妊娠・育児
離乳食の牛乳はいつから大丈夫?加熱や冷凍方法など知っておきたい進め方
離乳食に使う牛乳レシピの進め方や加熱・冷凍方法についてまとめました。離乳食に牛乳レシピを使う場合は進み方や加熱方法をチェックしておくことが大切。加熱方法だけでなく牛乳の離乳食レシピの冷凍方法も学んで正しい進め方で牛乳を取り入れましょう!

目次
牛乳を使った離乳食レシピの進め方や加熱方法を知りたい!
離乳食に牛乳を使うときは進め方が重要
離乳食を進めていくとき、新しい食材が出てきたら慎重に与えていきたいですよね。いろいろな食材がありますが、牛乳もその1つ。栄養満点の牛乳ですが、離乳食に入れる場合は気をつけるポイントもいくつかあるので離乳食として与える前にしっかりとチェックしておくことが大切になります。安全な方法で離乳食に牛乳を入れれば、子供もきっと喜んでくれるはず。
牛乳を使った離乳食の加熱や冷凍方法をチェックしよう

「牛乳を使って離乳食レシピの進め方はどうすれば良い?」「離乳食に牛乳を使う場合の注意点を知りたい!」という場合に役立つ牛乳を使った離乳食情報についてまとめました。離乳食にぴったりな牛乳レシピもご紹介。子供が喜んでくれるような進め方で牛乳を離乳食に使いながら、健康的な体作りに役立ててみてはいかがですか?

離乳食に牛乳はいつから使える?
加熱した牛乳は月齢7〜8ヶ月くらいから離乳食に使える
それでは、いつから離乳食に牛乳を使えるようになるのでしょうか?牛乳はアレルギー反応を起こしやすい食材の一つなので、離乳食としてあげる場合には慎重な進め方が必要になります。市販の牛乳を与え始めるのはだいたい7〜8ヶ月の離乳食中期の頃から。ここで大切なのがしっかりと牛乳を加熱することです。加熱をしないで与えると体調不良の原因になることがあるので要注意。
また、万が一アレルギー反応が出たときのためにすぐに病院に行ける体制を整えておくことも大切になります。病院が開いている平日の午前中に初めての牛乳を与えるなど、与える日時に気を使うことも重要なポイント。アレルギー反応はすぐ出ない場合もあるので初めて牛乳を与えた後の数時間はしっかり子供の様子を見てあげてくださいね。
加熱しない牛乳は1歳を過ぎてから
1歳〜1歳半くらいの離乳食完了期に入ったら加熱をしない牛乳も与えられるようになります。もちろん、離乳食中期の段階で何も問題なく加熱した牛乳を摂取できるようになっている子供に限るので気をつけてくださいね。大切なのは子供の成長スピードに合わせることです。1歳を過ぎたからといって無理に牛乳を与えるのではなく様子を見て与えてください。
離乳食中期〜後期にかけての牛乳の進め方
離乳食初期の後半からヨーグルトを試す進め方にしよう

それでは、離乳食に牛乳を与えるための進め方についてチェックしていきましょう。離乳食初期の後半に入ったら、乳製品に慣らさせるためにヨーグルトを少量与え始めます。少量のヨーグルトから初めて様子に異変がないかどうかしっかりとチェックしておきましょう。ヨーグルトの種類はもちろんプレーンです。牛乳を耐えるための前段階を整えてくださいね。
中期〜後期に入ってから加熱した牛乳を少量ずつ与える進め方に
ヨーグルトを食べても問題がなさそうだったら、離乳食中期に入った7〜8ヶ月から牛乳を与え始めます。加熱をした牛乳を小さじ1杯から少しずつ与えていきましょう。様子を見て子供に異変が現れなければ少しずつ牛乳の量を増やして大丈夫です。もし、顔が赤くなるなどのアレルギー反応が見られたらすぐに病院に連れて行って処置しても立ってくださいね。

離乳食完了期の牛乳の進め方は?
最初は人肌に加熱した牛乳を与える

離乳食完了期に入ったら、だんだん普通の牛乳に慣らさせるようにしましょう。いきなり加熱をしていない牛乳を与えるのは危ないので、人肌程度に温めた牛乳を少しずつ与えていきます。人肌程度に温めていれば子供も飲みやすいので良いのではないでしょうか。様子を見て大丈夫そうだったら、だんだん進めていきます。
段階に合わせた進め方にする
人肌に温めた牛乳をちゃんと飲めるようになったら、次は常温にした牛乳を与えるようにします。常温の牛乳も大丈夫そうだったら冷蔵庫から出した牛乳を与えるなど、子供の様子を見ながら段階を踏んでステップアップしてくださいね。子供によっては冷たい牛乳でお腹を壊してしまうこともあるので気をつけましょう。
離乳食で与える牛乳の分量は?
最初は20〜30mlほど

離乳食で子供に牛乳を与える分量は、初期の間であれば20〜30mlくらいが良いとされています。おかゆに入れたり、パンケーキに混ぜ入れるなど離乳食のレシピに牛乳を活用するのもおすすめ。子供の様子を見ながら、これくらいの分量を与えていきましょう。
1歳を過ぎたら300〜400mlほど
1歳を過ぎた離乳食完了期には300〜400mlくらいは与えても良いとされています。優しい甘みを感じられる牛乳の離乳食レシピを作ってみるなど、いろいろな離乳食に牛乳を活用してみると良いかもしれないですね。
離乳食で牛乳を与えるときの注意点
牛乳は鉄分の吸収を低下させる
離乳食として牛乳を与える場合には注意も必要です。まず気をつけておきたいのが牛乳は鉄分の吸収を低下させる働きがあるということ。赤ちゃんは9ヶ月後以降になると鉄分が不足しやすくなるので、その場合は牛乳を控えてフォローアップミルクにするなどの必要が出てきます。赤ちゃんの体調を見ながら与えてくださいね。
【離乳食】
— 育児をもっとたのしく♪ (@mainichiegaono1) October 23, 2017
生後9か月以降は、鉄が不足しやすいので、赤身の魚や肉、レバーを利用したり、調理用に使用する牛乳・乳製品のかわりに育児用ミルクを使用したりするなどの工夫をしましょう。
下痢に気をつける
牛乳は下痢を引き起こしやすいので、少量から初めて様子を見るようにしましょう。子供の体調に変化が見られたら牛乳を控えるなどの調整を行ってくださいね。
牛乳を使った離乳食レシピは冷凍すると便利
毎回離乳食を作るのは大変

牛乳を使った離乳食レシピはバリエーション豊かですが、毎回離乳食を作るのは大変ですよね。そんなときにぴったりなのが離乳食の冷凍保存。多めに作った離乳食を冷凍保存しておけば解凍してすぐ与えることができ、育児の負担をぐっとおさえることができるようになります。
小分けにして冷凍しておけば簡単
できあがった離乳食は粗熱を冷ましてから製氷皿に入れて小分けにするのがおすすめ。小分けにしておけば、食べさせたい分だけ取り出せるので効率的です。製氷皿に入れた離乳食を冷凍庫で冷凍したら、ジッパー付き保存袋に入れ替えて密閉し冷凍保存しましょう。
だいたい1週間ほど保存することができるので、週に1度のサイクルで冷凍離乳食を作っておくと良さそうですね。保存袋に冷凍をした日付を記入しておくと賞味期限が過ぎた離乳食を誤って与える可能性が減るのでおすすめです。

離乳食に活用できる牛乳ホワイトソースのレシピ
牛乳ホワイトソースに必要な材料
それでは、離乳食にぴったりな牛乳レシピをチェックしていきましょう。まずおすすめしたい離乳食の牛乳レシピはホワイトソースです。牛乳を使ったホワイトソースはいろいろな離乳食に活用することができるので、とても便利。ホワイトシチューに使ったり、ドリアにしたりといったようにバラエティ豊かな離乳食に変身するのでぜひ活用してみてくださいね。
牛乳を使ったホワイトソースに必要な材料は、薄力粉大さじ3、無塩バター大さじ2、牛乳300mlになります。作ったホワイトソースは冷凍保存をすることが可能。時間があるときにまとめて作っておけば解凍するだけで簡単にホワイトソースを使うことができるのでとても便利です。子供の口にもぴったりなホワイトソースを使って離乳食に役立ててくださいね。
冷凍もできるレシピ
鍋に薄力粉と牛乳を入れたら、薄力粉がしっかりと溶けるまで混ぜます。ここで薄力粉が残っているとダマの原因になってしまうのでなめらかになるまで混ぜてくださいね。粉っぽさが完全になくなったらバターを加え、中火にかけます。絶えず混ぜ合わせながらとろみがついてきたら弱火に落としてください。好みの固さになるまで加熱をしたら完成です。
冷凍しておけば便利!牛乳を使ったミルク粥のレシピ
ミルク粥に必要な材料
優しい味わいを楽しむことができるミルク粥も牛乳を使ったおすすめの離乳食。牛乳の優しい味わいが引き立ち、子供も美味しくいただくことができるようになります。お好みで野菜を加えたりといったようにアレンジをしてみるのもおすすめ。牛乳の自然な甘みを楽しむことができ、美味しいおかゆに簡単に仕上げられるのでぜひ離乳食に取り入れてみましょう。
ミルク粥に必要な材料は、月齢にあったおかゆと牛乳になります。分量は好みに合わせて調整していきましょう。月齢にあったおかゆを選ぶことが大切になります。10倍粥や7倍粥など子供が食べやすいおかゆを選ぶことによって美味しくミルク粥をいただけるようになるので判断してくださいね。また、冷凍保存もできるので多めに作ってフリージングするのもおすすめです。
離乳食に便利なレシピ
子供の月齢にあったおかゆを作ります。おかゆができあがったら牛乳を混ぜていきましょう。牛乳をしっかりと加熱できるくらいまで弱火で温めたらミルク粥の完成です。子供に食べさせるときは粗熱をとって食べさせてくださいね。月齢に合わせて味付けをしたり、タンパク質や野菜をプラスするなど工夫もしながらアレンジしていきましょう。

赤ちゃんの様子を見ながら離乳食に牛乳を使おう
離乳食に牛乳を使う場合は、子供の体調を見ながら安全に進めていくことが大切になります。牛乳は子供によってアレルギー反応を示す場合もあるので、そういった場合のためにすぐに病院に行けるように様子をチェックしておくことも大切。子供に合わせた進め方で美味しい牛乳の離乳食を与えてみてくださいね。