ダイエット
豆乳を生理前に飲むとダイエットに逆効果なの?生理中に痩せる方法とは
豆乳を生理前に飲むのは逆効果?いいえ、むしろ生理前に飲むべき?色んな意見が取りざたされていますが、生理中のダイエットには本当はどちらがいいのでしょう、ダイエット効果のある豆乳の正しい摂りいれ方法や生理中でも痩せられるダイエット方法などをご紹介して参ります。

目次
生理中に豆乳を摂取する理由
生理前や生理中にやたらと食欲が出てダイエット中なのに挫折してしまったり、失敗してリバウンドしたりすることがあります。そんな時の救世主の存在が「豆乳」です。豆乳は身体に良い作用を沢山引き起こしてくれますが、特に有益なのが生理中の豆乳摂取です。生理中に豆乳を摂取するとダイエットにどんな効果があるのか、また、逆効果などについてもご紹介して参ります。
豆乳に含まれている成分に秘密
女性なら誰しも体に良い食材は常に気になりますね、野菜や果物、食物繊維などをふんだんに取り入れている方も多いと思います。ただ、身体にいい食材を選んでいても、生理前頃から食欲が旺盛になり、ダイエットに失敗したりリバウンドしたりすることがよくあります。このまま挫折してしまうのはこれまでの努力が無駄になってしまいます。
せっかく続けてきたダイエットを生理中に挫折させない為には、生理中の行動が重要になります。生理中に豆乳を摂取する事で、とても多くの効果を得る事ができるのは、豆乳に含まれている成分に秘密があるからです。豆乳には大豆イソフラボンや、食物繊維がたっぷり含まれていますが、カロリーが控えめでGI値も低めなのです。この事が、生理中のダイエットでは大きく作用して来ます。
豆乳は女性ホルモンに良い作用をする?

豆乳に含まれている大豆イソフラボンの働きがすごい!
生理中に豆乳が良いのは、生理中は、女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が減少し、エネルギー消費が弱まり、身体の水分の排出も滞りやすくなりますが、豆乳に含まれている大豆イソフラボンが女性ホルモンのエストロゲンに構造がとても良く似ているため、似た作用を身体に与えてくれるからです。
大豆イソフラボンを多く含む豆乳を摂取する事で、生理中の新陳代謝が良くなります。また生理中に豆乳が良い理由としては、豆乳には食物繊維がたっぷり入っているので、脂や糖の吸収が穏やかになり、満腹感も得やすくなります。さらに、生理中に特有の便秘も、食物繊維のおかげで改善されるのです。
また、カロリーが低いというメリットもあります。豆乳のカロリーは200mlパックなら約120kcalです。コンビニおにぎりは具材にもよりますが1個160kcal~230kcalあります。菓子パンを食べるとさらにカロリーは上がり、250kcalも摂取してしまう事になります。生理中に小腹が空いたと感じた時は、低カロリーで満腹感が得やすい豆乳がだんぜんおススメです。
豆乳はダイエットの強い味方!
豆乳はGI値が低い
GI値とは、Glycemic Indexの略で、血液中の血糖値が食材を摂取してから2時間までの間にどれくらい上昇するのかを示した数値です。血糖値が上昇するとインシュリンの分泌が増えるため、脂肪の生産や、脂肪細胞の分解が抑えられるなどして、肥満の原因になります。
豆乳はこのGI値が低いため、豆乳を摂取することで血糖値の上昇を緩やかしてくれます。食事の前に摂取することで、食事全体の血糖値の上昇を抑えることができます。さらにコレステロールの分解や、小腸で脂肪を吸収するのを抑え、ダイエットにも強い味方となってくれるのです。
豆乳を飲む時期はいつ?

生理前7日から生理日までがベスト!
女性の体は妊娠に備えて排卵から生理が始まるまでの1週間は黄体ホルモン(プロゲステロン)を分泌し、受精する為に必要な準備をします。その準備の為に水分や脂肪も溜め込むのですが、それが生理の前に太りやすい身体になる要因なのす。そこで、その生理前にこそダイエットの強い味方である豆乳を飲んで肥満の予防をするという訳です。
女性ホルモンにはもう1つ卵巣ホルモン(エストロゲン) があり、この1週間に分泌され、受精の準備の為に大切な働きをします。豆乳にはこの「エストロゲン」と同じような働きをする「イソフラボン」が多く含まれていますので、エストロゲンの働きを助けつつ水分や脂肪の溜め込みを抑えるという役目もしています。
生理が終わると身体は溜め込んでいた栄養を代謝に使うのですが、豆乳を飲んで水分や脂肪の溜め込みを抑えていた分、もともとある脂肪を代謝に使いますのでその分痩せるという事ですね。せっかく豆乳を飲んでいるのですからこのような効果を無駄にしないためにも自分の生理周期をきちんと把握する事をお勧めします。
豆乳を飲む量は1日200mlまで
飲みすぎはカロリーオーバーに
豆乳は意外とカロリーが高いのを知っていますか?ダイエットだからと豆乳をいっぱい飲む人がいますが、注意が必要です。そこで代表的な豆乳の200mlあたりのカロリーを調べてみました。無調整豆乳:108kcal、調整豆乳:68kcal、豆乳飲料 バナナ味:132kcal。この結果、調整豆乳のカロリーが低いのでこれを飲めばいいと思いますよね。
無調整豆乳は、飲みづらいため、砂糖や果汁を加えてある調整豆乳が好まれますが、その分豆乳成分が薄められてしまいイソフラボンの量も少なくなっています。そうなると無調整豆乳の方が良さそうですが、原料の大豆の量が2%多い程度で栄養面もさほど変わらないようです。イソフラボンは女性ホルモンと似た働きをするので取り過ぎるとリスクが出ますので1日200ml位が適量と思われます。
豆乳は飲むタイミングが大切?

食前もしくは間食代わりに摂る方法がベスト
豆乳は1パック200ml当たり100Kcalあります。それほどの高カロリーではないにしろ、されど100Kcal、上手に取り入れたいものです。朝食変わりとなるとこれだけではお腹が持ちませんね。では食前又は間食がわりに摂るのはいかがでしょうか。食事の30分前に豆乳を摂る事で大豆サポニンが満腹中枢を刺激し、空腹感が少し抑えられると思います、その結果、食事量をセーブする事が出来るでしょう。
間食も同じ考えで、カロリーのある豆乳を飲むことで普通にお茶やコーヒーを飲むよりも多少ですが、お腹を満足させるため、ダイエットに繋がります。
豆乳ダイエットは食事制限不要?
食生活には要注意!
ダイエットと言えばまず食事制限、そして運動というのが常識ですが、豆乳ダイエットは厳しい食事制限がない事が女性に人気のゆえんかもしれません。豆乳は脂質代謝の改善と血中TG濃度を低下させる事でダイエット効果が証明されています、さらに大豆サポニンが食欲をおさえてくれますが、急激に効果が表れる訳ではありませんのでカロリーの高い食べ物や食べ過ぎには注意しましょう。
生理中の便秘には、バナナ豆乳が効く!
朝食などの置き換えにおススメ
生理中は便秘がちになりますが、それは腸のぜんどう運動が不規則になる為です。このような不調を改善してくれるのがバナナ豆乳です。バナナには高い整腸作用があるからです。バナナ豆乳の作り方は簡単、無調整豆乳200mlとバナナ1本をミキサーで混ぜるだけで完成です。バナナ1本のカロリーは77Kcalぐらいですが満腹感もあるので食前よりは朝食の置き換えに飲むのが良いでしょう。
豆乳ダイエットは間違えると逆効果?

自分に合っているダイエット方法かを見極めよう
豆乳ダイエットは他のダイエットの方法に比べて簡単なので始める人が多いのですが、劇的に痩せるというものではありません。豆乳ダイエットという名前だけを聞いて挑戦する人が多いですが、情報をしっかり集めてからやらないと逆効果なり、太ってしまうことがあります。
豆乳はGIが低い事や生理中のむくみを抑える効果などすぐれた点が沢山ありますが、ダイエットの方法や、どんな人に向いているのかなどを調べた上で、それが本当に自分に合っているダイエット方法かを見極めるところから始めることが大切です。ダイエットの性質を踏まえながら、豆乳の良さを味方につけて健康的なダイエットをして下さい。
生理中の女性ホルモンとダイエットの関係

生理中は食欲も体重も増加しやすくなる?
ダイエットをしている人にとって、生理中は食欲も体重も増加しやすくなりますが、これを乗り越えることがとても重要です。このような作用が引き起こされてしまうのは、女性ホルモンが原因になっています。生理前は、プロゲステロンという黄体ホルモンが活発に分泌されています。
このプロゲステロンは受精卵が着床しやすいように子宮内膜を厚くし体温を上げる作用や、排卵後女性の体が妊娠しやすいように子宮の環境を整えたり、体内の水分や脂肪を溜め込んだり、基礎体温を上昇させたり、食欲を増進させたりする働きがあるので、排卵後~生理前までの期間は、顔がむくんだり、眠くなったり、沢山食べたくなったりといった、あまりうれしくない症状が出るのです。
生理による体調の変化

生理前と生理後の食欲の違い
ダイエットを積極的にがんばっている人でも、生理が始まると挫折してしまうことは良くあります。それは、生理中は女性ホルモンの影響で食欲が旺盛になり、それを抑えられなくなったり、体重が増えてしまったりするからです。
生理前からその兆しが現れ始め、生理中も続きますが、生理が終われば食欲も体重も落ち着いてきます。よく、ダイエットは生理が終わってからやるのが最適と言われていますが、それは女性ホルモンや生理の仕組みが大きく作用しているからなのです。
生理後がダイエットのチャンス!

生理中に豆乳を摂る方法がカギに!
生理が終わると、ようやくエストロゲンという卵胞ホルモンが活発に分泌され始め、溜め込んでいたエネルギーを消費し、体内の水分や脂肪も排出しやすくなります。なので、このタイミングこそダイエットを開始するにもってこいのチャンスなのです。ですが、生理前や生理中の食欲が旺盛になる時期に体重も増加してしまった人は、ただ体重が元通りになるだけで終わってしまいます。
そうならないためにも生理中に気を付けることが重要になるのです。生理中に、女性ホルモンのエストロゲンに似たイソフラボンが多く含まれている豆乳を意識して摂ることで、生理後のダイエットをより効率よく成功させることが可能になります。ダイエットを開始し、成功させたいなら生理中に豆乳飲む方法がダイエットの重要なカギとなるのです。

生理中はダイエットに不向き?

生理中の体重は現状維持でもOK!
前述したように生理中に飲む豆乳は、イソフラボンの働きや大豆サポニンの働きでしっかりダイエットの役には立っているのですが、一方で黄体ホルモン(プロゲステロン)が受精の準備の為に体内の水分や脂肪を溜め込んだり、食欲を増進させたりしているので、この整理期間中はなかなか目に見えた成果が現れて来ませんが、努力は決して無駄にはなっていないのです。
排卵後~生理前までの期間、プロゲステロンの作用で身体は水や脂肪を溜め込もうとして来ましたが、生理が終わると今度はエストロゲンが活躍し始めます。このエストロゲンは脂肪の燃焼を助けるホルモンですので今までプロゲステロンが溜め込んでいたエネルギーをせっせと消化してくれます。ですから努力しなくても自然に体重を減らすことが出来るのです。
豆乳摂取の逆効果について

大豆イソフラボンの摂取量に注意!
生理中に豆乳を摂取することは、豆乳に含まれている大豆イソフラボンが、女性ホルモンのプロゲステロンが増える生理中にたくさんの良い働きをしてくれますが、その反面、女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)に似た作用を起こすため、過剰摂取するとホルモンバランスを乱してしまう可能性がありますので、摂りすぎると逆効果を引き起こすことも頭に入れておきましょう。
生理に関係ない日でも常に豆乳を過剰に摂っていると、生理の周期が乱れたり、生理痛がひどくなったりすることがあります。大豆イソフラボンを1日に摂取する目安としては、70mg~75mgが上限となっています。豆乳なら1日に1パックの摂取量が、大豆イソフラボン約40mgの摂取になります。
その他に豆乳以外の大豆製品を摂取したければ目安として、1日に納豆1パック、豆腐1丁、きな粉大さじ1くらいが良いでしょう。サプリメントの場合は、1日に30mgまでが良いとされています。大豆製品を1日に何度も摂ってしまうと、大豆イソフラボンの摂取量が上限を超えてしまうので注意するようにしましょう。
豆乳アレルギーとは

逆効果にならないための注意
豆乳アレルギーは、程度の差はあるものの、豆乳を飲んだ後に、喉や肌のかゆみ・じんましん・吐き気・腹痛などの症状が発生します。このような症状が必ず発生するようならば、アレルギーの可能性があると考えて下さい。食物に含まれるたんぱく質が食物アレルギーの原因になるのですが、豆腐や納豆・味噌・しょうゆなどの加工品は作る工程を経るうちに、含まれるたんぱく質が変化します。
そのため、アレルギーがおきにくくなると言われています。しかし豆乳の場合は他の大豆製品と比べるとたんぱく質がそのまま残ってしまうため、アレルギーの発生率が高くなるのです。アレルギーの性質として症状が、摂取した直後にすぐ出るものから24~48時間経って出るものとさまざまですので、豆乳を飲んだ後数日は体調をチェックする方法を考えておきましょう。
生理中の豆乳ダイエットの効果や逆効果まとめ
生理中の豆乳摂取についての効果や逆効果などをご紹介して来ましたが、豆乳に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンに似た働きをするため、嬉しい作用を引き起こしてくれる反面、過剰摂取すると逆効果を引き起こす恐れもあります。豆乳を摂る事によるメリットをうまく取り入れることで上手にダイエットし、生理中の食欲や体重増加のハードルを乗り越えていけるようにして下さい。