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エリスリトールとは何?危険性の甘味料で怖い!子供の安全性は大丈夫?
低糖質が注目されている中で最近人気のエリスリトールという甘味料をご存知ですか?甘味料というと危険性があるのでは?と思うかもしれません。では実際エリスリトールがどんな甘味料で、どのような危険性があるのか詳しく調べて紹介したいと思います。

目次
危険性がある?エリスリトールとはどんな甘味料?
ここ最近、注目されている甘味料のエリスリトールって知っていますか?カロリーゼロで糖質カットできるのでダイエットや健康管理している方に人気が出ています。甘味料は糖質カットやカロリーオフを目的で砂糖の代わりによく使われますが、そもそもどんなものなんでしょうか?甘味料としてよく使われてきているエリスリトールについて、その危険性や特徴、子供に対する安全性など紹介していきます。
エリスリトールくんも届いた pic.twitter.com/1cUHWbwCm2
— 朔@ツイフィ必読 ブリデ一般参加 (@kenmakunlove) 2017年5月2日
まずエリスリトールとは何か説明していきましょう。エリスリトールは天然の糖アルコールという糖質の一種で、ブドウや梨などの果物、きのこをはじめ、醤油や味噌などの発酵食品、清酒やワインなどに含まれています。商品用として大量生産される場合はブドウ糖を発酵させてつくられている天然甘味料になります。天然甘味料なので危険性は低そうなイメージがありますね。

エリスリトールの性質とその特徴
天然甘味料のエリスリトールは糖質カットやダイエットの目的で砂糖の代わりに利用されていますが、エリスリトール自体は砂糖の甘さの6割から7割の甘さしかありません。すっきりした甘味で持続性は少ないです。エリスリトールの特徴は体内で消化や吸収されないため、エリスリトールを摂取した際のカロリーがゼロになることにあります。
その他のエリスリトールの特徴や性質としては、口内で酸を作らない事や、最近の増殖を抑える効果があります。また水分に溶ける際に吸熱反応を起こすため口内に入れると冷たく感じます。
ラスク作った!エリスリトール使ったから食べたら少しひんやりするw pic.twitter.com/WS3vJObzCm
— え̸つ̸の料理とか (@m_o_g_u_u) 2017年4月27日
また糖アルコールの持つ性質で、多量摂取の際にお腹が緩くなることがあります。ただエリスリトールは小腸での吸収率がよく、糖アルコールの種類の中でも下痢などを起こしにくいといわれています。このエリスリトールの性質や特徴自体に、大きな危険性は見られず、むしろ良い作用をもたらす効果が大きく感じますね。
エリスリトールは何に使われている?用途別の危険性は?
ではエリスリトールは主にどんなものに使用されているのでしょうか?最近ではダイエットや健康管理の目的で、低糖質や糖質カットの食品が人気がある中、エリスリトールも注目の甘味料としてチョコレートや清涼飲料などの食品にもよく使用されています。また吸熱反応のもたらす清涼感から歯磨き粉の甘味にも使われています。
こうしてみるとエリスリトールが日常的に摂取するものや、身近に使用するものに使われていることがわかります。知らない間にエリスリトールを口にしているかもしれませんが、身近に使用されているエリスリトールに危険性はないのか気になりますよね。エリスリトールの気を付けるべき危険性を用途別に説明していきたいと思います。
糖質カットの優秀甘味料エリスリトールの気を付けるべき危険性とは?
糖質100パーセントの砂糖の代わりに使うことで糖質をカットすることができるエリスリトール。そのカロリーはなんとゼロです。現行の甘味料の中でもカロリーゼロとされるのはエリスリトールだけで、ダイエットで糖質カットしたい人や、血糖値を押さえたい糖尿病の人にエリスリトールは愛用されています。
エリスリトールがカロリーゼロなのは体内で消化吸収されないのがその理由です。ダイエットをする方には嬉しい限りですが、実はこの点に危険性が潜んでいます。エリスリトールは体内で消化吸収されないため、食べたとき甘味は感じますが、砂糖のように糖質は吸収されません。そのため取りすぎると脳が糖分を取ったと思っているのに、糖が足りない状態を作ってしまい、低血糖になってしまうことがあります。
またカロリーゼロだからと安心して食べすぎてしまう危険性があるそうです。ダイエットや糖質制限を考えている方はこの2つの危険性に注意が必要ですね。それ以外は安全性があり効果的な甘味料と考えていいでしょう。

エリスリトールはお菓子にも!子供への危険性は?
エリスリトールの特徴や性質から食品に使われることが多い甘味料です。天然由来であることから安全性もありお菓子などにも多く使われています。ケーキやチョコレート、飴やガムなど子供もよく口にするものが多いです。エリスリトール自体は天然由来ですが、甘味が弱く持続しないため、飴など甘味を持続させたいものには他の人工甘味料と合わせて使われている場合があるので注意が必要です。
また先に述べたようにエリスリトールは糖アルコールという糖質の1種です。糖アルコールは多量に摂取すると下痢を引き起こすことがあります。これは大人より子供のほうが影響が出やすいので、ほかの糖アルコールより下痢を起こしにくいエリスリトールであっても子供に対してはその危険性があります。この点においても注意が必要です。
お腹が緩くなる危険性を持っていますが、多量に摂取しなければ大丈夫ですし、子供であってもその点さえ気を付ければ安全と言えます。実際糖尿病治療の患者さん用の料理やお菓子の材料として病院で使われているほど、エリスリトールは危険性が低いのです。
エリスリトールは虫歯予防にいい?子供に毎日使う危険性は?
エリスリトールは水分に溶ける際に吸熱反応を起こし、ひんやりした清涼感が出るため歯磨き粉によく使われます。また口内で酸を作らず虫歯の原因にならず、細菌の増殖を抑えるため虫歯予防にもいいとされています。さらには細菌同士の結合を緩め歯垢を取れやすくする作用があるそうで、歯磨き粉の成分としては申し分ないように思います。
体内に入れる食品と違って、エリスリトールの持つ性質が作用しにくいので、特別危険性は高くない気がします。子供に毎日使っても下痢などの要因にもならないでしょう。ただごくまれにエリスリトールでアレルギーを起こすこともあるそうなので、その危険性は覚えておいた方がいいかもしれません。それ以外は子供にも安全な良い効果あるものと思います。
エリスリトールは危険性のある副作用があるの?
ここまでエリスリトールのおもな性質や特徴について触れてきましたが、エリスリトール自体には、大きな危険性はありませんでした。ただ、エリスリトールのような天然由来の甘味料以外で、人工甘味料のものに発がん性があるなどの副作用が心配される声が聞かれます。
実際にエリスリトールにも副作用があるのか調べてみますと、厚生労働省や国連の食品添加物専門委員会でも安全性は十分に高いという評価を受けており、今の所は多量摂取によりお腹が緩くなるかもしれないということ以外は、大きな危険性のある副作用はないようです。
エリスリトールは危険性が低い?その他の甘味料との違い
甘味料にはエリスリトールのような天然甘味料のほかに人工的に作られた合成甘味料があります。天然甘味料は砂糖より甘味が少ないので、甘みの強い合成甘味料と一緒に使われることがあります。エリスリトールは天然由来の甘味料で、危険性の高い副作用もなく子供にも安全に使用できる甘味料と言えますが、合成甘味料と一緒に使われていればその危険性が変わってきます。
エリスリトールとよく一緒に使われるアステルパームという合成甘味料ではがんや脳腫瘍などのほかアレルギー性気道炎症を発症させる可能性があるなどの報告があります。また合成甘味料の人工甘味料は、糖尿病の悪化や依存症など様々な危険性があることが懸念されています。比べてみてもエリスリトールは危険性の低い安全な甘味料と言えますね。

エリスリトールを砂糖の代わりに!使う時に気を付けること
危険性の低い天然甘味料のエリスリトールなら、安心して料理やお菓子に使えそうですが、少し気を付けないといけないことがあります。エリスリトールは天然甘味料の中でも甘みもあり、吸湿性も少なく調理用に向いています。ただ甘味があるとはいえ、砂糖の7割程ですので量が必要になります。調理の際には分量に気を付けるようにしましょう。
糖質制限宣言したばっかなのに、リクエストは煮物…
— ぷぅ🐰糖質制限チャレンジ (@asi_Dandan) 2017年4月29日
お酒控えめで砂糖のかわりにエリスリトール。 pic.twitter.com/zbtqSffCnh
お菓子作りにエリスリトールを使えば糖質カットでき健康管理やダイエットにいいですよね。ただエリスリトールは砂糖性質が違います。砂糖のように煮詰めてもキャラメルのようにはならず、ドロドロするだけです。お菓子作りの際にはこの性質の違いで仕上がりが変わってくるので、その点に気を付けて使うようにしましょう。

【まとめ】エリスリトールの危険性を知って子供にも安全に
エリスリトールは砂糖の7割程の甘さで、カロリーゼロの天然甘味料です。砂糖の代わりに糖質カット出来る糖質として、ダイエットや健康管理に使われています。その危険性は低く、性質を生かしてお菓子などの食品をはじめ幅広く使用されています。お腹が緩くなる特性がありますが多量でなければ安全で子供でも大丈夫です。危険性も踏まえたうえで、エリスリトールを利用してダイエットや健康管理に役立てましょう。