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布花の作り方ご紹介♪アクセサリー・コサージュ手作り布花のまとめ
布花の材料と作り方のまとめです。一般的な材料を使う布花の作り方の種類、アクセサリーへの使用例を紹介します。布花は普段使いのアクセサリーやコサージュとして使われるほか、結婚式のヘッドドレスやコサージュとしても使われ結婚式に華を添えます。

目次
布花のすすめ
「花を身近に置きたい。でも、水やりなどの世話が大変」そのように思われる方におすすめなのが、布でできた布花です。生花と異なり、ほとんど手入れの必要がなく、枯れることもないし、保存性にも優れます。さらに布花だけが持っている、生花とは別の魅力もあるのです。
布花とは
布で作られた花
布花またはファブリックフラワーという名前は聞かれたことはありますか?布花と呼ばれるものの中にはさまざまな種類があり、その使用目的や個人の好みに合わせて選ぶことができるんですよ。
結婚式のヘッドドレスやコサージュ、ブーケ、会場装飾などに使うものは、布花作りのプロフェッショナルが作る専門の道具や材料が必要な布花で、アーティフィシャルフラワーまたはアートフラワーと呼ばれます。機械作業ではなくそれを作る技術に精通した人の手によって作られるものなので、それを目にする人の多くに深い感動を与えるでしょう。
一方、普段使いのアクセサリーやコサージュに使うのであれは、ご自分の手で手持ちの道具だけで、余り布を材料として手作りすることができる布花もあります。たとえば手持ちの服で着なくなっている服の布を利用して作る布花であれば、季節感や愛着があり、比較的扱いやすいものになります。
布花に使用する布地に制限はなく、造花用として市販されているサテン、薄絹、ツイルなどの他、衣類などに使われるリネンやコットン、そしてフェルトでも作ることができるのです。また布花を作る工程も布を染色することからはじめる布花から、布を切るところからはじめる布花までさまざまなものがあります。ご自身がかけられる時間や費用に合わせて、選択されてみてはいかがでしょう。

布花の魅力
布花はつくる人を表す
布花を作るときに考えることは、どのような布花なら自分の思いを込められるか、ということではないでしょうか。布花を作る人が作る時に材料を選び、型紙を描き、組み立て方を考えるので、その人の気分、影響を受けたものなどで変わるのです。作る人もその時にしか作ることのできない、世界でひとつだけの花だといえます。
生花にはない色彩
布花の色は人の手によって付けられるものなので、自然界の生花には存在しない色彩にすることも可能です。染色する材料や方法などで決まる布花の色。生花とは異なる布花の色彩は、それを見る人の心にも、多彩な感動を与えます。布花の色調をご自身がイメージして作ることも可能で、例えばアンティーク調の布花もそのひとつです。
やさしい布花アクセサリーの作り方
布を重ねた布花コサージュ
「手持ちの道具と余り布で作れるのなら作ってみたい」という方のために、比較的作りやすいと布花アクセサリーの作り方を簡単に紹介します。材料に使用する布はリネンやコットンなど、衣類にも使われるものでも十分です。作り方は以下です。
用意する道具はボール、針です。用意する材料は、好みの布、糸、コサージュピン、洗濯のり、洗濯を溶かす水です。工程は次の通りです。①花の形の型紙をその大きさ別に大、中、小と3種類つくります。②布を型紙から計算した長さに切ります。③布を型紙の花の形に切ります。
④洗濯のりをボールにためた水の中に溶かします。⑤布をその水に浸します。⑥布を水の中で揉んで絞ることを布に水が滲みこむまで繰り返します。⑦洗濯のりの溶けた水が滲みこんだ布を小さくまる丸めて自然乾燥させます。⑧乾いた布をしわが残る程度に広げます。⑨大、中、小の順に布を重ねて糸で中心を留めます。⑨裏にコサージュピンを留めます。以上です。
布花の作り方は多彩
布花はその作り方の工程や種類によって、作ることがやさしいものがあれば難しいものもあります。ご自分にあったレベルのものを選んで作ることで手を慣らしていってから、徐々に難しいレベルのものに挑戦すると、布花作りを楽しく続けられるかもしれません。さまざまな布花の詳しい作り方はwebや書籍に記載されています。
作り方はひとつではない!
布花の作り方は数多くあり、すべてを網羅することは困難です。アーティフィシャルフラワーではなく一般の人が手作りできる布花の作り方であれば、たとえば布を花の形に切ってから重ねる布花や、布を切って台に貼り花の形にする布花、割いた布でボンボンを作る布花などがあります。また布を切って巻いてつくる布花もあります。基本だけ押さえて、ご自身でアレンジを加えていただくのもと楽しいと思います。
細長い布を巻いて作る巻きバラです。リボンを巻いて作ることもできます。色違いを並べたグラデーションが素敵ですね。プレゼントのラッピングに添えるのもおすすめです。
花の種類は応用でも増やせる
基本となる作り方は同じでも、工程の一部を少し変えただけで、花の種類を変えられるものもあります。同じ細長い布を巻いてつくる布花でも、カットの有無、その形次第で、パンジーになったり、バラになったりするのです。材料となる布の素材や色を変えることで、さらにバリエーションは広がります。
布花の日常での使い方
布花を身の回りにあるものに添えるだけで、いつものアイテムがおしゃれなアクセサリーやインテリア雑貨に変わります。お手持ちの洋服または小物、飾りたい部屋の雰囲気などに合わせて作られてみてはいかがでしょうか。
布花のヘアアクセサリー
小さなヘアピンは、同じ種類の色違いをいくつか作っておくと、いろんな衣装に合わせやすいですね。また数を多くしておくことで、さまざまなヘアスタイルに対応できます。
布を手染めするところから作られたイヤリングやピアス、コサージュです。手染めするところからはじめるなら、同じデザインで大きさや色を変えて作ることができるのですね。耳と胸元にお揃いでつけても素敵です。
いつもの 手染め布花アクセサリーも もちろん 持っていきます(^^) 3/20のみ出展します(^^)#てづバ #手染め #ハンドメイドアクセサリー#布花
— まこさん (@anzyivory) 2017年3月16日
#arthandmade pic.twitter.com/JGRRgmpI16
布花にリボンが添えられた大きな髪飾りです。このように和にも洋にも合わせられるデザインであれば、数多くの機会で活用することができます。
布花のコサージュ
今更ですが、2月に吉祥寺PARCOにて開催されたラヴィドリュクスのリミテッドショップにてPauline roseさん(@animejanai_pr)の布花アクセサリーをお迎えできました(*´`)♡ 桜も素敵(っ*´ェ`*c) pic.twitter.com/O51JszhhYz
— 静香 (@sizuka_rino) 2017年3月14日
素材を選ぶことで季節に合わせたコサージュができます。リネンでできており扱いやすいと思われます。シンプルで胸元だけでなく髪を飾ることにも使えるデザインですね。
布花のペンダント
小さな布花をチェーンにつけたペンダントも、さりげなく首まわりに華を添えてくれます。青が基調となった丸いデザインは幅広い服に合わせられそうです。
布花のインテリア雑貨
数種類の布花を籠に詰めたインテリア雑貨です。優しい姿はそれを見る人の心を癒してくれます。玄関やリビングなど多くの人が目にする場所に置くのも良いですね。
布花の結婚式での使い方
結婚式に招く側が使う布花
結婚式という特別な日をより華やかにするために、花嫁が身に着ける衣装に合わせた布花がヘッドドレスやブーケとして使われます。さらに会場内の装飾に布花が用いられることもあります。生花とは異なり布花は枯れることがないので、記念品としても末永く保存することができます。
花嫁が結婚式に身に着けるウェディングドレスは、白が基調となっていますね。白い花が多く使われていて温かみのあるコサージュです。
結婚式会場内のテーブルなどいたる所に配置された布花は、新郎新婦やゲストの心を和やかにしてくれます。花嫁の色でもある白の中に青系や紫の花、緑が散りばめられていて、清楚でありながら豪華なデザインですね。
結婚式に招かれる側が使う布花
結婚式に出席する側が使う布花は、洗練された上質感のあるデザインのものが良いですね。ヘアアクセサリーやピアス、またはコサージュなどで、華やかな雰囲気を演出することができます。他のさまざまな式典に活用できるものも良いですね。
Ktikukka さんの
— うみじかん+CatafreeCoffee (@umijikansumomo) 2016年12月9日
『ハレの日の布花コサージュ 受注会』
1月10日(日)~31日(火)
卒業式・入学式・結婚式に使え
セレモニーが終ったら普段使いをして頂けるコサージュを4種類用意致します ※数に限りがございますのでお早めにお越し下さい pic.twitter.com/Xyjxrxrooo
布花のその他の使い方
「布がたくさんあったから、数を多く作ってしまった」など、布花が余ってしまっても大丈夫です。布花の用途は広く、リースにしたり、籠につめることで、生花よりも保存性のよいインテリアにすることができます。また洋服だけでなく身の回りの小物、たとえば帽子や鞄などにつけることで、それらに変化をつけることもできます。
《花とレース》の小さなフェアではBelle des poupeeのヘッドドレス・高橋千夏さんの布花・SERAPHIMからはジャボやミテーヌなどのレース小物を・・
— SERAPHIM (@kseraphim) 2016年12月19日
華やかなお品を取り揃えて皆様のお越しを心よりお待ちしております。https://t.co/eAYerGLTyr pic.twitter.com/fDDVg3fGbh
布花を扱うときの注意点
布を材料とする布花は、比較的日光に強く、特に手入れをする必要はありません。気になったときに埃を掃除するだけで十分です。埃を取り除くためには、化学雑巾などを使って表面を拭き取るか、エアーダスターを使ってそれを飛ばすことです。また、あらかじめ埃がつくのを防ぐため、静電気防止スプレーを使用するのも良いでしょう。
昨日はこくらクリエイターズマーケットというイベントを覗いてきました。
— 薫子@薫乃園 (@kaorukogreen) 2015年9月27日
去年別の場所で薔薇のリースを譲って頂いた布花の先生も出店されていて、今回は紫陽花と薔薇とパンジーのブーケに一目ぼれして譲って頂きました♪
色合いがものすごく好み…! pic.twitter.com/36PkKzh06p
布花と布花アクセサリーの作り方まとめ
いかがでしたでしょうか。布花ならではの特色や、布花を使ったアクセサリーや雑貨の作り方、それらのシーン別の使い方を紹介しました。一言で布花と言っても、ほんとうにたくさんの種類があるのですね。作ってみたいという気になられたのであれば、まずは簡単に作ることができるものから、実際に作られてみても良いのではないでしょうか。