安息香酸ナトリウムとはなに?食品添加物の危険性や毒性について調査

食品添加物や化粧品の防腐剤として使用されている、安息香酸ナトリウム。暮らしに深く関わる商品に多く使われており、その安全性あるいは危険性について気になる人は多はず。安息香酸ナトリウム以外の危険性の高い食品添加物についても併せてご紹介します!

安息香酸ナトリウムとはなに?食品添加物の危険性や毒性について調査

目次

  1. 安息香酸ナトリウムとは?
  2. 安息香酸ナトリウムは危険?
  3. ベンゼンの毒性
  4. 安息香酸ナトリウムが添加されている食品と使用基準量
  5. 栄養ドリンクとビタミンCを一緒に飲んでも大丈夫?
  6. 安息香酸ナトリウムと組み合わせてアレルギーになる添加物
  7. 安息香酸が入っている化粧品に危険性はないの?
  8. 食品添加物による健康被害とは
  9. 危険度の高い食品添加物まとめ
  10. 安息香酸ナトリウムとはなに?食品添加物の危険性や毒性についてのまとめ

安息香酸ナトリウムとは?

安息香酸ナトリウムとは、抗菌・静菌作用のある安息香酸を水に溶けやすいようにナトリウムと結合させた化学物質で、食品や化粧品などの防腐剤として使用される添加物です。安息香酸ナトリウムには、菌の繁殖を抑える働きはありますが、既に菌が増殖してしまったものを殺菌する効果はありません。

安息香酸ナトリウムは危険?

安息香酸は、厚生省によって「天然に存在しない添加物」として分類されています。安息香酸は非常に水に溶けにくく、水に溶けやすくするためにナトリウムと結合てから、添加物などとして使用するのが普通です。使用範囲が広くなったことで、私たちの暮らしに身近なものになったといえます。

安息香酸ナトリウムの動物実験

モルモットや犬のエサに安息香酸ナトリウムを加えて与えると、一定の量及び期間でけいれんなどの反応や、死亡例が見られたということです。このことから、高い濃度では、安息香酸ナトリウムにかなり強い毒性があると予想されます。

安息香酸ナトリウムには発がん性がある?

安息香酸ナトリウムは、安息香酸ナトリウムとビタミンCが化学反応を起こすと、ベンゼンという物質を生成します。このベンゼンは非常に強い毒性があり、DNAやRNAにダメージを与えます。つまり、がんになりやすくなるということ。特に、骨髄に強い影響を与え、白血病を誘発するリスクが高くなるということです。

ベンゼン入り清涼飲料水の回収騒動も

清涼飲料水には、多くの商品に防腐剤として安息香酸ナトリウムが使用されています。更に、ビタミンCが添加物として入っている場合や、果汁に含まれている場合もあります。

清涼飲料水でベンゼンが見つかるのは、決してめずらしいケースではないのです。日本でも、健康食品として販売していたジュースの中に、基準値を超えるベンゼンが検出され、回収騒ぎとなったそうです。

ベンゼンの毒性

ベンゼンは、発がん性物質で、「グループ1」に分類されています。これは、発がん性物質の中でも、人間に対してはっきりと発がん性を認めることが出来る物質である、ということを意味しています。

ベンゼンは、以前は有機溶剤として最も多く使用されていたのですが、ベンゼンによる中毒が世界中で多発したため、使用を厳しく規制するようになりました。高濃度のベンゼンを吸入することで、死に至るほどの強い毒性を持ちます。

安息香酸ナトリウムが添加されている食品と使用基準量

安息香酸ナトリウムが添加物として許可されている食品は、栄養ドリンク、醤油、キャビア、マーガリン、シロップ、果実ペーストがあります。食品添加物として、安息香酸ナトリウムを使用する場合には、それぞれの食品によって基準値が決められています。

高級食材のキャビア

キャビアに添加できる安息香酸ナトリウムは2.5g/kgです。キャビアは約9割が輸入品であるため、防腐剤が添加されています。普段の暮らしでキャビアを口にすることはあまりないですが、高級食材にも書k品添加物が使われているのですね。

トランス脂肪酸がたっぷりなマーガリン

マーガリンには、1.0g/kgまでの安息香酸ナトリウムを添加が許可されています。ただし、安息香酸ナトリウムとソルビン酸などの添加物を併用する場合は、全ての添加物の合計の量が1.0g/kg以内でなければなりません。パン派の暮らしをしている人は、摂りすぎに注意が必要かもしれません。

果実ペースト

製菓の製造などに使用される果実ペーストは、安息香酸ナトリウムは0.60g/kgまで添加できます。果実ペーストには、さまざまな着色料が含まれている場合が多いです。

その他の食品

その他に安息香酸ナトリウムを添加することが許可されている食品は、清涼飲料水、シロップ、醤油があります。いずれも添加が許されている量は1.0g/kgとなっています。

栄養ドリンクとビタミンCを一緒に飲んでも大丈夫?

ほとんどの栄養ドリンクには、様々な栄養素が含まれているため、防腐剤として安息香酸ナトリウムが添加されています。特に女性の場合、美容のためにビタミンCのサプリメントを飲んでいる方も多いと思いますが、「一緒に飲んで大丈夫だろうか?」と不安になりますよね。

「よくわからない」が実情

現時点では、どのくらいの量の安息香酸ナトリウムと、どのくらいの量のビタミンCがあれば、どのくらい毒性のあるベンゼンが生成されるのかよく分かっていない上に、人の体内での現象なので、実験データが存在しません。ですので、実際のところはよくわかっていないようです。

出来れば摂らない方がいい

安息香酸ナトリウムとビタミンCを同時に摂取しても、胃の中ではベンゼンが生成されないという確証がないということは、「ベンゼンが生成されるかもしれない」ということですから、同時に摂取することは控えた方が無難でしょう。

安息香酸ナトリウムと組み合わせてアレルギーになる添加物

化学的に合成された合成添加物は、現在約350種類あり、その中にはアレルギーの原因となる物質もあるので注意が必要です。

喘息の人は要注意!な組み合わせ

食品に着色する目的で使用する添加物に、「黄色4号」というものがあります。黄色4号は、数の子、たくわん、カキ氷のシロップ、清涼飲料水などに使用されることが多いタール色素です。

黄色4号は喘息、じんましん、鼻づまりなどのアレルギー症状がでることで知られ、安息香酸ナトリウムと一緒に摂取することで、さらにアレルギー症状が出やすくなります。アレルギー体質の人は、特に注意が必要です。

安息香酸が入っている化粧品に危険性はないの?

女性の暮らしの必需品である化粧品は、カビや細菌の栄養素となる成分が多く含まれるため、多くの化粧品には防腐剤が配合されています。その防腐剤の一つが安息香酸。肌に直接つけるものですから、「発がん性がある」といわれると、毒性はないのか不安になりますよね。

化粧品は防腐剤を入れないほうが危険

特に防腐剤が必須とされているのは、ファンデーションやアイシャドウなど、パフやチップを使って肌につける化粧品です。特にアイメイク製品は目の粘膜に触れるので、メイク道具が汚染されていれば、細菌が目から侵入して感染する恐れがあります。

安息香酸ナトリウムが危険なのは口から体内に入ったとき

安息香酸ナトリウムは、大量に口から体内に入ったときには、死に至る危険際があります。しかし肌につける化粧品などは、口に入る可能性が非常に低いため、食品のように毒性に注意を払う必要はないと言われています。

ただし、肌への負担の面で考えると、当然防腐剤が入っている化粧品のほうが、肌への負担は大きくなります。

化粧品に安息香酸ナトリウムを入れるメリット

抗菌作用は、食品の場合と同様ですが、化粧品に安息香酸アトリウムを配合すると、サリチル酸などの化粧品成分と反応して、角質軟化作用の効果を発揮します。

食品添加物による健康被害とは

安息香酸ナトリウムなどの食品添加物は、外食文化や冷凍食品の普及で、現代の暮らしと切っても切れない関係になってきています。暮らしに深く関わる食品添加物だからこそ、その健康被害について気にしている方は多いと思います。

食べ合わせの悪い食品添加物

食品添加物については、それぞれについて安全の確認や、基準量などの厳しい規程があります。しかし、これらの食品添加物が組み合わされた場合の、複合毒性の検証についてはまだ分からない部分が多いそう。無限にある組み合わせを全て調べるのは、現実的に難しいということもあるようです。

長い観察期間が必要な慢性毒性

「指定添加物」と呼ばれる食品添加物については、長期間に渡る摂取で何らかの健康被害がでる慢性毒性についての安全確認がされています。しかし、指定添加物以外の食品添加物については、現時点では全てについて行われているわけではありません。

普段の暮らしで口にしているものが、何年後、何十年後になって健康被害として現れてくるということは、十分考えられることなのです。

今まで大丈夫だったものがいきなり「ダメ!」となる可能性も

昔は普通に使用されていた食品添加物が、研究の進歩により、現在は使用禁止となった添加物もあります。これを考えると、今私たちの暮らしで普通に口にしていたものが、ある日突然禁止になるという事例も出てくるかもしれません。

日本の基準が正しいとは限らない?!

日本では使用できる食品添加物でも、海外では禁止されているものや、その逆で日本では禁止されている添加物が海外では何の問題もなく使用できるものもあります。

どちらが正しいのかという判断は、国の考え方によっても違いますが、海外で禁止されている添加物が日本では何の規制もないというのは、完全に安全とは言い切れないのではないでしょうか。

危険度の高い食品添加物まとめ

食品添加物の中でも、特に危険性の高い添加物、注意した方がいい添加物についてまとめてみました。

使用制限がある亜硝酸ナトリウム

亜硝酸ナトリウムは、ハムやウィンナー、いくら、たらこなどに、黒ずみを防いで発色を良くする目的で使用されます。発がん性物質といわれ、大量に摂取すると死にいたるほどの毒性があるとされます。アメリカでは、亜硝酸アトリウムのベビー食品への使用を禁止しています。

石油から作られたタール色素

タール色素の原料はなんと石油。中でも、赤色4号、黄色1号、緑色1号を含む17品目は、発がん性や、胎児に悪影響を及ぼすことから、使用が禁止されています。

しかし、海外で禁止されているが日本では使われている色素もあります。特に黄色4号は、アレルギーや若者の非行の原因の一つといわれ、問題視されています。

最も多く使われる添加物ソルビン酸

ソルビン酸は、食品の防腐剤として使用され、コンビニ弁当や清涼飲料水、そのほか様々な食品に添加されています。発がん性、免疫障害に関係し、免疫機能障害の一つである膠原病の原因の一つとも言われています。

グルタミン酸ナトリウム

原材料名に「調味料(アミノ酸等)」と表記される添加物。だし用パウダーのことで、インスタントラーメン、ポテトチップス、漬物などに使用されます。

アルツハイマー、パーキンソン病、肝機能障害、ホルモン異常などさまざまな健康被害が見られ、アメリカでは離乳食への使用が禁止されています。

合成甘味料(アスパルテーム)

「カロリーゼロ」を謳ったダイエット食品などで、砂糖の代わりに使われる甘味料。安全性に対して議論が続いており、発がん性、内臓異常、パーキンソン病、鬱症状などの症状が現れるといわれます。

安息香酸ナトリウムとはなに?食品添加物の危険性や毒性についてのまとめ

安息香酸ナトリウムを含む食品添加物ですが、現在日本で認められているもので約1500種類もあります。これから、新しい食品添加物が増えていく可能性もあります。私たち一人ひとりが、正しい食品を選ぶために、食品添加物の危険性や毒性について理解する必要がある時代になってきたのかもしれません。

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