妊娠・育児
新生児や赤ちゃんが白目をむく・寄り目になる原因は?その理由を調査
出産や育児が初めての方にとって、新生児の成長の過程は驚くことばかりです。特に新生児の赤ちゃんに多くみられる白目や寄り目、白目になる原因や理由を詳しくお伝えします。家庭でできる赤ちゃんの目のケア方法など、育児に役立つ情報が満載です。

目次
新生児の赤ちゃんの目はどうなっているの?
生まれたばかりの新生児の赤ちゃんは、光を感じる程度の視力しかなく、ほとんど見えてないと言われています。焦点を定めることもできないため、見えていたとしてもほとんどの物がぼやけている状態です。3~4か月もすると、一点を凝視したり、あちらこちらへ視線を移す様が窺えます。
新生児の赤ちゃんは、物をほとんど見ることができない他、筋肉や神経が成長し始めたばかりで、思うように動かすことはできません。もちろん顔や目、その周辺の筋肉も上手く動かすことはできないために、生後3カ月までに見られる微笑(エンジェルスマイル)は、筋肉のけいれんで起こると言われています。
赤ちゃんの人見知り
— 赤ちゃん育児情報局 (@baby_Childcare) 2017年5月15日
☝早くて生後6ヶ月から始まる人見知り。視力の向上、脳の発達によって人の顔を認識出来るようになります。ママの対応の仕方で人見知りの有無があったり、スキンシップの少ないパパに人見知りすることもあります。https://t.co/mWDpxeoBuw
特に生まれたばかりで初めての育児であれば、普段見ることの少ない白目や寄り目などの目の変化は親として気になるものです。白目や寄り目の理由や原因、そして対処が必要となってくる目や白目部分の変化などを調査して詳しくお伝えします。

新生児の赤ちゃんの目でよく起こる現象
新生児の赤ちゃんは、まだまだ成長過程上にあり、ほとんどの物が見えない状態からスタートします。皮膚も弱く外部からの刺激に抵抗する力も弱いため、特にデリケートな部分でのトラブルも起こりやすいと考えたほうがよいでしょう。今回は、そんな生まれたばかりの赤ちゃんの目でよく起こる現象をお伝えします。
白目になりやすい状況
寝ている時だけに限らず、授乳中や入浴中にも新生児の赤ちゃんは白目になることがあります。特に生まれたばかりの新生児の赤ちゃんは、1日約18時間と寝ている時間が長いため、白目になるタイミングも多くあります。
両手足をピンと伸ばし、硬直した状態で白目を剥く。このような行動が頻繁に見受けられると、病気である可能性も出てきますので、その際は病院で相談する必要があります。
新生児の赤ちゃんが白目になる理由と原因は?
白目になる理由と原因
新生児の赤ちゃんの白目。これは先にお伝えした通り、まぶたなどの筋肉が完全に発達しているわけではないため、よくみられる光景です。生後6カ月以降の赤ちゃんであれば、おお泣きすることが原因で呼吸困難になり、体を硬直させ白目を剥くこともあります。
憤怒痙攣をたまにする次男。強く泣くと息ができず、青白くなりながら痙攣しつつ呼吸が止まって白目を向く。すぐ戻るし、成長と共になくなるらしいけど、毎回、冷静ではいられないし、長男は死んじゃうよ~と泣くし。早く治まって欲しいな。
— 雪見 (@suke20110225) 2016年4月9日
新生児の赤ちゃんの月齢、状態により白目になる理由と原因も変わってきますので、あらかじめ知識として備えておくと慌てずにすむでしょう。
新生児の赤ちゃんの白目は自然に起こる現象
中には大人であっても白目になる場合があります。寝ている時に、この白目と3か月までに起こる新生児特有のエンジェルスマイル両方同時に見ることがあれば、ある意味ラッキーだと考えて、この時期を楽しみましょう♪
新生児の白目にある黒い点やしみのようなもの
赤ちゃんの白目部分に黒い点や線、染みみたいなものが見えていることは多くあります。白目の下に本来ならば隠れて見えない『脈絡膜』が透けて見えているだけなので、心配する必要はありません。中には、白目部分にほくろができることもあるので、取り除こうとせずその子の特徴として把握しておくのにとどめるのが好ましいです。
ほくろ??
— 미오 (@irenerv30329) 2016年11月16日
白目にほくろがある!
目にほくろがある人って綺麗って聞いたことある気がする…
気がするだけかな笑 pic.twitter.com/s5rHGlkL1O
赤ちゃんの白目で気をつけなければならないことは?
引きつけ(憤怒けいれん)中の白目
『白目になる理由と原因』でお伝えした、おお泣きすることで起こる引きつけと白目は、乳幼児期におこることがあります。これらに伴う白目であれば、成長と共におさまってくるので心配する必要がありません。落ち着いて、赤ちゃんを早めに抱き上げあやしてあげます。泣きやむことで引きつけもおさまるので、冷静に見守ってあげましょう。
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— 111医師国家試験対策bot(更新停止) (@DocTor111bot) 2017年4月4日
憤怒けいれん(泣き入りひきつけ)
・啼泣が強くなる6か月~2歳に好発
・乳幼児の激しい啼泣
⇒息を吐いたままで呼吸が停止
意識消失
チアノーゼ
全身痙攣
後弓反張
など
☆自然消失、予後良好
白目の充血
目に痒みがあり擦ってしまうことで、白目の部分が赤く(充血)なりやすいのも新生児だけでなく赤ちゃんであればよく起こることです。ただし、この充血した状態が長く続いた場合、何らかの病気や原因がある可能性が高いため、病院で診察してもらいます。充血のほかに、目やになどの症状があるかどうか確認もしておきましょう。
新生児の赤ちゃんの寄り目の理由と原因は?
『新生児の赤ちゃんの目はどうなっているの?』でもお伝えした通り、余り物がよく見えない状態なので、よく見ようとして寄り目になっていることがあります。
新生児の赤ちゃんは顔の皮膚が白目部分を覆い隠してしまっていることもあるので、目頭を軽くつまみ白目部分が見えるか確認します。みえるようであれば、成長するに従って寄り目もほとんどの場合おさまります。
新生児の赤ちゃんの寄り目で気をつけなければならないことは?
片目だけの寄り目や発熱による痙攣で寄り目になる、などの症状があれば病院には相談したほうがよいでしょう。新生児から1歳ぐらいまでには寄り目は自然とおさまりますが、6カ月過ぎに1つの物を見る際、左右の目が同じように一点を見ていないようであれば『斜視』である可能性もあります。
『斜視』のままでいると、目の成長を妨げてしまうこともあるので注意が必要です。先にもお伝えした、目頭を上に軽くつまみあげて黒目の横にある白目が見えるようであれば、ほとんど問題がないと言われています。しかし視力の成長を妨げる原因はとても見つけずらいので、日々観察しておくといいでしょう。
赤ちゃんにある目のトラブル
新生児の赤ちゃんであっても、生まれながらに白内障や緑内障を患っていることもありますが、こちらはとても稀です。多くみられるのが、さかさまつげと斜視です。また目やにや涙が多いなと感じたら、眼科ですぐに相談することが大切です。
白目が充血し、目やにが多く出て目が開けられなくなることもあります。この場合、結膜炎であることもあるので、目薬による治療が必要です。結膜炎の場合は、目やにの色で判断することができます。黄色や緑に近い色であったり、ねばりけのある場合ウイルス感染している可能性があります。
ウイルス性だと、感染する恐れがあるので赤ちゃんに使用したタオルやハンカチはすぐに洗濯して、使い回すことがないよう気をつける必要があります。もちろん、対応後の手洗いは忘れないようにしましょう。逆さまつげが原因で結膜炎を繰り返すこともあります。新生児の赤ちゃんはさかさまつげになりやすいので、結膜炎は新生児に起こりやすい目のトラブルとも言えます。
赤ちゃんの目にトラブルが起こる理由と原因
9カ月過ぎの胎児であれば、網膜が完成した状態で生まれてくることができますが、中には早産で生まれてくる場合はその網膜が完成してないこともあります。網膜の異常による原因で、視力が悪かったり最悪失明といった状況を招くこともあります。
これらのトラブルを避けるために、早産になってしまうと言われる原因のタバコや飲酒は極力控える必要があります。生まれた時から涙や目やにが多い場合、先天鼻涙管閉塞である場合もあります。こちらは病院で治療することができます。
クラミジアは不妊や子宮外妊娠の原因になることもあり、また、妊婦の場合は流産や早産の可能性もある怖い性感染症です.性病-検査.jp · https://t.co/0UlZzK6cckpic.twitter.com/ZCt0JXGNu6
— 性病検査 (@STD_CHECKER) 2017年5月14日
赤ちゃんの目のトラブルは、生まれた時から既に原因がある先天性と、生まれた後傷やウイルス感染で起こる目のトラブルがあります。斜視も含めて、早めに治療することで、視力低下や失明することを防ぐことができます。育て方や生み方などに問題があったとはとらえず、よく観察することで原因や理由がわかります。
新生児の赤ちゃんの目とその周辺を清潔にする方法
目のトラブルにまつわる目やにやゴミ、ほこりなどをきれいにするために、どのような方法で行うべきかをお伝えします。目だけでなく肌もデリケートな赤ちゃんの場合、傷をつけてしまわない方法で目とその周辺を清潔にする必要があります。
よく洗った手で赤ちゃんの世話をすることはもちろん、目の中や白目部分に目やにやゴミが入っている場合、母乳で洗い流す方法もあります。基本的に、自然と出てくるのを待つか涙で流れ出るのを待つのがいいでしょう。ゴミや目やにを取り除くには、湿らせた綿棒やガーゼでそっとぬぐうのにとどめます。
新生児の場合、目やが乾燥してしまったあと、はがすように取り除くと皮膚を傷つけてしまうことがあります。この場合は、ふやかすか渇く前に取り除くのが理想的です。また、目やにの色や状態を観察し、病院で診察を受ける際に伝えると診断もスムーズにいきます。

新生児の白目や寄り目気にしすぎず見守っていきましょう
新生児の赤ちゃんの目にまつわる病気やトラブルは、判断がとても難しくうっかり見落としてしまうことも多くあります。ただ風邪をひいた際にも目やにが出ることもあり、原因や理由が分からないままにしていることの方が多いかと思います。そのため、赤ちゃんのお世話をする際には、併せて観察しておけばその変化に気づきやすいでしょう。
成長に伴い白目や寄り目などは自然となおっていくことが多いのですが、中には早めに治療することで視力低下や失明を防ぐこともできます。各月齢ごとの検診を利用したり、目やにの色や白目部分の充血の有無は、新生児のうちから、毎日のお世話の中でセットで確認すると、気付きやすいかと思います。