電池液漏れは危険!乾電池の劣化による液漏れについて調べてみた

日常に欠かせない電池や乾電池ですが、衝撃や劣化で液漏れの危険性があります。スマホや音楽プレイヤーなど身体に密着した電池は、劣化したまま使っていると特に危険なので要注意。液漏れの原因や危険性、液漏れした乾電池の処分方法についてまとめました。

電池液漏れは危険!乾電池の劣化による液漏れについて調べてみた

目次

  1. 日常に欠かせない電池や乾電池。劣化すると液漏れの危険が!
  2. 電池と乾電池の違いって?
  3. 色々な種類の電池
  4. アルカリ、マンガン、ニッケルなど乾電池の種類で何が違うの?
  5. 電池や乾電池はこんなところにも!
  6. 身近な電池は忘れられやすい?
  7. 電池の液漏れの疑問。液漏れって?液漏れしてる液体ってなんなの?
  8. 電池の仕組みと働き。どうして液漏れするの?
  9. 異なる種類の電池や劣化した電池を使うと液漏れの原因に?
  10. 電池の液漏れを防止するために
  11. リモコンの電池が液漏れ!そんなときどうすればいい?
  12. 液漏れした電池はどうやって処分するの?液漏れ電池の処理方法
  13. 車のバッテリー(電池)の液漏れはかなり危険!
  14. 液漏れ以外にも電池にはこんな危険性が潜んでいる!?
  15. 電池の液漏れの危険性に関するまとめ

日常に欠かせない電池や乾電池。劣化すると液漏れの危険が!

リモコンや時計や懐中電灯、それにスマホまで。日常に溢れる様々な電気機器類を動かすのに、電池パックやボタン電池、乾電池、それに充電池はなくてはならない存在です。

そんな便利な電池ですが、劣化すると思わぬ危険性があることを理解している方は意外にいらっしゃらないようです。特に乾電池などは非常用にと棚にしまったまま忘れていたりして、気づかぬうちに劣化が進行して液漏れしているなんてことも少なくありません。

電池と乾電池の違いって?

電池か乾電池かというのは乾電池の中に入っている「電解液」がどういう状態にあるかによって決まります。電解液が液体のままのものを湿電池、電解液を固体に染みこませてあるものを乾電池といいます。乾電池の方が安全面で優れるので、現在では使い捨てタイプの電池はほとんどが乾電池です。

実は乾電池の生みの親は日本人の時計技師・屋井先蔵。液体が凍ってしまう寒い地方では扱えない湿電池の代わりになるものとして発明されました。その後、ドイツ人カール・ガスナーの手によってドイツで特許登録がなされた乾電池は、様々な改良を経て現在の円筒形乾電池になったそうです。

色々な種類の電池

一言に電池といっても色々な種類があります。日常で話題にでるのは乾電池、充電池、バッテリー、ボタン電池など大雑把なくくりですが、実際に細かく分類するとどのような電池があるのでしょうか。電池の種類やそれぞれの特徴について軽くご紹介します。

形状で見極める電池の種類・円筒形の電池

多くの人が電池と聞いてまず思い浮かべるのが、円筒形の乾電池ではないでしょうか。日本では大きい単1形から小さい単6形までが流通していましたが、最近では単1形や単3型や単4形がほとんどのようです。マンガン乾電池、アルカリ乾電池、ニッケル乾電池、リチウム乾電池などがあります。

形状で見極める電池の種類・角形の電池

音響機器やトランシーバー、おもちゃなどに使われることの多い長方形の角形電池。アルカリ、マンガン、ニカド、ニッケルが存在します。円筒形の多くは1.5Vですが、角形電池は電圧が9Vもあるというのが特徴で、これは円筒形を6本直列に繋げたものだそうです。

形状で見極める電池の種類・ボタン形やコイン形の電池

小型のゲーム機や体温計、補聴器や腕時計など小型のものに用いられるボタン形やコイン形の電池。ここ十数年ほどで急速に普及し、最近ではコンビニなどでも多く扱われています。アルカリ、酸化銀、空気亜鉛、リチウムなどの電池が存在しています。

形状で見極める電池の種類・パック形の電池

据え置き型の電話やスマホ、電気工具などでお馴染みのパック形電池。多くのものが二次電池と呼ばれる充電可能な電池です。携帯する必要性のある消費電力の多いものに使われる傾向があり、強力な電池をパック状の丈夫な容器でカバーした電池です。

形状で見極める電池の種類・車のバッテリー

自動車に積み込まれているカーバッテリーも、バッテリーという名の通り電池の一種。電極に鉛を使った鉛蓄電池で、充電可能な二次電池です。車や小型飛行機などに使われるだけあって、サイズのわりにとても強力でしかも安価。しかし危険性の高い液体を使っているため、日用品には使えないようです。

アルカリ、マンガン、ニッケルなど乾電池の種類で何が違うの?

アルカリ乾電池、マンガン乾電池、ニッケル電池、リチウム電池など電池の呼び名も様々ですが、普段の生活でそれらの違いを意識することはあまりありません。しかしそれぞれにメリットとデメリットがあるため、これほど多くの種類の電池が存在しているようです。

これらの電池はプラス極端子とマイナス極端子、そして電解液の組み合わせが違います。プラス極にマンガンを使った世界最初の電池が「マンガン電池」、電解液を高いアルカリ性を示す水酸化カリウム水溶液に変えたものが「アルカリ電池」など、それぞれの特徴で名づけられているようです。

マンガン乾電池はオンとオフの切り替えに強い電池です。アルカリ乾電池は長時間の耐用とコストパフォーマンスに優れ、ニッケル系はさらに長時間の寿命を持っています。酸化銀電池は寿命間近でも発電力が安定しているので機器に優しく、空気亜鉛電池は小型化しても電力容量が大きいのが特徴。

このように電池は使う環境や値段との兼ね合い、小型化の必要性など求められる性能や条件に応じて進化を遂げてきました。そのため色々な種類が生まれ、使用者側としてはちょっと混乱してしまうような状態になってしまったようです。

電池や乾電池はこんなところにも!

我々の生活に欠かせない電池や乾電池ですが、実際にどれほどたくさん使われているのかを考えてみると、その使用頻度の多さはちょっと想像を越えているほどです。それほど電池というのは身近な存在のようです。

たとえば部屋の中だけでも「時計の電池、スマホの充電池、電話の子機、テレビのリモコン、エアコンのリモコン、ノートパソコンやコードレスマウス、携帯ゲーム」などなど、数え上げればキリがありません。

身近な電池は忘れられやすい?

これほどたくさん使われている電池だけに、当たり前になりすぎてその存在を忘れてしまいがちです。それだけに使わないまま何年も放置されて、もう使えないほど劣化が進行していたり液漏れが生じていたりする場合があります。

特に夏場にしか使わないエアコンのリモコンに入れっぱなしだったり、非常時にしか使わない玄関の懐中電灯に入れっぱなしだったりして、使用頻度が低いものほど危険です。目に付かないところで劣化が進行し、液漏れしているかもしれません。

電池の液漏れの疑問。液漏れって?液漏れしてる液体ってなんなの?

「液漏れ」というのは電池の中の液体が漏れることです。乾電池といえど電解液が固体に染みこんでいるだけで乾いているわけではないので、この液漏れというものはどうしても発生する可能性があります。この内部液が外に漏れた状態が、まさに「液漏れ」というわけです。

「液漏れ」のときに漏れ出してくる液体は電池に使われている電解液によって違います。アルカリ乾電池ならばアルカリ水溶液、マンガン乾電池ならば塩化亜鉛水溶液、リチウムコイン電池ならば有機溶剤、車のバッテリーなら希硫酸など実に様々です。

どの電解液も皮膚についたらヤケド、目に入れば失明など危険性がとても高い液体ですので、決して触らないようにしましょう。また、金属を腐食させるという共通した性質も持っていますので、液漏れした電池を使っていた製品は故障の可能性が高くなります。

電池の仕組みと働き。どうして液漏れするの?

一次電池はとても単純な仕組みで動いています。非常に簡単に説明してしまうと、銅線でつながれた二枚の板のうち一枚だけが電解液に溶けるので、残された電子がもう片方の板に移動するので電気が流れる、といった仕組みのようです。

そして液漏れの原因のひとつがここにあります。電池が電気を生み出す際に少量のガスも発生するのです。通常の状態ではそのガスは電池内にとどまって問題にならないのですが、悪条件になるとそのガスが発生しすぎてしまうのです。

ガスが大量発生すると電池が破裂してしまうので、電池には安全のために大量発生したガスが抜けるような仕組みがついています。そのガスが抜けるときに一緒に電解液が出てきてしまい、液漏れが起きるようなのです。

電池の液漏れは過放電で起きる!

このようなガスの大量発生は「過放電」と呼ばれる状態のときに起きやすいようです。過放電とは使用した電池が機器の要求電圧に満たないときに発生する現象で、乾電池の内部に大量の水素ガスが発生してしまいます。特にアルカリ電池に起きやすいとされる過放電ですが、他のどの電池でも起こる可能性があります。

異なる種類の電池や劣化した電池を使うと液漏れの原因に?

電池の注意書きには「複数の電池を使う場合は異なる種類の電池を使わないように」や「新品の電池を一緒に使用するように」といったことが書かれています。これは電池の劣化や液漏れに対して書かれた注意書きのようです。

種類や使用条件によって電池の劣化度合いは変わってきます。マンガン電池とアルカリ電池では寿命に差がありますし、同じ時期に開封したアルカリ電池であっても使用機器が異なれば劣化具合に差が出てきます。

寿命の近い電池と元気な電池を同時に使用すると、弱った電池に過放電が発生することがあります。すると内圧が上昇して安全弁が開き、内部から電解液が漏れでてくることになり、液漏れが生じるという流れです。ですから電池は必ず同一種類を同じタイミングで使用開始するようにしましょう。

電池の液漏れを防止するために

電池の液漏れの予防方法、電池の注意書きに書かれている基本的なことを守るだけです。「古いものと新しいものを混ぜない、別種類の電池を一緒に使わない、変形した電池は使わない、使用推奨期限を過ぎて劣化した電池は使わない」ということを守りましょう。

高温多湿の場所では錆が生じる場合があります。錆びた電池も液漏れの危険性がありますので使用しないようにしましょう。また、長期間使わない電池は機器から外して保管するようにしましょう。

その他、電池のプラスマイナスを逆挿入した場合や電池容量が空っぽになった電池を使用している場合などにも液漏れは生じます。マンガン電池を指定された機器にアルカリ電池を使うなどの規格外電池を使用した場合にも起こりますので注意するようにしましょう。

リモコンの電池が液漏れ!そんなときどうすればいい?

毎日使うリモコンなどでも、意外と電池の交換頻度というのは少なめです。そのため気がつけば内部の電池が劣化して液漏れしていることも考えられます。カバーのフタが固まって開かなかったり、いざ開けてみると白い粉を吹いていたり。そんなときはどうすればいいのでしょうか?

電池から液漏れした電解液は有害なので、処理する際にはマスクや保護メガネ、そしてビニールかゴムの手袋を着用しましょう。そして小さなお子さんやペットがいる場合は、手の届かない場所で作業するようにしましょう。

電池を取り外す

まずは電池を取り外します。粉や液体が付着している場合は、服や肌につかないように気をつけながら布やティッシュで拭き取りましょう。その後、電池はひとまずティッシュにくるんで安全な場所においておきます。

液漏れした液や粉を拭き取る

次に液漏れが乾いているかどうかの確認が必要です。液漏れした電解液がすでに乾いて結晶状の粉になっている場合は、少量の水を含ませたティッシュや雑巾でしっかりと除去しましょう。

まだ濡れている場合、液漏れした電池がアルカリ電池の場合は酢で中和しながら拭き取っていきます。少量の酢をつけるか、酢で濡らしたティッシュをかぶせてしばらく放置しましょう。マンガン電池は弱酸性ですので実害はあまりありません。目などに入らないように気をつけてティッシュで拭き取りましょう。

濡れ拭きと空拭き

粉や液がなくなったら硬く絞った布で水拭きします。特に酢を使った場合はカビが生える原因にもなりますのでしっかり拭き取りましょう。それが終わったら空拭きしてしっかり乾燥させます。

腐食した金属を磨く

リモコンの電池と接触していた金属部分は、腐食している可能性も考えられます。腐食した金属面は接触不良の原因ともなりますから、金属の偏食が見られたり、ちょっとおかしいなと感じた場合には表面を磨いておいたほうが良いでしょう。紙やすりなどで軽くこするだけで大丈夫です。

しっかり手を洗う

すでにご紹介したように、液漏れした液体が手についた場合には、電池の中身である電解液が肌にダメージを与えてしまうのでしっかりと手を洗うようにしましょう。車のバッテリーなど強力な電池の場合は電解液の危険性も増しますのでご注意を。

液漏れした電池はどうやって処分するの?液漏れ電池の処理方法

液漏れした電池を捨てる際には、一手間かけたほうが安全です。布やティッシュなどで表面の液漏れした粉や液体を拭き取った後は、プラス極とマイナス極をビニールテープなどの絶縁体で塞いでしまいましょう。

その後は地方自治体のゴミ区分に従って捨ててしまえば大丈夫です。もしもあまりに酷い液漏れなどで電池の原型を止めていなかったりした場合には、電気店などに相談してみるのも手かもしれません。

車のバッテリー(電池)の液漏れはかなり危険!

日常的に使う小さな電池の液漏れも危険ですが、これが車のバッテリーとなると危険性は大きく上がります。というのも車のバッテリー液は37%ほどに薄められた希硫酸。強い酸性の性質を持った液体なので、金属を腐食させるだけでなく衣服に穴を開け、肌をヤケド状態にするほどの危険な液体なのです。

さらに液漏れしたまま放置されたバッテリー液は水分が蒸発していくため、濃度がどんどん上がっていきます。比例して危険性も増していくので、手についた場合などは速やかに大量の水などで洗い流す必要があります。うっかり目に入ってしまった場合は、同じように水で洗い流してから急いで診察をうけましょう。

液漏れ以外にも電池にはこんな危険性が潜んでいる!?

電池には非常にたくさんのエネルギーが入っています。薄いスマホのバッテリーなどでも我々が想像している以上のエネルギーを持っているのです。エネルギーというと想像しにくいですが、使いすぎて持てないほど熱くなったスマホの熱がもともとはすべて電池から発生していると考えれば、なんとなく納得できます。

言ってしまえば電池とは「火薬と火」をあわせたようなものです。電池は液漏れ以外にも爆発や発火といった危険性を秘めています。特にスマホや携帯音楽プレイヤーなどに搭載されているリチウムイオン電池は、小型で便利な反面、そうした危険性も高い電池として知られています。

火薬と火だけでは燃えることはありませんが、ここに酸素が加わると大変危険です。劣悪な環境での使用や、過充電をしすぎた際、バッテリーに穴が開いた際などがまさにそれに該当し、そうなると爆発の危険性が高くなります。

もちろんそうならないようにバッテリーメーカーは様々な安全策を尽くしていますが、それでも完璧とはいかないようでバッテリーの爆発事故は少なくありません。電池は危険物であるという認識は頭の片隅にとどめておいたほうが良いようです。

電池の液漏れの危険性に関するまとめ

電池の劣化や液漏れの危険性と、処分方法に関するまとめは以上となります。身近で便利で生活には欠かせない電池ですが、それだけに危険物であるという認識はどうしても薄れがちです。電池の使用方法や禁止事項をしっかりと守って利用するようにしましょう。

その他、電池に関するまとめはこちら

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