離乳食初期に鯛がおすすめ!冷凍の仕方やお刺身の活用法を紹介

お刺身や煮付け、鯛めしなど幅広い料理に使える鯛は離乳食初期からでも食べられる白身魚です。魚の種類がたくさんある中で、離乳食初期に鯛がおすすめなのは一体なぜなのでしょうか?その真相と鯛の冷凍の仕方やお刺身の活用法をご紹介していきます。

離乳食初期に鯛がおすすめ!冷凍の仕方やお刺身の活用法を紹介

目次

  1. 離乳食で白身魚はいつから食べれるの?
  2. なぜ離乳食初期に鯛がおすすめなの?
  3. 鯛の栄養価と旬
  4. 鯛の種類と選び方
  5. 鯛は縁起のよい白身魚
  6. 鯛のお刺身の活用法と加熱方法
  7. 鯛の冷凍の仕方
  8. 離乳食初期:鯛と野菜を使ったレシピ
  9. 離乳食初期:鯛と芋を使ったレシピ
  10. 離乳食初期:鯛とパン粥を使ったレシピ
  11. 離乳食初期:鯛とお麩を使ったレシピ
  12. 離乳食初期:鯛と麺を使ったレシピ
  13. 離乳食初期:鯛とコーンフレークがゆを使ったレシピ
  14. 大人の分も離乳食と一緒に作れる鯛レシピ
  15. まとめ:離乳食に白身魚を取り入れよう

離乳食で白身魚はいつから食べれるの?

離乳食に慣れた1ヶ月後から白身魚が食べれる

離乳食を開始して10倍がゆや野菜にも慣れて1ヶ月経った頃(生後6ヶ月ごろ)から白身魚や豆腐などのたんぱく質を取り入れていくことができます。初めて与える食材は何でも1日1さじから始めていきます。

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なぜ離乳食初期に鯛がおすすめなの?

離乳食初期におすすめの白身魚

離乳食初期におすすめな白身魚は鯛、カレイ、ひらめ、すずきです。白身魚は消化吸収がよくて、脂肪分が少なく、アレルギーも起こしにくいので、赤ちゃんには最適です。ただし、たらは白身魚ですが、アレルギー反応を引き起こす恐れがあるため、離乳食後期以降に使用することをおすすめします。

離乳食初期は白身魚、離乳食中期から後期にかけては赤身魚(まぐろやかつおなど)、離乳食後期から完了期にかけては青身魚(あじやさばなど)と順番にすすめていくようにしましょう。

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鯛の栄養価と旬

鯛は良質なたんぱく質が豊富

鯛は良質なたんぱく質が豊富で、脂質が少なく、ビタミンB群やビタミンDが特に豊富です。また、血圧やコレステロールを下げることに期待されているタウリンや脳や神経の働きに必要なDHA、血液や血管をきれいにしてくれるEPAも含まれています。

そのため、鯛には疲労回復や免疫力アップ、動脈硬化の予防やコレステロ-ル低下にも期待されています。ただし、ミネラルが少なめなので、ほうれん草や小松菜、ブロッコリーなどのカルシウムが豊富な野菜と組み合わせるとよいでしょう。

鯛は胃腸が弱い人や高齢者、ダイエットにもおすすめ

鯛は脂肪分が少なく、高たんぱく質なので、胃腸が弱っている人や高齢者にもおすすめです。また、お刺身1切れで約30kcalと低カロリーなので、ダイエットをしている方にもおすすめです。

鯛の旬

鯛の旬は種類によって違ってきますが、スーパーでよく見かける真鯛は2月~4月にかけてが美味しいとされています。

鯛の種類と選び方

鯛の種類

鯛はクロダイ、キダイ、チダイなど世界では100種類を超える鯛が存在しているそうです。一般的にスーパーでよく売られているのは真鯛で、天然物は少なく、8割は養殖です。

鯛の選び方

鯛のお刺身を選ぶときは透明感と身に厚みがあって、赤みが鮮やかであるものが新鮮です。切り身の場合は透明感があり、血合いがきちんと赤いほど新鮮です。一尾のものは、鮮やかで目の上が青紫色に光っているものほど新鮮です。

鯛は縁起のよい白身魚

鯛は『百魚の王』と呼ばれる

鯛が『百魚の王』と呼ばれるのは諸説ありますが、「めでたい」とかけて縁起のよい魚とされること、魚の中でも長寿の魚であること、七福神の恵比寿様が鯛を持っているからなどさまざまな理由があります。

鯛のお刺身の活用法と加熱方法

離乳食に便利な鯛のお刺身

離乳食に便利なのは鯛のお刺身を使うことです。お刺身であれば骨や皮がほとんどなく、少量でも調理しやすいからです。離乳食で使用する場合は必ず火を通しましょう。離乳食で切り身を使用する場合は必ず無塩のものを選ぶようにしましょう。

鯛のお刺身の加熱方法

お刺身の鯛は沸騰させたお湯に入れて火を通すか、耐熱容器に少量の水を入れて電子レンジで1分~1分半かけるか、蒸す方法があります。その後、お湯やだし汁でのばしながらすり鉢やブレンダー、ミキサーでペースト状にしてから離乳食に使用しましょう。

パサパサして食べにくそうであれば、裏ごししてから使用するか、水溶き片栗粉(片栗粉小さじ1に対し、水小さじ2)で少しとろみをつけて様子を見ながらあげましょう。

鯛の冷凍の仕方

小分けして冷凍すると便利

加熱した鯛をほぐしたら、製氷機に入れて凍らしてから取り出し、ジッパー袋に入れておくと離乳食を作る時に取り出しやすくて便利です。また、シリコンのフリージングトレーであればそのまま冷凍して取り出せるので、あるととても便利です。

ジッパー袋に薄く平らにしてから入れて冷凍し、使用するときに手で折って使う方法もあります。鯛だけではなく、他の白身魚も同様に冷凍できますが、いずれの方法でも1週間を目安に使いきりましょう。

離乳食初期:鯛と野菜を使ったレシピ

レシピ①鯛のトマト煮

作り方:鯛は茹でてほぐしておく。トマトは湯むきして皮と種を取り除き、裏ごししてペースト状にしておく。鍋にペーストしたトマト、ほぐした鯛を入れて煮込む。ふつふつしてきたら、水溶き片栗粉でとろみをつけ、ひと煮立ちしたら完成。時間がなければトマトの代わりに無塩のトマトジュースを使用してもよいです。

レシピ②鯛のおろし煮

作り方:鯛は茹でてほぐしておく。大根は皮をむき、おろし器でおろしてから火を通しておく。鍋にだし汁を入れて火にかけ、ほぐした鯛と大根おろしを加えて、ひと煮立ちしたら完成。大根おろしは加熱すると辛味を抑えることができますが、根の方が辛いので、なるべく葉に近い上の甘い方を使用するとよいでしょう。

レシピ③鯛のかぶ煮

作り方:鯛は茹でてほぐしておく。かぶは厚めに皮を向き、いちょう切りにして茹で、裏ごししておく。鍋にだし汁を入れて火にかけ、ほぐした鯛と裏ごししたかぶを加えて、ひと煮立ちしたら完成。かぶの皮は薄めに剥くと、繊維が残りやすいので注意しましょう。

レシピ④鯛と白菜のミルク煮

作り方:鯛は茹でてほぐしておく。白菜は適当な大きさに切って茹でて、裏ごしておく。鍋に少量の水を入れ、湧いたら粉ミルクを溶かし入れ、ほぐした鯛と裏ごした白菜を入れてひと煮立ちしたら完成。

レシピ⑤鯛と野菜煮込み

作り方:鯛は茹でてほぐしておく。ほうれん草の葉は茹でて裏ごしておく。人参は皮をむき、輪切りにして茹でて裏ごしておく。鍋にだし汁を入れて火をかけ、鯛、ほうれん草、人参を一緒に煮込んで完成。野菜に水溶き片栗粉でとろみをつけて野菜あんかけにしてもよいです。

レシピ⑥鯛とかぼちゃのポタージュ

作り方:鯛は茹でてほぐしておく。かぼちゃは皮をむき、一口大に切って茹で、裏ごす。かぼちゃが固かった場合は裏ごしたかぼちゃにお湯を少量混ぜ合わせてペースト状にし、ほぐした鯛と合わせて完成。お湯はかぼちゃを茹で終わった残り汁を使用するとよいです。

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離乳食初期:鯛と芋を使ったレシピ

芋類は離乳食初期から使える食材

じゃがいもやさつまいもは離乳食初期からも使える食材です。10倍がゆや野菜にも慣れてきたら芋類も取り入れてみましょう。ただし、里芋や長芋はかゆみがでやすいため、離乳食後期以降に与えることが望ましいです。

レシピ①鯛入りマッシュポテト

作り方:鯛は茹でてほぐしておく。じゃがいもはよく洗って芽を取り、皮をむき、1cm角に切って茹で、裏ごしする。ほぐした鯛と混ぜ合わせたら完成。固めに仕上がるようであれば、お湯やだし汁を少し混ぜるとやわらかくなります。

じゃがいもの下ごしらえはお好きなやり方で大丈夫です。皮付きのまま茹でてもかまいませんし、洗ったじゃが芋を丸ごとラップに包みレンジでやわらかくして皮を取る方法もあります。

レシピ②鯛入りさつまいもミルク

作り方:鯛は茹でてほぐしておく。さつまいもはよく洗って皮をむき、1cmの輪切りにして10分ほど水にさらしてアクを抜く。鍋にさつまいもを入れてひたひたになるまで水を加え、やわらかくなるまで茹で、裏ごしする。湯で溶かした粉ミルクにさつま芋と鯛を合わせたら完成。

さつまいもの下ごしらえはじゃがいもと同様、お好きなやり方で大丈夫です。皮付きのまま茹でてから、皮を向いてもかまいませんし、さつま芋を水で濡らしたキッチンペーパーで包み、その上からラップで包んでレンジでやわらかくする方法もあります。

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離乳食初期:鯛とパン粥を使ったレシピ

パン粥のパンは食パンを使用

パンは離乳食を始めてから1ヶ月後の6ヶ月頃から使用できますが、使えるパンは耳なしの食パンのみです。市販品は食塩や砂糖以外にもイーストフードや乳化剤など添加物が入っているものが多いので、裏の表示をしっかり確認して、なるべく無添加のものを選ぶようにしましょう。

レシピ①鯛入りパン粥

作り方:鯛は茹でてほぐしておく。食パンは冷凍してすりおろす。鍋にお湯と少量の粉ミルクを合わせて食パンを入れて火にかけ煮込む。鯛を加えてひと煮立ちしたら完成。食パンはミキサーでパン粉にしてから使用する方法もあります。

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離乳食初期:鯛とお麩を使ったレシピ

お麩は離乳食初期の6ヶ月頃から使える

お麩は離乳食にも慣れて1ヶ月経った、6ヶ月頃から使えるようになります。お麩にはたんぱく質の他に代謝を活発にする亜鉛や血液の大事な成分となる鉄などのミネラルも豊富に含まれているので、離乳食におすすめの食材です。

レシピ①お麩入り鯛がゆ

作り方:鯛は茹でてほぐしておく。お麩はおろし器でおろしてだし汁に入れて、火にかけ、鯛も合わせる。煮立ったら水溶き片栗粉でとろみをつけてひと煮立ちさせ、お粥にかけたら完成。

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離乳食初期:鯛と麺を使ったレシピ

うどんとそうめんは離乳食初期から使える

うどんやそうめんも離乳食初期から使えますが、10倍がゆや野菜にも慣れてから使用するとよいでしょう。麺類は塩分が含まれているので、茹でた後はしっかり水洗いしてから使用しましょう。心配な方は塩分不使用のうどんやそうめんもありますので、そちらを利用するとよいでしょう。

離乳食初期に使えるうどんペーストの作り方と保存の仕方

うどんは細かく切ってやわらかくなるまで茹でて、流水でよく洗う。水切りして、裏ごして(もしくはミキサーやフードプロセッサー、ブレンダーにかけて)製氷機やフリージングトレーに入れて冷凍しておくと離乳食を作るときにとても便利です。

離乳食初期に使えるそうめんペーストの作り方と保存の仕方

そうめんは細かく割っておき、やわらかくなるまで茹でて、流水でよく洗う。水切りして、裏ごして(もしくはミキサーやフードプロセッサー、ブレンダーにかけて)製氷機やフリージングトレーに入れて冷凍します。うどんもそうめんも冷凍したら1週間を目安に使いきりましょう。

レシピ①野菜と鯛入りうどん

作り方:鯛は茹でてほぐしておく。うどん、人参、小松菜の葉は茹でて裏ごしておく。鍋にだし汁と裏ごしたうどん、人参を合わせて火にかける。ひと煮立ちしたら裏ごした小松菜を上に盛り付けて完成。同様にそうめんでも美味しくできます。

レシピ②鯛と大根おろしのうどん

作り方:鯛は茹でてほぐしておく。うどんは細かく切って茹で、裏ごしておく。大根は皮をむき、おろしてから茹でておく。鍋にだし汁と裏ごしたうどんを合わせて火にかけ、ひと煮立ちしたら大根おろしと鯛を上に盛りつけて完成。同様にそうめんでも美味しくできます。

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離乳食初期:鯛とコーンフレークがゆを使ったレシピ

コンフレークは初期の後半頃から使用する

離乳食はまずはお粥に慣れさせることなので、コーンフレークは中期にさしかかる初期の後半頃から使用することをおすすめします。コーンフレークは砂糖不使用で無添加のプレーンタイプを選びましょう。

レシピ①鯛入りコーンフレーク粥

作り方:鯛は茹でてほぐしておく。コーンフレークは細かく砕き、鍋にお湯か粉ミルクを合わせ、裏ごしして、ほぐした鯛と合わせて完成。コーンフレークはそのまま煮てもやわらかくなりますが、細かく砕いておいた方が早く火が通りやすいです。

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大人の分も離乳食と一緒に作れる鯛レシピ

鯛のホイル蒸し

作り方:離乳食用はお刺身用か切り身の鯛と千切りの玉ねぎと人参を一緒にアルミホイルで包む。大人用はホイルに鯛の切り身をのせて、塩コショウし、玉ねぎやきのこなどの好きな野菜とバターを一入れて一緒に包み、蒸気がたっている蒸し器に入れて10分経ったら火を止めて、そのまま5分置いて余熱で火を通したら完成。

離乳食用は鯛も野菜もやわらかくなっているので、裏ごしてから使用します。蒸し器がない場合はフライパンに1cmぐらいの高さまでの湯を入れて、ホイルに包んだ魚を入れて弱~中火で煮込んだら完成。アルミホイルから具材が出ないようしっかり封をすることがポイントです。

大人用はみぞれあん(大根おろしにしょうゆとみりんを混ぜたもの)にしても美味しいです。中の具材と一緒に味噌を入れて味噌味にしたり、日本酒を入れて酒蒸しにしたり、トマトやレモンを加えてオリーブオイルやコンソメを入れると洋風になります。

紹興酒やオイスターソースを加えてごま油を入れると中華風になり、ナンプラーやチリソース、パクチーなどを加えてエスニック風にしてみたりとさまざまなアレンジの鯛料理を楽しめます。

鯛のコロッケ

作り方:鯛とじゃが芋は茹でてつぶしておき、離乳食にはそのまま使用。大人用はみじん切りした玉ねぎを炒め、粗熱をとる。粗熱が取れたら、つぶしておいた鯛とじゃが芋、塩コショウを合わせて丸める。小麦粉、溶き卵、パン粉の順につけ、きつね色になるまで揚げたら完成。

大人用は中にチーズやカレー粉を混ぜたりしても味の変化を楽しめます。パン粉の代わりにコーンフレークやピーナッツを細かく砕いたものやアーモンドスライスを使用したりしても食感が楽しめます。カロリーが気になる方はそのままオーブンに入れてパン粉焼きにもできます。

中の具材をそのまま使用して春巻きや餃子の皮で包んで、焼いたり揚げたりすることもできるので、さまざまなバリエーションを楽しむことができます。

鯛めし

作り方:かたくしぼった布巾でこんぶをきれいに拭いて、切込みを入れて鯛の切り身と一緒に炊飯器に入れる。離乳食用は鯛をそのままほぐしたものを使用。その後、大人用にしょうゆとみりんを合わせて火にかけたものをごはんに混ぜたら完成。お好みでこねぎや三つ葉、生姜などの薬味を一緒に合わせても美味しいです。

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まとめ:離乳食に白身魚を取り入れよう

離乳食に最適な鯛

栄養価も優れて離乳食に最適な鯛のレシピを紹介してきましたが、お好みの白身魚で代用してもおいしくできるレシピばかりなので、さまざまな料理にチャレンジしてみてください。また、アレルギーなど心配なものがある場合は、無理のないように赤ちゃんの成長に合わせて離乳食を進めてくださいね。

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