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爪のでこぼこの原因は?病気の可能性も?正しいネイルケア・治し方まとめ!
爪を見てみてください。あなたの爪は健康な爪をしていますか?もし、でこぼこになっていたら要注意!暖かくなると足の爪も気になってきますよね。今回は爪に現れるでこぼこの原因や治し方、普段から出来るネイルケアなどをまとめてみました。

目次
爪のでこぼことはどんな状態?

あなたはじっくりと自分の爪を見てみた事があります?なんだかでこぼこしていると感じる事はないでしょうか?もちろん、健康的な爪の方がほとんどだと思いますが、中にはいつの間にか爪が綺麗な形ではなく、でこぼこした状態で伸びるようになってしまったと感じている人もいると思います。
暖かくなってくると素足で過ごすことも多くなりますよね。足の爪もあまり近くで見る機会は少ないかもしれませんが、お風呂の前など素足になった時に確認してみましょう。特に親指は面積が大きいので、でこぼこしていると気になりますよね。毎日歩き回っている足の大事な相棒です。足の爪にも負担がかかっていないか気をつけてみましょう。
爪のでこぼこの状態は、老化や乾燥からくるものもありますし、外傷が原因の場合もあります。中には内臓疾患から爪のでこぼことなって現れている場合もありますの、たかが爪と思わずに、異変を感じたら自分の爪の状態をよく観察するようにしてくださいね。今回はそんな爪のでこぼこが出来る原因や治し方などをまとめてみました。
爪の状態からわかる身体の病気

爪は皮膚でもないし、身体とは関係ないと思っている人もいませんか?実は爪は皮膚の一部なのです。そして、身体の病気を教えてくれる重要な役割もあります。爪に症状があるからといって、全て当てはまるわけではありませんが、爪の状態からわかる病気をまとめてみましたので、ご覧下さい。
爪が青白く見える場合は貧血、爪が白く濁っている場合は糖尿病や慢性肝炎、そして爪白癬が考えられます。爪が青紫に見える場合は心臓疾患の可能性が。最後に爪がでこぼこになる場合は老化、慢性的な内臓疾患、皮膚疾患が考えられます。
爪のでこぼこが現れる場所によっても原因がわかる場合があります。親指だけでこぼこしている場合は、ストレスを抱えているなど精神状態が良くないという表れです。人差し指だけでこぼこの場合は慢性的な皮膚疾患ででこぼこしている事が多いです。中指だけでこぼこしている場合は尿酸の排泄がうまく出来ていない可能性が考えられます。
薬指だけでこぼこしている人は眼病や気管支炎にかかりやすいといいます。小指だけでこぼこしている人は神経痛にかかりやすいと考えられています。爪のでこぼこがどれか1本だけに出ているときは、外傷の他にもこのような病気が潜んでいる場合があるのですね。ストレスででこぼこになる親指は一番出やすいかもしれませんね。
いかがですか。爪って意外とおろそかに出来ない部分ですよね。ぶつけたりした記憶があって、一時的に色が変わっている場合などもあると思いますので、その辺は考慮して考えてくださいね。爪の異常が身体の中の状態を教えてくれているんですね。爪の色が悪いなとか、形が変わってきたと思ったら、病気の可能性もあるので、気をつけてみてくださいね。
爪がでこぼこになるのは点状陥凹と呼ばれる状態

爪がでこぼこになる原因に、まずは点状陥凹(てんじょうかんおう)という物があります。爪の表面に小さな凹みがいくつか出来て、表面がでこぼこしているように見えます。爪扁平苔癬(つめへんぺいたいせん)や乾癬など爪がでこぼこが出来る病気の状態をまとめて点状陥凹と呼びます。
この点状陥凹が特定の指だけの場合は、指を挟んだりして爪を作る爪母という部分が傷つけられた場合に起こりやすくなります。複数の爪にでこぼこが出来た場合には内臓疾患が潜んでいる場合があります。それでは、この点状陥凹と呼ばれる、爪がでこぼこになる原因を細かく見ていきましょう。
爪がでこぼこになる原因その1:爪扁平苔癬

少し言いにくい名前ですが、爪がでこぼこになる原因としてい、爪扁平苔癬(つめへんぺいたいせん)という物があります。爪扁平苔癬自体は真菌症ではないそうですが、見た目では判断できないので皮膚科での診断が必要となるそうです。
爪扁平苔癬になると、爪に縦線や亀裂が入り、爪が層のようになり剥離などの症状が出てきます。その結果、爪がでこぼこになります。真菌症ではないという事ですが、見た目が美しくありませんし、真菌症の場合も考えられるので、どちらにしても皮膚科を受診する事をおすすめします。
治療にはステロイド含有軟膏が使われます。程度がひどい場合には内服薬も併用し、治療していきます。そして、爪の変形がひどく、発症してから時間が経っていると、元の爪の状態に戻ることも難しくなるため、気づいたら早めに皮膚科を受診するようにしましょう。
爪がでこぼこになる原因その2:爪甲縦溝

爪甲縦溝(そうこうたてみぞ)というのは老化による縦の溝が出来る事をいいます。年を取ると事でだんだんを溝が深くなってくるそうです。若い人がこの状態になった場合には栄養不足が考えられます。特にビタミンCや亜鉛などが不足するとこの状態になりやすいので、しっかりと食事で摂るようにするか、サプリなどで補いましょう。
老化による物で、危険な病気が潜んでいるわけではありませんが、やはり見た目が気になるのが女性ですよね。老化による爪のでこぼこは保湿で防げる場合もあるので、保湿をしっかりとおこなっていきましょう。
爪がでこぼこになる原因その3:乾癬

水虫のような症状にも見える乾癬(かんせん)という病気も、爪がでこぼこになる原因の一つです。乾癬は原因がはっきりとわかっておらず、予防をすることが出来ません。水虫に似ていますが、水虫の薬は効果がありません。
水虫のように人に移してしまう事がない乾癬ですが、日本には約10万人の患者さんがいるそうです。爪の白濁化が見られた場合には乾癬である場合が考えられます。そのまま放置して悪化してしまうと表面が剥がれ落ちるなど、爪のでこぼこどころの話ではなくなってしまうので、油断できません。
治し方としては、ステロイドやビタミンD3を含む軟膏を使ったり、内服薬を使用する事になります。一旦治っても再発しやすいようです。原因ははっきりとしていない乾癬ですが、ストレスを溜めないようにして、生活することが予防として望まれます。
爪がでこぼこになる原因その4:円形脱毛症

え、円形脱毛症?と思いましたか?実は毛髪の円形脱毛症と爪のでこぼこには関係があるのです。髪の毛も爪も主な成分はタンパク質です。つまり、爪に異常が出た場合には、髪の毛にも異常が出る可能性があるという考え方もあります。
円形脱毛症だから爪のでこぼこがあるとは一概には言えません。爪のでこぼこの原因は多く、自分では原因の特定は難しい物です。しかし、なぜ円形脱毛症になったのかを考えていくと、少し爪のでこぼこの原因も見えてくる事になります。
髪の毛も爪も主な成分はタンパク質という事でしたよね。つまり食生活なども関係してくるという事です。
爪がでこぼこになる原因その5:栄養不足

先ほど、食生活が関係していると書きましたが、髪の毛も爪もタンパク質、ビタミン、ミネラルなど、健康的な髪の毛や爪が出来るには、様々な栄養素を必要とします。その中でも亜鉛は、髪の毛や爪に必要なタンパク質を合成するのに必要な物なのですが、特に日本人は亜鉛が不足しがちのようです。
タンパク質の合成に必要な亜鉛は、牡蠣に多く含まれています。亜鉛不足になると、髪の毛や爪が健康的に作られなくなる以外にも味覚障害などが起こるといわれています。牡蠣をおいしく食べられるレシピを紹介しておきます。食事で摂る以外にもサプリもおすすめです。
爪がでこぼこになる原因その6:ストレス

ストレスは髪に悪影響だという事はなんとなくわかりますよね。しかし、ストレスは病気までいかなくても、爪にも悪影響を与えるのです。人はストレスを感じると自律神経が乱れてしまいます。すると血行が悪くなり、元々栄養が届きづらい髪の毛や爪に悪影響を与えてしまうのです。
ストレスで自律神経が乱れると、髪は細く薄くなり、爪も凹んだり薄くなってしまうと考えられています。ストレスから睡眠不足などにもつながり、肌への悪影響も考えられます。全て女性には辛い状況です。このような悪循環にならないように、ストレスを溜め込まない規則正しい生活を送る事が望ましいです。
また、ストレスが関係しているいわれているのが、噛み癖です。子供の頃から考え事をしている時など、無意識に爪を噛んだりしていませんか?必要以上に爪のケアを気にして甘皮を痛めるなんて人もいるそうです。無意識に触るのは親指が多いといいます。すぐに親指を噛んだり、触る癖がある人は少し意識して刺激しないようにしてみましょう。
爪がでこぼこになる原因その6:外傷

爪がでこぼこになる原因として、外傷が考えられます。全ての指ではなく、1本だけ爪がでこぼこという場合には、爪が作られる爪母と呼ばれる爪の根元を強打したことなどが考えられます。特に、親指は他の4本の指とは違う動きをするので、怪我をしやすい場合が多いそうです。たしかに料理の時でも親指だけ違う動きですもんね。
足の指の爪のでこぼこが気になる

爪というと、まず手の爪に注目しますが、足の爪も忘れてはいけません。足の爪には重要な役割があって、普段私たちが歩けているのも足の爪がある事でつま先に力が入れられるようになっているからだそうです。
夏になると、サンダルなどつま先が出る靴を履くことが多くなりますよね。すると、足の爪の形などが気になる人も出てくるのではないでしょうか。足の爪は昔から潰れているからと諦めるのは早いです。普段の生活を見直して、ゆっくり本来あるべき姿に戻してあげるように努力してみましょう。
足の爪のでこぼこの治し方
足の爪のでこぼこの治し方も基本的には手の爪のでこぼこの治し方と同じです。食生活を見直し、ストレスを溜めず、睡眠もきちんと取ることで、身体の機能が回復し、足の爪のでこぼこも改善される場合があります。ただし、それでも改善しなかったり、水虫などの場合には病院での治療が必要になります。
足の爪のケアの方法の動画です。気づいたら爪がでこぼこになっていたという状況を作らないために、日頃から足の爪のケアにも気をつけておくと良いですね。
保湿とマッサージで爪のでこぼこを予防する
爪のでこぼこの原因が老化だった場合には、保湿とマッサージで改善される可能性があります。親指で爪の表面と周りをくるくるとマッサージします。動画で爪母(そうぼ)の部分をマッサージする様子が確認出来ます。
血流がよくなり、身体もポカポカしてきます。リラックス効果もあるので、就寝前などに良いかと思います。手と爪の保湿とマッサージを毎日の日課にし、若々しい手を手に入れましょう。
お気に入りのネイルオイルまたはキューティクルオイル、そしてハンドクリームを使う事で毎日楽しくケアが続けられますよ。見た目もかわいい商品が多いので是非お気に入りを探してみてくださいね。
ネイルケアで爪のでこぼこをなくす!

ネイルケアは表面的な爪のでこぼこを綺麗にする治し方になります。決して病気の治し方ではありませんのでご注意ください。
爪のでこぼこを目立たなくさせるために、まずは爪専用のやすりで爪の表面をなめらかにしていきます。自爪に使うものは基本的にはエメリーボードと呼ばれる、長さを整えたりする時に使う薄い板状の物か、スポンジバッファーと呼ばれる、自爪のがでこぼこしている場合に表面をなめらかにしたり、ジェルの前の下準備として、爪に傷をつける時に使われる物を使用します。
スポンジバッファーは180G(グリッド)から240Gの物が多いです。数字が小さいほど荒く、数字が大きくなるほど細かくなります。爪のでこぼこの治し方としては、表面のでこぼこを取りたいので、スポンジバッファーの180G(グリッド)で表面を削っていきます。スポンジバッファーは自爪用の物ですが、削りすぎは爪を薄くしてしまうので、注意しながら使いましょう。
爪の長さの整え方から、ツヤ出しの方法までが解説されています。マニキュアを塗る前にこの方法を試すと、仕上がりにかなり差が出ますので是非お試しください。ただし、無理に爪を削り過ぎないように気をつけてくださいね。
ネイルアートで見せても恥ずかしくない爪に

ネイルアートも根本的な治し方ではありませんが、一時的に見た目を綺麗にする事は可能です。病気などが疑われる場合は、無理に隠そうとせず、先に治療する事をおすすめします。
足の場合は、親指の爪だけが大きくて他の指の爪は小さいのが普通ですので、メインのアートは親指になります。親指以外はカラーを塗るだけという場合も多いですが、きちんと足の爪のケアをしていれば、親指以外にも爪の面積が広がり、よりアートを楽しめるようになります。
でこぼこのない美しい爪を保ちましょう

今回は爪のでこぼこについてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。爪のでこぼこが出来る原因が病気の可能性もあるなんて、驚きですよね。爪はお肌と一緒でケアを怠ると老けてしまいます。女性であれば、なるべく毎日綺麗な指先で過ごしたいですよね。老化が原因のでこぼこであれば、今回ご紹介した治し方で対処出来る場合があるので、ケアしてみてくださいね。
爪の異常についてもっと知りたいアナタへ!
