐれも観覧をご注意ください。

映画「ヴィクトリア」主演女優ライヤ・コスタ

「ヴィクトリア」は犯罪サスペンス劇。カメラワークのフローは素晴らしく、ワンカットを意識しないと気付かないことも。しかしワンカットだからどうしてもこうなるよなぁと思えるシーンもありで、撮影手法ならではのあれこれが気になる人もいるようです。ヴィクトリア役をキュートに演じたライヤ・コスタはスペイン人女優です。

ライヤ・コスタが演じたヴィクトリア。海外で孤独に単純労働をしている元ピアニストという設定です。途中、カフェのシーンでピアノを弾きながら、ドイツへ来るまでのヴィクトリアの人生を語るシーン。とても映画的なシーンがあります。ネタバレですが見逃してしまうと映画のおもしろさが半減してしまう重要なシーンです。

ライア・コスタの映画「ヴィクトリア」での評価は高く、2017年英国アカデミー賞(BAFTA)ライジング・スター賞にノミネートされました。

映画「ヴィクトリア」ワンカット撮影の経緯

ベルリンを移動しながらのワンカット撮影。撮影中は監督の早く次のロケ地へ移動するようにという指示や、周りからの苦情の声などさまざまなことが起こり、カオスに。特に撮影中に通行人の酔っ払いに絡まれそうになるシーンでは、ボクサー役フランツ・ロゴフスキがケンカをしかけていくという、リアルなのか演技なのかスレスレの場面も。

撮影のリハーサルは2か月みっちり行われ、シーンごとにどの演技やセリフがうまくいくのか、いかないのかを確認。通しのワンカット撮影は3度行われているということでした。

ベルリンの街並みを堪能するのも楽しい?!

真夜中のベルリン、屋上のシーン、ナイトクラブからカフェ、アパート前の銃撃戦まで、印象的なロケーションがたくさん楽しめます。22か所を移動しながらストーリーが進行します。

映画「ヴィクトリア」のキャストをご紹介

監督セバスチャン・シッパー

監督セバスチャン・シッパーは1968年5月8日生まれ。ドイツの映画監督。映画「ヴィクトリア」で2015年ベルリン国際映画祭最優秀芸術貢献賞を受賞。ドイツ映画祭作品賞をなど6冠に輝いています。

主演女優ライア・コスタ

ライア・コスタは1985年2月18日カタロニア出身のスペイン人女優。カタロニア語、スペイン語、英語ができるというころです。2011年から女優業をスタート。スペインのテレビドラマでも活躍していました。

「ヴィクトリア」のヨーロッパ全土での成功でイギリスをはじめアメリカでも注目を集めました。2017年は映画「Newness(原題)」でニコラス・ホルトとの共演でも注目されています。

主演男優フレデリック・ラウ

フレデリック・ラウは1989年8月17日生まれのドイツ人俳優。27歳という年齢ですがドイツを代表する俳優です。「ヴィクトリア」ではヴィクトリアと恋に落ちるゾンネを演じドイツ映画賞主演男優賞を受賞しました。

フランツ・ロゴフスキ

フランツ・ロゴフスキは1986年2月2日生まれ。ドイツ人俳優です。ボクサー役を演じています。

映画「ヴィクトリア」の裏話満載のドイツでのインタビュー動画

主演ライア・コスタ主演男優フレデリック・ラウと監督セバスチャン・シッパーを迎え、実際にロケ地になった22か所を回りながらドイツで行われたインタビュー番組。英語とドイツ語半々で会話が進みます。

映画「ヴィクトリア」のあらすじとネタバレ【観覧注意】

バックストーリー

ピアニストを目指して厳しい訓練を積んできたヴィクトリア。夢に挫折してスペインからドイツへ移り住み3か月が経過しました。言葉もわからないドイツでカフェの安価な給料で生活しています。ある日ナイトクラブへ出かけてダンスを楽しみますが、そこで地元の不良グループと出会い、ひょんなことから信頼関係を築くことになります。冒頭のシーンは、ダンスビートの流れる中、ベルリンのクラブで踊るヴィクトリアの映像から始まります。

クラブで踊りバーでお酒を飲むヴィクトリア。バーテンダーと会話を楽しもうとするものの、言葉やユーモアのセンスが通じず、新しい街でなじめずに孤独を感じている女性像が映し出されます。朝4時に店を出たヴィクトリア。そこで地元の不良4人組と出会います。ゾンネ(太陽)、ボクサー、ブリンカー(車のウインカー)、フース(足)の4人です。4人に誘われるままベルリンの町を散歩することになります。

4人組はほとんど英語が話せませんが、ゾンネだけは英語が通じます。ゾンネと話しをしているうちに次第に好意を抱くように。夜も更け、翌日のカフェの開店準備を考え、ヴィクトリアは帰宅せずにカフェで朝まで過ごすことに。ゾンネもそんなヴィクトリアと一緒にカフェまでやってきます。

ヴィクトリアは地元の不良グループ4人の中でゾンネの自由さに強く惹かれます。ボクサーやブリンカーといった不器用に生きる不良たちには共感を覚え、急速に距離を縮め信頼関係を築きます。

ヴィクトリアはゾンネとの会話の中で、安いお給料でカフェで働いていること、スペイン出身でドイツ語はできず、引っ越して3か月しかたっていないことなどを語りだします。ピアニストを目指して生きてきたものの挫折したことなども語られます。ヴィクトリアがなぜドイツへ来たのか、孤独なのか、なぜ初対面の不良たちに安らぎを感じているのかが短いシーンの中で要約されていきます。

ドイツ語と片言の英語でストーリーが語られるヨーロッパ映画。多くのセリフで状況が説明されるわけではありません。ヴィクトリアが弾くピアノのシーンなどは映画的な演出になっています。ここで観客はヴィクトリアの人物像に触れます。声をかけてきた現地の若者と交流している理由などのヒントがわかるという仕掛けです。

ゾンネの仲間がカフェの外に集まり、モメ出します。ゾンネと仲間たちの会話はドイツ語。ヴィクトリアには何が起こっているのかは詳細に理解できません。刑務所帰りのボクサーが4人でどうしても出かけないといけない場所へ移動したいのに、フースが泥酔して使い物にならないということのようです。焦ったゾンネはヴィクトリアに車の運転を頼みます。カフェの開店時間までには必ず戻れるからと言われ、ヴィクトリアは一緒に出掛けることにします。

すぐに戻ってくるといって出かけたのはビルの地下駐車場。ギャング風の男たちが待っています。実はボクサーが服役中に借りを作ったため、銀行強盗を強行しなければならないという計画だったのです。行きがかり上、ヴィクトリアも銀行強盗の逃亡車の運転役を引き受けることになります。

カメラは車で移動するメンバーを映し続けます。銀行へついてからは、ヴィクトリアの様子だけを撮影しています。車のエンジンがかからなくなりパニックになるヴィクトリア。盗難車にはキーがついていません。どうやってエンジンをかけるかわからないヴィクトリアはパニックになり叫び声をあげます。

このパニックシーン。実際にライア・コスタは事前のルートと道を間違えて車を発車させてしまったのだそう。車内はここまでワンカット撮影したものがすべてNGになるということで、緊張感に包まれたのだそう。そのままこのカットも使用されています。

どうにか逃亡できて安堵感に包まれたメンバーは、ナイトクラブへ繰り出します。しかし興奮しているため騒ぎすぎ、警備員とモメて店の外に出ることになります。ゾンネとヴィクトリアはキスしながら駐車しておいた車に戻ろうとしたところ、警察の車がすぐそばにきて捜査中であることを知ります。逃げ出した一行は警察に見つかり、銃撃戦が始まります。

ボクサー、ブリンカーは銃撃に倒れます。どうにか追手を逃れたゾンネとヴィクトリアはアパートの中へ。一室に逃げ込んだところ、赤ちゃんを抱えた若い母親がいました。赤ちゃんを借りて向かい側にあるお店へ逃げるふたり。泣き叫ぶ母親に自分たちは悪い人間じゃないと説得を試みるヴィクトリア。赤ちゃんをお店においてタクシーに乗り込み、市内のホテルへと逃れます。

ホテルに入ったゾーネとヴィクトリアですが、ゾーネは腹を撃たれていました。テレビではブリンキーが襲撃で命を落としたこと、ボクサーが病院へ運ばれたこと、容疑者の男と女は逃走中であることが報道されています。ゾーネの出血は止まらず、ヴィクトリアは病院へ電話。苦痛にもがきながらゾーネは「誰も君のことを知らないんだから、すぐにスペインへ帰れ」と言葉を残し息を引き取ります。

ヴィクトリアは号泣。しかしゾーネが息を吹き返すことはありません。ヴィクトリアはしばらく呆然としたあと、血の付いた手を洗い、ホテルの外へと出ます。

朝もやのベルリンの町に出たヴィクトリア。手には現金の入った紙袋が握られています。カメラは少しずつヴィクトリアと離れていきます。やがてヴィクトリアは遠くへと消えていくというエンディングシーンで映画は終わります。

映画「ヴィクトリア」のあらすじをまとめてみた

え?結末がわからない?!結末は観る人の心の中で膨らませてみたい?!ヴィクトリアはこれで過去のしがらみから自由になることができたのか、逃亡することはできたのか、はたまた故郷のスペインへ戻ったのか、結末は不明。ワンカット撮影だけに緊張感があり、見ている方も若干疲労感を覚えるという犯罪サスペンス映画。本国ドイツを初めヨーロッパでの評価は高い作品に。一度見ると忘れられない印象を残す映画でおすすめです。

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2022-08-18 時点

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