妊娠・育児
赤ちゃんのずりばいはいつ?始まる時期や練習方法のコツとポイント
赤ちゃんの移動手段といえば、ハイハイを想像する人が多いのではないでしょうか。実はハイハイをするまえに、赤ちゃんはずりばいという行動を取って移動するものなのです。そこで、赤ちゃんのずりばいに関する情報をまとめてみました。練習方法などもご紹介します!

目次
赤ちゃんのずりばいの時期や練習方法まとめ
これからママになる予定の人にとっては、ずりばいという言葉はあまり聞き慣れない言葉かもしれませんね。ずりばいというのは、赤ちゃんの成長過程の1つです。さらにその後しっかりたくましく赤ちゃんが成長していくためには、必要な行動だと思われます。そこで、赤ちゃんのずりばいに関する情報をまとめてみました。赤ちゃんはずりばいをいつ始めるのか、そして練習方法など、ママ必見の情報が満載です。
赤ちゃんのずりばいっていったい何?
ずりばいという言葉はあまりなじみがありませんよね。ハイハイの仲間?と想像できるひともいるでしょう。赤ちゃんと言えば、ハイハイで移動をするというイメージが強いかもしれませんが、そのハイハイの前にやるのがずりばいというものです。このずりばいを経て、多くの赤ちゃんはハイハイができるようになるというわけです。
具体的にどのような動きのことをずりばいというのかというと、わかりやすく言えば、ほふく前進のようなものです。体をうつ伏せにし、腕の力や足の力で前に進もうとします。ハイハイも腕と足を使って前に進む行動ではありますが、ずりばいとの大きな違いは、お腹と腰を床につけているかどうかということです。ずりばいはお腹をしっかり床につけて移動します。それが持ち上がるとハイハイになるのです。
赤ちゃんのかわいいずりばい動画
ずりばいの動きが分かりやすい動画を見てみましょう。
まだまだぎこちないですが、自分の腕と足の力を振り絞って前に進もうとしているのがよくわかりますよね。手の平を地面につけて、しっかり力を込めてします。そして自分の体を動かそうとしていますよね。見ているこちら側もついつい力が入ってしまう動画ですが、赤ちゃんの動きがとてもかわいらしいです。この赤ちゃんはまだずりばいを始めてまもないのでしょうね。
この赤ちゃんの動きはとても分かりやすいずりばいです。最初と途中、動き出す前に腰を浮かせたりしていますから、そのうちハイハイもしそうな勢いですよね。しかし、実際前に進むときはまだずりばいで動いていますから、ハイハイまではあとちょっとなのかもしれません。一歩一歩力を込めて前に進んでいる姿が本当にかわいらしいですね。この姿を見ているママはとても幸せになります。
赤ちゃんがずりばいをするまでの成長段階
赤ちゃんがずりばいをするまでの成長を振り返ってみましょう。生まれたばかりの赤ちゃんはただ仰向けで寝ているだけです。自分の力で動くことはまずできません。新生児期は特に、1日のほとんどを寝て過ごすため、あまり赤ちゃんが起きている時間に遭遇することはないかもしれませんね。生後2ヶ月くらいになると徐々に日中の起きている時間もふえてくるようにはなりますが、まだまだ身動きが取れない時期が続きます。
最初は動けなかった赤ちゃんも少しずつ反り返りなどを始めるようになり、自分の力で体を動かそうとします。そして、生後4か月ほどになれば、首が座って寝返りをうったりするようになるはずです。この時期からようやく1人でうつぶせができるようになるのです。これまでずっとあお向けで寝ていた赤ちゃんがうつぶせになっている姿はとても新鮮です。
寝返りができてうつ伏せができるようになると、飛行機ポーズをとったりするようになります。うつ伏せになって両手を広げてバランスをとるような動作をします。この画像は両手こそ広げていませんが、飛行機ポーズに近いでしょう。この後ろ姿がなんともいえないかわいさですよね。むちむちした足がとても愛くるしいです。この姿勢ができるということは、赤ちゃんにも随分筋力が付いてきているのではないでしょうか。
赤ちゃんは必ずずりばいをする?
寝返りをしてうつ伏せができるようになれば、たいていの赤ちゃんはその後ずりずりと前に進みだしてずりばいをするようになるはずです。しかし、いつになってもずりばいをしない、と心配になっているママも少なくありません。いつまで経ってもずりばいをしないとおもったら、ずりばいをしないでいきなりハイハイをするようになった、つかまり立ちをするようになった、という赤ちゃんもいるようです。
ズリバイだけに限らず、何らかの成長過程を飛ばす赤ちゃんは意外に多いようです。現に、筆者の子供そうでした。筆者の子供は、ずりばい・ハイハイの時期がすごく長かったのですが、お座りの時期が全くありませんでした。それを飛ばしてハイハイやつかまり立ちをしたのです。1つの成長過程を飛ばしても、その次の段階に進んでいれば、さほど心配することはないのでは、と思います。
ずりばいをしない赤ちゃんは理由がある?
ずりばいをしない赤ちゃんは実際いるようで、ママとしてはちょっと心配。確かに、赤ちゃんの成長過程の1つ1つにはちゃんと意味がありますし、それによって体の機能が出来上がる部分もあります。ですから、ママとしてはできれば飛ばさずにしっかりやってほしいと思ってしまいますよね。しかし、育児はそう思うようにはいきません。なかなか教科書通りに進まないことの方が多かったりします。
ずりばいをしない赤ちゃんは理由があってしない場合がおおいです。例えば、うつ伏せが嫌いだったり不得意だったりする場合です。うつ伏せができていることが前提の行動ですから、うつ伏せが嫌いだとなかなかしないかもしれませんね。あとは、単純にずりばいをする意欲がないというもの。筆者の子供も、やる気がなくてお座りをしませんでした。そのような場合は、赤ちゃんのやる気を引き出したほうがいいですね。
ずりばいをしない赤ちゃんは心配!?
先ほども書いたように、ずりばいを飛ばしてハイハイをした、つかまり立ちをした、というように1つの成長過程を飛ばしたりすること自体は、特に問題があることだとは考えられていません。ただ、もちろんできたことに越したことはありませんから、もしやらせてできるようであれば、たくさんやらせてあげたほうがいいと思います。ただ、稀に病気が隠れている場合もあるとの話もあるようです。
稀に赤ちゃんの股関節に問題がある場合や、知覚機能が発達していない場合があるそうです。ただ、ずりばいができないという理由だけでこれらに当てはまるということではありません。このように何か問題がある場合は、ずりばいができないということ以外にも、何か気になる症状が出ているはずです。日ごろから赤ちゃんの行動などを注意深く見て、気になるようなことがあれば、病院などで相談してみましょう。
赤ちゃんのずりばいについて詳しく知りたい!
さて、そんな赤ちゃんのずりばいの時期やずりばいの練習方法とはどのようなものがあるのでしょうか。赤ちゃんの成長には個人差があるといえども、標準的な成長がどのようなものなのかはママとしては気になるものです。そして、ずりばいをなかなかしない赤ちゃんを持っているママは、うまくずりばいをしてくれるようにしたいはずですよね。意外と練習方法は簡単なようです。
赤ちゃんのずりばいの予兆はある?
ずりばいの前兆について見ていきましょう。先ほど、ずりばいまでの赤ちゃんの成長過程を振り返りましたが、まずうつ伏せができることが前提です。寝返りができてうつ伏せになって飛行機ポーズをするようになったら、そろそろずりばいをし始める頃なのではないかと思っておけばいいのではないでしょうか。
飛行機ポーズをとるようになると、徐々に足をバタバタを動かしたりし始めます。まるで、バタ足をしているかのような割と激しい足の動きだったりします。足を動かしているということは、自分で体を動かそうとする意志があるということだと思います。足を動かせる筋力があって、うつ伏せで首もしっかり持ち上げられていれば、ずりばいができる環境は整ったといってもいいはずです。
すりばいをすぐに始める赤ちゃんもいるでしょうが、最初は前に進まず、後ろに進んだりあるいは回転したりする赤ちゃんもいます。これもずりばいの前兆。筆者の子供もズリバイをする前は、ひたすらクルクル1人で回転していました。回転するのも、ずりばいで使う筋力と同じ筋力を使っているはずですから、ほぼずりばいと同じ意味があるような気がしますが、回転し始めたら、ずりばいをするのは時間の問題でしょう。
赤ちゃんのずりばいの時期はいつごろ?
赤ちゃんがずりばいをいつから始めるのかということについてですが、その時期はだいたい生後8か月ごろだと思われます。1歳になる少し前にはハイハイが完成していると思われますから、ちょうど寝返りを打ったころとハイハイができることの中間くらいの時期にずりばいができるようになるはずです。そして、そのずりばいの期間は割と長く、ハイハイが完全にできるようになるまで続きます。
ただ、先ほどからも書いているように、赤ちゃんの成長はかなり個人差があります。ずりばいを飛ばす赤ちゃんもいるくらいですから、少しくらいずりばいの時期が遅くてもまず心配いらないと思います。赤ちゃんの成長のスピードもそれぞれの赤ちゃんの個性だと思って、ママは穏やかに見守ってあげてください。いつずりばいをするのだろうと気が焦ってくると、その気持ちが赤ちゃんに伝わってしまいますよ。
赤ちゃんのずりばいのメリットとは?
赤ちゃんの成長にはそれぞれちゃんとした意味があります。ですから、赤ちゃんがずりばいをするという行動自体も赤ちゃんの体を発達させる重要な行動なのです。ずりばいは上でも書いたように、腕と足を使って前に進もうとする行動で、お腹を地面につけた状態で行います。ですから腕の筋肉がなどが特にしっかり発達するようになるはずです。そして、ずりばいをたくさんすればハイハイもしっかりするようになります。
また運動機能だけでなく、脳の機能の発達にもつながるといわれているようです。ずりばいをすることで赤ちゃん自身の力で移動することが可能となります。そうすることで、自分の意思で見たいものをみたり触ったりできるため、脳に刺激を与えるそうなのです。また、行きたいところに行きたい!という赤ちゃんの望みを自分で叶えられるので、赤ちゃん自身が「嬉しい」という喜びの感情を覚えるようになるとか。
赤ちゃんにずりばいをさせるための練習方法とは?
なかなかずりばいをしない、とお悩みのママは多いようです。そんなママ必見のずりばいの練習方法をご紹介しましょう。どれもすぐにためせる練習方法ばかりです。
まず一番多いのは、赤ちゃんが興味を持っているものを目の前に置くという練習方法。おもちゃなら何でもいいということではありません。普段使っているおもちゃで赤ちゃんが大好きなものや、これまで赤ちゃんが見たことのないようなものなどが効果的だと思われます。とにかく赤ちゃんが「何だこれは!?」と興味を持ってくれるものを目の前に置けば、そこに向かって動こうとする意志が芽生えるはずです。
ずりばいは主に腕の力を使って前に進む行動ではありますが、足のつまさきを地面につけて踏ん張ったりもしているはずです。それを助けてあげるために、ママが赤ちゃんの足の裏に手を当ててちょっとだけ押してあげるのもずりばいをうながす1つの方法だと思います。自分の足で踏ん張れないところを、ママがちょっと押してあげれば、少しずつ前に進めるようになるかもしれません。
赤ちゃんはなんでもママの真似をしようとしたりします。真似までいかなくても、ママがやっていることには興味を持つはずです。ですから、なかなかずりばいを赤ちゃんがしてくれないときは、ママ自身がずりばいをしてみせてあげるのも効果的なずりばいの練習方法だと思います。まずは見て覚えるということから始めるのもいいかもしれません。
赤ちゃんがずりばいを始め時期にママがしておくこと
赤ちゃんがずりばいができるようになるということは、家の中を自由に動き回れるようになるということです。となると気を付けなくてはいけないのが、家の中の危険なものを排除すること。特に、赤ちゃんの目線の位置にあるものは気を付けましょう。赤ちゃんの手の届くところに置いてあるものなどで壊されたくないもの、触ったらけがをする危険があるものは、手の届かないところに移動させましょう。
ずりばいやはいはいは、赤ちゃんが腕と足の力を思いっきり使って移動するものです。ですから、例えば床にラグなどが敷いてある場合はそれに引っかかったりしてうまく前に進めない場合もあるでしょう。ですから、床にラグを敷いているおうちは、ラグを取ったほうが赤ちゃんがずりばいで移動しやすいと思います。
ずりばいができた赤ちゃんはその後どうなる!?
ずりばいができるようになってくると、次はハイハイの時期。おなかを付けてずりばいをしていた赤ちゃんも、徐々にお腹を持ち上げられるようになってきます。腹筋・背筋が鍛えられた証拠です。ハイハイになると、ずりばいよりもスピードがアップしますので、ますます赤ちゃんから目が離せなくなります。
そしてその次にはつかまり立ちをするようになるでしょう。だんだん歩く準備をし始めるようになります。筆者個人的には、ずりばいをするようになってからの成長は本当にあっという間でした。いつのまにかたっちをするようになり、いつのまにか歩けるようになっているもの。赤ちゃんの成長は本当に早いですから、1つ1つの成長を目に焼き付けておきたいですよね。
赤ちゃんにはずりばいをたくさんさせてあげるのがおすすめ!
ずりばいは赤ちゃんには重要な成長過程ということがわかりましたね。ずりばいをいつはじめるか、いつまでやるかということについては、個人差があるようですから、あまり神経質に考えず、赤ちゃんのペースでさせてあげましょう。そして、赤ちゃんの運動機能などのためにもたっぷりずりばいを練習させてあげることがいいかもしれませんね!
おすすめ関連記事



