妊娠・育児
赤ちゃんの体温計でおすすめは?おでこ式・耳式・脇で人気なのはどれ?
赤ちゃんの健康を守るためには、平熱を知って体温の変化に気を付けることがとても大切です。そのためには、赤ちゃん用の体温計を使う必要があります。大人用ではなく赤ちゃん用の体温計が必要な理由、使い方、その他赤ちゃんの体温管理に関することをまとめて解説いたします!

目次
- 赤ちゃんの体温管理はとても大切
- 赤ちゃんの平熱は?
- なぜ赤ちゃん用の体温計が必要?
- 赤ちゃん用体温計を選ぶポイント
- おすすめの赤ちゃん用体温計【おでこ用】①チビオンタッチ(ピジョン)
- おすすめの赤ちゃん用体温計【おでこ用】②ママタッチDECO(SEASTAR)
- おすすめの赤ちゃん用体温計【耳用】①けんおんくんミミMC-510(オムロン)
- おすすめの赤ちゃん用体温計【耳用】②耳チビオン(ピジョン)
- おすすめの赤ちゃん用体温計【脇用】①けんおんくんMC-682(オムロン)
- おすすめの赤ちゃん用体温計【脇用】②電子体温計C231(テルモ)
- おすすめの赤ちゃん用体温計【触れずにOK】①パピッとサーモ(カスタム)
- おすすめの赤ちゃん用体温計【触れずにOK】②でこピッと(エー・アンド・デイ)
- 赤ちゃん用体温計の使い方ポイント
- 低体温にも注意が必要
- 赤ちゃんの体温計について、分かりましたか?
赤ちゃんの体温管理はとても大切
変わりやすい赤ちゃんの体調
生まれたばかりの赤ちゃんの体調管理には、とても神経を使うものです。赤ちゃんは自分で自分の体調を管理することは出来ませんし、具合が悪くても泣くことでしかお母さんに伝えることはできません。
嘔吐や発疹などの症状なら一目で分かりますが、発熱は普段から気を付けていないと、すぐに気が付かないこともあります。赤ちゃんの発熱にすぐに気付いて対処してあげるために、平熱を知っておくことはとても大切です。
赤ちゃんの平熱を知っておく
起床時・午前・午後・夜と、1日4回体温を測って記録していくと、赤ちゃんの健康時の平熱を把握することが出来ます。そうすれば、いつもと違う体調にもすぐに気が付きますよね。ただし、授乳後や寝起きは体が温まるので、それ以外のタイミングで計ることをおすすめします。
赤ちゃんの体温は大人より高めなので、抱っこしている体感だけでは、発熱なのか赤ちゃん特有の体温なのか分からないこともあります。赤ちゃんによっての個人差も大きいので、ぜひこまめに体温を測って確認する習慣をつけましょう。
赤ちゃんの平熱は?
赤ちゃんの平熱は個人差も大きいですが、大体生後1歳頃までの平熱は36.5~37.5度くらいです。大人なら37度を超えると「熱が出た」と感じますが、大人に比べて平熱が高い赤ちゃんでは、37.5度を超えたあたりから「熱がある」と判断します。
あくまでも、「普段把握している平熱の範囲より高い=発熱」と考えて、赤ちゃんそれぞれに合わせた対応が必要です。また、変わりやすい赤ちゃんの体温に対応するために、体温調節をしやすい服を着せてあげたり、こまめに汗を拭いてあげるなどの対応も大切です。
なぜ赤ちゃん用の体温計が必要?
大人用の体温計でも測れるけど…
赤ちゃんの体温は、大人用の体温計でも測ることは出来ます。では、なぜ赤ちゃん用の体温計があるのでしょうか?それは、赤ちゃんの体温を測るというのは、思った以上に大変だからなんです!
赤ちゃんは、体温を測るために服を脱ぐのを嫌がって泣いたり、どうにか逃げようとして暴れたりすることがとても多いです。また、体温計に興味を示して手を出したり、検温中に他のものに気を取られて動いたりと、とにかくじっとしていてくれません。
そのため、大人用よりも短い時間で体温が分かる赤ちゃん用の体温計は、ママたちにとって大助かりなアイテムなのです。家事に仕事に忙しい中だったり、保育園に行く前にパッと検温したい時にとても役に立ちます。
赤ちゃん用体温計を選ぶポイント
赤ちゃんの快適性とママの利便性
赤ちゃん用の体温計には色々な種類のものがあります。一体どれがいいんだろう?と悩むママたちも多いでしょう。日常的に使うものですから、ママにとってできるだけ簡単に検温が出来ることが大切です。
そして、もちろん赤ちゃんにとってできるだけ不快感を与えない体温計を選んであげたいですね。おでこで測るもの、耳で測るもの、脇で測るもの、最近は体に触れずに体温が測れるという体温計まで登場しています!どの体温計がいいかは、赤ちゃんそれぞれの好みもあるでしょう。
また、体温計には脇に挟んで測る電子体温計と、耳やおでこで測る赤外線式体温計があります。赤外線式の方がより早い時間で測れるというメリットがありますが、電子体温計にはより正確な数値で測れるというメリットがあります。ママと赤ちゃんのお好みで、毎日使えるものを選びましょう。
おすすめの赤ちゃん用体温計【おでこ用】①チビオンタッチ(ピジョン)
なんと1秒おでこに当てるだけで、赤ちゃんの体温が測れてしまうという体温計です!片手で持って軽くおでこに当てるだけなのでとっても簡単ですよね。滑りにくい素材でできていて、右手で持っても左手で持っても安定するような形になっています。
柴田さんが嫁にくれたクリスマスプレゼント!チビオンタッチ!1病で測れる体温計!凄い威力でした pic.twitter.com/IungBuMC
— Toru (@10ruru) 2011年12月24日
バックライトがついているので、赤ちゃんが寝ている暗い部屋でも使うことができますし、検温終了の音が優しいので赤ちゃんが起きてしまうという心配もありません。大きい液晶画面で結果が見やすいのも嬉しいところです。
チビオンタッチ最高
— あか (@kubo_aka) 2013年7月3日
価格は13500円とお高めですが、それだけの便利さがあるので、多くのママたちに愛用されているようです。おでこで測れる体温計は、服を脱がせる必要が無いところがとても楽ちんです。
おすすめの赤ちゃん用体温計【おでこ用】②ママタッチDECO(SEASTAR)
こちらも、おでこに1秒当てるだけでOKの赤ちゃん用体温計です。持ち手が長くて握りやすく、赤ちゃんを抱っこしたまま片手でおでこに当てるのも楽ちんです。赤ちゃんのおでこに触れる際の安全を考えて、丸みのあるデザインになっています。
メモリー機能がついているので、毎日の体温を記録することが出来て、体調の変化が分かりやすくなります。また、検温結果が38度未満の時と38度以上の時とで表示の仕方が変わるので、赤ちゃんが発熱している場合には一目で分かります。
電池の残量も表示されているので、使おうと思ったらちょうど電池切れ…なんていう困った事態を防ぐことが出来るでしょう。毎日使うアイテムには嬉しい機能ですよね。
おすすめの赤ちゃん用体温計【耳用】①けんおんくんミミMC-510(オムロン)
手のひらサイズで使いやすい、耳用の体温計です。耳で測る体温計は、耳の中で最も体温が高い鼓膜部分を感知して測る仕組みになっていますが、体温計の挿入の仕方がずれていると、鼓膜ではなく耳の穴の肌の部分の温度を測ってしまうことがあります。それでは、正確な赤ちゃんの体温が分かりません。
けんおんくんミミには、そんな測り損ないを防ぐために「ぴったりセンシング機能」という機能が搭載されています。この機能によって、体温計を耳の穴に入れて動かしている間の、最も高い温度を感知して測定するため、きちんと鼓膜の温度を測ることが出来るのです。
体調管理のためには、こういった常に正確に測定できる機能が大切ですね。また、コンパクトサイズな上に携帯・保管に使える収納ケースもセットになっていますので、帰省や旅行先にも気軽に持っていくことが出来ます。価格は3800円です。
おすすめの赤ちゃん用体温計【耳用】②耳チビオン(ピジョン)
数字が大きく表示される液晶画面が見やすい、耳用の体温計です。本体は背面がくぼんでいて片手で持ちやすい形になっていて、ボタンを大きくすることによって押しやすくするなど、ママの使いやすさを考えてくれています。また、挿入部の形状も赤ちゃんの耳にフィットします。
30秒で自動的に電源が切れるようになっているので、消し忘れても大丈夫です。衛生的に使用するために、挿入部のプローブカバーが別売りされています。こちらの体温計も、コンパクトサイズで収納ケースもついているため、持ち歩きにも便利でしょう。
おすすめの赤ちゃん用体温計【脇用】①けんおんくんMC-682(オムロン)
脇用の体温計にも、大人用だけでなく赤ちゃん用のものが販売されています。こちらの体温計は、通常の体温計とは違って、先端の検温部がゴム素材になっています。柔らかく曲がって赤ちゃんの脇に優しくフィットしてくれますし、オムロン独自の平らな形状で、計測中にずれません。
約15秒間赤ちゃんの脇に挟んでおくと、15秒間の計測をもとに10分後の体温を予測してくれます。もちろん、予測体温が分かった後も挟んだままにしておけば、実測の体温も測ることが出来ます。
赤ちゃんの体温を計るなら、MC-682 けんおんくんがめちゃくちゃ良い。先端が曲がって確実に狙い当てできるのと、バックライトで夜中に計れるのがすばらしい pic.twitter.com/TylIQu6AQK
— じゅん (ねむい) (@Jun_Tekitou) 2015年3月17日
10回分の検温結果を、日時と一緒に記録してくれるため、赤ちゃんの体調管理にとても便利です。また、バックライト機能や検温終了のブザー音を消す機能があるので、暗い部屋で眠っている赤ちゃんの脇にそっとさして検温するのにもおすすめです。価格は2967円です。
おすすめの赤ちゃん用体温計【脇用】②電子体温計C231(テルモ)
こちらの体温計は、赤ちゃん専用ではなく家族みんなで使える体温計です。しかし、約20秒間脇に挟んでおけば10分後の体温を予測してくれる機能があるので、赤ちゃんのための短時間の検温にもおすすめです。もちろん、予測体温が分かった後も挟んだままにしておけば、実測の体温も測ることが出来ます。
本体も収納ケースも丸ごと水洗いOKなので、衛生的に使うことが出来るのが嬉しいところです。赤ちゃんの身の回りで使うものは、やはりいつでも綺麗な状態にしておきたいですよね。
一つ購入すれば、赤ちゃんから大人まで家族全員で使えるというのはとても便利です。家族みんなにとって使いやすい滑りにくいデザインと、前回の数値が分かるメモリ機能も魅力です。価格は2500円です。
おすすめの赤ちゃん用体温計【触れずにOK】①パピッとサーモ(カスタム)
なんと最近は、肌に触れずに使える体温計もあるんです!こちらは、おでこの近くにかざすだけで体温が測れるという体温計です。おでこから発している熱を計測するものであって、体に向かって光や電波などを出すものではありません。
暗いところでも見やすい青色のバックライトや、38度以上の場合の体調不良マークの表示などが便利です。また、握りやすい本体の形と、分かりやすいボタン表記もおすすめのポイントです。
この製品最大の特徴ともいえるのが、体温を測るだけではなく、ミルクやおかゆの温度、部屋の温度まで測れるという所です。一つ持っていればオールマイティーに使える、嬉しい体温計です。価格は5980円です。
おすすめの赤ちゃん用体温計【触れずにOK】②でこピッと(エー・アンド・デイ)
こちらも、脇や耳やどに当てる必要なく使える体温計です。おでこの近くに持っていくと、おでこから出ている赤外線量を計測して、体温を測ります。
手のひらサイズで持ちやすく、検温時間も約1秒ととても速いです。室温計モードと温度計モードも搭載されているので、ミルクやスープの熱さを確認したり、沐浴のお湯の温度の確認にも使えます。
自立して置いておける形なので、テーブルやベッドの近くなどすぐに使える場所に置くと便利でしょう。ピンク・ブルー・イエローの三色展開です。肌に触れない体温計は、衛生的に使えるのも良いところですね。
赤ちゃん用体温計の使い方ポイント
せっかく機能性の高い体温計を使っていても、使い方によっては正確に体温を測ることが出来ていなかったり、その機能を十分に発揮できていないこともあります。使う前にはきちんと取扱説明書を読み、正しい使い方を守りましょう。ここでは、主に注意するポイントを解説します。
まず、脇やおでこ、耳など体にくっつけて測るタイプの体温計は、きちんとフィットさせることが大切です。脇に挟む場合は腕を軽く押さえて密着させ、おでこに当てる場合はまっすぐ垂直になるように気をつけましょう。耳で測る場合は、耳の奥の鼓膜を感知できるようにまっすぐ差し込みます。
短時間で測れる体温計であっても、赤ちゃんによっては嫌がったり、大人しくしてくれないこともあります。視界に入らないところからサッと測ったり、少し大きくなってきたら耳用の体温計を「電話ごっこ」のような遊びに見立てて測るなど、工夫してみると良いかもしれません。
低体温にも注意が必要
発熱だけじゃない
赤ちゃんの体温管理や、それに使う体温計について説明してきました。体温に関する不調というと、発熱ばかりをイメージするかもしれませんが、逆に体温が低すぎるのも良くありません。平熱が高い赤ちゃんの場合は、36度よりも低いと低体温と考えましょう。
低体温への対処
赤ちゃんの体温が低くなっている場合は、まず洋服やおくるみで体を温めてあげましょう。室温にも注意が必要です。エアコンや扇風機の風は、直接当たらないようにしましょう。また、冷たい飲み物も体を冷やしますので、常温か少し温かいものを与えるようにしましょう。
低体温の対策のために厚着をさせてあげると、体温が上がって今度は暑くなりすぎる可能性があります。汗をかいていたらこまめに拭き、必要に応じて着替えをさせましょう。汗をかいたままだと、また体温が下がってしまったり、あせもなどの肌トラブルの原因にもなります。
病院に慌てなくても大丈夫
赤ちゃんの体温が低かったとしても、焦って病院に行く必要はありません。家庭でできる方法で体を温めてあげて、体温が戻れば大丈夫です。もしも体温が戻らず、様子がおかしいと感じるようであれば、小児科を受診しましょう。
特に、泣き止まない、食欲がないといった症状は要注意です。赤ちゃんは、生後8か月あたりから、少しづつ体温調節ができるようになってきます。しかし、それでも大人に比べれば体温の調節は未熟なので、パパとママが気を付けてケアしてあげましょう。
低体温は、免疫力の低下や体力の低下にもつながります。こういった変化に気付くためにも、体温計を日常的に使って、平熱を把握しておくことが大切ですね。
赤ちゃんの体温計について、分かりましたか?
赤ちゃんの体温管理と、おすすめの体温計についてご説明してきました。おでこ、耳、脇と色々なところで測る赤ちゃん用の体温計があるんですね。今や体に触れなくても測れる体温計まで登場しているとは、かなり進化しています!
どの体温計が良いかは、赤ちゃんとママによって様々でしょう。毎日継続的に使うものですから、ぜひ気に入って使える体温計に出会えるといいですね。健康管理をしっかりして、赤ちゃんの元気な成長をサポートしましょう!
赤ちゃんの体温についてもっと知りたいアナタへ!
