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グーグルマップがドラクエ風に!エイプリルフールの企画だった?【画像】
今回、話題になったドラクエ風のグーグルマップについて、実際の地図がこんなことになっているなんて!という面白い変貌ぶりについて、画像を交えてご紹介します。また、ドラクエ風のグーグルマップ、その知られざる開発秘話にも焦点を当てます。

目次
- エイプリルフールのウソ!?グーグルマップがドラクエ風に
- ドラクエ風グーグルマップ画像で東京などの都市が城に!?
- ドラクエでおなじみのモンスターもグーグルマップに登場!
- 歴史的建造物もグーグルマップ画像でドラクエ化
- ドラクエ風グーグルマップ画像は探して楽しいツッコミどころ満載
- ドラクエ風グーグルマップ画像はとっても芸が細かい
- 予想の斜め上をいくデフォルメも!
- ドラクエのバグみたい?!絶対に行けそうにない村などが出現
- 8ビットで良く再現されている世界中の名所
- エイプリルフールしか見れないの?
- Googleのエイプリルフール企画
- ドラクエ風グーグルマップの仕掛け人
- ドラクエ風グーグルマップの評判からのポケモンGO開発
- 遊び心満載のドラクエ風グーグルマップの魅力
エイプリルフールのウソ!?グーグルマップがドラクエ風に
2012年のエイプリルフールにグーグルマップがドラクエ風な8ビットのファミコンRPGのような表示になったのを、覚えている方も多いのではないでしょうか?SQUARE ENIXの25周年を記念したGoogleとのコラボ企画であった、このファミコン版 グーグルマップ8ビットにはいろいろな仕掛けがありました。
まず、普通にグーグルマップにアクセスするだけでは、いつもの見慣れたグーグルマップなのですが、左下にある「ぼんけんをはじめる」というボタンを押すと、マップがドラクエ風に替わります。
正直、この8ビットのグーグルマップには、実用性はありませんが、至るところにいろんな仕掛けが施されており、ドラクエを懐かしむ世代からはもちろん、多くのユーザーから反響がありました。
今回、そんな話題になったドラクエ風のグーグルマップについて、実際の地図がこんなことになっているなんて!という面白い変貌ぶりについて、画像を交えてご紹介します。また、知られざる開発秘話にも焦点を当てます。
ドラクエ風グーグルマップ画像で東京などの都市が城に!?
わーい!グーグルマップがドラクエだーい!!楽しい˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖° pic.twitter.com/hgtVYk6l
— NaoKawaguchi (@forest_and_tree) 2012年4月1日
なんと、東京周辺に大きな城が出現しています。静岡や甲府、長野あたりには、待が見られます。地図情報をあるプログラムに従って変換しているというこのマップですが、まさにドラクエを彷彿させるデザインに、グーグルマップが変貌しています。
ドラクエでおなじみのモンスターもグーグルマップに登場!
グーグルマップのドラクエ風でみつけた(・∀・) pic.twitter.com/4zaObrKj
— AnanaN ✿ナナ✿ (@ananan_jp) 2012年4月1日
そして、ある座標にはドラクエでおなじみのモンスターも出現していることが報告されています。有名なのは、スクエアエニックスの本社に現れたスライムや、スライムベス、ドラキーなど、ドラクエでおなじみのモンスターの画像がネットを盛り上げています。
歴史的建造物もグーグルマップ画像でドラクエ化
グーグルマップがエイプリルフールでドラクエ化しとる。 pic.twitter.com/4raRx0Ir
— 児玉大輔 (@koddy1981) 2012年4月1日
また、全ての都市や建造物がドラクエでおなじみのアイコンにデフォルメされたわけではありません。なかには、オリジナルの形を維持したものもあります。
たとえば、こちらのサクラダファミリアは、ドラクエ風にデフォルメされているものの、一見してサクラダファミリアだと分かるデザインになっています。
ドラクエ風グーグルマップ画像は探して楽しいツッコミどころ満載
いやーGoogleさんは国家機密まで暴露してさすがやで/
— さくらにわ(サ)@ぼっけものフレンズ (@sakuraniwa39) 2012年4月1日
ドラクエ版グーグルマップで「AREA51」と検索したらUFO発見したwwwww http://t.co/lxlDjlGk pic.twitter.com/6PpHdkOu
たとえば、こちらのエリア51は、ネバタ州にあるアメリカ空軍基地(正式名称グルーム・レイク空軍基地)です。この基地はUFOとの関連がかつてより取り沙汰されている基地で、それについてもドラクエ風グーグルマップでは、見事にパロディーにさらています。
ちなみに、実際の真相は定かではありませんが、ハリウッド映画「インディペンデンスデイ」や「Xファイル」においても、地球外生命体の侵略に対する政府の対策本部であったり、研究所であったりと様々に描かれている場所です。
ドラクエ風グーグルマップ画像はとっても芸が細かい
(via:teru2bouzoo) グーグルマップがドラクエに。上野にパンダいた(笑) pic.twitter.com/K3Uxu3PV
— 上野写真 (@ueno_photo) 2012年3月31日
このドラクエ風グーグルマップは、非常に芸が細かいのが特徴です。こちらは、上野の地図になりますが、春らしくサクラがたくさん咲いているところに目がいきます。そして、よく見ると隅っこにパンダがいます。
予想の斜め上をいくデフォルメも!
グーグルマップがドラクエ仕様になっとる! http://t.co/fSsUxTnP しかも京都大学のシンボルがあの像だった。 pic.twitter.com/cDwz0YTI
— T. Mura (@MWbotan) 2012年3月31日
そして、中にはこの地名がこんなデフォルメのされ方をしたいるなんて!という想像の斜め上をいくドラクエ風なデフォルメをさらているところがあります。その一例が京都大学です。
この像は最近メディアやニュースでも取り上げられることもあり、ご存じの方も多いのではないでしょうか?毎年、学生に仮装させられている、あの有名な折田先生像です。
ドラクエのバグみたい?!絶対に行けそうにない村などが出現
ドラクエ風にデフォルメされたグーグルマップで遊んでいると、あることな気づきます。世界中には、絶対に足を踏み入れることのできない村や街が存在するのです。
例えば、イタリアのPerugiaなどは山々に囲まれており、どうやっても到達できそうにありません。そして、ミャンマーの山々には、このような村が数多く存在しています。そんなスポットがネット上のニュースなどで話題になったりもしました。
8ビットで良く再現されている世界中の名所
また、サクラダファミリアのような8ビットでうまか再現されている世界中の名所は、ほかにもいろいろと存在します。例えば、富士山は通常の山を表す画像ではなく、オリジナルのドット画像が用意されています。
他にも、オーストラリアにあるシドニーのオペラハウスや、フランスのエッフェル塔、ギリシャのパルテノン神殿など、ネットのニュースでも話題になりました。
エイプリルフールしか見れないの?
2012年のエイプリルフールに企画されニュースにもなったドラクエ風のグーグルマップですが、エイプリルフール以降もしばらくは見ることができました。グーグルマップ上では「ぼうけんをはじめる」というコマンドがなくなっていてもhttp://maps.google.co.jp/maps?&t=8とurlの末尾にt=8をつければ見れたのです。
しかし、残念ながら現在ではそれも対応しておらず、過去の画像キャプチャを残してあるサイトに訪れるのみが、ドラクエ風のグーグルマップの画像を確認できる術となりました。
Googleのエイプリルフール企画
これまで、Googleはいろいろなエイプリルフール企画を行ってきました。ドラクエ風のグーグルマップもその一例です。他には、スマホなどでおなじみのフリック方式で入力するキーボード(スマホにも接続可能)を販売したり、検索のインターフェースをパンダにしてみたり、いろいろな企画があります。
2012年に行われた企画であるドラクエ風のグーグルマップもそうですが、これまでにコミカルな企画が多いのが特徴です。それについては、Googleのブログにて語られています。
Google では ”世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにする” という使命を果たすために PigeonRank を始めとする技術開発に日夜取り組んでおります。中でも、東京 R&D センターでは、早くから「笑い」特に「ダジャレ」の持つ高度情報伝達機能に注目し、研究開発をおこなって参りました。
そもそも、エイプリルフールにこのような企画を実行するあたりでも、相当な遊び心が感じられるGoogleよ企画です。その真意は、ユーモアという高度人間の感性のプログラム化にあったようです。
ドラクエ風グーグルマップの仕掛け人
ドラクエ風グーグルマップの企画発案を行ったのは、実はスマートフォンアプリの「ポケモンGO」の開発者でもあるNiantic(ナイアンティック)の野村達雄氏です。実際のところ、ポケモンGO のアイディアは、このエイプリルフールの企画にヒントを得てのことだそうです。
2011年の入社後、グーグルマップの開発に携わっていた野村達雄氏、はアイディアの雛型としては、グーグルマップを8ビットのドラクエ風のマップに変換するプロトタイプのプログラムを作成しました。
企画を通すためにプロトタイプがあった方がインパクトがあるということで作成されたプロトタイプですが、作成時間はわずか2時間と、基本となるアイディアは簡単なものだったそうです。
そんな野村達雄氏は、このドラクエ風グーグルマップの企画を発展させたエイプリルフールネタを2014年に世に送り出します。その企画とは、ドラクエ風グーグルマップと同様に評判の良くニュースでも話題になった「ポケモンチャレンジ」です。
ドラクエ風グーグルマップの評判からのポケモンGO開発
そんな野村達雄氏は、このドラクエ風グーグルマップの企画を発展させたエイプリルフールネタを2014年に世に送り出します。その企画とは、ドラクエ風グーグルマップと同様に評判の良くニュースでも話題になった「ポケモンチャレンジ」です。
この企画に目をつけたNianticの取締役であるJohn Hanke(ジョン・ハンケ)氏の誘いを受けて、ポケモンGOが生まれました。あまりの人気ぶりにニュースでも再三取り上げられるアプリはこうして生まれたのでした。
この企画に目をつけたNianticの取締役であるJohn Hanke(ジョン・ハンケ)氏の誘いを受けて、ポケモンGOが生まれました。あまりの人気ぶりにニュースでも再三取り上げられるアプリはこうして生まれたのでした。
遊び心満載のドラクエ風グーグルマップの魅力

実際にファミコンでゲームをしていた世代にはどこか懐かしく、知らない世代にしても何だか非日常的でレトロなところが面白いと、ドラクエ風グーグルマップはネットニュースなどでも大きな反響を呼びました。
ひとつの魅力としては、グーグルマップというスマホユーザーにはほぼ浸透しているアプリを通しての仕掛けであった点が挙げられます。やはり、ユーザーが多く共通性の高い話題を提供できるという意味で、ネットニュースなどで取り上げられることが多くなりました。

また、もうひとつの魅力としては、その遊び心が、本来完全に実用向きなアプリに実装された点にあります。完全に実用性とは別のベクトルを目指して開発されたこの企画であるが故に、そのギャップが印象的で、ここまで話題を呼んだと考えられます。そんな人気企画が目白押しのGoogleのエイプリルフールからは、今後も目が離せません。
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