ブライダルチェックをパートナーと一緒に受けよう!その内容や費用とは?

結婚前に婦人科で行うブライダルチェックはお済みですか?ご自分の体が、健康で元気な赤ちゃんが産めるかどうか確認する婦人科検診のことです。感染症は?元気な赤ちゃん産めるかな?不安になる前に、ぜひパートナーと一緒にブライダルチェックを受けてください!

ブライダルチェックをパートナーと一緒に受けよう!その内容や費用とは?

目次

  1. 愛しのあの人との結婚式!
  2. ブライダルチェックの検査項目とは?
  3. ブライダルチェックの検査の内容とは?
  4. ブライダルチェックの問診
  5. ブライダルチェックの内診
  6. ブライダルチェックの分泌検査
  7. ブライダルチェックのエコー(超音波)検査
  8. ブライダルチェックの血液検査
  9. 主な感染症の内容とは?
  10. ブライダルチェックの検査費用はどれくらい?
  11. どんな病院でブライダルチェックを受けたらいい?
  12. 男性も一緒にブライダルチェックを受ける必要はある?
  13. 可愛い赤ちゃんとの素敵な出会いのために

愛しのあの人との結婚式!

もうすぐ愛しのあの人と結婚!今すぐではないかもしれないけれど、結婚したら子どもが欲しいと思っているカップルは多いはず。病院で自分の体が妊娠できるか検査するブライダルチェックの費用や検査項目の内容、パートナーと一緒に受けられるのかどうかを徹底リサーチしました!

結婚前の新常識!?ブライダルチェック

ブライダルチェックというとあまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、妊娠、出産をするために健康上の問題がないかどうか調べるためのものです。晩婚化がすすむ中、初産時の年齢も上がってきている昨今。結婚前に子どもが産める体かどうかをチェックするのはもはや新しい常識、パートナーへのエチケットとなってきているのです。

どうしてチェックする必要があるの?

性感染症などは自覚症状に乏しく、ある程度症状が進行しないと感染していたことにも気付かないことがあります。また子宮や卵巣の異常は日常生活に影響を及ぼすことはあまりなく、病状が進んでからようやく産婦人科を受診したのでは、手遅れになりかねません。

長期治療を必要とする不妊症につながる病状もいち早く発見、治療へとつなげることで、妊娠する可能性を引き上げます。自覚症状がなくても、元気な赤ちゃんを産める体か調べてもらうのは、大切なことなのです。ブライダルチェックはその良いきっかけ作りになります。

ブライダルチェックの検査項目とは?

問診から始まり、内診、血液検査、超音波(エコー)検査、分泌物検査などが行われます。男性の場合は精子検査と尿検査があります。定期的に婦人科で検診を受けている人は、普段調べてもらっていない項目を取り入れる、ブライダルチェック用として妊娠に関する項目を取り入れることもできます。

ブライダルチェックの検査の内容とは?

HIV感染症や淋病、梅毒などの性感染症の検査や、風疹、肝炎、貧血かどうか、肝臓や腎臓の機能、血液型なども調べます。子宮頸がんや女性特有の病気も検査したりします。ブライダルチェックの内容や項目は、病院やクリニックでのコースによって細かいところが異なります。

ブライダルチェックの問診

月経がどの程度の間隔でくるのか、病気やアレルギーの有無、既往歴や初めての月経時の年齢、妊娠や流産の有無などが聞かれます。お医者様相手と言えど口に出しにくいことではありますが、月経の周期が乱れると妊娠するタイミングも把握しづらくなるので、正直に答えましょう。

ブライダルチェックの内診

婦人科で行う内診の内容とは?

まず下着を脱いで内診台に座り、台座に足を乗せます。上昇しながら回転し(上昇するだけのところも)、足が大きく左右に開かれます。クスコと呼ばれる鳥のくちばしのような膣鏡が差し込まれ、出血はないか、ポリープの有無などが診られます。おりものを採取したあと、綿棒やヘラなどの器具で子宮頸管を軽くこすって細胞を採取します。

直接手で触って子宮を内診します

片手で膣内、もう片方の手で腹部から軽く押さえることにより、子宮の位置や大きさ、やわらかさに異常がないかどうか調べます。押したときに痛みを感じると子宮内膜症や腫瘍の可能性もあり、恥ずかしい検査ですが妊娠に直結するような項目ばかりの内容なので、赤ちゃんのためと思って必ず内診は受けてくださいね。

ブライダルチェックの分泌検査

分泌物とは?

分泌物とはおりもののことを指します。膣内に悪さをしている感染体がないかどうか調べます。性感染症は男女ともに自覚症状がなかったり、発症していても気付かない場合もあるので、ブライダルチェックを機会にしっかり調べてもらいましょう。女性ホルモンが正常に働いているか、膣の細胞が成熟しているかどうかも一緒に調べます。

ブライダルチェックのエコー(超音波)検査

エコー(超音波)とは?

超音波を射出し、体内に跳ね返って戻ってきた超音波の波形を読み取り、画像に反映したものがエコーです。それを診断に使用するのがエコー検査です。ブライダルチェックではお腹の上から装置を当てたり、経膣エコーと呼ばれる、細長い先がつるんとした装置を膣内に入れ、中から子宮や卵巣を撮影したりします。

エコー検査で何が分かる?

子宮や卵巣の形や位置を見ることで、妊娠しづらい原因があるかどうかが分かります。子宮筋腫や子宮内膜症、卵巣の癒着などトラブルがないかどうか、また今現在妊娠できる状態かどうかなどを見ます。お医者さんの見ている画像を見ながら検査が受けられるので、子宮や卵巣の状態が自分でも観察できます。

ブライダルチェックの血液検査

血液検査で何が分かる?

ブライダルチェックの場合、妊娠に関わることを調べるのが主な目的なので、一般的な検査項目とは多少違ってきます。クラミジアや梅毒、風疹などの感染症や、妊娠・出産時に大量の血液を必要とすることから重度の貧血がないかどうかをチェックします。そして輸血時に万が一型が違うと一大事になりますので、血液型の検査もあわせて行われます。

主な感染症の内容とは?

クラミジア

若い年代(15〜30歳代)に増えてきている、日本で最も患者数の多い性感染症のひとつです。子宮の入り口に炎症が起きる初期段階では自覚症状が少なく、女性の80%は無症状とされています。

しかし放置したままになっていると子宮内膜炎や卵管炎など、流産や早産、不妊症のリスクが高まります。また、感染した状態で出産すると賛同で赤ちゃんに感染し、赤ちゃんが肺炎や結膜炎にかかってしまう可能性もあるのです。

淋病

クラミジアの次に多い性感染症です。感染後数日経って膣炎を引き起こし、おりものの量が増えたり、外陰部にかゆみが出ます。しかし女性は症状が軽くて気付かない、あるいは全く症状が出ないことも。

気付かないまま放置していると子宮頚管炎や子宮内膜炎、卵管炎など不妊症につながることも。逆に男性が淋病になると、排尿するのが恐ろしくなるほどの激痛に襲われます。最近ではオーラルセックスによるのどへの感染も増えており、治療期間が2倍以上かかることも。

トリコモナス膣炎

トリコモナス原虫が、抵抗力の弱った体で増殖することで引き起こされる感染症です。感染後1〜2週間すると黄色や緑に泡立った、膿のような臭いのするおりものが増え、外陰部にかゆみや痛みが出てきますが、女性感染者の20〜50%は感染したことに無自覚なままです。

男性の場合は感染してもほとんど自覚症状がありません。また、感染者の年齢層がとても幅広く、中高年域にも患者がいるのが特徴です。

膣カンジダ症

カンジダと呼ばれる真菌(カビの一種)や、大腸菌、ブドウ球菌がいるかどうか検査します。カンジダ菌は人間のどこにでもいる常在菌で、健康な人でも口や皮膚、性器に生息していますが、体が弱っている時に増殖し、強いかゆみや痛み、炎症を引き起こしてしまいます。

ブライダルチェックの検査費用はどれくらい?

健康保険は適用されません

健康保険は病気の方が利用できるものなので、健康な状態で検査するブライダルチェックには適用されません。そのため、ブライダルチェックの費用は全額自己負担となってしまいます。受診する病院や検査の内容によって金額が変動しますが、一般的なコースだと2〜5万円、パートナーと一緒に受けるコースだと10万円近くする場合もあります。

人間ドックと一緒に受けられる病院も

通常行われる人間ドッグにオプションとして、ブライダルチェックが受けられるコースが設けられている場合も。ただし、検査項目がたくさんあればいいというわけではなく、受診される方の年齢や病歴を考えた場合、生活面での不安や将来心配な疾患などがあればそちらを優先するなど、まず健康であることが元気な赤ちゃんを授かる第一条件です。

費用が高く感じる…

全額自己負担ですので、確かに安い費用ではありません。けれども、自然妊娠に任せていて何年も赤ちゃんが授からず、結局年齢ばかり重ねてもっと高額な費用の不妊治療になってしまった!ということにならないよう、自分自身と大事なパートナーの健康も一緒に考えて、ブライダルチェックはマナーと思いやりとして受けてみてはいかがでしょうか?

どんな病院でブライダルチェックを受けたらいい?

妊娠した時にも頼れるかかりつけ医を探そう!

一般的な産婦人科やクリニックでブライダルチェックを行える病院はたくさんありますが、「ブライダルチェック」という名前で検査をしていなかったりしますので、まずは最寄りの婦人科がある病院へ直接電話で相談してみるのも。その中で気に入った病院があれば、実際に妊娠したときにも安心です。

男性も一緒にブライダルチェックを受ける必要はある?

男性側が原因の不妊症は全体の半分!?

妊娠は女性の役割と考え、ブライダルチェックどころか産婦人科へも一度も来院しないパパというのも、世の中にはいます。けれども、赤ちゃんはお母さん一人の問題ではありません。年齢的なものだけでなく、遺伝や、性感染症が原因だったりする不妊症は男性側に50%はあるとされています。

子どもがほしいと望むなら、病院に行くのが恥ずかしい、費用が高いと言わず、奥さんとなる人や子どものことを考えてぜひ一緒に病院へ行ってみてください。子どもを持つという将来のビジョンが、はっきり見えてきますよ。

可愛い赤ちゃんとの素敵な出会いのために

ブライダルチェックとして病院で受けられる項目や費用、内容についてまとめてみました。元気な赤ちゃんは、健康な母体から! ぜひパートナーと一緒に、将来の家族のためにブライダルチェックを受けてみてくださいね。

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