靴にカビが生えたときの除去方法・対策をご紹介!NGな方法って?

衣替えの季節、靴を取り出してみたらカビが生えていたなんて話はよく耳にします。お気に入りの靴がカビにやられると悔しいですし、気分台無し。どうにか靴カビを除去したいものです。靴に生えたカビの除去方法と普段のお手入れや対策、NGな方法についてまとめました。

靴にカビが生えたときの除去方法・対策をご紹介!NGな方法って?

目次

  1. 取り出した靴にカビが!
  2. 靴にカビが生える原因は?
  3. アスペルギルス属のカビ菌とは?
  4. 靴カビの恐怖
  5. 靴のカビを除去する方法は?
  6. 靴のカビを除去する手順は?
  7. カビの除去・対策には重曹がとても便利?
  8. 放置された靴カビは除去してもシミが残る
  9. 革靴のカビ除去やお手入れ方法
  10. スエード靴のカビ除去やお手入れ方法
  11. 丸洗いでスエード靴のカビ除去?
  12. これはNG!靴カビ除去・対策の勘違いとNG行為
  13. 風通しの悪い場所での靴カビ取りもNG?
  14. 靴カビ時には下駄箱にも重曹で対策を!
  15. 靴カビの除去・対策方法やお手入れ、NG行為に関するまとめ

取り出した靴にカビが!

衣替えの季節、大切にしまっておいた去年の靴を取り出してみると、白っぽい粉のようなものが吹いていた――なんて話をよく耳にします。目をそらしたい気持ちもわかりますが、そらしたところでどうなるものでもありません。それこそまさに悪名高き靴カビです。

人や物の出入りが多く外からの外気が入り込みやすい玄関は、衛生的には決してきれいなところではありません。それでいて風の通り抜けない吹き溜まりなどもありますから、対策をしていなければ靴カビが生えてしまうのは仕方がないことでもあります。

たくさんの靴が所狭しと置いてあるご家庭ですと、お手入れに気を使っていないのであれば靴カビは生えて当然のものかもしれません。「靴カビだ!」と嘆いているのではなく、有効な対策や除去方法を考え、日ごろのお手入れや思わぬNG行為をしていないか見直しましょう。

靴にカビが生える原因は?

下駄箱の湿気が多かったり、雨に濡れた革靴をそのまましまいこんだりすると、靴のカビというものは私たちの想像以上にかんたんに生えてしまいます。靴に限らずカビというものは恐るべき生命力と繁殖力を持っていますので、常にお手入れや対策を欠かさないようにしたいものです。

雨の日でなくとも、一日履いた革靴は外の湿度や人の汗を吸って、なんとその総量はコップ一杯分にも達するといいます。これほどの水分ですから、カビが生えるのには十分な量です。「水気なんてないはずなのに」と思っていてもカビが生えてしまうのはこういった理由からのようです。

湿度が70%以上で気温が20度以上の場所がカビの生えやすい環境です。そういった環境の中、下駄箱に溜まりやすい繊維やホコリはカビの良質な餌となって繁殖を促します。なかでもカーペットやエアコンなどに生える「アスペルギルス」というカビ菌が発生しやすいようです。

アスペルギルス属のカビ菌とは?

アスペルギルス属に分類されるカビ菌はどこにでもいるのが特徴です。パンやお餅などに生えるコウジカビもアスペルギルス属の仲間で、ペニシリウム属アオカビと並んでカビの中ではオーソドックス。日常で見かけるカビ菌の代表格といえるでしょう。

味噌や醤油などを作っているのもこのアスペルギルス属のカビの一種。しかしこのカビの作用はそうした人の役に立つ物ばかりでなく、悪さをするカビでもあります。こうしたカビが人間や動物の感染症や植物の病気などを引き起こしたり、発ガン性リスクとなっている可能性もあるという指摘が出ています。

靴カビの恐怖

このカビ菌で特に気をつけたいのがアスペルギルス症。アスペルギルス属に属する一部のカビ菌は肺や耳、鼻を通じて、免疫力の弱っている人に感染症を引き起こします。こうした「カビ性肺炎」とも呼ばれる病気の他にも、カビの胞子がアレルギー性気管支炎の原因の一つになるそうです。

カビ菌は呼吸器官の疾患の原因になったり皮膚にダメージを与えて肌荒れの原因になったりもします。普段は大丈夫な人も体力が落ちているときなどにカビが原因の体調不良を起こしたりもするので、注意する必要があるでしょう。

そうした肉体へのダメージももちろんのこと、靴カビは靴そのものを傷めてダメにしてしまう原因にもなります。靴についたカビは百害あって一利なしなので、早めに除去して対策を練らなければなりません。

靴のカビを除去する方法は?

繁殖力の高さもカビの恐ろしさのひとつ。外側に白っぽい粉がついている場合、実は内側にもカビが生えているかもしれません。見えづらい内側のカビは気づきにくく、除去するときにも見落としてしまう可能性があります。その結果、靴カビがどんどん靴を劣化させていくわけです。

日ごろからお手入れや対策をしていれば靴はなかなか傷みませんし、カビを除去する手間もいりません。しかし靴カビが生えてしまったのならば仕方がありません。わりきってしまって、今度はこの靴カビを除去する方法を考える必要があります。

靴のカビを除去する手順は?

靴カビを除去する手順は、大きな流れではどの靴でも同じです。カビを落とし、薬品などで除菌・防カビしてから表面を水拭きして、よく乾燥させてから靴に保護剤を塗布するといった流れ。とにかく丁寧に、磨き残しにならないようにやるのがポイントです。

カビというものは生命力が高く繁殖力も強いため、ちょっとした見落としがふたたび靴カビを発生させてしまったり、別の靴をダメにしてしまう原因にもなります。お気に入りの靴がカビにやられてしまわないためにも、時間のあるときにしっかりとカビ取りをやりましょう。

カビの除去・対策には重曹がとても便利?

先に説明したように、カビの除去をするために、まずは革靴についたカビを拭き取る必要があります。乾いた雑巾を用意して、表面にカビの付着している箇所をゴシゴシと磨いていくわけですが、このときに雑巾に重曹をつけて磨くと、とても効果的な働きがあります。

重曹はカビの除去を助けてくれるだけでなく、カビ臭さへの対策にもなります。頑固なカビはただの乾いた布ではなかなか落ちないこともあるので、手間を減らす意味でも重曹を使った方が良いでしょう。

掃除ではもはやお馴染みとなった重曹ですが、靴カビの除去にもやはり活躍してくれます。この重曹はカビの除去だけでなくカビ対策やお手入れなど色々と役立つので、常備しておくと良いのではないでしょうか。

放置された靴カビは除去してもシミが残る

カビが生えたまま放置されていた靴は、カビを除去しても黒色や赤色などのシミが残る場合があります。そしてカビ菌が死滅しても残ってしまうこのカビの色素は、除去するのが非常に困難です。

漂白剤や洗剤などの薬品に長時間浸けこむことで若干は色が抜けますが、それでもやはりボンヤリとした色素が残ってしまいますし、靴そのものがボロボロになります。カビ菌は死滅していますので色素沈着してしまった靴自体に問題はありませんが、どうしても気になるようでしたら買い換えるしかないでしょう。

革靴のカビ除去やお手入れ方法

革靴のカビ除去はまずは乾いた布でカビを取り除くところから始まります。重曹をつけた雑巾でカビを拭き取っていくのですが、この時にカビを広げてしまわないように外から内側に向けて拭くのがポイントです。それが終わったら新品の雑巾を用意して、靴全体を磨いていく作業です。

新品の雑巾に皮革用のカビ取りスプレーを塗布して全体を磨きましょう。カビ取りスプレーには揮発性の高い薬品が使われていて、カビそのものを退治するだけでなく、カビに必須の水分も取り除いてくれます。

靴全体にスプレーを拭き付けてから新品の雑巾で拭き取るといった手順でもかまいません。また、皮革用ではなく家庭用の除菌スプレーでも代用できますが、シミになる可能性もありますのでご注意を。

その後に少し乾かしたら、いよいよ水拭きになります。硬く絞った雑巾で丁寧に磨いていきましょう。水拭きで死滅したカビをしっかりと除去したら、一番大事な乾燥に入ります。

乾燥は風通しの良い日陰に最低でも2~3日ほど干しましょう。靴の内側や革の内部などはとても乾燥しにくいのでかなり時間が必要なようです。そうして乾燥した靴に革靴用クリームを塗ったらお手入れは完了となります。手間自体はそれほどいりませんが、乾燥に日数がかかるので時間が必要です。

スエード靴のカビ除去やお手入れ方法

全体の工程は革靴の場合に似ているのですが、スエード靴にはスエード靴用のブラシが必要です。やや硬めのスエード用ブラシを使って、カビと汚れを万遍なく落としていきます。

カビを除去し終えたら、次にカビ取りスプレーの出番です。靴全体に塗布するかキレイな雑巾にしっかりと染みこませて、その後はキレイに磨いていきます。磨き終えたら少し乾燥させましょう。

その後は水拭きです。十分に絞った雑巾でスエード靴全体を丁寧に磨き上げましょう。汚れがなくなったら、革靴の場合と同じように風通しの良い日陰で数日間干します。湿気が残っているとまたカビが生えてしまいますので、この工程が重要です。

乾燥が終わったら、最初に使ったブラシよりもさらに硬めのブラシでスエードの毛を起こしていきます。最後にスエード靴用の防水スプレーを全体に薄く拭きつけたらお手入れは完了となります。

丸洗いでスエード靴のカビ除去?

スエード靴のカビ除去やお手入れには、靴売り場などで販売している「スエード靴用シャンプー」を使う方法もあります。スエード靴用シャンプーは弱酸性の洗剤で、靴を丸ごと洗える優れものです。

ぬるま湯にパッケージに記載された量のスエード靴用シャンプーを投入して、カビの生えたスエード靴を浸けこみます。手や柔らかい歯ブラシなどで汚れをしっかりと落として、その後は水で洗剤をすすぎ落としましょう。

その後はやはり風通しのいい日陰での乾燥。全体が水を吸っていますので、数日かけて完全に乾燥させる必要があります。型崩れが気になる場合は、ある程度乾燥したところで靴の中に新聞紙などを詰めると良いでしょう。

その後は色が気になるようでしたらブーツオイルを塗布し、最後にスエード靴用の防水スプレーを十分に吹き付け、乾燥したらお手入れ完了です。起毛素材に栄養を与えるスプレーなどもありますので、素材が傷んでいるように思えたら利用してみるのも良いのではないでしょうか。

これはNG!靴カビ除去・対策の勘違いとNG行為

靴にカビが生えたからといって水で洗うのはNG。革靴ならば水洗いできますが、乾かす手間を考えると避けた方が良いようです。ウレタン素材が使われた靴は、加水分解という化学反応を起こしてウレタンがボロボロとはがれてしまいますので絶対にNGです。

NG行為だと知りながらもカビをさっさと洗い流したいということで水洗いしてしまうと、半端な乾燥で余計にカビが増える可能性も。擦りや衝撃に強い革靴ですが、こうしたNG行為には弱いということを覚えておいて損はなさそうです。

特に乾いた布でカビを拭き取る前に水洗いしてしまうと、その水分によってカビがますます根強くなってしまう可能性もあります。生き残ったカビ菌がふたたび繁殖しては靴カビを除去した意味がなくなってしまいますので、手順を守り丁寧に作業しましょう。

風通しの悪い場所での靴カビ取りもNG?

密閉空間や風通しの悪い場所での靴カビ取りもNG行為のひとつ。カビ菌やカビ胞子はとても細かく、除去作業の過程で空気中に飛散します。換気を怠っていると吸い込んでしまう危険性もあるので、出来れば風通しの良い場所でカビ除去を行うようにしましょう。

また、作業中はマスクと手袋の着用も忘れないようにしましょう。あるならばメガネなどを付けて目を保護しても良いかと思います。健康な身体であれば靴カビが害を及ぼす可能性は低いのですが、それでも肌や気管に良いものではありません。

同様に、体調が悪いときや寝不足などで免疫力が落ちているときの靴カビ除去も控えるようにしましょう。たかがカビといった油断が発熱や体調悪化の原因となります。カビは肌荒れの原因にもなりますので、お肌の弱い人は要注意です。

靴カビ時には下駄箱にも重曹で対策を!

靴のカビと下駄箱は切っても切れない関係にあります。下駄箱が原因で靴カビが生えることもありますし、靴のカビが原因で下駄箱にカビが移り、しまってあった靴が全滅などという可能性もあるからです。

下駄箱は空気が停滞して日も当たらないのでカビには絶好の環境。湿った靴などをしまった日には、あっという間にカビの楽園となってしまいます。そのため濡れた靴をしまうのは絶対にNGですし、下駄箱にもカビ対策が重要です。

ここでも役に立つのがやはり重曹。重曹は除湿してカビを防いでくれるばかりか下駄箱の悪臭も消してくれるので、まさに一石二鳥の存在です。使い方もとても簡単で、適当なプラスチック容器に重曹を入れて、下駄箱にしまっておくだけ。これだけで三ヶ月ほど湿気を吸い取ってくれます。

プラスチック容器にフタをしてしまうと吸湿してくれないので、容器を倒してしまうなどが心配の場合には穴の開いたフタか爪楊枝で穴を開けたラップを使いましょう。湿気を吸って固まった重曹は油汚れの掃除などに利用するのがオススメです。

靴カビの除去・対策方法やお手入れ、NG行為に関するまとめ

靴に生えたカビの除去方法や対策、お手入れに関するまとめは以上となります。靴は毎日履くものですから、お手入れはついつい後回しにしてしまいがちです。しかしいったんカビが生えると下駄箱や他の靴にまで被害が及ぶので気をつけなければなりません。

カビに悩まされないためには、日頃から湿度に気を使うことが大切です。雨の日はもちろんのこと、晴れた日にも換気は忘れないことが肝心ではないでしょうか。ここでご紹介した重曹を有効に活用して、臭いもなくカビの心配もない清潔な玄関を目指しましょう。

その他、靴のお手入れに関するまとめはこちら

Thumb靴の洗い方で簡単な方法は?臭いには重曹が効果的って本当?
Thumb靴の臭いの対策方法まとめ!重曹・冷凍庫・10円で効果的なのは?

こちらの関連記事もおすすめ

アクセスランキング

2020-09-27 時点

新着一覧