妊娠・育児
赤ちゃんが叫ぶ・奇声を上げる理由とは?原因や対処方法を解説!
赤ちゃんの定番の行動と言えば、「泣く」という行動ですよね。しかし、定番の行動の1つに「叫ぶ」というものもあります。しかもその叫ぶ姿はかなり衝撃的で、まるで奇声をあげるかのようなもの。赤ちゃんに何か起こっている?と心配になるママもいるでしょうが、その原因とは?

目次
- 赤ちゃんが叫ぶのは大丈夫!?その原因は?
- 赤ちゃんが叫ぶなんて本当!?
- 赤ちゃんが叫ぶって具体的にはどんな感じ?
- 自分の赤ちゃんが叫ぶ経験をしたママの体験談
- 赤ちゃんはいつごろから奇声をあげたり叫ぶことをしたりする?
- 知らなかった!赤ちゃんはちょっとしたことで叫ぶ!?
- 赤ちゃんが叫ぶ原因とは?
- 赤ちゃんが叫ぶ原因が意外な場合もある!?
- 赤ちゃんが叫ぶ・奇声をあげた時の正しい対処法は?
- 赤ちゃんが叫ぶ・奇声をあげた時の間違った対処法は?
- 赤ちゃんが叫ぶ原因は病気の場合もある?
- 赤ちゃんの叫ぶ原因として発達障害の疑いがある場合の見分け方は?
- 赤ちゃんの奇声や叫ぶ行動はいつまで続く?
- 赤ちゃんが奇声や叫ぶ行動のために必要な準備
- 赤ちゃんが叫ぶのは自然の事!心配しすぎないで!
赤ちゃんが叫ぶのは大丈夫!?その原因は?
赤ちゃんは体が小さいので発する声も小さいものと思っている人も多いのではないでしょうか。しかし、あの小さな体からとんでもない声を出すときがあるのです。その赤ちゃんが叫ぶ姿や奇声をあげている姿はかなり衝撃的で、初めて見た時には驚くママも多いはずです。そこで、赤ちゃんが叫ぶ・奇声をあげる原因やその対処法などについてまとめてみました。
赤ちゃんが叫ぶなんて本当!?
赤ちゃんが叫ぶなんてにわかに信じがたい人もいるでしょう。しかし、子供を育てたママならほとんどの人が、赤ちゃんの叫ぶ姿や奇声をあげる姿を目撃しているはずです。赤ちゃんは小さい体だから出す声も小さいなんて思ってしまいますが、生まれる瞬間を想像してみましょう!もしくは思い出してみてください。誕生の瞬間には赤ちゃんは自分の存在をアピールするかのように大声で泣いて出てきたはずです。
赤ちゃんが叫ぶなんてちょっと大げさなのでは?と思うかもしれませんが、本当に叫ぶのです。もうそれは悲鳴のような奇声ようなもの。しかも、突然叫ぶので、隣にいたママはびっくりしてしまいます。一体何があったの?どこか体がおかしいの?と心配するママもいるでしょうね。というわけで赤ちゃんが叫ぶということは本当なのです。
赤ちゃんが叫ぶって具体的にはどんな感じ?
赤ちゃんが叫ぶ様子がいまいち想像できないということであれば、実際動画でその様子を見てみることにしましょう。
こちらは生後4か月の赤ちゃんの叫ぶ姿。まさに奇声をあげているという状態ですね。しかし、叫ぶ声の割には全く苦しそうな様子もまったくありません。しかも長い間叫び続けているにもかかわらず、赤ちゃんの様子が変わる様子もありませんよね。確かに赤ちゃんは叫んではいますが、何か体に異常があるということではないことが分かります。体が痛かったりしたら叫ぶのではなく泣くでしょう。
こちらもかなりの奇声をあげて叫ぶ赤ちゃんの様子です。この赤ちゃんはお腹から声を出しているのか、かなりボリュームが大きいですよね。そしてあまりの声の大きさに喉がつぶれてしまうのではないかと心配してしまうほどです。叫ぶ声はちょっと苦しそうに聞こえますが、上の動画の赤ちゃんと同じく、声の割には苦しそうな雰囲気ではありません。むしろ楽しそうに叫んでいるようにも見えるくらいです。
自分の赤ちゃんが叫ぶ経験をしたママの体験談
このような赤ちゃんの叫ぶ姿や奇声をあげる姿を初めて目の当たりにしたママは、それこそ心臓が止まるほどびっくりしたと思います。筆者もそうでした。毎日毎日子供と過ごしていたら、ある日突然奇声をあげたり叫ぶようになったりするのですから、本当に驚きです。しかも、この声どこから出しているの?というような声を出すものですから、ママとしてはちょっと心配にもなってしまいます。
あまりに叫ぶ姿が衝撃的で、そのことを病院の先生に相談したりするママもいたのではないでしょうか。それほど赤ちゃんの叫ぶ姿は見ていてちょっと不安を覚えるようなものなのです。筆者もその1人でした。電話相談の窓口に何回電話したことか。同じような経験をして不安に思っているママさんが他にもたくさんいる、とわかってもまだまだ不安はぬぐい切れなかったです。
赤ちゃんはいつごろから奇声をあげたり叫ぶことをしたりする?
生まれたての赤ちゃんは叫ぶというよりも泣くという行動の方が多いです。赤ちゃんは泣くのが当たり前とママたちは思っていますから、泣いたくらいでは何も心配にはなりません。しかし、生後しばらくすると、泣くということに加えて叫ぶということを突然しだすので、わが子の身に何が起こったのか分からなくなってしまうでしょう。
叫ぶことをしたり奇声をあげたりしだすのは、だいたい生後5か月くらいになったころと言われています。生後5か月であればほとんどの赤ちゃんが首が座ってうつ伏せになったりできるようになっていますよね。また、聴力や発声が発達し始めるころでもあるそうです。と考えると、赤ちゃんの叫ぶという行動は、赤ちゃんの成長の1つの節目としても捉えられるような気がしますね。
知らなかった!赤ちゃんはちょっとしたことで叫ぶ!?
赤ちゃんが叫ぶ原因や対処法がママとしては気になるところですよね。叫ぶ赤ちゃんを何とかしたいと思っても、その叫ぶ原因をまず突き止めない限りは対処のしようがありません。赤ちゃんがなぜ奇声をあげているのか、叫ぶのかということを赤ちゃんの様子からしっかり判断することが、まずママに求められることです。そして、赤ちゃんが叫ぶ原因は、意外とちょっとしたことだったりするのです。
赤ちゃんが叫ぶ原因とは?
赤ちゃんが叫ぶ原因についてはいくつかあげられます。それらを順番に見ていくことにしましょう。
生まれたばかりの赤ちゃんはただ泣くことしか最初はできませんが、泣く以外にも少しずつ声を出すようになってきて、「あー」「うー」となどと言うようになります。そのあたりから、赤ちゃん自身は自分の声の存在に気付き始め、声を出すことの面白さにも気づくのです。それが叫ぶ・奇声をあげるといった行動にも現れたりします。叫ぶことで自分の声を確かめたり楽しんだりしているのです。
叫ぶ原因の1つとしては赤ちゃんが単純に興奮しているということも挙げられます。筆者の子供の場合はこれも原因だったように思います。夕方くらいになると、1日の疲れがたまってくるのか叫ぶことが多かったです。また、眠いのに眠れない!という状態で興奮しているときなども叫ぶことがあったように記憶しています。赤ちゃんも覚醒してしまうことがあるのですね。発狂するのもわかります。
また、単純に機嫌が悪かったり不快なことがあるということが原因で叫ぶこともあります。これも声を出せるようになるということとも似ていますが、これまで泣いてしか訴えることができなかった赤ちゃんが、今度は叫ぶ・奇声をあげるということで、ママに何かを訴えようとしているのです。何か言葉を発しているわけではないですが、おそらく言葉で何かを訴えるまでの成長過程なのではないでしょうか。
赤ちゃんはまだまだ甘えん坊さんです。自分に構ってほしい、注目してほしいという気持ちを表すのも、叫ぶ・奇声をあげるという行動をとる原因のようです。ただこの場合の奇声は、生後間もない赤ちゃんというよりは、1歳を過ぎて大きくなった赤ちゃんに見られる現象のようです。1歳になったばかりだとまだまだ言葉も未熟ですから、やはり叫んだり泣いたりして訴えるということが多いのでしょう。
叫ぶ原因としては、単純にお腹が空いているということが原因の場合もあるようです。普通であれば、泣いてお腹が空いたと訴える赤ちゃんの方が多そうですが、中には叫ぶ赤ちゃんもいるようです。大人でも感情表現の仕方はひとそれぞれですよね。ですから、きっと赤ちゃんも表現の仕方は赤ちゃんによって違うのでしょうね。泣いて訴える赤ちゃんもいれば、叫ぶことで訴える赤ちゃんもいるのです。
赤ちゃんが叫ぶ原因が意外な場合もある!?
上で、赤ちゃんが興奮状態にあることが原因で叫ぶことがあるとあげましたが、この興奮状態になってしまっている原因の1つに、カフェインも考えられるそうです。授乳中などは、ママはカフェインの摂取を控えているとは思いますが、それでも普段の食事で微量のカフェインを取ってしまうことはあります。チョコレートなどにもカフェインは含まれているので、授乳中の食べ物もちょっと見直すことも必要かも。
赤ちゃんが叫ぶ・奇声をあげた時の正しい対処法は?
赤ちゃんが叫んだり奇声をあげたりしたときには、ママは何らかの対処法をとりますよね。特に、外出先などで赤ちゃんが叫んでしまった場合には、ママも焦ってしまいます。そこで、赤ちゃんが叫んだ時の的確な対処法をご紹介します。
叫ぶという行動だけでなく泣いた時もそうですが、いったん赤ちゃんの気をそらしてあげるのが一番効果的な対処法であるように思います。例えば、赤ちゃんがお気に入りのおもちゃを持っている場合は、それを見せてあげて、意識をおもちゃに仕向けるのです。そうすることで叫ぶということはいったん止めるはずです。特に、奇声を出して遊んでいるときなどにはこの対処法が効果的かもしれません。
赤ちゃんが甘えたかったり不安であることによって叫ぶ場合には、とにかくママの愛情を伝えてあげるのが一番の対処法です。ママのぬくもりは赤ちゃんにとって一番の安心材料ですから、抱っこして優しく語りかけてあげたり、少し大きくなった赤ちゃんであれば、優しくぎゅーっとハグしてあげるのもいいでしょう。そうすることで赤ちゃんの心も落ち着いてくれるはずです。
不安・寂しいという気持ち以外で赤ちゃんが叫んでいる場合には、「静かにしよう」ということを伝えてあげるのも大事なことです。言葉がうまく理解できない赤ちゃんでもジェスチャーなどで伝えるのも大事。お口に手を当ててしーっとしたり、お口チャックのジェスチャーをするのもいいでしょう。最初は分からなくても、これを繰り返していくことで、赤ちゃんも理解するようになってくれるでしょう。
赤ちゃんは言葉が分からないなどと決めつけてはいませんか?だからと言って言葉で伝えようとしないのはちょっとちがうかもしれません。例え分からないとしても、小さいうちから言葉で優しく声をかけてあげるということはとても大事です。のちに赤ちゃんが言葉を話すという成長に関係してくるはずです。
赤ちゃんが叫ぶ・奇声をあげた時の間違った対処法は?
赤ちゃんの叫ぶ・奇声をあげるといった行動に対して一番やってはいけない対処法は、その行動に対して怒りつけることです。ママも人間ですから、育児などで疲れがたまってきたときに奇声をあげられてはイライラするのもよくわかります。しかし、叫ぶ・奇声をあげるという赤ちゃんの行動は、赤ちゃんの成長の1つであり、決して悪いことではありません。
赤ちゃんが叫ぶ原因は病気の場合もある?
赤ちゃんの叫ぶ・奇声をあげるという行動は、赤ちゃんによくみられる行動で何も心配する必要がないのが普通です。成長の過程として温かく見守ってあげるのが一番いいと思います。ただ、稀に病気が原因で叫ぶ場合もあるということがあるそうです。その病気とは、今何かと話題になっている発達障害や自閉症。ママとしてはちょっと心配になりますよね・・。
ただ、よく叫ぶ・奇声をあげるということが直接それらの病気の原因というよりも、発達障害や自閉症の症状の1つとして叫ぶ・奇声をあげるという行動があるということです。ですから、この行動だけで病気だと判断するのは不可能に近いでしょう。仮に発達障害や自閉症が疑われている場合は、叫ぶ・奇声をあげるといった行動以外に、何らかの気になる行動などがあるはずなのです。
赤ちゃんの叫ぶ原因として発達障害の疑いがある場合の見分け方は?
子育てをするママは常に不安と隣り合わせ。赤ちゃんのちょっとした行動が「病気なのではないか」「成長が遅いのではないか」と思う原因になったりします。上であげた、発達障害や自閉症についてですが、どうしてもそれらの疑いが晴れないといったママは、赤ちゃんの叫ぶ・奇声をあげるといった行動以外にも、下記の行動や様子を気にして見てみてください。
発達障害や自閉症の赤ちゃんは全体的に成長が遅いという傾向があるようです。首座りや寝返りがかなり遅いというのも1つの判断材料のようです。また、人と視線を合わすことができないというのは特に特徴的な症状のようです。どうしても心配なママさんは、赤ちゃんの成長の様子を見て、これらに当てはまっていないかチェックしてみましょう。そのうえで、病院で診てもらうのが一番いいでしょう。
赤ちゃんの奇声や叫ぶ行動はいつまで続く?
かわいいわが子でも、あまりにも奇声をあげたり叫び続けられたりすると、ちょっと疲れてしまうものです。成長の1つとわかってはいても、疲れているときなどに叫ばれたりしたら、げんなりしてしまいますよね。早くこの時期が過ぎてほしい・・と心から思ってしまいます。
先ほどから書いているように、叫ぶ・奇声をあげるというのは赤ちゃんの成長の1つですから、いつか終わりがきます。筆者の子供はいつのまにやら奇声をあげなくなっていました。記憶は定かではないのですが、数か月で終わったように思います。個人差はあると思いますが、いつまでも続くということはないでしょう。どんなに遅くても2歳ころまでに落ち着くといわれているようです。
赤ちゃんが奇声や叫ぶ行動のために必要な準備
集合住宅などに住んでいると、赤ちゃんの泣き声や叫ぶ声なども気になりますよね。いつかは赤ちゃんが叫ぶ時期がやってきますから、その時期に備えておきましょう。
まずは騒音対策。防音に関してはできることが限られているかもしれません。防音室を作る、などということまでできませんし、そこまでやる必要もありません。例えば、赤ちゃんが生まれるにあたって模様替えなどをし、その際に防音カーテンや防音効果のある絨毯に変えてみたりするのもいいかもしれませんね。
あとは近所への挨拶。人によっては、子供が生まれたら迷惑をかけることが多くなるから、と出産の挨拶に行く人もいるようです。ちょっとそこまでは・・という人は、マンション内でご近所さんに会ったときにでも、ちょっと挨拶をしておくだけで、ずいぶん気分が違いますよ。
赤ちゃんが叫ぶのは自然の事!心配しすぎないで!
赤ちゃんの叫ぶという行動はちょっとびっくりしてしまいますが、ほとんどの場合は心配のいらないものであることが多いです。いろいろ気になってしまいますが、赤ちゃんの成長に必要なことなんだと言い聞かせて、温かく見守ってあげましょう。そして必要以上に心配しないことも大事ですよ!