妊娠・育児
安全日とは生理前?後?危険日との違いや妊娠についての知識まとめ
カップルや夫婦のみなさんは、安全日・危険日についてどれくらい正しい知識を持っていますか?今日は安全日だから妊娠しない!などと決めつけてはいませんか?安全日について正しい知識を身に付けておくことはとても大事です!そこで安全日に関する情報をまとめてみました。

目次
安全日っていつ?安全日や危険日の情報まとめ
恋人がいる人、また、結婚していてもまだ妊娠を望んでいない人にとっては、この「安全日」というワードは馴染みがあるはずです。避妊の方法はいろいろありますが、まずは恋人なら仲良しする日、夫婦なら夫婦生活をする日が安全日かどうかということはまず一番最初に考えることがかもしれませんよね。そこで、安全日に関する知識をまとめてみました。実は安全日には意外な落とし穴があるとか!?
妊娠・避妊のために知っておきたい!安全日とは?
安全日とは、特に避妊をしなくても妊娠する確率の低い日のことです。中には、安全日=絶対妊娠をしないものと思っている人もいるかもしれませんが、体の仕組みのことですから、「絶対」とは断言できません。ですから、妊娠しにくい日と把握しておいた方がいいでしょう。恋人と仲良しする日などについては、「今日は安全日だから避妊しなくても大丈夫」なんて相手に伝えている人もいるのでは?
安全日は女性の生理サイクルによって決まってくるようです。ですから、女性本人は大体この日が安全日ということは把握しているはずです。一方で男性は女性のサイクルなどは把握していることはまずないでしょうから、パートナーから教えてもらわないと、わかりませんよね。妊娠を希望していない男性からすれば、「今日は安全日だから」と伝えられたら、ちょっとは安心して仲良しできるでしょう。
安全日とは逆の危険日とは何?
一方、安全日と逆の意味でつかわれるのが危険日という言葉。この日は安全日とは逆で妊娠する確率が高い日ということになります。妊娠というのはとても奇跡なことですし、本来ならば喜ぶべきことなので、筆者個人的には危険日という言葉はちょっと受け付けなかったりするのですが、妊娠を望んでいないカップルや夫婦にしてみれば、やはりこのような言葉で表現するしかありませんよね。
妊娠を望んでいないカップルや夫婦は、安全日を狙って仲良くするというよりは、まずはこの危険日(妊娠しやすい日)を避けて仲良くする人の方が多いかもしれませんね。より妊娠しにくい確率の高い方を選びたいのであれば、やはり安全日と言われる間に仲良くするのが一番いいでしょう。
安全日や危険日を把握している人はどれくらいいる?
しかし、実際どれくらいの女性や男性が「安全日」を把握しているものなのでしょう。安全日・危険日という言葉を知っている女性や男性は多いと思いますが、実際いつが安全日・危険日なのかということについて、正しい知識を持っている人はもしかしたら少ないかもしれません。大雑把に「いつくらい」と考えている人が大半なのではないでしょうか。
しかし、女性もある程度の年齢になってくると、生理不順だったりホルモンバランスによる体の変化などの、女性特有の悩みが出てきたりします。そうなると、体の改善のためには自分の生理周期などをしっかり把握しておくことがとても大事になってきますから、そのころからようやく自分の安全日や危険日が分かるようになってきたという人もいるかもしれませんね。
安全日は生理前?生理後?
安全日の計算などせずに、単純に生理前・生理後で安全日かどうかを判断できるものなのでしょうか。
安全日や危険日は女性によってもちろん違います。安全日の目安を生理前や生理後とざっくり考えている人もいるでしょう。生理前・生理後で分けたざっくりした考え方はとても危険なのですが、一般的には生理前の方が安全日に近いといわれています。また、生理後すぐの時期も安全日と考えている人が中にはいるようなのですが、生理後が安全日というのはどうやら大きな間違いのようなのです。
実は生理後すぐの期間は危険日に近いといわれています。特に、生理の期間が長い女性は特に注意しておいた方が良いようです。本来なら、生理後すぐはまだそこまで危険日というわけではないようなのですが、生理期間が長い人は標準的生理期間の人に比べて、妊娠しやすい危険日がすぐにやってくることになるのです。となると、生理周期が長めの人は、生理後すぐも危険日に該当してきてしまうのです。
安全日を知るためにやっておくこととは?
自分の安全日を知るために必要なことは、まず自分の生理周期をしっかり把握しておくことです。生理がいつからいつまでだったか、ということを毎月記録しておきましょう。安全日・危険日を把握するためだけではなく、自分の体の不調にも気付きやすいです。それほど女性にとって生理周期というのはとても大事なものなのです。体が不調の時には生理周期も乱れたりします。
あとは、次で詳しく見ていきますが、20代から30代の女性は基礎体温を毎日しっかりとることもお勧めします。基礎体温をとっておくと、いつくらいに生理が来るのかということが予測しやすくなります。基礎体温は普通の体温計とは測り方が違い、朝目覚めたら、ベッドに横たわったままの状態ではかります。そうでないと正確な数値は出ませんから、これを朝の習慣にすることも大事です。
安全日や危険日は体温の変動に注目!
そして、上で書いた基礎体温についてですが、生理周期はもちろんのこと安全日・危険日を知る目安にもなります。基礎体温は普通の体温と違い、さらに細かい数値で体温を測ります。画像でもわかるように、基礎体温をとると、生理前やその途中、さらに生理後はこれだけ女性の体温は変動するのです。生理後しばらくはいわゆる低温期、そしてその後高温期に入り、生理前にグッと下がって低温期に入ります。
安全日の目安は排卵日??
そして、安全日を知るためにもう1つ重要なのが排卵日を把握しておくことです。妊娠を望んでいるカップルは、この排卵日前後に仲良しすると妊娠しやすいといわれています。ですから、妊娠を臨んでいる女性は、自分の排卵日をしっかりチェックしておくのです。しかし、逆に妊娠を望んでいない場合も、この排卵日前後の危険日をチェックしておくことが大事です。
排卵日前後が最も妊娠しやすい期間となりますから、そこを避ければいわゆる安全日という期間に当てはまると思われます。しかし、排卵日も生理周期と同じで人によってまちまちなのですが、だいたいの排卵日を計算することはできます。というのも、排卵日から生理前まではおよそ14日間という風にきまっているからです。そこをヒントに排卵日を割り出すのが一番簡単な方法だと思います。
安全日を割り出すための排卵日の知り方
上で、単純な排卵日の計算方法を挙げましたが、もっと簡単に確実にみるためには、排卵検査薬を使うというのも1つの方法です。使い方は簡単です。生理前の排卵日と思われる日にこれを使って、排卵しているかを見るのです。確実に排卵日を知るためには、尿で調べる排卵検査薬の方がいいようですが、安全日を知りたいという人に取っては、排卵チェッカーでも十分かもしれませんね。
生理前だけでなく、排卵日前後も女性の体にも変化が現れます。自分の体の変化に気付くことも大切です。一般的に言われているのは、排卵日あたりにおりものの量が増えるというもの。おりものは生理周期や体調などを知るバローメータにもなりますから、日ごろからチェックしておいたほうがいいかもしれません。また、人によっては排卵日に頭痛や排卵痛(腹痛)が出る人もいるようです。
排卵日をもっと正確に割り出すための計算方法は?
排卵日の計算方法ですが、この方法もまちまちのようです。生理周期が落ちて付いている人は、オギノ式というものを試してみるといいかもしれません。オギノ式は、自分の生理周期から14(日間)を引いた数字をもとに割り出す方法です。例えば生理周期30日から14を引くと16という数字が出ます。となると、生理開始日から16日目が排卵日ということになるのです。
また、基礎体温をとっている人であれば、それで大体の排卵日を知ることができます。以前までは基礎体温が一番低い日が排卵日とされていたようですが、どうやらそうとも限らないという最新情報が!ですので、最低体温日の前後2日を含めた5日間ほどの間に排卵日があった、とするのが良いようです。となれば、その期間が一番妊娠しやすい危険日、それ以外が安全日と把握することができますね。
安全日・危険日とホルモンの関係
ここまで見てきたように、安全日と危険日を知るためには、基礎体温や排卵の知識が必要ということが分かりました。しかし、いくらその仕組みや知識を学んでも、残念ながら100%ということはありません。というのも人間の体のことだからです。基礎体温や排卵日、そして生理周期はちょっとのことで乱れたりしてしまいます。そうなると、安全日や危険日についてもズレる可能性が大いにあるのです。
安全日と危険日を知るためのポイントである生理周期や排卵日などは、女性ホルモンによるもの。ですから、ちょっとでもホルモンバランスが崩れたりすると生理周期も崩れますし、当然排卵日もズレてくるので、その結果安全日・危険日もズレてきてしまうのです。そうなってくると、確実な安全日というものも分からなくなってきますから、確実に避妊をするしかありません。
自分の安全日・危険日をより確実に知るためにも、ホルモンバランスは崩したくないもの。もちろん安全日・危険日を知るためだけでなく、ホルモンが崩れることで、様々な体調不良を起こしてしまいますから、ストレスをため込まないようにしたり、体を冷やさないように工夫したり、そして規則正しい生活をすることがとても大事になってきます。
安全日だからといって安心はできない!
さきほどから安全日も危険日も100%はないという話をしましたよね。いくら生理周期や排卵に関して正しい知識を入れてデータをとっても、その通りに行かないこともあります。実際、いわゆる安全日に妊娠してしまったということもあるのです。安全日=絶対妊娠しない日という風な考えはとても危険です。安全日なのに妊娠する確率は、なんと多いと25%もあるといいます。これはかなりの高確率です。
安全日は妊娠しない日という間違った知識を持っている人は、「妊娠の可能性が低い日」と改めましょう。間違った知識によって取り返しのつかないことになってしまうことはなんとも避けたいですよね。安全日ときくと、その言葉のままに意味をとらえがちですが、決して100%安全なわけではない、ということを今一度理解しておきましょう。
安全日・危険日を簡単に管理できるおすすめアプリまとめ
安全日・危険日を知る手始めとして、まずは気軽にアプリから使ってみるのはどうでしょうか。おすすめアプリをまとめました。基礎体温まではちょっと・・という人にはおすすめです。
iPhone用 無料アプリ 医学部門 第49位
— 本日の人気アプリランキング! (@di_calabria) 2017年4月2日
ルナルナ 妊娠ノートhttps://t.co/nYZzrImEnb
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「...#メディカル #アプリ pic.twitter.com/xrGKXw98wm
ルナルナは生理予測や生理周期などを管理するアプリ。利用者はかなり多いようですね。ルナルナには普通の生理周期などを管理するものや、妊娠を望む人向けのものなどいくつか種類があるようです。自分の目的に合わせてアプリを使ってみるといいでしょう。
ラルーンアプリは無料で生理日入力ができて生理が近くなったらお知らせしてくれるし、痩せにくい時期や痩せやすい時期も教えてくれて、体重入力をしてグラフにしてくれるし、身長を入力すればBMIも自動で出してくれる☺︎︎ 指定した時間にメールが届くので記入忘れも防げる🔥使い始めて5年目✌ pic.twitter.com/KXdX23y0rR
— Hik@DIET (@haartyyyyy) 2017年5月30日
生理周期などを管理できるほか、排卵日予測、さらには妊娠しやすい危険日や、妊娠しにくい安全日などの表記もあるようなので、妊娠を望まない人・望んでいる人どちらでも使えるようなアプリですね。また、生理前や生理後の適切なダイエット時期なども教えてくれるそうなので、お年頃の女性はひとまずこのアプリをインストールしておくのは手かもしれません。
När man öppnar Ptracker och så har ens livmoder freakat ur tills man inser att man har glömt att fylla i en månad😀 pic.twitter.com/oNcRUJVRIc
— ʕ•̬͡•ʔ (@MasterFilippa) 2015年7月20日
こちらも有名なアプリ。画像では英語表記になっていますが、日本語表記の物もあります。ルナルナやラルーンと昨日はほぼ同じです。デザインがかわいくて愛用していたのですが、中身も充実しています。生理サイクルなどはもちろん、安全日や危険日、そしておおよそ排卵日もわかるようになっています。また、妊娠した場合は妊娠モードに切り替えることができます。
安全日把握のために必要なおすすめ基礎体温計まとめ
より確実に安全日を把握するためにも基礎体温計は持っておいたほうがいいでしょう。おすすめ体温計をまとめました。
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— うまい方法 (@georgieirir) 2017年1月6日
とにかくシンプルが一番と言う人はこちらの体温計。特別な機能はなく、ただ、基礎体温が計れるというものです。日々基礎体温を管理したい場合は、別途管理表などに基礎体温を付けてグラフ化するなどまとめておく必要がありますね。
アプリと連動してくれるOMRONの電子体温計を手に入れたので、もっと自分の体のこと記録して知っていきたいと思いますhttps://t.co/74J2HwBStq pic.twitter.com/6W6d4LfrmE
— ONO (@Lafffis) 2017年3月14日
こちらはオムロンの体温計。なんと専用アプリがあるそうで、そのアプリと連動して、基礎体温を管理できるといいます。デザインもシンプルでかっこいいですし、アプリと連動することで入力の手間も省けます。そして、他のアプリにデータを転送することで排卵日予測なども可能だそうなので、とても便利ですね。
ウーマンドシー WOMAN℃ テルモ 婦人体温計(ET-W525ZZ)+ WOMAN℃ BOOK 基礎体温表セットhttps://t.co/fiz26pKTNa pic.twitter.com/FMu3jL8ELx
— 苺とぶどうのミカンな自分 (@vyo_i) 2016年9月27日
筆者が愛用しているのはこちらの基礎体温計です。データ管理もすべてこの体温計1本でまとめて済ませられるのが一番の魅力。大きめの液晶が付いているので、そこで基礎体温をグラフ化して見ることができます。また、その日の体調なども細かく入力できるので、とても便利です。
まとめ:100%はない!安全日・危険日の情報に惑わされないで!
安全日に関するまとめはいかがだったでしょうか。安全日・危険日について間違った知識を持っていた人は意外と多かったのではないでしょうか。自分自身のためにも、そしてパートナーのためにも、安全日・危険日については正しい知識を持っておきましょう。そして、女性は自分の生理や体の仕組みについてもしっかり把握しておくことが大事ですね!