パワハラ退職をするときは「会社都合」に!退職届けの書き方も伝授!

会社で働く人なら一度は聞いたことのあるパワハラ。パワハラがあまりにもひどいと退職することもありますよね。パワハラがひどいけど会社は何もしてくれないから退職したい。パワハラの退職って自己都合による退職なの?そんな疑問を解決します!

パワハラ退職をするときは「会社都合」に!退職届けの書き方も伝授!

目次

  1. 常識となったパワハラという言葉
  2. パワハラ(パワーハラスメント)についてもう一度おさらいしよう
  3. パワハラでの退職は会社都合の退職に!
  4. 自己都合による退職と会社都合での退職は何が違う?
  5. パワハラで退職する前に
  6. 退職届けを出す前にすること
  7. 退職届けは必要ない?
  8. 退職届けに書く内容とは?
  9. 会社から言われたことをそのまま受け止めないで
  10. 退職も転職も悪いことではない
  11. パワハラに苦しむ人が一人でも救われるように

常識となったパワハラという言葉

ひと昔前の日本では、パワハラなんて言葉ありませんでしたね。忍耐は美徳とされ、できない人は恥ずかしい人だと思われていました。しかしそんな社会も徐々に変化をして必要とされない忍耐は我慢しなくてもいいという風潮になりました。

そんな中で浸透してきたパワハラ(パワーハラスメント)という言葉も一般的となり、社会人として働き出す際には常識となってきましたね。今回はそんなパワハラで会社を退職したい時にはどうしたらいいのかまとめました。

パワハラ(パワーハラスメント)についてもう一度おさらいしよう

全てがパワハラになるわけではない?

パワハラという言葉が一般的になった今、パワハラという言葉を乱用している場合も見られます。まずそもそもパワハラとは、上司が部下に対して権力を使い、人格を否定したり仕事を与えない、能力に見合った仕事をさせないといったことが当てはまります。

上司からの叱咤がきつかったりするとパワハラだ!という方も多いようですが上司からの叱咤はパワハラにはなりません。能力に見合わない仕事を与える、部下の性格をなじる、仕事も教えずミスをすると叱るなどといった権力を使って部下を追い詰めることをパワハラといいます。

退職したいけど理由がパワハラだと受け入れてもらえない

パワハラがひどく会社を退職して転職したいと思っている。でも退職理由がパワハラでは退職届けを受け付けてもらえなかった…。パワハラがひどくて退職したいのにパワハラは退職理由にならないの?そんな風に悩んでいる方も多いと思います。今回はパワハラによる退職の仕方について教えます!

パワハラでの退職は会社都合の退職に!

パワハラでの退職は自己都合退職とは違う

パワハラがひどくて退職を考えている、パワハラが原因で仕事を休職しているがそろそろ退職したいと思っている…。パワハラが原因で退職をする場合、一般的な自己都合による退職にはなりません。パワハラは会社都合による退職になります。では、なぜパワハラが会社都合の退職になるのか?それは自己都合と会社都合の定義が違うからです。

自己都合退職と会社都合退職の違い

「自己都合」とは、そのままの通り自分の都合で辞めることを指します。新しい仕事につく、結婚をする、会社の人と合わないので辞めるこういった理由は「自己都合」による退職となります。反対に「会社都合」とはそれら以外のことを指し、賃金が支払われない状態が続いている、残業代が未払いである、突然解雇宣告を受けたなどの場合は「会社都合」による退職になります。

これにより職場内での人間関係も会社側の責任になります。とりわけ上司と部下の関係は会社側の影響が大きいでしょう。なのでパワハラは会社都合による退職となるんです。パワハラが会社都合による退職だと分かってもそれが何に影響するのかわからないですよね。

自己都合による退職と会社都合での退職は何が違う?

会社都合による退職は受け付けられにくい?

パワハラが会社都合による退職だと分かっても、いざ実際に会社都合による退職にすると退職届けを受け取ってもらえなかった、人事の人間から注意を受けて書き直しを強要された…という方もおられると思います。パワハラが原因であれ、会社都合の退職というのは、会社にとってマイナスしかないのです。なのでどんなにひどいパワハラの事実があったとしても会社側は容認したくないのです。

違いは失業給付を受ける時に

なのにどうして会社都合による退職にこだわる必要があるのか。それは、のちに失業給付金を受け取るときに関わってきます。失業給付金の手続きをする際に会社都合による退職である場合、受け取れる期間に大きく違いが出てきます。自己都合による退職の場合は最大150日、会社都合による退職は最大330日とだいぶ開きが出るのです。

パワハラが原因で退職をする方の中には精神的な疾患を患ったりして、次の仕事になかなか就けないということもあると思います。そのためにも失業給付金など受け取れるものはしっかり受け取っておく必要がありますよね。

パワハラで退職する前に

退職を考える前に上の立場の人に相談を

パワハラで退職する前に今の職場でパワハラを改善できないかどうか上司より上の立場の人に相談してみましょう。転勤や部署異動など、その先でパワハラがないとは言い切れませんが今よりずっといい環境になることは間違い無いでしょう。ただし注意しなくてはいけないのはそれが自分の直属の上司に漏れないこと。パワハラがひどくなる可能性があります。

職場に残る人たちにも注意を

職場に残る人たちにとってパワハラ問題は関わりたくないもの。また残る人たちも次のパワハラのターゲットは自分になるかもしれないと思っているはずです。退職の際にはパワハラについて証言してくれる人はほとんどいないと考えている方がいいです。

また自らパワハラの証人になると名乗り出てくる人にも注意が必要です。打ち合わせの段階ではパワハラについて証言してくれると言っていてもいざその時になるとパワハラについて証言してもらえなかったり、パワハラの事実を認めない場合もあります。証人を申し出てくれた人の中には会社側の人間もいるので注意を払った方がいいでしょう。

退職届けを出す前にすること

パワハラの証拠を集めておくこと

パワハラで部下が辞めていった…というのは会社側にとっても信用に関わる大きな問題になります。なのでパワハラの事実をなかなか認めようとしないのが実態です。パワハラを認めてもらえなかった時のために日々のパワハラの内容を証拠として集めておきましょう。パワハラの内容のメールや電話などを残しておく、受けたパワハラについてノートに詳細を記録しておく、口頭でのパワハラはICレコーダーに記録する。

パワハラの証拠を集めておくことがとても重要であるのには理由があります。会社がパワハラの事実を認めなかった場合この証拠を使いパワハラを立証することができます。また退職届けを出す際にパワハラの事実をもみ消そうとした時、退職金などを出し渋ろうとした時などにパワハラを受けていたという証拠として役に立ちます。

退職届けは必要ない?

退職届けが必要とされる理由

そもそも退職届けとは、民法によって定まった書類ではありません。会社を退職する際に口頭で伝えた場合記録に残らず処遇に困るという考えから退職届けというものが生まれました。退職届けを出すことによって、退職の話なんて聞いていないとかなかなか退職の話が進まないといったときに大事な証拠になります。退職届けは基本的にコピーしておくようにするといいでしょう。

退職届けを出すのは郵送でもいい?

パワハラが原因で退職する、会社都合による退職だと書かれている…。そんな退職届けを会社側が受け取ってくれなかったり、その退職届けを自己都合にするようにと強要してくる場合もあります。なのでそんな時には、退職届けを郵送するようにしましょう。注意が必要なので、普通の郵便で送らないこと。配達記録が残る追跡番号付きの郵便を使うようにしましょう。

退職届けに書く内容とは?

退職届けにはなんて書いたらいい?

実際に退職届けにはなんて書けばいいのでしょうか?退職届けを書くときに注意することは、会社都合の退職であるとわかる退職届けであることです。なので「上司との人間関係がうまくいかないので退職します」「職場内いじめが耐えられないので退職します」「ひどいパワハラを受けていたので退職します」といったような風に書くと自己都合による退職でないことがわかります。

パワハラの内容は詳しく

パワハラが耐えられないので退職しますといったように書く場合、パワハラの内容は詳しく書きましょう。またパワハラに対する会社側の対応はどうだったのかということも書いておく必要があります。パワハラの内容や会社側の対応を詳しく書いておくことでパワハラの証拠としても使えます。決して自己都合や一身上の都合による退職と書かないようにしましょう。退職届けは出す前に必ずコピーをしておくことも忘れずに!

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会社から言われたことをそのまま受け止めないで

退職届けを出してからは注意して

中には会社側にパワハラなどの問題があるとされて退職して欲しくないため「自己都合による退職にしたら退職金を割増にする」「転職先を斡旋してやる」などと言って何としても自己都合退職に持ち込もうとする会社もあります。パワハラで退職する場合原因は会社側にあるのですから自己都合による退職ではありません。あくまでもパワハラが原因で辞めるのだということを一貫してください。

あまりにもひどい場合には労働基準監督署やハローワークに相談を

退職届けをなかなか受理してくれない、自己都合による退職だと書くように強要してくる…。実際に退職届けを出して会社からの対応があまりにもひどい場合には労働基準監督署やハローワークなどに相談しましょう。あまりにもひどい場合は、労働基準監督署が会社側に注意をしてくれます。退職を申し出たものの会社側が対応してくれなくて困っている時などは相談しましょう。

退職も転職も悪いことではない

パワハラに苦しみ続けないで

パワハラを受けている方の中には、我慢していればなんとかなる、この人が転勤するまでの辛抱であると考えている方も多いと思います。しかしパワハラというのはその上司個人の問題でなく、パワハラに気づけない会社の環境にも問題があるのです。その上司が立ち去った後も次の上司や違う上司がパワハラをする可能性はあります。

パワハラに苦しんでその仕事を頑張り続けるより、パワハラのない職場に行ってストレスなく仕事ができる方が自分の能力も発揮できるはずです。ここで我慢できなかったら他の会社では通用しないといったことはないのです。

退職も転職も一つの選択肢

昔の日本では忍耐というものは美徳であると考えられていました。しかし現在ではその風潮は変わりつつあり、転職することも退職することも絶対的な悪であるとは考えられていません。むしろ入った会社でうまくいかず苦しむより、他に自分が活かせるところはないのかと考えることは自分の人生を楽しむ上で重要なことです。パワハラの苦しむ人たちが少しでもより良い環境に行けることを願っています。

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パワハラに苦しむ人が一人でも救われるように

パワハラのない社会になるように

パワハラは会社で勤める人にとって悩みの種。いくら会社での成功を思い描いていても、パワハラやセクハラなどによってその成功を諦める人もいます。今多くの会社でもハラスメント対策がされていますが、パワハラは分かりづらく受けている人でさえ気づけてない人もいます。今パワハラに苦しんでいる人が少しでも明るい未来を切り拓けるようにこの記事が役立つことを願います。

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2021-12-01 時点

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