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エアコンの電気代を節約!1ヶ月つけっぱなしとこまめの節電料金を比較!
夏はエアコンをつける時間も長くなりますよね。そんな時に気になるのがエアコンの電気代です。エアコンを1ヶ月つけっぱなしにするのとこまめにオンオフする時の電気料金の比較、そしてエアコンの電気代を節約する方法などをご紹介したいと思います。

目次
暑い夏にはエアコンが必要不可欠
冬はエアコン以外の暖房器具で寒さをしのぐことができますが、夏の時期は扇風機かエアコンのどちらかを使っているという人がほとんどだと思います。特に、今年の夏は36度を越える日があるなど、非常に暑いイメージがありますよね。残暑が厳しく、まだまだ暑い日がしばらく続きそうです。
そして昼間の気温が高く、夜も30度を越えていると暑くて熱帯夜となり、エアコンなしでは寝られないという人もいるでしょう。そうなると夏の間の1ヶ月~3ヶ月程度はエアコンをつけている時間は自然と多くなってしまうのが現状です。また、エアコンの涼しさに体が慣れてしまうと、エアコンを切るのが惜しくなってしまうかたも多いのではないでしょうか?
暑くて死にそう扇風機だけじゃ暑いって無理リモコンどこいったんだほんと…
— 明(はる/あけ) (@aharuk) August 25, 2017
夜に29℃はダメだろ…
— はづき@長男最推し祝2期! (@haduki_8_21) August 24, 2017
暑すぎる~〜
もうエアコンかけて寝るしかないな…
扇風機だけじゃ無理だ~〜〜〜

夏の電気代は半分がエアコンに!
夏の電気代を計算すると、暑さがピークに達する時期にはエアコンの1ヶ月の電気代が全体の電気代の半分を占めているという結果がわかりました。また、夏だけの1ヶ月~3ヶ月程度の電気代がいつも高いという人は、もちろんエアコンの電気代が大きく関係してきます。
電気代を節約したいからと言って、エアコンを使わずに過ごしている人もいるかもしれませんが、直射日光を浴びない家の中だとしても、熱中症になるおそれがあると言われています。扇風機だけでは部屋が涼しくならず、暑すぎて我慢できない日もあると思うので、そんな時は我慢せずにエアコンを活用するようにしましょう。
そこで今回は、エアコンを24時間つけっぱなしにしているのと、こまめにオンオフをしている時とではどちらが電気代が安いのかという料金比較と、エアコンの電気代を節約する方法をご紹介したいと思います。夏に電気代が高くなってしまうのは仕方ありませんが、できるだけ電気代を抑えるように節約方法を学んでおきましょう!
あー、またエアコン26度でしかも、強風で寝てもた。
— 久米陽賀 (@harukacoco1224) August 24, 2017
電気代😱😱😭
んで、さぶいー!!
エアコンの設定温度16°になってた電気代が恐ろしいことに…
— もっぷん (@majika0302) August 15, 2017

一般家庭の1ヶ月の電気代平均額は?
まずは、一般家庭の1ヶ月の電気代の平均額を見てみましょう。こちらは、東京に住んでいる2人以上の世帯の一般家庭の1ヶ月の電気代平均額となります。一般家庭の電気料金ですが、仕事の都合や帰宅時間などでは少し変化のある家庭もあるかもしれませんが、平均として見てみましょう。
東京の一般家庭の電気代平均額(2人以上の世帯/2017年総務省統計) 2016年5月7,077円 2016年7月9,009円
2016年の5月の1ヶ月間ではまだ本格的な暑さが来ていないので、エアコンを使っていない家庭も多かったことから7,077円という結果になっていますが、7月の1ヶ月間の電気代では一気に2,000円近く高くなっています。電力会社でのプランやエアコンの種類などによっても料金の差が出るので、あくまでもこの数字は目安として見ておいてください。
やはり、エアコンを使い始める7月の1ヶ月間になると、電気代も上がって通常の1.3倍ほどかかっています。エアコンの種類にもよりますが、1.3倍も電気代が上がってしまうと少し頭を抱えてしまいますよね。

電気代が高くなってしまうエアコンの使い方は?
エアコンの電源を入れる時、あなたはまずどんな設定をしますか?その設定方法や使い方によってはエアコンの電気代が逆に高くなっているという場合があります。電気代を高くしてしまうエアコンの使い方とはどのようなものなのでしょうか?
こまめな電源オンオフはNG
1ヶ月の電気代を節約しようとエアコンをこまめにつけたり消したりしているという人もいると思います。実は、このこまめなオンオフはエアコンをつけっぱなしにしている時よりも電気代が高くなると言われています。エアコンをずっとつけていると部屋が冷えてくるのでつい消してしまうこともあると思いますが、エアコンの電気代を節約するならつけっぱなしにする方が良いでしょう。
最初から弱をつけっぱなしはNG
エアコンをつけっぱなしにしている方が電気代の節約になりますが、最初にエアコンをつけた時に「弱」を選択してつけっぱなしにするのもNGなのです。理由としては、エアコンをつけ始めた時には部屋が暑いので、弱の設定のままにしておくとそれだけ部屋が冷えるまでにも時間がかかるので、最適な温度になるまでに電気代がかかってしまうということになるのです。
意外な結果だと思いますが、これらのことを覚えておくと電気代の見直しにも役立ちます。エアコンの電気代を抑えるためにぜひ覚えておいてくださいね。
電気代が高くなるのは消費電力が関係する
電気代の計算方法
電気代を高くしているのは「消費電力」が関係しています。まずは、電気料金の計算方法をご紹介したいと思います。
●消費電力(W = ワット) × 使用時間(時間) × 1時間当たりの電気代 = 電気代
電気代の基本的な計算方法は上記の通りになります。消費電力は、電力会社や使っているエアコンの機種によっても変わってくるので、まずは自分がどの電力会社なのか、どのエアコンを使っているかなどを確認する必要があります。
また、エアコンには6畳用、8畳用などと言ったように、部屋の広さによって様々な種類のエアコンがあります。このエアコンの種類によっても消費電力が変わってくることになります。
1時間の電気料金の計算方法
1ヶ月の電気料金の平均額をご紹介しましたが、1時間あたりの電気料金はいくらなのかを計算してみましょう。東京電力の電気料金の方法を見てみると、一般的な家庭の電気使用量は「120kWh-300kWh」と言われています。この料金を計算すると1時間当たり1kWの使用料金は25円91銭となります。
そうすると、1Wあたり0.02591円という計算になります。なんだかすごく細かい計算になってしまいましたが、電気料金を節約する時には、この電気料金の計算方法も覚えておくと良いでしょう。
エアコンをつけっぱなしとこまめなオンオフ比較
エアコンをつけっぱなしとオンオフをこまめにした時の電気代
エアコンをこまめにオンオフをするよりも、つけっぱなしにしている方がエアコンの電気代が安くなるということがわかったと思うのですが、どれだけの違いがあるのかを見てみましょう。これもまた、エアコンの種類や節約方法によって多少の違いが出てくるので、必ずしも安くなるとは言い切れません。
エアコンをつけっぱなしにした方が電気代が高い?
実際にどれだけの違いがあったかという実験を行ったものをまとめた結果を見ると、10畳用のエアコンで消費電力の安定時が約115Wの場合、エアコン24時間つけっぱなしにしていてかかった電気料金は約72円、エアコンを12時間だけ使用した時の電気料金は約62円となります。
この結果を見ると24時間つけっぱなしにしている方が電気代が高くなっている計算になってますよね。「あれ?おかしくないか?」と思った方もいるでしょう。先ほどの紹介では、電気代をこまめにオンオフするよりも、24時間つけっぱなしにした方が電気料金が安いということをお伝えしました。
こまめにスイッチをオンオフするのが電気代を上げている
実は、この時の計算方法では、12時間つけっぱなしの状態と比較したものです。でも、12時間のうちに2回スイッチをオンオフしたとすると、計算すると電気代が約88円になるのです。出掛ける時にエアコンを消して、またつけてという作業を2回以上行うことがあるという方は、エアコンをつけっぱなしにしておいた方が電気代を抑えることができるのです。
なぜかと言うと、こまめにエアコンのスイッチをオンオフするとそれだけ暑い部屋を冷やすのに消費電力がかかってしまうからなのです。

夏よりも冬の方が消費電力が大きくなる
冬にエアコンを使うと電気代が跳ね上がる
夏場の1ヶ月~3ヶ月ほどエアコンを使うよりも、冬の寒い時期にエアコンを暖房器具として使う方が消費電力が高くなり、それと同時に電気代も高くなってしまいます。夏の場合は、外が35度だったとして、設定温度を24度にすると温度差が11度になります。
冬の場合は、外の気温が3度だったとして、設定温度を26度にするとその温度差は23度になります。冬の方が外と部屋の温度差が大幅にあるため、それだけエアコンが頑張って部屋を暖めようとして消費電力を多く使います。ですので、電気代を節約するためには、冬はエアコンを使わずに、石油ファンヒーターなどの暖房器具を使うようにしましょう。
エアコンの電気代を節約するテクニックは?
エアコンを使う時は、こまめにオンオフをするよりも24時間つけっぱなしにしている方が電気代が安いということをご紹介してきましたが、その他の方法でもエアコンの電気代を節約する方法があります。どのような節約方法があるのかをチェックしてみましょう。これらの方法によって大幅に電気代を減らすことも可能になってくるので、ぜひチェックしてみてくださいね!
電力会社のプランを見直してみる
プランの見直しで電気代そのものを減らす
まず、エアコンだけでなく電気代そのものを減らす最も効果的な方法としては、電気代をみなすという方法が挙げられます。2016年の4月から電力自由化というものが始まり、自由に電力会社のプランを選べるようになっています。特に何も気にせずにそのまま電気を使っているという人は、一度電力会社のプランを見直してみましょう。
お得なプランを比較できる「エネチェンジ」というサイトで、どれだけ電気代が節約できるかを無料で診断してくれるので、そちらで確認してみるのも良いでしょう。
エアコンクリーニング業者に頼む
エアコンを掃除する時に、自分でフィルターを外して洗浄したり、エアコンのホコリを掃除機などで吸い取ったりと言った方法で自分で掃除するのもなかなか大変ですよね。それに、自分で掃除できる範囲はそれくらいで、エアコンの内部まで掃除することはなかなか自分では難しいものです。そんな時は、エアコンクリーニング業者に掃除を頼むという方法があります。
エアコンはホコリなどが溜まっているとそれだけ部屋を冷やすのに時間がかかり、無駄な消費電力を使ってしまう場合があります。また、エアコン内部は湿気も多く、カビが発生しやすいので、身体にも悪影響を及ぼす可能性も出てきます。エアコンを掃除する時はプロにお任せてして、節約と健康につなげていきましょう。
プロにお願いする時は、エアコンを使い始める時期だとなかなか日にちがあいていない可能性があります。余裕をもって5月~6月くらいにエアコンの掃除をお願いしておくと、そこまでまだ依頼が混みあっていないので、自宅にいられる時にお願いしやすく、さらに夏を快適に過ごせることができますよ。

思い切ってエアコンを買い替える
もし、何年も同じエアコンを使い続けているという場合は、思い切って新しいエアコンに買い替える方法も良いでしょう。古いエアコンと最新の省エネエアコンを比べると、エアコンの電気代を大幅に少なくすることができます。いくら節約方法を試してみてもなかなか電気代を抑えることができないという場合は、エアコンが省エネ機能のついていない古いエアコンかもしれません。
最新の省エネエアコンは電気代を大幅にカットしてくれる設定機能がついたものが多く販売されています。エアコンを買い替える時にお金はかかってしまいますが、今後何年も使うことを考えると、新しいエアコンを使った方が節約になることもあります。エアコンによって効果も様々なので、お店の人の話をよく聞いて、自分にとって最適なエアコンを探してみましょう。
エアコンをつける前に換気をする
時間帯や日差し、風向きなどによっては外よりも部屋の方が暑いなんてこともありますよね。そんな時は、エアコンをいきなりつけるのではなく、窓を開けて換気をしてからエアコンを使うと部屋の気温が少し下がり、電気代の節約に繋がります。エアコンをつける時は窓を閉める事を忘れずに。
カーテンで直射日光を防ぐ
春などは部屋の中にいても日差しが当たる部分は暖かくてゴロゴロと転がっていて気持ちが良いですよね。夏ももちろん同じで、直射日光が当たる部分は温度が高くなっています。エアコンをつけていたとしても、直射日光が当たる部分が暑いので、その暑さを冷やそうと消費電力を使います。
そのように、電気代をあげないためにもカーテンなどを使って直射日光を防ぐことによって電気代を節約することができます。自分が使っていない部屋に直射日光が当たるという場合は、その部屋のカーテンを閉めておきましょう。
部屋が暗くなってしまい、電気をつけなければいけない状況になってしまうと電気代を抑えられないので、レースカーテンを閉めるだけでも多少温度が変わるので、カーテンを全開にするのではなく、レースカーテンだけでも閉めておくと良いでしょう。
エアコンの室外機を日陰に置く
エアコンは本体の室内機と室外機が繋がってできている機械でもあります。室外機はほとんどの家庭ではベランダなどにあると思うのですが、室外機が直射日光に当たっていると外の暑さよりも室外機自体が暑くなってしまい、部屋の設定温度との差がどんどん開いて消費電力を多く使うようになってしまいます。
室外機をなるべく日陰に置くようにすると、それだけ涼しくなるので消費電力も抑えることができるのです。
エアコンの電気代の節約方法まとめ
今回ご紹介したことをまとめると、エアコンのスイッチを1日に何度もオンオフしているという方は、エアコンをつけっぱなしにしておいた方が電気代を節約することができるということがわかったと思います。外に出かける時であっても、少しの時間だけでかけるのであれば、エアコンをつけっぱなしにしておいた方が良いでしょう。
また、ほとんど家にいなことが多い場合、そして夜帰ってきた時に一度だけつける場合は出かける前にスイッチをオフにして出かけた方が良いでしょう。その時の状況によってエアコンのオンオフをし、効率よくエアコンの電気代を節約していきましょう。
また、その他にもご紹介したエアコンの電気代節約方法を実践して、去年よりも今年、今年よりも来年の夏の電気代をどんどん減らしていってくださいね。