かっさマッサージの顔への効果がすごい！おすすめのやり方とは？

かっさとは、専用のプレートや陶器のレンゲを使ってマッサージをし、血行を良くしたり、リンパの流れをよくしたりする美容方法として知られています。ちょっと変わった形のかっさプレートは、美容雑誌の付録としてついてきたリ、100円ショップでも売っていたりと、ずいぶんと身近になってきています。エステサロンのメニューにも取り入れられるかっさの魅力とは、どんなものなのでしょう。

石や木片で体に刺激を与え、痛みを緩和する本能的行動から始まったとされるかっさ（刮痧）。2500年前の中国ではすでに治療法として医学書に記載されていたそうです。刮は「削る」痧は「滞った血液」という意味があり、肌をこすって血の滞りをなくす事で、老廃物を排出しデトックスの効果が期待できます。中国では民間療法として広く定着しています。

顔が大きいと悩む女性は、実はむくみが原因だったりします。かっさマッサージをすることによって、リンパの流れがよくなります。余計な水分の排出を促す効果があるので、顔のむくみがとれてすっきりとした印象になるでしょう。また、かっさで顔の筋肉を下から上へ刺激して押し上げることで、顔のリフトアップにもつながります。かっさの小顔効果で、美しいシャープな印象の顔になることが期待できます。

かっさを顔にあてると、ゴリゴリとすることがあります。かっさマッサージで顔のコリをほぐすことで、血液の滞りがなくなり酸素や栄養がすみずみまで届くようになります。くすんでいた肌も美しく生まれ変わっていくことでしょう。また、かっさマッサージで新陳代謝が活発になり、肌のターンオーバーが正常になると、シミやしわが薄くなり、肌の血色もよくなって明るい印象になることができます。かっさはアンチエイジングにはおすすめの方法です。

かっさマッサージは顔だけでなく全身に行うことができます。足のむくみやお腹まわりのくびれなどにも効果的です。さらに、かっさマッサージの刺激で、水分だけでなく老廃物の排出も促すので、便秘やコリにもおすすめです。血液の滞りがなくなることで巡りのいい体になれば、代謝もよくなり冷え性の改善や、疲労回復などにも役立ちます。また免疫力のアップや風予防など、かっさマッサージは健康にも効果があるのです。

かっさマッサージを行う前に準備しなければならないのが、かっさプレートです。形や素材の種類が豊富ですが、一般的には水牛角や天然石、陶磁器などのプレートがよいとされています。また独特の形は、それぞれの部位へのマッサージのしやすさを考えられており、先端部分では「ほぐす・開く」側面や平坦な部分は「流す」などのやり方でマッサージを行います。

かっさマッサージを行う時は、必ず潤滑剤を使います。滑りをよくして肌への負担をかけないようにするためです。いつも使っている、スキンケア用の乳液やクリームでも大丈夫ですが、どうせなら美容効果を期待できるオイルを使てみてはどうでしょう。マッサージとスキンケアが同時に行えてしまう、おすすめのかっさのやり方だといえるでしょう。

オイルはお好みで大丈夫ですが、美容効果が高いオイルを使うことをおすすめします。ビタミンやミネラルが豊富でスキンケアやヘアケアにも使えるのがホホバオイルです。またアンチエイジングに効果的で肌に元気を与えてくれるローズヒップなども、スキンケアにおすすめです。オイルは種類も豊富にありますので、まずは自分の肌に合うオイルを選んでみてはいかがでしょう。

中医学ではかっさは、経絡とも深い関係があるとされています。経絡の流れにそってかっさマッサージを行うことが効果的だとされています。かっさマッサージを美容として取り入れる場合、経絡やリンパの流れが重要だという事を覚えておきましょう。そのため基本的には、リンパの流れに沿った一定方向で、かっさマッサージを行っていきます。

まずはリンパを流す出口を開いてあげる必要があります。鎖骨の下を中心から外側へ向かって、わきの下へリンパを流すように、かっさでこすってください。そのあと鎖骨の上の部分も、中心から外側へ向かってマッサージします。つぎに顔のリンパの出口である耳下腺を開きます。耳の前の部分をかっさで上から下へこすりましょう。そのあと、耳のまわりをぐるっとマッサージし、最後に耳下腺へリンパを流します。

耳下腺リンパが開いたら、耳の下から鎖骨までまっすぐにかっさを下ろしていきましょう。なるべく肌に密着するように、かっさプレートの平坦な部分を使い、いっきに鎖骨まで流すイメージです。次に首の後ろの部分も、肩へ向かって真っすぐにかっさを下ろしましょう。この手順で、顔の老廃物の排出がスムーズになるので、必ず行うことをおすすめします。

かっさプレートの先端部分を使って、細くらせんを描くように顔全体をほぐしていきます。小鼻の横からこめかみへ、口角から耳の前へ、あごの中心から耳の前へ内側から外側へ向かってかっさマッサージしていきます。おでこは下から生え際へ向かって全体にマッサージしましょう。それぞれ3から5回くらい、くるくると行います。顔の左右両方同じ回数行いましょう。

全体をほぐしたら、かっさプレートの広い部分を使って老廃物を集めましょう。先ほどのマッサージの時のように、顔の内側から耳へ向かって流していきます。おでこは生え際の真ん中から左右それぞれの耳までかっさで流します。老廃物が集まったら、最後に耳から首筋を通って鎖骨までいっきに流していきます。かっさの平坦な部分をうまく使ってスムーズに行いましょう。

かっさマッサージを行うポイントとして、血行をよくしておくとスムーズに老廃物を流せるようです。効果的なやり方として、お風呂で顔のかっさマッサージを行えば、湯気で毛穴も開き、肌の奥の汚れまでキレイに落とすことができるでしょう。スペシャルスキンケアとして、週に1回か2回行うことをおすすめします。

また、かっさマッサージはやりすぎると肌への負担がかかってしまいます。週に1、2回程度にとどめておきましょう。かっさは直接毛細血管に働きかけるため、力を入れすぎると血管や筋肉を傷める可能性もあります。イタ気持ちいいくらいの力で、かっさを行うようにしましょう。現代人は顔の筋肉が衰えているといわれています。かっさでしっかりと筋肉を刺激してあげましょう。

かっさマッサージを行った後は、しっかりとスキンケアをしましょう。効果的なやり方は、ホットタオルを顔にあてて、しばらく肌を休ませてあげるといいでしょう。その後しっかりと、基本のスキンケアをしてください。また、体を冷やさないようにすることも大切です。代謝がよくなっているので、水分補給もしっかりと行いましょう。アフターケアーをすることでより多くの効果を得られます。

かっさマッサージはとても美容効果が高くおすすめの方法なのですが、やり方を間違えると思わぬトラブルにつながる場合もあります。まず、直接肌をこするのは絶対にやめましょう。必ず潤滑剤としてスキンケア用のクリームやオイルを使ってください。また皮膚に傷などのトラブルがある場合は行わないほうがよいでしょう。顔の皮膚は薄いので、力の入れすぎには注意してください。

かっさを使用することを避けたほうがいい場合もあります。妊娠中や小さな子供、お年寄りには不向きです。また、心臓疾患を持っている人、糖尿病を患っている人にもおすすめできません。かっさはリンパマッサージと似ています。リンパマッサージができない場合は、かっさもおすすめすることはできません。どうしても行いたい場合は、専門の医師に相談することをおすすめします。

顔に老廃物が溜まって、コリがあるなんて考えたこともなかった人も多いのではないでしょうか。かっさを使ってマッサージすると、コリをほぐして老廃物を流すことができます。余計な老廃物や水分を流すことで、憧れの小顔になれるなんて、うれしいですよね。自分に合った、かっさプレートで今日から、巡りのいい女になっちゃいましょう！