騒音の苦情の値は何デシベル?目安となる㏈の基準値とトラブル対策は?

騒音は人によっては不快に感じることがある音であっても、別の人にとってはなんとも感じないなど個人差があります。このような個人差を無くすため音の強さ・大きさをデシベル(dB)という数値で表示し、デシベル表示による騒音レベルの目安を説明します。

騒音の苦情の値は何デシベル?目安となる㏈の基準値とトラブル対策は?

目次

  1. 騒音とデシベルとは?
  2. デシベルとは?
  3. デシベル(dB)と音の倍率について
  4. 騒音(デシベル)に係わる基準とは?
  5. 騒音(デシベル)どうやって測定するの?
  6. 騒音の種類はどんな騒音があるの?
  7. 生活騒音とその対策について
  8. マンションの騒音、昼は55デシベル、夜は45デシベル以下
  9. マンションでの騒音対策(被害者の場合)
  10. マンションでの騒音対策(加害者の場合)
  11. デシベルと騒音のまとめ

騒音とデシベルとは?

「騒音」を辞書で引くと『公害の1つであり、人の健康及び生活環境に影響を及ぼす。 騒音は一般には不快で好ましくない音をいうが、主観的な面があることは否めないと考えられている。』とあります。また、デシベルとは『音の強さや、弱さなどをエネルギー比で表すのに使用される値。通常dB(デシベル)が使われる』とあります。掘り下げて説明します。

デシベルとは?

音の大きさを表す値としてデシベル(dB)で表現します。人が聞き取れるデシベルの値は0デシベルから140デシベルの範囲です。140デシベルの音は、きわめてうるさい音でジェットエンジンのすぐ側の音です。苦痛を感じる人も出てきます。






暮らしの上で不快感でないと思う音の強さは60デシベルまでと言われています。60デシベルまでの音には、木の葉の触れ合う音・雪の降る音が20デシベルで「きわめて静かな音」といわれています。深夜の郊外・鉛筆での執筆音は30デシベルで「静かな音」といわれ、閑静な住宅地の昼・図書館内・走行中の自動車内・普通の会話は40~50デシベルで「普通の音」と言われています。

人が不快感を表す音の強さはいったいどれくらいの騒音値(dB)なのでしょう。「聴力機能に障害が出る」くらいの音は140から110デシベルでジェット・エンジンのすぐ傍や直近の自動車のクラクションの音です。

「きわめてうるさい」と思う音は100から90デシベルで電車が通る時のガード下やカラオケルームの音です。「うるさい」と思う音は80から70デシベルで走行中の電車内や騒々しい事務所の中の音です。

デシベル(dB)と音の倍率について

デシベルとは、音の大きさを表す値(dB)であることはわかりましたが、1つの目覚まし時計音の大きさは80dBです。では、目覚まし時計を2個同時に鳴らすと、2個だから80dBx2=160dBではありません。

上記の表にあるように、ある音源を基準にするとその倍は6dBで、3倍は10dB、10倍は40dBとなります。このようにデシベルの値は一定に上がるのに対し、倍数は10倍、100倍、1000倍と上がっていきます。このような数字のことを対数といいます。よって、目覚まし時計を2個同時に鳴らすと80dB+6dBで86dBとなります。

音の強さは対数で表します。対数は英語でロガリズム(Logarithm)になります。その語源であるギリシャ語ではlogos(論理、言葉)とarithmos(数)を付けた合わせ語となっています。何故日本語では論理数字といわず、対数というかというと、日本語の何対何を表すとことから対数といっているようです。

騒音(デシベル)に係わる基準とは?

環境省が定める騒音基準は3つに分類されています。病院や老人ホームなどの施設が集合しているような地域での騒音基準は昼間は50デシベル以下、夜間は40デシベル以下となっています。

2つ目は、人が生活をしている住宅街の周辺で昼間は昼間は55デシベル以下、夜間は45デシベル以下と決められています。3つ目は、住居と商店(街)と工場などが混在しているような地域で昼間は60デシベル以下、夜間は50デシベル以下と決められています。

騒音測定の場合、車車線が2車線以上ある幹線道路に面して場合の騒音基準は一般と異なります。住宅地周辺の幹線道路に面している場所での基準値は昼間は60デシベル以下、夜間は55デシベル以下と決められています。また、住宅・商店・工場が併用しているような場所での基準値は昼間65デシベル以下、夜間60デシベル以下となっています。

特例として、幹線交通を担う道路に近接する空間については、いままで説明した基準値に係わらず、昼間70デシベル以下、夜間65デシベル以下となります。

騒音(デシベル)どうやって測定するの?

騒音測定は、どのようにするのでしょうか?いままで説明してきたように、音の大きさは基準値を超えると騒がしいとか、うるさいという感情表現で表しますが、測定は器械によるデジタル表記できる数値で測定します。

環境計測器には、温度計、振動レベル計、粉じん計、そして騒音計の4つがあります。騒音計には大きく2つに分類されており、普通騒音計と精密騒音計があり、一般に騒音を測定する場合、用いられるのが普通騒音計です。

普通騒音計にはマイクロホンが装着され、マイクロホンを使って測定が行われます。測定する際には、測定する時間、高さや位置、天候の状態が明確に決められており、いかなる場所においても測定された値が公平性を保つよう決められています。このような基準と測定方法により私たちの暮らしは守られているのです。

騒音の種類はどんな騒音があるの?

私たちの暮らしの周りにはどのような騒音があるのでしょう。工場・事業場騒音、建設作業騒音、自動車騒音、鉄道騒音、航空機騒音、生活騒音等があります。また、自動車騒音、鉄道騒音、航空機騒音などは交通騒音ともいわれ、住民が暮らしの上で影響を受けるような騒音はすべて環境騒音と国際的にはいわれており、自らが騒音を作っている騒音職場での騒音とは区別されています。

生活騒音とその対策について

暮らしの中で、騒音問題は様々な環境により人によって問題を起こしています。生活騒音には家庭用機器からの騒音 - 冷蔵庫、掃除機などの音。家庭用設備、住宅構造面からの騒音 - ドアの開閉音、床を走り回る音。音響機器からの音 - ピアノ、カラオケ、ステレオ、テレビなどの音。生活行動に伴う音 - 話し声、食器の音。自動車、ペットの鳴き声、風鈴の音なども生活騒音です。

最近は、小学校・幼稚園・保育園など子どもたちが集まる施設に対して「うるさい」などの苦情が近隣の住民から寄せられるケースがあります。待機児童ゼロを目指す保育園不足問題を解消するため自治体では、新たに施設を建てようとする際に近隣の住民から反対の声が出るケースも少なくありません。

平穏な暮らしを維持するために、目安として他人に迷惑になるような音はできるだけ出さないよう工夫するようにしましょう。しかし、日頃の工夫だけでは防げない騒音もあります。このような場合は、騒音対策をしましょう。

音の伝わり方には2つあります。1つは音が空気を伝ってくる方法と、もう1つは音が床や柱などの建造物を伝ってくる方法です。防音対策の目安としては、音の伝わる経路を遮断すればいいのですから、空気を伝ってくる音は、防音壁に吸音材を入れたりして音を和らげます。建造物を伝ってくる音に対しては、音源にゴムやクッションになるような素材で制振・防振をします。

マンションの騒音、昼は55デシベル、夜は45デシベル以下

暮らしの上で、騒音のトラブルを比較的起こしやすいマンションを例にとって騒音問題を考えて見ます。

マンションで一番多いトラブルは騒音です。子どもの泣く声、叫び声、走り回る音。また、水の音もトラブルになります。トイレの水洗を流す音、台所の流しの水の音、風呂場での水の音などです。その他に、深夜の掃除機や洗濯機を掛ける音もトラブルの原因になります。

生活の中でおきてる音の大きさは、どれくらいの音なのか目安として説明します。洗濯機・掃除機はともに68dB前後、ピアノは85dB前後、子どもが床を走る音は58dB前後、お風呂の排水音は66dB前後、テレビは65dB前後です。前後というのはプラス・マイナス10dBの差があると思ってください。

マンションでの騒音対策(被害者の場合)

騒音の程度にもよりますが、音が「うるさい」と感じたらまずは、人にも説明ができるよう音を録音し、音が出た時間や回数をメモにして記録することが大切です。後日、管理人や管理会社、理事会への説明の時に相談がしやすくなります。

マンション・トラブルでは、個人が個人に対し苦情を言いに行く場合、騒音トラブルに限らず隣人との関係が悪くなり、本来の目的が果たせない場合もあります。マンションの理事会の人など第3者に立ち会ってもらう方法が、トラブルを解決する手段としていいのではないでしょうか?

騒音トラブル時に、個人と個人の交渉が不成立したり、音を遮断する防音マット、防音カーテンなどの防音対策をしたり、防音のためのリフォームをしても「騒音がガマンできない」場合、弁護士などに相談して裁判などで決着する方法もありますが、時間も費用もかかりますので、できれば穏便に解決するようにしましょう。

マンションでの騒音対策(加害者の場合)

騒音の元としての加害者にならないためには、常日頃音を出さないように気をつけることです。家庭にある電化製品などで50デシベルを超える物の扱いは、目安として、できるだけ昼間に扱うようにしましょう。

二重サッシや防音カーテンを設置することも防音対策です。エアコンの室外機の下に防振ゴムを設置すると騒音を減らすことができます。これらの対策をすべて行うというわけではありませんが、目安として何が最適か各家庭で選択されることをお勧めします。

デシベルと騒音のまとめ

まとめとして、騒音はきちんとした決まりのもとに測定され、騒音のレベルが測られ音の大きさによって、法的に制限されています。われわれの暮らしにおいて平穏に過ごすためにも、自分が騒音の加害者にならないためにも、目安としてどの道具がどれくらいの音を出すか、知っていてもいいですね。

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