ノロウイルスの検査方法とは?検査にかかる費用と保険適用について調査!

一般に病院で行われるノロウィルスの検査は、検査キットを使った簡易検査です。ノロウィルス検査の方法と、費用について詳しく解説します。また、ノロウィルス検査が保険適用されるには条件がありますので、その条件についても確認しておきましょう!

ノロウイルスの検査方法とは?検査にかかる費用と保険適用について調査!

目次

  1. ノロウィルスとは?
  2. ノロウィルスに感染したときの症状
  3. ノロウィルスに症状が似ているウィルス感染
  4. ノロウィルスの感染経路
  5. ノロウィルス感染が発生しやすい場所とは?
  6. ノロウィルスの恐ろしさ
  7. 家族がノロウィルスに感染したらどうする?
  8. ノロウィルスで汚染されたものを消毒する方法
  9. ノロウィルスの検査方法
  10. ノロウィルス検査の費用は?
  11. ノロウィルス検査キットは信用できない?
  12. ノロウィルスの検査は保険が適用されない?
  13. ノロウィルス検査の有意性
  14. ノロウィルス予防のポイント
  15. ノロウィルスの検査方法は?検査にかかる費用と保険適用についてのまとめ

ノロウィルスとは?

冬になると、ニュースなどで感染が取り上げられることが多くなるノロウィルス。毎年11月~1月にかけて流行する、感染性胃腸炎の原因となるウィルスです。ノロウィルスは感染力が強いことで知られており、飲食店をはじめ、保育園や病院などでも集団感染が起きることがあります。

ノロウィルスに感染したときの症状

ノロウィルスに感染すると、24時間~48時間の潜伏期間を経て、まずおう吐があり、その数時間後に激しい下痢が続きます。そのほか、微熱(38℃くらいまで)や腹痛などの症状が現れることもあります。

おう吐、下痢の回数は多い人で1日10回以上に及ぶ場合もあり、症状は大変辛いものと言われます。しかし、健康な成人であれば、これらの症状は1~2日で収まる場合がほとんどです。

ノロウィルスに症状が似ているウィルス感染

私たちの暮らしの身近には、ノロウィルスのほかにも、ウィルス性胃腸炎を引き起こすウィルスがいくつかあります。いずれのウィルス感染症も、主症状がおう吐、下痢であることは共通ですが、潜伏期間や感染の際に排出される便の性状に違いがあります。これらのウィルスは特別なものではなく、私たちの暮らしで身近に存在するものばかりです。

症状が激しいノロウィルス

ノロウィルスは潜伏期間が短く、感染してから24時間~48時間後にはおう吐・下痢の症状が現れます。非常に症状が激しいのが特徴で、免疫力が低い子供や高齢者の場合、早急に病院で対処が必要になる場合もあります。

ノロウィルスは非常に感染力が高いことが知られています。便や吐物に含まれるノロウィルスは数百万~数億個といわれますが、このうち10個~100個程度のウィルスで感染してしまいます。また、ノロウィルスは一度感染しても免疫が作られないので、一生のうち何度でも感染する危険性があります。

赤ちゃんのときにほぼ感染を経験するロタウィルス

ロタウィルスは、冬から春に流行する感染性胃腸炎の原因ウィルスです。0〜2歳の赤ちゃんがかかりやすい感染症で、普通に暮らしていれば、5歳までにほとんどの乳幼児が感染するといわれています。

ロタウィルス感染の潜伏期間は、1~3日、主症状は下痢、おう吐、腹痛、発熱などで、咳や鼻水などの風邪のような症状が現れることもあります。ロタウィルスで特徴的なのは便の性状です。お米のとぎ汁のような白っぽい便が出ることが知られています。また、下痢やおう吐が3~8日続くこともあり、乳幼児が感染しやすいウィルスだけに、脱水症状には注意が必要となります。

プール熱で知られるアデノウィルス

そのほかに暮らしの中で身近なものは、子供がよく感染するウィルスであるプール熱の原因となる、アデノウィルスがあります。このウィルスも感染性下痢症の原因となるウィルスです。アデノウィルスは特に夏場に流行しやすいのですが、その他の季節でも通年感染が見られるウィルスです。また、子供だけでなく大人も感染する可能性があります。

アデノウィルスの潜伏期間は通常5~7日とされていますが、下痢を引きこす腸管アデノウィルス感染場合は、3~10日と長くなる傾向があります。主症状は下痢で、酸臭の強い便が1週間にわたり出ることが特徴です。おう吐を伴うことはありますが、他のウィルス性胃腸炎に比べて経度である場合が多いです。そのほか、喉の痛みや発熱を伴うことがあります。

ノロウィルスの感染経路

ノロウィルスの感染経路は主に3つあります。感染経路を知ることで、普段の暮らしの中で感染予防対策をすることが出来ますので、しっかり確認しておきましょう。

経口感染

普通に暮らしていてノロウィルスに感染する理由はこの経口感染が多いでしょう。経口感染とは、ノロウィルスに汚染された食べ物や飲み物を直接口にすることによって感染することです。ノロウィルスの感染源として特に注意したいのは、二枚貝です。ノロウィルス感染が流行する時期は特に、カキなどの二枚貝を食べるときはしっかりと火を通して食べることが重要です。

接触感染

接触感染とは、ノロウィルスに汚染された衣類を触ったり、ノロウィルスが含まれる排泄物や吐物に触れた手から感染することです。特に吐物処理などの後は、手洗い、消毒をしっかりする必要があります。階段の手すりなどから感染する例もありますので、普段の暮らしでも手洗いを習慣づけるといいでしょう。

空気感染

出典: https://www.pakutaso.com/search.html?offset=0&limit=30&search=%E9%A2%A8%E9%82%AA

ノロウィルス感染者の吐物や排泄物が身近に撒き散らされたりした場合、直接手で触れなくても感染する恐れがあります。どういうことかというと、それらの汚染物が乾燥して、私たちが暮らしている空気中にウィルスが舞い上がり、それを吸い込んでウィルスが体内に侵入すると感染してしまうのです。感染の危険がある場所ではマスクの着用が効果的です。

ノロウィルス感染が発生しやすい場所とは?

ノロウィルス感染が発生する場所として一番多いのが飲食店で、全体の約7割を占めます。次いで旅館、弁当の仕出し屋となっています。

ノロウィルスが発生するのは食に関する場所

ノロウィルスは食に関する場所、特に人が多く集まるような大きな施設で発生していることが分かります。

ノロウィルスの恐ろしさ

ノロウィルスで恐ろしいのは、その感染力の強さであることはすでにお伝えしました。しかし、健康な成人がノロウィルスに感染しても2日ほどで症状が治まってしまうので、ただの下痢症と勘違いする人も少なくありません。では、ノロウィルス感染において、どのような場合が問題となるのでしょうか?

子供や高齢者のノロウィルス感染に注意!

ノロウィルスが私たちの暮らしで問題となるのは、小さな子供や高齢者がノロウィルスに感染した場合です。子供や高齢者は、健康な成人に比べて免疫力が低い場合が多く、ノロウィルスに感染すると重症化する可能性があります。

特に注意が必要なのは、おう吐・下痢による脱水と、おう吐の際、吐しゃ物で喉を詰まらせることです。症状が激しいうちは、もしものときに迅速な対応ができるよう、一緒に暮らしている人が、患者から目を離さないようにすることが大切です。

ノロウィルスの集団感染

ノロウィルスは保育園や学校、老人保健施設などで集団感染を起こすことがあります。これはノロウィルスの感染力が強いことを示しています。この集団感染が起きてしまうと、感染が終息するまでにかなりの時間がかかってしまいますので、しっかりとした予防対策、ノロウィルス感染者が発生したときの初期対応が非常に重要になってきます。

子供が学校や保育園からウィルスを持ち帰って家族に感染させてしまったり、その感染した家族が外で他の人に感染させてしまったりと、感染がどんどん広がっていく可能性もありますから、ノロウィルス感染者は登校させない、隔離するなどの対処や、施設の適切な消毒の徹底は必須です。

家族がノロウィルスに感染したらどうする?

家族にノロウィルス感染者が出てしまった場合、一緒に暮らしている家族に感染する可能性は非常に高いです。家族に乳幼児や高齢者がいる場合は、感染を広げないよう特に注意する必要があります。

おう吐などの症状が激しいときは部屋を分ける

ノロウィルスは、感染者のおう吐物から空気感染するウィルスです。おう吐がひどいうちは、感染者と生活スペースを別にするのが望ましいです。タオルなども別にします。特に子供や高齢者を感染者に近づけないようにしましょう。

おう吐物や排泄物を片づけるときは手袋とマスクを

床などにおう吐してしまったときは、空気感染を防ぐためにも早急に片づける必要があります。その際は、手袋とマスクを必ず着用し、処理をする人以外は絶対に近づかないことが鉄則です。

おう吐物、排泄物で汚れた衣類は消毒してから洗濯を

ウィルスが付着したままの衣類やリネンをそのまま洗濯機に入れてしまうと、洗濯機自体がウィルスに汚染されて、その後洗濯するものすべてがノロウィルスで汚染されてしまいます。

まずは水洗いで汚物を洗い流し、その後消毒液に付けてウィルスを死滅させてから洗濯しましょう。その際にも、手袋・マスクは必ず着用します。

ノロウィルスで汚染されたものを消毒する方法

ノロウィルスに効果的な消毒液は、次亜塩素酸ナトリウムと呼ばれるものです。これは特別な薬液を購入しなくても、一般的な家庭用塩素系漂白剤で代用できます。家庭用塩素系漂白剤には次亜塩素酸ナトリウムが5%含まれるので、これを薄めて消毒薬として使用します。

おう吐物、排泄物が付着した場所を消毒する場合

一般的な家庭用漂白剤10mlを500mlの水で薄めて使用します。次亜塩素酸の濃度は0.1%となります。注意点として、付着した嘔吐物や排泄物を取り除いてから消毒を行ってください。汚物が残っている状態では、期待する消毒効果が得られない場合があります。

感染者が触れたものを消毒する場合

一般的な家庭用漂白剤10ミリリットルを25リットルの水で薄めて使用します。次亜塩素酸は金属腐食性があるため、金属に使用した場合は、すぐに水拭きを丁寧に行ってください。また、消毒を行う際は換気をするようにします。

ノロウィルスの検査方法

一般の病院で行われるノロウィルスの検査方法は、主に2つの方法となります。一般的に検査キットを使った簡易検査と、正確な検査結果を知るための精密検査があります。

ノロウィルス抗原検査

専用の検査キットで、糞便中のノロウィルスを検出する方法です。この検査は簡易検査で、検査結果はおよそ15~20分で出ます。しかしながら、この検査キットを使った検査は、簡易検査という特性上、結果を100%保証する物ではありません。

リアルタイムPCR法

おう吐物や糞便から、ノロウィルスの遺伝子を特殊な方法で増やして検出する方法です。この検査方法は検査結果が分かるまでに時間がかかることと、費用が高いことから、通常のノロウィルス診断用の検査として用いられることはほとんどありません。リアルタイムPCR法は、食中毒や集団感染が起きたときの原因究明のために実施される場合が多いです。

ノロウィルス検査の費用は?

ノロウィルス検査にかかる費用は、病院や検査の種類によって違います。保険が適用されないということもあり、精密検査を受ける場合は簡易検査の3倍以上の費用がかかる場合があります。また、検査費用のほかに、診察料や点滴などを行った場合は別途費用がかかりますので、かなり大きな負担となるのは間違いありません。

検査キットを使ったノロウィルス抗原検査の費用

病院によって多少の違いはありますが、検査キットを使ったノロウィルス検査は、だいたい5000円前後の費用がかかります。ノロウィルス検査は、例外を除いて保険が適用されず自費検査になりますので、検査を行う際には、医師から費用の説明と、検査を受けるかどうかの意思確認をされます。

ノロウィルスの精密検査にかかる費用

リアルタイムPCRなどの、精密検査を行うときは、ほとんどの場合専門の検査機関で検査が行われます。この検査は検査キットを使う検査よりも費用がかなり高く、10000円から30000円の費用がかかります。

個人で精密検査を行う人はほとんどいないのですが、飲食店などでノロウィルスの集団感染が疑われた場合は、確認と追跡の意味で精密検査が行われます。

ノロウィルス検査キットは信用できない?

一般に病院で行われるノロウィルス検査は、簡単に結果のです検査キットを使った簡易検査になります。「簡易検査」ということは、結果を信用してもいいものなのかという疑問が浮かびますよね。

検査キットの結果は100%正しいわけではない

ノロウィルスに限らず、すべての検査キットに言えることなのですが、検査キットを使った検査結果は、100%正しいものとは言えないのです。

実際、検査キットの取扱説明書を見ると、検査結果を100%保証するものではないということがきちんと書かれているのです。ですので、検査結果が陰性だからと言って、100%ノロウィルスに感染していないということにはならないのです。

検査が信用できないならノロウィルスの診断方法はどうなってるの?

ノロウィルスは、問診で患者の症状を聞いて医師がノロウィルスと判断することが多いです。ノロウィルスと普通の胃腸炎で治療方法はさほど変わりませんから、治療の意味では「ノロウィルス感染かどうか」はそれほど重要ではないといえるでしょう。

ただし、感染を広めないように、手洗いや、汚物処理の際に消毒を徹底するなどの指導は、必要になってきます。特に、一緒に暮らしている家族に乳幼児や高齢者がいる場合は注意が必要です。

ノロウィルスの検査は保険が適用されない?

ノロウィルスの検査は、通常保険が適用されませんので、検査を行う場合は全額自分で費用を負担することになります。ただし、例外として年齢や持病の有無などによっては保険適用となる場合があります。

ノロウィルス検査で保険が適用されるのは何歳?

ノロウィルスの検査は、通常保険が適用されません。ただし、例外として年齢や持病の有無などによっては保険適用となる場合があります。

乳幼児と高齢者は保険適用対象

ノロウィルス検査に保険が適用されるのは、3歳以下の乳幼児と、65歳以上の高齢者です。乳幼児と高齢者は、免疫力が低い場合が多いので、ノロウィルスに感染すると重症化しやすくなります。そのため、診断に必要な検査に保険が適用されることになっています。

ノロウィルス検査で保険適用となる疾患とは?

特定の疾患を持つ方は、ノロウィルス検査で保険適用となる場合があります。その疾患とは、悪性腫瘍、臓器移植直後、免疫抑制作用のある薬剤を服用している方が対象となります。この場合も、免疫機能が低下していることから、ノロウィルスに感染することでもともとの病気が悪化してしまう恐れがあるため、検査に保険が適用されることになっています。

ノロウィルス検査の有意性

現在、ノロウィルスに効果のある抗ウィルス剤は存在しないため、ノロウィルス感染症の対処法としては、整腸剤の服用や、おう吐や下痢で消耗した水分や栄養の補給しかありません。このことを考えると、「薬を処方されるわけでもないのに、ノロウィルスの検査を行うことに意味があるのか?」と疑問に思う方もいるかもしれません。

ノロウィルス検査は本当に必要?

ノロウィルスに感染した場合でも、健康な成人の場合は、放っておいても2日ほどで症状が収まることが多いです。そのため、ノロウィルスに感染したと気づかずに病院を受診しない人も多いのです。ですので、ノロウィルス検査は必ずうける必要のある検査ではないと考える医師もいます。

ただし、小さな子供や高齢者の方と同居している場合は、感染を広げないためにも病院を受診して、正しい対処方法を教えてもらうことは有用と言えます。

ノロウィルス陰性結果の落とし穴

と先に説明しました通り、検査キットでノロウィルスが陰性と出た場合でも、100%ノロウィルスに感染していないとは言えません。しかし、検査結果が陰性と出たために、「自分はノロウィルスではない」と安心して、知らないうちに周囲に感染させてしまう危険性があります。

症状が明らかに普通の胃腸炎より激しい場合や、嘔吐などの症状がある場合は、検査結果が陰性であっても、ノロウィルス感染としての対応を行うことが必要でしょう。

ノロウィルス予防のポイント

ノロウィルスに感染してしまうと、症状がつらいだけでなく、検査費用が高額になってしまうので、しっかりと予防をしてノロウィルスに感染しないことが大切です。ノロウィルス感染予防のポイントをいくつか挙げていきます。

二枚貝はしっかりと加熱する

ノロウィルス感染の原因として最も多いのが牡蠣などの二枚貝です。ノロウィルスが流行する時期は、生食は避け、中までしっかりと火を通して食べることが大切です。また、食べる人の免疫力が落ちているときは特に感染しやすくなっていますので、体調が悪い時は食べるのを避けたほうがいいかもしれません。

野菜・果物はしっかりと洗う

サラダでは生野菜を使いますので、調理に使う野菜や果物はしっかりと水洗いするようにします。洗浄が不十分だと、野菜に付着したウィルスがそのまま口に入ることになってしまいます。

手洗いの徹底

トイレ後の手洗いはもちろんですが、普段から外出先から帰ったときや、外のものを触ったときはこまめに手洗いをするようにしましょう。手を洗うときは、指の間、爪の間まで丁寧に洗うことがポイントです。

手拭きタオルは清潔に!

せっかく手を洗っても、手をふくタオルが汚染されていたら意味がありません。こまめにタオル交換するなど、常に清潔を保つようにしましょう。

ノロウィルスの検査方法は?検査にかかる費用と保険適用についてのまとめ

出典: https://www.pakutaso.com/search.html?offset=30&limit=30&search=%E9%A2%A8%E9%82%AA

ノロウィルスは、感染した場合の症状がつらいだけでなく、周囲の人に感染を広げてしまう可能性の高いウィルスです。また、検査も保険が適用されないために高額な検査費用がかかってしまいます。普段から手洗いの習慣をつけることや、免疫力の高い体力づくりなどで、ノロウィルスに感染しないようにすることが大切です。

ノロウィルスについてもっと知りたいアナタへ!

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