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ペットボトルキャップ回収の意味は?蓋の分別・回収中止になった理由
学校やお店などで回収しているペットボトルキャップですが、どうしてペットボトルの蓋が回収されるようになったのか知っていますか。また、蓋を回収することでどういったものに変化しているのかも知っていますか。今回は、ペットボトルキャップ回収について紹介していきます。

目次
そもそもペットボトルキャップは燃える蓋?燃えない蓋?
缶の飲料もありますが、最近はペットボトルのものが多くなっています。ペットボトルだと、飲みかけでも持ち運びしやすいというのが最大のメリットでしょう。そういった理由もあってペットボトルの飲料を買う人が多いと思いますが、飲んだ後の分別はしっかりできていますか。ペットボトルを分別すると、ペットボトル本体、ラベル、キャップに分けることができます。
この分別により、ペットボトルは再生可能ゴミ、ラベルやキャップである蓋は燃えるゴミと分別されます。地域によってはラベルはプラゴミと分別されることもあるので、ゴミの分別は地域の状況に合わせて行ってください。以上のことより、ペットボトルのキャップは基本的には燃えるゴミに分別されると言えます。
ペットボトルキャップ回収の意味は?
現在も燃えるゴミと分別されることもあるペットボトルキャップですが、このペットボトルキャップをリサイクルできないものかと検討された結果、ペットボトルキャップを回収してリサイクルする方法が確立されました。これによってペットボトルの蓋も燃えるゴミとして捨てるだけでなく、違う形で再度活用できるようになったのです。
このペットボトルキャップの回収リサイクルは、ある女子高生の活動がきっかけとなっています。ペットボトルはリサイクルゴミへと分別するのに、ペットボトルの蓋はどうして燃えるゴミなのだろうか、蓋もリサイクルできないものだろうかという考えによるものです。これをきっかけとして、ペットボトルキャップの意味あるリサイクル法を見つけることができたのです。
ペットボトルのキャップ回収で蓋は何に変化するの
それでは、ペットボトルキャップ回収によって蓋はどういったものに変身するのでしょうか。ペットボトルキャップはいくつかのものにリサイクルされます。代表的なものは、ペットボトルキャップリサイクル業者に買い取ってもらって現金化します。その現金を、世界の貧困に困っている国の子ども達の支援を行っている団体に寄付するというものです。
それによって、ワクチン接種が受けられたり図書館に本を寄贈したり、食事を提供するといったものに変化します。その他には、医療支援などにも変化します。ペットボトルのキャップ自体は、ハンガーやプラスチック製のマンホール、プラスチックフィルム、ベンチ、バケツなどさまざまな製品や製品の材料となります。
どうして蓋の分別や蓋の回収が中止になったの
ペットボトルキャップ回収がじわじわと定着してきた頃に、あるニュースをきっかけとして、キャップの回収が中止となる騒ぎがありました。それは、NPO法人のエコキャップ推進協会が、2013年9月以降ペットボトルキャップの売却益をワクチン代として寄付していなかったというものです。ワクチン代として寄付していなかったものの、障害者支援事業に寄付していたようです。
そのニュースがあったために、各地の高校や団体でペットボトルキャップ回収が一時中止になったようです。エコキャップ推進協会は、これまでのことを謝罪した上で、今後もワクチン支援に協力することを明言しています。これによって、ペットボトルキャップ回収を中止していた学校や団体でも再開している所もあるようです。
現在のペットボトルの蓋回収はどうなっているの
ペットボトルキャップ回収が中止になったこともありましたが、現在はどうなっているのでしょうか。先ほどもあったように、エコキャップ推進協会のニュースにより中止した所もありますが、現在は再開している所もあります。またスーパーなどの団体が、独自にペットボトルキャップ回収をして、リサイクル業者に買い取りや支援団体に寄付するという方法を取っている所もあります。
ペットボトルキャップ回収によって、キャップのリサイクルとともに世界の貧困で苦しむ子ども達へのワクチン代への寄付以外に、障害者支援団体への寄付や震災時の寄付、世界各国への医療支援の寄付などに使われています。ペットボトルのキャップはただ燃えるゴミに捨てるだけでなく、リサイクルゴミとして回収することによって、世界各国に寄付することもできる意味あるゴミへと変化するのです。
ペットボトルキャップの回収は必要なのか?キャップはどうしてる
エコキャップ推進協会の件があってから、ペットボトルキャップのリサイクルが中止になった学校や団体がありました。しかし現在は、再開している所もあります。ペットボトルキャップの回収は果たして必要なのでしょうか。たしかにこれまで学校などで回収していた場合、自然とキャップを集めていたことでしょう。
しかし、途中で中止になったり身近な所での回収がなくなってしまうと、キャップを集める意識が薄れてしまいます。また、貧困で困っている世界の子ども達へのワクチンのためと思って、キャップ回収に参加していた人は、なんだか裏切られたように感じているかもしれません。そのようなことになってしまうと、例えペットボトルキャップ回収が再開しても暮らしに取り入れられない人も多くいることでしょう。
ペットボトルキャップは、基本的には燃えるゴミとして回収されるので意識しないとキャップを集めることはないでしょう。さまざまな支援団体に寄付したいとなると、キャップ集めをしなくても現金を寄付すればいいと思うかもしれません。しかし、日々の暮らしの中で現金を意識的に寄付しようと行動する人はそれほど多くはないでしょう。
やはりそこでおすすめなのが、ペットボトルキャップ回収なのです。最近は暮らしに身近なスーパーでもキャップ回収を行っていて、さまざまな支援団体へ寄付するような活動を行っています。その場合、集めたキャップがどのようにリサイクルされどういった寄付となるのかを表示している所がほとんどです。
そういったものをしっかり確認して、集めたキャップを持っていくとよいでしょう。そうすることで、暮らしの中で集めたキャップを意味あるものに変化させることができます。また、自分ではなかなか寄付できなくても少しの行動で慈善活動に参加することができるのです。
キャップ回収でエコになる?キャップ回収とエコの関係
ペットボトルキャップ回収は、寄付といった慈善活動の参加となるだけでなく、エコになることを知っていますか。暮らしの中で、キャップ回収に持っていかなければ、基本的には燃えるゴミとなります。そうするとゴミの処理は燃やすこととなるので、空気中に二酸化炭素を排出することになります。この二酸化炭素が地球の温暖化を進める一因であることはご存知の通りです。
そのため、ほんの少しの心がけでペットボトルのキャップが資源と変化するのです。リサイクルされることで、ゴミが減り地球温暖化などの環境問題改善にもつながるのです。自分だけがリサイクルしても意味がないと思っていませんか。一人一人が少しでも環境問題に目を向けることで、意味ある行動に変化していきます。身近な所から少しずつ行動していきましょう。
ペットボトルの蓋回収を推進している協会のその他の働きは
エコキャップ推進協会はペットボトルの蓋回収を推進することによって、リサイクルやゴミの削減、環境問題、寄付などに取り組む働きをしています。その他には、障害者や高齢者の雇用も生み出しています。障害者や高齢者にキャップの分別やキャップを細かく砕く作業などをしてもらい、それを仕事とする活動です。ペットボトルキャップを回収することで、さまざまな場面でいい影響を出しているのです。
ペットボトルの蓋回収に関する口コミ情報
ペットボトルキャップ回収についての口コミ情報を紹介していきます。
ペットボトルキャップ回収して
— みーたん (@takadai_miyabi) 2017年2月6日
2年生の数えた結果「1050個」だった!
1年生519個
2年生1050個
3年生91個
合計1660個
キャップ集め始めてから1ヶ月も
経ってないのに1000個以上も
集まるのは凄すぎる‼︎
これからも松韻生よろしくお願いします。 pic.twitter.com/lCU4aQodoG
小中学校や高校、大学などでペットボトル回収を行っているようです。その他にもスーパーや街中でも回収場所があるようです。暮らしに身近なものなので、集めやすくていいですね。また回収場所も身近にあるので、少しずつでもキャップを集めて慈善活動に参加するのもいいですね。
見てみたら、エコキャップ運動(ペットボトルキャップ回収)って、400個で10円になるのね。無駄とは言わんけど、日本らしいボランティアだなぁ。
— とーや (@toya_hd) 2017年1月31日
ペットボトルキャップの回収によって、キャップ400個で10円になるようですね。しかし、20円でワクチンを接種することができるものもあります。それによって、世界には助かる子どもの命があるのです。一人で集めると考えるとなかなか大変ですが、色んな人が少しずつでも参加するとキャップもたくさん集まりそうですね。
暮らしに身近なペットボトルキャップ回収!
暮らしに身近なペットボトルキャップを回収することによって、エコや寄付などに参加できるのは素晴らしいことですね。分別したり集めておくのが面倒で、ペットボトルキャップ回収に参加しない人も多いと思いますが、少しの手間で日本や世界の困っている人に手助けができると考えると取り組めるかもしれませんね。ぜひ意味ある行動をしていきましょう。
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