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4人家族の食費の平均は?やりくり上手の節約方法・テクニックを紹介
4人家族の食費はどのくらいかかっていれば正解なのでしょう。今の食費はかかり過ぎ?節約テクニックを勉強して4人家族の食費を抑えてみましょう。楽しくおいしく出費を抑えることができたらママは万々歳!そんなテクニックをご紹介します。

目次
4人家族の食費の平均
4人家族の食費の平均金額はどのくらいだと思いますか?気にはなるものの意外と知らない食費の平均値。特に食費がどんぶり勘定の方は、その平均値に当てはまっているのかちょっとどきどきしますね。下に述べる平均値から今の暮らしを比較してみてくださいね。
総務省統計局家計調査報告から計算してみよう
総務省統計局の家計調査報告のデータから見てみます。平均額とはいいますが、4人家族という統計ではなく、2人以上の世帯としてのデータとなっていますので4人家族と限定した正確な平均値とはいえませんが、参考にしてみてくださいね。
総務省統計局の2016年の報告によりますと、2人以上世帯での食料支出は72,934円となっていました。ちなみにここでいう食料には外食やお酒の支出も含まれています。4人家族のあなたのご家庭と比べてみていかがですか?
外食代やお酒代を省いたものを計算してみますと、57,872円となりました。これが純粋な食費のみの数字となりますがどうでしょう。
単身世帯から計算してみた
単身世帯の食費は、外食代とお酒代を省いて26,681円でした。もろもろのデータから家族が1人増えるごとに15,000円をプラスしていく計算で4人家族を考えますと71,681円となりました。だいたいではありますが4人家族の食費は7万円くらいですね。あなたの現状と比べてみていかがですか?70,000円もかけていいんだ?!と思った方もおられるかもしれませんね。
エンゲル係数から見る適切な食費
エンゲル係数とは
エンゲル係数とは、「家計の中の食費の割合」です。『エンゲル係数(%)=食費÷消費支出×100』の式から求めます。
データによりますと、家族の人数に関わらずエンゲル係数が25%程が平均値となっています。ということから、家計の出費で食費が25%以上を占めていれば使い過ぎということになります。計算して25%以下であったなら、あなたの暮らしは節約しながら上手に暮らしているといえるでしょう。もっと節約したいと考えるならばエンゲル係数を20%にしていくと貯金への余裕が生まれます。
4人家族の食費を抑えるテクニック
4人家族の食費を抑えるためには具体的にどのようなことを実践すればいいのでしょう。
まずはお安い食材を知って上手に活用することに限りますよね!下で定番のお安い食材をご紹介しますね。安価な食材を使って4人家族の節約上手な暮らしを目指しましょう。
4人家族の食費が節約できるお安い食材
定番もやし
どの季節でも安価で簡単に手に入る食材を毎日の暮らしに活用しましょう。まずはみなさんご存知の「もやし」です。節約方法を語るうえでもやしは定番といえますね。4人家族のお料理のかさ増しにも使えて便利です。
鶏むね肉
節約といっても4人家族ではやはりお肉料理は欠かせません。低価格なお肉といえば「鶏むね肉」です。鶏むね肉のぱさつき具合が苦手な方も鶏むね肉をやわらかくジューシーに調理する方法を取り入れておいしくお料理してくださいね。
鶏むね肉をやわらかくする簡単な方法
下準備をします!皮を取った鶏むね肉をフォークでまんべんなく刺します。ムラのないように刺してくださいね。それからそぎ切りで食べやすい大きさに切ってから、鶏むね肉1枚に対し「酒」大さじ1と「塩」ひとつまみ程度をもみ込みます。このとき、ビニール袋などにいれてよくもんで少し休ませます。これで終わりではなくまだ続きがあるんです。
お酒とお塩でもんだ鶏むね肉を焼いたり煮たり揚げるなりなどの調理に入る前に片栗粉をまぶしてください。このような下準備をすると鶏むね肉もやわらかくお料理できます。節約生活には少しの手間がかかるものですね。
とうふ・厚揚げ
とうふや厚揚げは低価格なうえに栄養満点です。そもそもの味が淡泊であることからさまざまな味付けで楽しむこともできますね。このような食材を積極的に活用して節約上手な暮らしを作っていきましょう。今の時代は簡単にレシピを検索できますから便利な時代ですね。たくさん検索して4人家族の節約料理を楽しんでみてくださいね。
4人家族の食費を節約するためには自炊が要
「自炊が要」とは、絶対に外食をしないということではなく、自炊の時間や手間を惜しまないという考え方に徹するという意味です。これは実際とても難しいことでもありますが、自炊するという1本筋の通った精神がなければ食費を上手に節約していく暮らしは実現しません。出来る限り三食自炊であることが好ましいですね。夫様のお昼も手作り弁当であったなら食費が抑えられますね。
お惣菜を買わない
独身ならまだしも、4人家族程ではスーパーのお惣菜を家族分買うとなるとけっこうな出費にもなります。場合によってはお助けアイテムではありますが、節約上手な暮らしを追及するならばスーパーなどのお惣菜は買わないようにすることです。「自炊が要」という考え方が身に付くと、おのずとスーパーのお惣菜を買わない自分になれるでしょう。
食費だけを入れるお財布を作る
4人家族の食費の支出を把握すること
4人家族の食費にどのくらいかかっているのかがどんぶり勘定では上手な節約ができません。食材の細かい支出を管理するまでの方法はしなくてもいいのですが(もちろんしてもいいです)、食費専用としてのお財布を用意して管理することがいちばん簡単な管理方法となります。週単位でのお金の管理ができるので、お財布に細かい仕切りがあればなおいいですね。
外食代やお酒代は別会計
節約生活を考えるうえで、食費に外食代やお酒代を入れるかどうかはいろいろな事情が絡んできますので最初から食費とは別会計にして管理する方がストレスになりません。どうしても外食してはいけないですとか、交際面を制御するなどの節約は無理がたたります。ですが4人家族、大いに外食してくださいとはいっていませんよ。節度ある外食は、いつも頑張るママのストレス発散にもなります。
週単位の食費管理が基本
食費を管理するうえで、週単位での金額を決めることがポイントです。ですが、大きな金額となるお米や調味料は別枠を設定します。要は、お米や調味料は固定費だと考えます。お米は高いお米を食べたいとこだわる夫様も多いので安易に安価なお米に切り替えることができませんね。相談のうえで安価なお米に替えてくださいね。
4人家族手取り25万円の上手な食費やりくり
具体的な手取り金額25万円という数字を例に小分け財布の活用法をまとめてみましょう。月収手取り25万円という数字は、もしかしたら少ないと思う方もいるかもしれませんが、世の中こんなもんですし、もっと少ない場合だってあるものですよ。だから世の主婦は節約方法の模索に頑張っているのです。
なので、夫様やこどもたちからの労いの気持ちや言葉なんかは本当に大切なものなのですよ。当たり前なんて顔していられると主婦はやってられません!ってなっちゃうのです。そのあたりはきちんと讃えてもらわなくてはなりませんよね。節約のストレスでママが家事放棄となることがいちばん危険です。
4人家族・手取り25万の20%
エンゲル係数を20%に抑えることを考えると、手取り25万円の20%は50,000円です。これをざっと5週に小分けすると1週間10,000円となりますね。これまで何も考えず食費を使っていた方でも、食費に週10,000円使えると考えたら単にやれる!と感じませんか?週に使える金額が明確になるとおのずと節約方法も見えてきますね。
4人家族の食費が2万円は現実的にありえない
節約して4人家族の食費が2万円だとかいう方もいますが、よくよく聞いてみると実家が農家でお米や野菜に困らない暮らしであったりとそんな場合が多いように感じます。
食費が2万円は本当に理想ではありますが、実際問題ありえないですよね。そこまでに抑える節約生活や方法は、息が詰まってストレスになるのが目に見えています。笑顔のないママになってしまうのが現実ですので、無理に節約を頑張り過ぎないでくださいね。
理想はエンゲル係数を15~20%
食費を節約する暮らしでは、理想のエンゲル係数は15~20%といわれています。15%ですと手取り25万円の場合、食費が37,500円となります。目安や目標としてはこのくらいと頭に入れておいてくださいね。エンゲル係数20%50,000円というのは上限として考えるのがいいかもしれませんね。
まずお米代・調味料代を引く
お米代は食費の中でも大きい出費となりますね。お米にかける金額は平均的に5,000円くらいに見積もってみます。(筆者はもっと安いお米を食べていますが)お米代5,000円を5週に小分けした食費10,000円からさっぴいてお米代として確保しておきましょう。各週1,000円ずつ徴収すると実質、週の食費は9,000円になります。
調味料にかかるお金は、個人個人違うものです。安くなっている時に買っておくのが賢い節約方法なのですが、ストックの状態などを把握したうえで買い足すことをおすすめします。
今月からでもかかっている調味料代をしっかり確認し、来月から予算を設定して最初にお米代同様各週の食費からさっぴいてみましょう。調味料代に保存食材をプラスしたとしても4人暮らしで月に5,000円もかからないでしょうが、目安として5,000円と設定してみます。各週の設定食費から調味料代も最初にさっぴくと週の食費が8,000円となりました。
4人家族、週8,000円で食費のやりくり
丼勘定で食費の節約ができていなかった方は、使えるお金を把握していなかったことが問題です。週8,000円でやりくりするという明確な金額が導き出されることで、本当に必要な食材だけを計算しながら購入することの大切さがわかりますね。これからは上手なお買い物を心がけましょう。きっとこれまでの無駄が見えてくることでしょう。それがわかってくると節約も楽しくなるものです。
4人家族の食費週5に小分け、実際4.5週だから
食費を5週に小分けしましたが、実際は平均的に月4.5週ですよね。この0.5のゆとりを上手に使いましょう。日々頑張っているママの小さなお楽しみにちょっと余ったお金を使うことも許容範囲だと思います。
ストイックに攻めるママは、ここの余裕を貯金すると本当の意味で節約上手な暮らしになりますね。やはり節約や貯金はここの差が大きいのものと感じますが、ママが爆発しちゃう前にちょこちょこ小さなお楽しみを楽しんだ方がいいのかもしれません。
買い物は一人で
4人家族だけど買い物は一人でいい
日々の暮らしのお買い物は、ご家族でご夫婦で行かれますか?それはたいへん理想的な画に見えますが実際は無駄な出費を生じさせる買い物になってしまいます。胸に突き刺さる方はいませんか?みんなで買い物へ出掛けるとなぜだか心が大きくなってしまうんですよね。やはり食費を抑える方法として買い物には一人で行くのが無難です。
必要な食材の再検討
4人家族のおやつ
お子さんのため、またはご自分のためにおやつ買うことは多いものですね。これはどうしても習慣になっているために必要だと思ってしまいがちです。お家にあれば食べてしまいますからね。完全におやつは買わない!ですとか、おやつは手作りで!という方法は実際問題かなりきついです。おやつも固定費として設定してしまうことをおすすめします。
飲み物はお茶にしてしまおう
冷たいジュースや炭酸飲料はたしかに美味しいです。ですが、ジュースは「飲むお砂糖」ともいわれています。体のことを考えても普段の飲み物は麦茶などパックで作るお茶に決めてしまいませか?50袋程で200円もしませんからかなりのコストダウンです。
食材を使い切ろう
食材を使い切りながら献立を作りましょう。残った食材からレシピを検索することができるよい時代にもなっていますので活用してください。とはいってもめんどうなのもよくわかります。食材を使い切るゲーム感覚で日々の献立を立てるといかばかりか楽しめますよ。平均的に食材を使い切ることができるとだんだん面白くなってきます。
冷凍保存を上手に活用
節約上手な方のほとんどは、冷凍保存をうまく活用できる方です。つまりもっといえばめんどくさがりじゃないんです。ですが節約生活を決めたならめんどくさいともいってられませんね。お肉の特売の週にたくさん買っておいて冷凍保存し、予算をオーバーしたのなら来週はその分の出費を抑えるというように調節しましょう。がんじがらめにならないでくださいね。
スーパーの特売日やポイント〇倍の日はチェック
世帯人数が多ければ業務用スーパーがかなり使えますね。ただし、お買い得商品のなかにはよく考えなければ各家庭によってそうでもない商品もありますから注意してください。また、ポイントが数倍になる日や特売日を把握して日常にうまく取り入れましょう。あまり考えたことのなかった方は、いちど特売日を体験してみてください。スーパーが混み合う一歩手前の時間帯などのチェックするとスムーズなお買い物ができます。
ストレスにならない節約生活を
節約生活を送ることはたいへん素晴らしいことです。ですが、それがストレスとなり家族の笑顔を失っていては本末転倒です。ストイックな節約が性に合っているのならそれもいいでしょう。いちばんはご自身にあった節約生活を送ることです。楽しくゲーム感覚で節約生活を楽しめるのが理想ですね。あなたの節約生活の参考になれば幸いです。