妊娠・育児
新生児・赤ちゃんの指しゃぶりの原因、理由は?いつからいつまで?
可愛い新生児の仕草の一つである指しゃぶり。この可愛い新生児の仕草に悩むママさんもいますよね?出っ歯・歯並びなどの不安や、止めさせ方がわからないなんて事をよく聞きます。新生児の指しゃぶりに関する理由や原因、対処法などをまとめてみます。

目次
新生児の指しゃぶりはいつから?いつまで?
新生児の指しゃぶりはいつから始まるのでしょうか?実はお腹の中にいる時から始まっていることが多いのです。診察の際に指しゃぶりをしているのを見たというママさんもいるのではないでしょうか?胎児の時と新生児の指しゃぶりは、吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)と呼ばれるものです。新生児は約2~4ヵ月頃から1~2歳過ぎまでによく見られるようです。
吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)とは?
吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)とは、胎児・新生児が口に触れたものに無意識に吸い付く行動の事を言います。胎児は、おなかの中で指しゃぶりをすることによって、おっぱいを飲む練習をしていると考えられています。胎児の時から生きていく術が備わっているのですね。
新生児の指しゃぶりの原因・理由とは?
新生児はなぜ指しゃぶりをするのでしょう?指しゃぶりの原因・理由は様々にあります。あなたの赤ちゃんはどのタイプでしょうか。原因・理由によっては注意してみる必要があります。
新生児の指しゃぶりの原因・吸啜反射によるもの
まず1つとしてあげられるのは、吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)による発達の過程のものです。新生児にとって初めての遊びにもなるので、無理に止めさせる必要はありません。この時期の指しゃぶりは止めさせない方がいいでしょう。この場合は成長とともに自然になくなる事がほとんどです。
新生児の指しゃぶりの原因・眠い時
指しゃぶりの最も多い理由と言われているのが、眠い時です。新生児は、眠たくても寝方が分からず、すぐに眠れない子がほとんどです。眠気を感じてくると、自然に指しゃぶりを始めます。眠い時に指しゃぶりをする原因は色々ありますが、可能性として添い乳を求めていることが多いようです。添い乳をすることで落ち着いて眠る事ができるのが大きな理由となっています。
新生児の指しゃぶりの原因・お腹が減っている時
新生児の指しゃぶりの理由として、お腹が減っているというサインだということがあります。原因としては、お腹が減ってきたときに指しゃぶりをすることで、授乳の準備をしているという事です。指しゃぶりをしてから、しばらくして泣き出すようならば、お腹が減ってきたサインと考えられるでしょう。
新生児の指しゃぶりの原因・不安な時
新生児が日々成長する上で、様々な刺激を受けている事はよく言われていますよね。毎日新しい発見や成長をする新生児は、少しの事でも不安になってしまいます。それが原因で指しゃぶりをする子も少なくないのです。不安そうな顔をして指しゃぶりをしている新生児には、できるだけスキンシップをしてあげましょう。
新生児の指しゃぶりの原因・歯が痒い時
新生児は乳歯が生える前、離乳食が始まる頃になると、歯茎が痒くなります。むずむずして痒いのを解消しようとして、指しゃぶりをする子も多くいます。仕方のないことですが、指を噛んだり、おもちゃを噛んだりしてしまいますので、気になる場合は歯固め等の対応をしてみるといいでしょう。
新生児の指しゃぶりの原因・ストレスによるもの
不安な時と似ていますが、ストレスの場合の原因も自分を落ち着かせる為でしょう。指しゃぶりを、無理に止めさせる事が原因になることもあるので、新生児のうちの指しゃぶりは無理にやめさせる必要はありませんし、ママさんも神経質にならないようにすることで、ママさんのストレスにもならないようにしましょう。
指しゃぶりは新生児の脳の発達に必要な行動
新生児の指しゃぶりをしていると、ストレスなんじゃないか、不安なんじゃないかと心配になるママさんも多いと思います。しかし、新生児にとって指しゃぶりは、吸啜反射によるもので、その反射により大脳に神経のつながりが作られていきます。脳に異常がある新生児は、半年経っても指しゃぶりをしないようです。
少し経つと、自分の意志での指しゃぶりにより、新生児は落ち着くことができ、自分で眠ることを覚えます。反射ではなく、自分の意志での指しゃぶりは、大脳の発達をしたことを意味します。このことによっても指しゃぶりは、新生児の脳に必要な行動だという事ができます。
指しゃぶりすると歯並びが悪くなる?出っ歯にならない?
よく指しゃぶりやおしゃぶりをすると、歯並びが悪くなる等、出っ歯になる等言われます。実際そういった子も多くいます。しかし、新生児にとって指しゃぶりは大切な成長過程です。乳歯だけの3歳くらいまでの指しゃぶりは、歯並びや出っ歯に影響はありません。気になる場合は1歳半~2歳頃までに止めさせれば安心だと言われています。あまりにも長く止められないと、影響するのは確かです。
新生児の指しゃぶり・影響は?
上記にあげたように、あまりにも長い指しゃぶりには、歯並びや出っ歯等の影響があります。それ以外にも、話し方が舌足らずな話し方になったり、唇がめくれた様に見えたり、音を出しながら食べるようになったり、口呼吸になったりと様々な影響が出てきます。指ダコなんかもよく聞きますね。ある程度のところで、その子に合った止めさせ方で、指しゃぶりを上手に止めさせましょう。
手の研究(指しゃぶり)に勤勉なおかげでタコが出来てた('ω'`) pic.twitter.com/mS5490F6Nx
— まりるんじょーかー (@maliru) 2015年11月13日
新生児の指しゃぶりによるメリット・デメリット
新生児の指しゃぶりによるメリットは何なのか、デメリットはあるのかといった点でまとめてみたいと思います。個人差があるので絶対とは言い切れませんが、一般的なものをまとめてみます。
指しゃぶりのメリットとは?
まずメリットと言えば、やはり自分意思で指しゃぶりをするようになり、脳が発達することが言えます。それ以外にも、口や舌の触感が発達してきます。口で確認するようになり、何でも口に入れるようになりヒヤヒヤすることになってきますが、新生児には大切なことです。色々な発達を促す事が出来る事がメリットでしょう。
指しゃぶりのデメリットは?
指しゃぶりのデメリットと言えば、やはり歯並びなどといった事でしょうか?個人差もありますが、早いうちからそこまで心配はいらないと思われますが、なかなか止められないといった場合は困りますね。その他には、衛生面が気になるといった事も。神経質になりすぎる必要はないのですが、ある程度清潔にしておかなければなりません。やはりウイルスや細菌からの病気は気になります。
新生児の指しゃぶり・対処法
新生児の指しゃぶりとしては、そのままでいいと思いますが、衛生面は少し気にしたほうがいいかもしれません。ウェットティッシュで拭き取ったり、爪のケアはしたほうがいいでしょう。3歳までに指しゃぶりを止められないと少し心配になるので、計画をたてて徐々に止められるようにしましょう。怒って止めさせる事は、子供にとってストレスになります。ゆっくりと余裕をもちましょう。
指しゃぶりを止めさせるには?止めさせる時期は重要・いつから?
指しゃぶりを止めさせる方法は色々あります。時期もそれぞれ違うと思いますが、多いのは1歳半~乳歯が揃う前の3歳くらいまでが多いようです。まずは指から意識を離す事。何をするにしても、一番大切な事は怒らない、叱らない事です。新生児の指しゃぶりは重要な事です。焦らず時期を考えましょう。なかなか止めないようなら、グッズを使うという手もあります。
なぜ指しゃぶりがいけないのかを理解させる
指しゃぶりを止めさせようと考える時期が、いつになるかにもよりますが、話を理解できるようになっていたら、なぜいけないのかを理解させましょう。ばい菌の話をしたり本を読んであげたりして、自分から止めるように促します。
眠る前に手を繋ぐ
眠い時に指しゃぶりをしてしまう子は、眠る前に手を繋いであげるのはどうでしょうか?手を繋いであげる事により、安心して眠りにつく子も多いようです。自分から手を繋いでと言ってくるようになったという話もあります。
指から意識を逸らせる
普段何気なく指しゃぶりをして、習慣になっている子は、まず指から意識を離してあげましょう。両手を使ってする遊びや、外で一緒に遊ぶことで、指しゃぶり以外に楽しく集中することができれば、自然と指しゃぶりしなくなるようです。
不安を取り除く
不安によって指しゃぶりをしてしまう場合、コミュニケーションをとってあげてください。普段からコミュニケーションをとっていても、保育園や家庭で不安に思うことはそれぞれです。話をきいて、不安を解消してあげるようにしましょう。
指にテープや絆創膏を巻く
指しゃぶりによって、指ダコに悩むこともあります。指にテーピングを巻いたり、子供の好きなキャラクターの絆創膏を巻いたりする方法があります。好きなキャラクターを巻くことが嬉しく思い、自分から指しゃぶりを止めることがあるようです。
指しゃぶり防止に・人気の防止グッズ
今や指しゃぶりを防止するためのグッズが沢山販売されています。その中の口コミで効果があったとされる、人気の防止グッズをいくつか紹介したいと思います。なかなか指しゃぶりを止められない赤ちゃんに使ってみたらいかがでしょうか?ストレスにならないような、自分の子に合ったグッズが見つかるといいですね。
バイターストップ
苦味成分の入った、爪に塗るマニュキュアのようなものです。その苦味はギネスに載るほど。推奨されているのは4歳以上ですが、ママさんの中にはもっと早く塗る人もいるみたいです。毎日重ね塗りすることで効果が持続します。
夫が、これ買っちゃった☆と見せてきたバイターストップ。凄い苦いらしい。いい歳した爪噛みはまずいと思う。 pic.twitter.com/1OQW4u9bVk
— Ru (@hotmetal45) 2017年1月13日
おしゃぶりガード
手袋タイプの防止グッズです。苦味で指しゃぶりを防止するものを使ってみたけれど、味に慣れてしまったという方が使用しているようです。使い方は簡単で、2~5歳のお子様に合うようなサイズで作られています。衛生面が気になるママさんはいいと思います。
私の息子氏一号、指しゃぶりがひどく。
— norinori (@norinorikazoku) 2016年9月29日
歯医者さんに歯並びのために辞めさせるように言われましたが方法まではいってくれません!
で!いろいろ試しましたが
楽天で売ってる おしゃぶりガードで治りました!!
爪に塗る苦いやつとか、いろいろ試しましたが… pic.twitter.com/c31cXgbSlp
新生児の指しゃぶり・まとめ
いつからどんな風に指しゃぶりが始まり、いつまで続くのかも様々ですが、その子に合った方法で対処しましょう。新生児にとって大切な行動ですが、長過ぎればその子の為にもなりません。神経質にならずに自然と止めるのを待ち、時期が来たら教えてあげるようにしましょう。赤ちゃんからのサインの時もあるので、成長を楽しみながら見てあげましょう。
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