卵を使った離乳食は栄養たっぷり!いつから与えてもいい?簡単レシピも紹介!

卵は栄養が豊富に含まれているので離乳食に取り入れたい食材です。しかし、アレルギーや調理法など疑問や不安はたくさんありますよね。卵はいつから離乳食に取り入れるの?正しい調理法は?そんな疑問をまとめて解決してレシピもご紹介します!

卵を使った離乳食は栄養たっぷり!いつから与えてもいい?簡単レシピも紹介!

目次

  1. 栄養満点の卵
  2. 離乳食で卵を食べるのはいつから?
  3. 卵白はいつから離乳食で与える?
  4. 卵アレルギーはどんな症状?
  5. 離乳食用に卵を調理しよう!
  6. 卵を使った離乳食のデビューはこのレシピ!
  7. 【離乳食中期】美味しいレシピ:トマトと卵のソテー
  8. 【離乳食中期】美味しいレシピ:卵のふわふわオムレツ
  9. 【離乳食中期】美味しいレシピ:卵ぼーろ
  10. 【離乳食中期】美味しいレシピ:卵黄の茶碗蒸し
  11. 【離乳食後期】美味しいレシピ:卵のフレンチトースト
  12. 【離乳食後期】美味しいレシピ:卵と豆腐のお饅頭
  13. 【離乳食後期】美味しいレシピ:卵と青菜のおやつ
  14. 【離乳食後期】美味しいレシピ:卵とヨーグルトの蒸しパン
  15. 正しく調理して卵の離乳食を作ろう

栄養満点の卵

卵は大人にとっても赤ちゃんにとっても栄養がたくさん入っている食材です。卵にはタンパク質が含まれており、タンパク質を摂取することで体力がつくようになり病気などにかかりにくい体づくりを行うことができます。鶏卵だけでなくうずらの卵も栄養が豊富です。

タンパク質の他には「レシチン」という成分が含まれています。このレシチンは、神経伝達物質である「アセチルコリン」の原料といわれており、記憶力が上がる効果があります。ビタミンB1なども含まれているので頭をよく働かせてくれます。

卵に含まれているビタミンは、ビタミンAやビタミンB2などがあり肌をキレイに保ってくれて最近などの侵入を防いで風邪を予防する作用もあります。まだ体の機能が万全ではない赤ちゃんに是非とも摂取してほしい卵は、いつから離乳食に取り入れられるのでしょうか。

離乳食で卵を食べるのはいつから?

栄養満点の卵はいつから離乳食で摂取できるのか気になりますね。卵はアレルギーを引き起こしやすい食材なので、離乳食初期には与えることはできず離乳食中期以降に与え始めます。いつから、とはっきり決まってはいないので赤ちゃんの体調を見ながら離乳食で与えてください。

離乳食中期以降は赤ちゃんの体調を見ながらであればいつから食べ始めても大丈夫ですが、卵を離乳食に取り入れるときには守らなければならないことが幾つかあります。これは、いつから離乳食を始めても初めて卵を与えるときには必ず守るようにしましょう。

卵黄を離乳食中期以降から

卵は卵黄・卵白の全て与えることはできません。まずは赤ちゃんのアレルギーが発症しないように、卵黄から与えるようにしましょう。これは卵白の方がアレルギー反応が出やすいので、卵黄だけを離乳食で食べるようにしてアレルギー発症の可能性を下げています。

離乳食が始まったのはいつからですか?離乳食の開始が遅かったのであれば、開始後3ヶ月以降に卵黄を与えてあげましょう。離乳食の開始が遅かったからと急いで色々な食材を与えてしまうとアレルギーを起こしやすくなります。赤ちゃんの食べ方を見ながらゆっくり進めましょう。

卵の1日摂取量上限は?

市販の卵はサイズもSS・S・M・L・LLとサイズ展開があり大きさによって卵の量も異なります。赤ちゃんの摂取量を超えてしまうと体調を崩すこともありますので離乳食を作るときには注意してサイズを確認するようにしてくださいね。

赤ちゃんの1日の卵摂取量上限は、離乳食中期で卵黄1個分から全卵1/3個程度・離乳食後期で全卵1/2個程度・離乳食完了期で全卵1/2から2/3個程度と言われています。サイズの上限を知ると、離乳食も作りやすくなりますね!是非参考にしてください。

卵白はいつから離乳食で与える?

卵黄に慣れてきたら、卵白はいつから与えてあげればいいのでしょうか。いつからという定義はありませんが、大体卵黄が食べられるようになって2ヶ月以降に与えると刺激を感じずに食べることができます。離乳食の始めのうちは食べ慣れた食材と一緒に与えるようにしましょう。

卵は離乳食の調理方法によってアレルギーの発症も異なります。まず、卵黄を食べて卵白、炒り卵、そして生卵へと段階を踏みながら与えましょう。いつから離乳食に取り入れるべきか考えすぎずに、連続して与えないように長い期間でゆっくり離乳食で与えるようにすれば赤ちゃんの胃の負担もなくなります。

離乳食で使う卵白は水洗いをしよう

卵白を初めて離乳食で与えるときは、茹で卵を作りましょう。炒り卵の方が離乳食を作る上で簡単ですが、炒り卵はアレルギーを引き起こしやすので卵白に慣れるためにはまずは茹で卵を与えるところから始めて赤ちゃんの様子を確認しましょう。

加熱してもアレルギーを引き起こしてしまうので、卵白は水洗いをする必要があります。水洗いをすることで卵白のアレルゲンを低くすることができます。赤ちゃんの消化機能が発達していない離乳食の時期にはおすすめです。水洗いは、卵を茹でて卵白だけを取り出してみじん切りにします。茶こしなどにいれて流水で洗えば水洗い完了です。

卵アレルギーはどんな症状?

離乳食などによって卵アレルギーが引き起こされると、じんましん・湿疹・喘鳴(ぜんめい)・咳・呼吸困難・嘔吐・下痢になることがあり、症状がひどい状態であれば全身症状アナフィラキシーショックといって全身にアレルギー反応が起こる場合があります。

大人も卵アレルギーの方が多く、消化器官の未熟な赤ちゃんが離乳食で卵をたくさん摂取したり間違った調理法で摂取してしまうと危険な場合があります。生卵に近い状態のマヨネーズやアイスクリーム、メレンゲや加熱が十分でないオムレツ、たこ焼きやお好み焼き、卵を使ったお菓子などはいきなり与えないようにしましょう。

鶏卵でアレルギーを引き起こしたことがあるのであれば、うずらの卵でも反応する場合があります。アレルギーは遺伝なども影響しているので、赤ちゃんの体調や食べ方・食事後の体調をよく確認しながら離乳食作りを行いましょう。

離乳食用に卵を調理しよう!

卵黄の茹で卵を作ろう

離乳食で初めて食べる卵は、硬く茹でた卵にしましょう。まず、卵を室温に戻しておきます。茹で卵を作る要領で、鍋に卵を浸かるくらいの水を入れて中火にして転がしながら茹でましょう。転がすことで黄身を真ん中に寄せておくことができます。

鍋が煮立ったら弱火にして18分ほど茹でて黄身を固くします。冷水につけて殻をむき黄身だけを取り出しておきましょう。裏ごしなどをする場合は、茶こしなどを使って行い小分けにして冷凍庫で保存すると次回離乳食で使うときに便利ですよ。

卵を使った離乳食のデビューはこのレシピ!

卵黄デビューにピッタリな離乳食

材料は、卵1個・食パン1/8枚・湯で溶いた育児用粉ミルク大さじ3です。赤ちゃんが食パンを食べ始めて、すでに食パンに慣れていることが前提になります。固茹でした卵の黄身を取り出して卵黄のみ裏ごししましょう。食パンは耳をとって細かくします。

鍋にお湯で溶かした育児用粉ミルクと卵黄を耳かき1さじ分入れ煮ましょう。卵黄が柔らかくなってきたら食パンを入れて全体を混ぜて出来上がりです。食パンが食べられるようになると、卵も食べやすくなり離乳食として扱いやすくなります。

卵白デビューにピッタリな離乳食

材料は卵1個・10倍粥30グラム、湯で溶いた育児用粉ミルク大さじ3です。固茹でした卵の卵白を取り出して細かくみじん切り位して水洗いを行います。鍋に、溶かした育児用粉ミルクと卵白を入れて煮込み、10倍粥を入れて出来上がりです。赤ちゃんの飲みなれた育児用粉ミルクと一緒に煮ることで赤ちゃんも安心して食べることができます。

【離乳食中期】美味しいレシピ:トマトと卵のソテー

材料は、トマト1/2個・卵1/2個・野菜スープの素小1・お湯大さじ3・オリーブオイル大さじ1/2・水溶き片栗粉大さじ1です。味の調節をすれば、大人も美味しいソテーとして食べることができます。離乳食用は薄味にしておきましょう。

離乳食中期レシピ

まず、トマトの湯むきを行います。ボウルの中にトマトを入れて十字の切り込みを入れます。トマトの上から沸騰したお湯をかけて転がし冷たい流水をかけます。水気を切って皮をむいて、赤ちゃんが食べやすい大きさに切りましょう。

野菜スープの素をお湯で溶き、オリーブオイルをフライパンで熱し中火で加熱したら溶き卵を加えてスクランブルエッグを作ります。湯むきをしたトマトと野菜スープを加えて弱火にして蒸し焼きにしましょう。トマトに火が通ったら水溶き片栗粉を加えてとろみをつけて出来上がりです。

【離乳食中期】美味しいレシピ:卵のふわふわオムレツ

材料は、卵黄1個分・育児用粉ミルク小さじ1・にんじん適量です。卵黄だけを使った離乳食なので、卵白をまだ食べていない赤ちゃんはこちらの離乳食がおすすめです。卵黄の離乳食レシピで美味しいオムレツを食べることができますよ。

離乳食中期美味しいレシピ

まず、にんじんを粗みじん切りにし茹でます。ボウルににんじん・卵黄・育児用粉ミルクを入れて混ぜ合わせます。温めたフライパンにサラダ油をひいてオムレツを作る要領で焼きましょう。あまり固まらないので、中まで火が通るまで熱したら出来上がりです。

【離乳食中期】美味しいレシピ:卵ぼーろ

材料は、卵黄1個・三温糖または砂糖10グラム・育児用粉ミルク8グラム・片栗粉60グラムです。卵ボーロは、赤ちゃんも食べやすいのでおやつとしてあげることができます。市販の商品も美味しいですが、離乳食として手作りにするとより美味しい味になりますね。

離乳食中期美味しいレシピ

まず、卵黄に三温糖または砂糖を入れてしっかり混ぜ合わせます。混ざったら育児用粉ミルクも加えてよく混ぜ合わせ、片栗粉を入れて全体を混ぜてひとまとめにします。木べらなどを使いながら混ぜ、最後は手でしっかりこねていきましょう。

棒状に生地を伸ばし、指でつまんで大きさを揃えていきましょう。ナイフやハサミを使うと切りやすいですね。手のひらを使って生地を丸め、180度に予熱したオーブンで10分ほど加熱しましょう。粗熱が冷めれば美味しい卵ボーロの出来上がりです。

【離乳食中期】美味しいレシピ:卵黄の茶碗蒸し

材料は、卵1/2個・だし汁60グラムです。赤ちゃんが卵を卵黄・卵白ともに食べることができるようになったら茶碗蒸しはどうですか?いつもの卵料理とは違った食感を、赤ちゃんも楽しむことができます。冷えても美味しい離乳食の茶碗蒸しは季節を問わずおすすめです。

離乳食中期美味しいレシピ

まず、卵をほぐして裏ごししましょう。出し汁を使って卵を伸ばして耐熱容器に入れます。電子レンジ200Wで10分ほど加熱して粗熱が取れれば出来上がりです。離乳食の進み具合を確認しながら具を追加していくとバリエーションも増えますね。

電子レンジで作る茶碗蒸しは、ワット数も低くてすみます。蒸し器がなくても赤ちゃんの離乳食用の茶碗蒸しは簡単に作れるので手間をかけずに一品作ってあげることができますね。季節に合わせて具材を変えていくと、大人も一緒に楽しめます。

【離乳食後期】美味しいレシピ:卵のフレンチトースト

材料は、食パン6枚切り1/2枚・卵黄1/2個・育児用粉ミルク大さじ2・粉チーズ小さじ1/2です。大人も大好きなフレンチトーストは、作り方に注意すれば赤ちゃんも食べることができます。育児用粉ミルクを使うことで赤ちゃんも嫌がらずに離乳食を食べてくれますね。

離乳食後期美味しいレシピ

まず、ボウルやバッドに卵黄・お湯で溶かした育児用粉ミルク・粉チーズを混ぜます。粉チーズは、赤ちゃんが食べ慣れているものにしましょう。食パンの耳を切り落とし、白い部分を角切りにします。卵黄などが入ったボウルまたはバッドに食パンを浸しましょう。

ひたひたになったら、熱したフライパンで食パンを両面焼きましょう。粗熱をとれば出来上がりです。赤ちゃんが手づかみで食べることができるので、離乳食中期から離乳食後期も食べてもらうことができます。砂糖も使っていないので栄養面も安心です。

【離乳食後期】美味しいレシピ:卵と豆腐のお饅頭

材料は、絹ごし豆腐40グラム・ほうれん草10グラム・卵1個です。おやつとして食べることのできるお饅頭は、ほうれん草が入っているので栄養も一緒に摂取することができます。市販のお菓子よりも離乳食の方が経済的で栄養も多く摂取できますね。

離乳食後期美味しいレシピ

まず、絹ごし豆腐を潰してほうれん草を茹でます。茹でたほうれん草は細かく切りましょう。卵は溶いて、材料を全て混ぜ合わせましょう。深みのあるお更にラップを敷いて半量流し込みます。ふわっとラップで包んで電子レンジで1分30秒加熱すれば出来上がりです。

あらかじめ豆腐をすりつぶしておくと、お饅頭も固くなりすぎずに出来上がります。出来上がって余ったものは冷凍保存することもできますよ。野菜はほうれん草以外を入れることができるので、赤ちゃんの栄養を考えながら離乳食をアレンジしましょう。

【離乳食後期】美味しいレシピ:卵と青菜のおやつ

材料は、ホットケーキミックス150グラム・ほうれん草の葉先5把分・小松菜葉先5把分・育児用粉ミルク100ミリリットル・バナナ2本・卵1個です。野菜がたくさん含まれたおやつは、赤ちゃんも食べやすく栄養も一緒に摂取できるので離乳食におすすめです。

離乳食後期美味しいレシピ

まず、ほうれん草・小松菜を茹でて葉先を切り分けましょう。育児用粉ミルクを作り、フードプロセッサーに育児用粉ミルク・ほうれん草・小松菜・バナナ・卵を入れます。フードプロセッサーがない場合、葉物を粗みじんにしバナナはフォークなどで潰しましょう。

フライパンを熱し、サラダ油を引いて赤ちゃんが食べやすいサイズずつスプーンに取り流し込み蒸し焼きにしていきます。たくさん作って冷凍保存することもできるので、おかずが足りないときなどに解凍して離乳食として活用してくださいね!

【離乳食後期】美味しいレシピ:卵とヨーグルトの蒸しパン

材料は、さつまいも40グラム・プレーンヨーグルト小さじ3・ホットケーキミックス50グラム・育児用粉ミルク50ミリリットル・卵黄1個です。ホットケーキミックスは、原料に小麦粉が入っています。すでに食べたことがある場合のみ離乳食に使用してください。

離乳食後期美味しいレシピ

まず、さつまいもを茹でて小さく切ります。電子レンジを使って柔らかくすると時間短縮になります。小さく切ったさつまいもとプレーンヨーグルト・ホットケーキミックス・育児用粉ミルク・卵黄を大きめのボウルで全て混ぜ合わせましょう。

電子レンジ200Wで3分または500Wで1分加熱して、中まで加熱しているかどうか確認してください。加熱が足りないようであればもう少し長く加熱してください。一気に加熱するより少しずつ加熱時間を延ばすと失敗せずに済みます。

正しく調理して卵の離乳食を作ろう

離乳食作りは、赤ちゃんの体調を見ながら行うのでとても気を遣うものです。卵はアレルギーを引き起こしやすいので心配になってしまいますね。離乳食で与えるのが怖くなってしまいますが、卵は栄養がたくさん含まれています。正しい調理法さえ身につければ離乳食作りも楽しくなりますよ。

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