揚げ物で使った油の処理はどうする?使用回数やおすすめの保存方法など

揚げ物料理はよくする、という主婦の方も多いと思いますが、揚げ物の油の処理ってどうしていますか?空気に触れたり光が当たるだけでも酸化する油は、保存方法にも工夫が必要になります。今回は揚げ物の油の処理方法や保存方法についてご紹介していきます。

揚げ物で使った油の処理はどうする?使用回数やおすすめの保存方法など

目次

  1. 夕飯は揚げ物!後片付けってどうしてる?
  2. 排水溝に流してはいけません!
  3. 揚げ物をした後の油の保存方法は?
  4. 油が汚れにくい順番で使うのもポイント
  5. 使用する油の量ってどのくらいが適量?
  6. 油を繰り返し使っても大丈夫な回数は?
  7. 古い油を使い続けているとどうなる?
  8. 酸化した油の処理方法は?
  9. 処理方法①燃えるゴミとして処理する
  10. 処理方法②廃油回収に出す
  11. 廃油を使ったエコな処理って?
  12. 揚げ物をする前の油の保存にも注意!
  13. 揚げ物におすすめの油ってあるの?
  14. えごま油や亜麻仁油は揚げ物に使っても大丈夫?
  15. <おまけ>油の温度、これで分かる!
  16. 上手に処理して美味しい揚げ物を作ろう

夕飯は揚げ物!後片付けってどうしてる?

揚げ物大好き!だけど処理が面倒…

揚げ物は子供も大人も好きな料理の1つですね。家族の笑顔のために料理を頑張るお母さんでも、揚げ物の後の油の処理には手を焼きますよね。皆さんは使った揚げ油の処理はどうしていますか?ここでは、正しい処理の仕方や保存方法、使用回数からおすすめの揚げ油についてもご紹介していきます。

排水溝に流してはいけません!

処理を怠ると大変なことに!

「ちょっとの量だし、まあいいか」と揚げ物の油を排水溝に流すのは絶対にやってはいけません。例え少量の油でも、流してしまうと色々なところで悪影響が出ます。1つは、排水管に冷えた油が付着して水が流れにくくなったり詰まる原因にもなります。意外とよくあるトラブルのようです。

その他には、川や海に流れしまった場合にそこに住んでいる生物の生態系に悪影響を及ぼすことになります。通常は下水に流れた油は下水処理場で処理されますが、大量に流れてくると処理が困難になるので、正しい処理方法で廃棄しましょう。

揚げ物をした後の油の保存方法は?

まずは揚げ物のカスを処理

揚げ物を1度しただけで捨てるのはもったいないですよね。そんな時にはもう1度使えるように処理を行いましょう。まずは、揚げ物が終わったら油が冷める前に天ぷらやパン粉の揚げカスを取り除きましょう。これだけの作業でも油の傷みは多少抑えられます。取り除くには、揚げ物用の網じゃくしを使いましょう。灰汁取り用の細かい目のものもおすすめです。

漉したら冷暗所で保存する

揚げ物のカスが取り除けたら、オイルポットにキッチンペーパーを敷いて油を漉していきます。この時、完全に油が冷めていると漉しにくくなるので人肌程度の温かさの状態で行うと綺麗に漉すことが出来ます。漉し終わったら、蓋をして光の当たらない涼しい場所において保存をしましょう。

オイルポットがない場合でも大丈夫です。油の入る量の乾いたペットボトルと漏斗を用意し、漏斗の上に目の細かいキッチンペーパーを敷いて漉していきます。漉し終わって空気の層が出来てしまった場合には、ペットボトルをぎゅっと押して口のところギリギリまで油を出してから、キャップを締めると酸化を防ぐことが出来ます。その後冷暗所で保存して下さい。

油が汚れにくい順番で使うのもポイント

揚げ物のカスが出にくいものから

いきなりパン粉の付いた食材を揚げ物にするとすぐに油が汚れてしまいます。できれば、素揚げ、天ぷらをした後にフライやから揚げなどの料理をすると油を汚しにくくなります。下味がついているものを揚げ物にすると油が汚れやすくなるので、から揚げは最後に料理しましょう。

また、油を長持ちさせたい場合には、使った油に新しい油を足して使う方法がおすすめです。揚げ物をした後は油の量が減っていると思うので足すことが多いと思いますが、この方が多少なりとも油が長持ちする方法だそうです。日清オイリオのHPにも記載されています。

使用する油の量ってどのくらいが適量?

少量の油なら処理も楽

揚げ物料理をする時、つい鍋に油を大量に入れてしまうことはありませんか。そうすると油が酸化してしまう量も増えてしまうのでとても勿体ないことになってしまいます。家庭での料理の場合は、必ずしも揚げ物用の鍋を使わなければならないということはありません。

フライパンに2~3cm程度の油を入れて揚げるだけでも十分に揚げ物を作ることが出来ます。少ない量で揚げれば酸化する油の量も減りますし、処理する油の量も減って後片付けも楽になります。温度が分からない場合には料理用の温度計を使えば問題ありませんよ。

油を繰り返し使っても大丈夫な回数は?

回数だけじゃない!日数にも注意

油の使用回数は3~4回が目安と言われています。しかし、揚げ物料理の回数が少ない家庭の場合、1度使った揚げ油を何日も保存していることがありますよね。その場合、保存されている状態でも劣化や酸化が進んでいるので、出来るだけ早く使うことをおすすめします。目安は2~3週間です。1度使った揚げ油は炒め物に使うと使い切ることが出来ますよ。

油の廃棄処理を行う目安は?

油の廃棄を行う目安は目に見えて現れますので、適切な処理で廃棄しましょう。1つでも当てはまったら廃棄します。1つ目は、使用回数を重ねて色が濃くなり濁り始めた。2つ目は、油にニオイが出てきた。3つ目は、泡が消えにくくなった。4つ目は、温度が低い状態で粘りが出てきた。5つ目は180度を超えたら煙が出てきた。これらの現象は油が酸化している証拠ですよ。使用回数が少なくても交換の時期です。

古い油を使い続けているとどうなる?

老化や病気になるリスクが上がる

色が濃くなってきたけどまだ使える、といって使用回数を重ねた油を使い続けると私たちの体にはどんな影響が出てくるのでしょうか。酸化した油を取り続けるということは、体を酸化させるということになります。短いスパンで見る分にはさほど影響はありませんが、長いスパンで見たときには悪影響を及ぼします。

長く保存された油や適切な使用回数を超えた油の摂取は、体内に活性酸素を増やしてしまい、体をサビさせてしまいます。体がサビるということは、体の機能が悪くなり、老化を早めてしまう可能性があります。また、活性酸素が増えることで過酸化脂質が溜まり、シミなどの肌トラブルを引き起こすこともあります。

酸化した油の処理方法は?

使用回数を重ねた古い油はどのように処理した方が良いのでしょうか。簡単に出来る方法、お金を掛けずに出来る方法をご紹介していきます。

処理方法①燃えるゴミとして処理する

牛乳パックと新聞紙を使うと簡単

どこの家庭にでもある牛乳やジュースなどの紙パックと新聞紙を用意します。新聞紙を丸めて紙パックに詰め、そこに冷めた油を流していきます。このままだと自然発火を起こす可能性もあるので、少量の水もしみ込ませて下さい。流し込み終わったら、紙パックの口をガムテープなどでしっかりと封をして焼却ごみとして出しましょう。簡単に処理できるのでおすすめです。

ポリ袋でも廃棄可能

紙パックだとかさばるという場合には、ポリ袋を使うのがおすすめです。ポリ袋を2重にし、その中に丸めた新聞紙を入れてそこに冷めた油を入れていきます。ポリ袋の場合にも自然発火の可能性があるので水を少量入れておきます。袋の口を輪ゴムなどで止めたら、焼却ごみに出してください。

油凝固剤で処理をする

簡単に済ませられるのが「油凝固剤」です。一般的には温めた油の中に凝固剤を入れて混ぜ合わせ、固まったら焼却ごみとして廃棄するというのが通常の使い方ですが、市販の凝固剤を使用する場合には、パッケージに書かれている使用方法を守って行いましょう。

処理方法②廃油回収に出す

スーパーなどでも廃油リサイクル

最近ではスーパーなどでも廃油回収を行っているのを目にすることがあります。筆者の地域でも廃油回収を行っているスーパーは結構存在します。地方自治体によって回収方法は異なると思いますが、お住いの地域で回収を行っているのであれば、そういった処理方法で行うのも簡単にできますね。

廃油を使ったエコな処理って?

廃油石鹸を作る

廃油を捨てずに石鹸を作ることが出来ます。夏休みの自由研究などにもいかがでしょうか。ただし、劇物である苛性ソーダを使用するので、混ぜ合わせる作業は大人の方が行ってください。廃油石鹸は、体には使用できません。用途としては、台所用石鹸として使用したり、お風呂掃除に使用します。襟汚れや靴下の泥汚れにも効果がありますよ。

用意するものは、廃油370cc、苛性ソーダ50g、水100cc、大きめのステンレスのボウル、菜箸2~3本、紙パック、ゴム手袋です。苛性ソーダを扱うので、マスクやゴーグル、長袖シャツなどの装備で行います。換気も忘れずに。ボウルに苛性ソーダ入れ、水を少量ずつ入れながらかき混ぜていきます。化学反応を起こして熱が発生しますが慌てずに作業します。

20分程度混ぜていくとキャラメル色になってきます。粘度が出てきたら紙パックに流し込みます。このまま1か月程度放置して乾燥させますが、3週後くらいに一度取り出してカットしましょう。完全に乾燥させてしまうとカットが出来なくなりますので、柔らかいうちに行います。完全に乾燥したら廃油石鹸の出来上がりです。

廃油キャンドルを作る

こちらも自由研究におすすめです。エコキャンドルの方が安全に出来るので、小さいお子さんの場合にはこちらをおすすめします。材料は、廃油100cc、油凝固剤100g、タコ糸、ジャムなどの空き瓶、クレヨン、割りばし、クリップ、アロマオイルです。その他、クレヨンを削るカッター、廃油を熱する使い古しの鍋(100均の鍋でもOK)を使います。

まずは、クレヨンを半分細かく削っていきます。漉した廃油を鍋に入れて80℃くらいまで加熱し、クレヨンを溶かしていきます。油が冷める前に凝固剤を入れて混ぜ合わせます。少し油が冷めてからアロマオイルを少量(10滴程度)を入れます。

クリップにタコ糸をつけて底に入れ、反対側のタコ糸の端を割りばしに挟んで真ん中になるように瓶に乗せます。先ほどの油を注ぎ入れたら完成です。固まったら割りばしを外し、タコ糸を短くカットしましょう。何層にも重ねればオリジナルエコキャンドルの出来上がりです。ちょっとしたプレゼントにもいいですね。

揚げ物をする前の油の保存にも注意!

油は光が苦手!

油は光や熱に弱いと申し上げましたが、開封前の状態の油も光が当たらない涼しい場所で保存しないと劣化を早めてしまいます。開封後も気を付けたいのが蓋の閉め忘れです。空気に触れることでも油は劣化しますし、虫やほこりなどが混入する恐れもありますので、使い終わったらすぐ蓋をしましょう。

ちなみに、冷蔵保存をした方がいいのかどうかというと、冷えすぎると固まってしまうことがありますので、使い勝手を考えると常温保存が良いでしょう。シンク下などの冷暗所で保存が基本ですが、夏場にキッチンが暑くなるという場合には劣化を遅らせるために冷蔵庫での保存がおすすめです。

揚げ物におすすめの油ってあるの?

健康的に揚げ物を食べるならオリーブオイル

オリーブオイルは悪玉コレステロールの値を下げてくれる効果があります。炒め物で使うのが定番だとは思いますが、揚げ物に使っても良いそうです。少ない量で揚げるのであればオリーブオイルを使ってもカラっと美味しい揚げ物が作れますよ。

オリーブオイルを選ぶポイントですが、エキストラバージンオリーブオイルを選びましょう。ピュアオリーブオイルというものもあるのですが、これはオリーブの品質にばらつきがあるものを使って精製しているので、価格もエキストラバージンに比べると3~4割程度安く手に入ります。より質のいいものを選ぶのであれば、エキストラバージンをおすすめします。

オレイン酸が多い油で

オリーブオイルもオレイン酸の多い油ですが、その他にも紅花油やサンフラワー油、ひまわり油もオレイン酸の多い酸化しにくい油です。選ぶポイントとしては、発がん性のリスクが心配されている「オメガ6脂肪酸」の元であるリノール酸があまり含まれていない「高オレイン酸タイプ(ハイオレイックタイプ)」というものがあるので、それを選びましょう。

えごま油や亜麻仁油は揚げ物に使っても大丈夫?

揚げ物以外の加熱する調理法もNG

最近テレビ番組でもよく取り上げられる「えごま油」や「亜麻仁油」は認知症予防やアンチエイジング効果があると言われ、いまだに根強い人気があります。そんなオメガ3脂肪酸の油ですが、熱に弱く、酸化も早い油です。加熱することで効果が失われてしまいますので、炒め物でも使ってはいけません。

150℃を超えると酸化してしまうので、ドレッシングやスープなどに入れて摂取することをおすすめします。お味噌汁に入れても風味が豊かで、油と言ってもさらっとしたものなので美味しく食べられます。ちなみに、摂取量は1日小さじ1杯程度を目安にしましょう。摂りすぎもおなかを壊す原因なので適量を摂取しましょう。

<おまけ>油の温度、これで分かる!

菜箸を使って温度を把握

料理用の温度計を使わなくても大体の温度を把握することが出来ます。用意するのは菜箸だけです。菜箸の先を濡れた布巾で拭いてから油の中に入れます。菜箸の先から細かい泡が出ているときは150~160℃(低温)、油に入っている部分の菜箸から細かい泡が出ているときは170~180℃(中温)、菜箸から勢いよく泡が出ている時は180~190℃(高温)程度です。

衣でも温度が分かる

衣の場合でも温度が分かります。お料理上手な方ならご存知だと思いますが、改めて見てみましょう。油の中に衣を落とした時、底まで沈んでから浮いてくる時は低温、途中まで沈んでゆっくりと浮いてくる時は中温、落としてすぐに衣が浮いてくる時は高温です。

パン粉の場合、少し湿らせたパン粉をひとつまみ程度油に落とします。その場でパン粉が広がる時は低温、全体に広がっている時は中温、全体に勢いよく広がっていく時には高温となります。これらを目安に料理をすると失敗することもなくなるでしょう。

上手に処理して美味しい揚げ物を作ろう

今回は、揚げ物の油の処理についてまとめてきましたが、いかがでしたでしょうか。使用後の油は使用回数だけでなく使用期間にも気を付けて使いたいものですね。酸化した油は胃もたれやおなかを壊す原因にもなります。酸化してきたなと思ったら、廃棄をしたり石鹸やキャンドルを作ってみてはいかがでしょうか。

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