経口補水液の作り方・飲み方まとめ!飲みすぎは良くない?効果も調査!

熱中症対策や脱水時の水分補給に効果的な経口補水液。作り方は簡単で、家庭でも簡単に準備できる。しかし飲み方を間違えたり飲みすぎると逆効果になるばかりかとても危ないことにも。経口補水液の作り方や経口補水液の正しい飲み方についてまとめた。

経口補水液の作り方・飲み方まとめ!飲みすぎは良くない?効果も調査!

目次

  1. 経口補水液ってなに?
  2. 経口補水液の成分と効果
  3. 熱中症の恐怖。対策には経口補水液が効果的
  4. 日ごろから熱中症対策。家庭での経口補水液の作り方
  5. 動画で解説:経口補水液の作り方
  6. こんなときにも経口補水液
  7. 脱水時に経口補水液の飲みすぎは危険。効果的な正しい飲み方を!
  8. 経口補水液に対する間違ったイメージ
  9. 美味しい飲み方・作り方で経口補水液を楽しむ
  10. 経口補水液の作り方と飲み方に関するまとめ

経口補水液ってなに?

経口補水液とは食塩とブドウ糖を混ぜた水のこと。適切な作り方で適切な水分・塩分・糖分の比率にされた水(経口補水液)は小腸で速やかに吸収されるようになる。下痢や嘔吐、発熱で発生する脱水症状の治療にとても効果的な存在だ。

施設が十分に整った病院であれば脱水時の水分補給は点滴によって行われる。しかし経口補水液での摂取は手軽かつ迅速であり、場合によっては点滴よりもさらに効果的に脱水症状・熱中症対策が可能なようだ。

熱中症対策が欠かせなくなった昨今、経口補水液は色々な種類が市販されている。そのどれもに大きな違いはないが、味をつけて飲み当たりを爽やかにしたものや、他の栄養素を補えるような経口補水液も開発されている。

経口補水液の成分と効果

経口補水液の特徴は発汗などで身体が失った水分、塩分、糖分を効率的に吸収できる点にある。そのため、主要な成分は水と塩分と糖分。家庭でも簡単に揃えられるものだ。

世界保健機関が定めたWHO・Drug・Informationによると、水1リットルに対してブドウ糖13.5g、クエン酸三ナトリウム二水和物2.9g、食塩2.6g、塩化カリウム1.5gが溶けたものが基本的な経口補水液と呼ばれるもののようだ。

また、一般的には水に適量の食塩と糖分を加えたものが経口補水液と呼ばれている。水1リットルに対して塩分9グラムのものは体液と同等の浸透圧を持ち「生理食塩水」と呼ばれるが、この生理食塩水からカロリー摂取を目的として糖分を加え、浸透圧調節のために塩分を減らしたたものが「経口補水液」とされているようである。

熱中症の恐怖。対策には経口補水液が効果的

水分は身体にとってなにより大切な栄養素。少し不足しただけでも異常をきたし、身体は違和感や頭痛などを覚えるが、炎天下での作業などで脳の判断が鈍っていると、そういった違和感にも気がつかなくなる。夏場に多い熱中症は「気がつかない」という部分が最も恐ろしいだろう。そのために、経口補水液などでこまめな水分・ミネラル摂取を欠かさないようにしたい。

●軽度の脱水(体重の減少が3~5%) 4時間以内に経口補水液(体重1kgあたり30~50mL)を飲ませる。 嘔吐がなければ、下痢をするごとに体重1kgあたり10mLの経口補水液を飲ませる。 嘔吐した場合は目分量で嘔吐した分くらいの経口補水液を飲ませる。

ふらついたりぼんやりしたりといった軽度の熱中症・脱水症状のときには、上記のように経口補水液を摂取しよう。飲み方はゆっくりと。あわてて一気に飲みすぎないように注意しよう。

●中等度の脱水(体重の減少が6~9%) 4時間以内に経口補水液(体重1kgあたり100mL)を飲ませる。その後は軽度の脱水と同じように対処する。

軽度の熱中症の場合と同じではあるが、摂取する経口補水液の量は失った水分に比例して多い。こちらも飲み方をきっちり守り、飲みすぎないように。

日ごろから熱中症対策。家庭での経口補水液の作り方

経口補水液の成分は水、塩、砂糖。もちろんこれらは珍しいものでなく、どこの家庭にでも常備されているものだろう。そのため経口補水液は家庭でも簡単に作ることができるのだ。ここで簡単な経口補水液の作り方を紹介しよう。

経口補水液の作り方

経口補水液の作り方は驚くほど簡単。水1リットルに塩を3g(小さじ1/2)、砂糖を20~40g(大さじ2と小さじ1~大さじ4と1/2)混ぜて、よく溶かすだけだ。こうして出来上がった経口補水液には風味付けのためにレモン汁などを足すことを推奨されているが、基本的な作り方は水と塩と砂糖だけでよい。

パウダータイプでの手軽な作り方も

水に溶かすだけで経口補水液を作ることの出来る粉状のものも市販されている。ペットボトルタイプの経口補水液と比べて場所をとらないので、非常時に備えてこういったものを備蓄しているご家庭も多いのではないだろうか。

動画で解説:経口補水液の作り方

経口補水液の作り方、ポイントは少量の塩。

こんなときにも経口補水液

人間の身体は子どもならば70パーセント、大人になっても60パーセント近くが水分であるといわれている。となれば、当然ながら水分は人体にいちばん大切な成分であるということもできるだろう。体調不良のときにしっかりと水分を摂取できるように経口補水液を常備する人も少なくない。

風邪を引いたときなどにも経口補水液はとても効果的だ。経口補水液は胃腸への負担も少ないので水分補給が苦痛にならない。しかし正しい飲み方を守らないととても危ない。下痢などを招き、逆に脱水症状を引き起こしてしまう可能性があるのだ。

脱水時に経口補水液の飲みすぎは危険。効果的な正しい飲み方を!

多くのスポーツドリンク類と異なり、カロリーが極めて少ないのも経口補水液の嬉しいところ。口当たりも優しく、体調不良で味や臭いのあるものがキツいようなときでも比較的口にしやすい飲食物だ。

しかし水分補給に最適な経口補水液といえど、飲みすぎると危ないのでご注意を。万能に思われる経口補水液だが、飲みすぎには思わぬ落とし穴があるのだ。

経口補水液に対する間違ったイメージ

水分は血流をよくし、便通を改善し、老廃物の排出も促してくれる。しかし水は飲みすぎると健康被害を招くものでもあるのだ。水を飲みすぎると血中ナトリウム濃度が低下し、「水毒症」と呼ばれる状態となり、胃腸機能の低下やめまい、嘔吐などの症状が引き起こされるのである。

経口補水液には塩分が含まれているため「水毒症」になる危険性は低いのだが、一方でこの『塩分』が問題となる。経口補水液を毎日飲みすぎると塩分の取りすぎとなり、高血圧の原因ともなってしまうのだ。普段から高血圧の傾向があるひとは、なおのこと注意が必要である。

経口補水液は薬ではないが、体への影響が大きいので使い方に注意が必要である。心臓、腎臓、血圧などの病気で塩分の摂取を制限している時には、医師や薬剤師に相談してから利用する。高濃度のナトリウムイオンが入っている経口補水液では、薬などでコントロールされている電解質のバランスを乱してしまう可能性があるので注意が必要である。

経口補水液は決して万能薬ではない。ただの水よりも身体への吸収率が高いため、場合によっては危険なものとなりうる。飲みすぎには十分注意しよう。

美味しい飲み方・作り方で経口補水液を楽しむ

病気のときに贅沢はいっていられないが、病気のときこそ心も弱ってくるのが実情。ただの経口補水液を飲み続けるのも飽きてくるかもしれない。ここでは美味しい経口補水液の飲み方やカクテル風経口補水液の作り方を紹介しよう。症状の改善が見られ始めた時期ならば、少しばかり味や香りのある飲食物が好ましく思えるはずだ。

柑橘風味経口補水液の作り方

作り方はいたってシンプル。水1リットルに対し食塩2~3g(小さじ1/2)、砂糖20~40g(大さじ4と1/2)を加え、レモンやグレープフルーツなどの柑橘系果汁をたっぷり絞ると、風味のついた経口補水液となる。発汗で失われたカリウムも効果的に補給できるのでオススメの飲み方だ。レモンやグレープフルーツの香りは精神をリフレッシュさせる効果も期待できるので、精神面でのケアも期待できることだろう。

トマトジュース割り経口補水液の作り方

作り方は無塩トマトジュース300ml+水700mlに、食塩2~3g(小さじ1/2)、砂糖20~40g(大さじ4と1/2)を加えるだけ。水分だけでなくビタミンなどの栄養素も補給できるため、風邪などには最適な飲み方だ。さっぱりとした後口なので、後を引く美味しさがある。

変わった経口補水液?の作り方

日本の病人食の定番『梅干しを乗せたおかゆご飯』も経口補水液のような効果が期待できる。水分たっぷりのお米が水と糖分を、梅干しが塩分をまかなっているからだ。浸透圧などを考えれば経口補水液よりも吸収率は悪いかもしれないが、酸味が食欲をそそり消化にも優しい、まさに食べる経口補水液といっても過言ではない。昔から受け継がれている知恵というのは、やはり科学的に見ても理に適っているようだ。

経口補水液の作り方と飲み方に関するまとめ

経口補水液の作り方と飲み方に関するまとめは以上だ。水は身体に欠かせない栄養素であり、その水の摂取には経口補水液がとても役立つことがお分かりいただけただろう。発汗や下痢、嘔吐などによる水分不足の解消にとても効果的なので、経口補水液は日ごろから便利に利用したい代物である。

同時に経口補水液の飲みすぎによる問題も留意しておかなくてはならない。世の中には「これさえ取っておけば大丈夫」といった便利なものはなかなかない。経口補水液も同様で、必要なときに必要な量だけを摂取するのが健康に即した利用方法。正しい知識を身につけ、適切に利用していこう。

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2022-05-23 時点

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