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アディダスのロゴの違いって何?意外と知らない種類や意味について解説
3本線で有名な世界的有名なスポーツブランドのアディダスにはロゴがいくつかあります。アディダスのロゴは現在4種類もあり、それぞれに意味や違いがあります。ここではアディダスの歴史やロゴの歴史、ロゴに込められたデザインの意味について解説いたします。

目次
アディダスとはどんな会社?
世界的有名なブランドのアディダスはオリンピックに長年スニーカーを提供しており、ロンドンオリンピックの時にはほぼ全ての競技にスニーカーを提供しておりました。現在もアスリートのために研究し続けている会社です。
アディダスは、「世界一のアスリートに世界一のシューズを」という言葉をモットーにスニーカーを開発しております。オリンピックの競技場と同じトラックを設置してデータを集計したり、多額の研究費を使用することでも有名な会社です。

アディダスはどうやってできた?
アディダスは、1948年に設立したドイツのスポーツメーカーです。靴職人の息子であるAdolf Dassler(アドルフ・ダスラー)が創始者であります。1920年にドイツにてスポーツ用品を扱うダスラー兄弟商会を設立し、その後、兄弟間の意見の違いによって弟のアドルフがアディダスを設立し、兄のルドルフがプーマを設立しました。
アディダスの名前の由来は、アドルフ・ダスラーの愛称の「Adi(アディ)」とセカンドネームの「ダスラー」を合わせてアディダスという名前がつけられました。

アディダスの会社の規模とは?
世界的なブランドのアディダスは、年間売上高が約119億9000万ユーロ、従業員数は約4万人の大企業です。スニーカーだけではなく、すべてのスポーツ用品がアディダスで揃うと言われています。2005年にはリーボックを買収してさらに巨大企業になりました。
日本でのアディダスは以前は販売代理店として兼松スポーツやデサントなどが請け負っていましたが、1990年代からはアディダスのアウトドアラインとしてアディダス・アドベンチャーというブランドが日本で製造されるようになりました。そして1998年に直営日本法人のアディダスジャパンが設立したのです。

アディダスの歴史とは?
アディダスの会社は、ヘルシンキオリンピックで西ドイツの選手がアディダスのスニーカーを使用したことによって、大変有名になり多くの方から支持を集めるようになりました。1965年にテニスシューズのハイレットという名前のスニーカーを発表しました。ハイレットはのちにスタンスミスと呼ばれる名前の名作のスニーカーです。
その後1970年にバスケットシューズのスーパースターという名前のスニーカーを発表しました。今でも大人気の、定番モデルを次々と発表し、アディダスは選手のためのスニーカーを作り、さらに選手と共にスポーツを発展させるということをモットーに持つことによって、世界1位の売上げと知名度になりました。

アディダスのロゴとは?
アディダスといえば3本線のロゴが有名です。このアディダスの3本線のロゴにはどのような意味があるのでしょうか。3本線のロゴは、1949年にロゴとして商標登録されました。3本線の意味は、元々は革靴が伸びてしまうのを防ぐために付けられた3本の補強のためのバンドでした。
補強のために使用していた3本線を、機能が進化していった後は、デザインとしても表現するようになり今のアディダスのロゴのデザインとして定着していきました。3本線のロゴは、1951年にフィンランドのスポーツ会社から1600ユーロとウィスキー2本で購入したと言われています。

アディダスのロゴの種類とは?
アディダスのロゴは、現在4種類あります。その4種類のロゴにはそれぞれ名前や意味や違いがあります。次にアディダスの4種類のロゴについてご説明いたします。
アディダスは、スニーカーだけではなく様々なファッションアイテムも取り扱っております。流行のアイテムを取り入れる際は、ロゴも意識して選んでみると楽しいと思います。

アディダスのロゴの種類①トレフォイルロゴ
アディダスのロゴの種類の中でも一番よく見かけるのは、3つ葉のロゴです。3つ葉のロゴのことを、トレフォイルロゴという名前が付けられています。1971年に古代スポーツで勝者に授けられる月桂冠を意味していると言われています。1972年から1995年までアディダスの正式なロゴとして使われていました。
アディダスは1990年代まで3本線とトレフォイルの2種類が主力でしたが、現在はアディダスの中でもオリジナルの商品のファッションラインのみにしか使用されていません。
トレフォイルのロゴができたのは3本線をコピーした商品が多く出回ったことによって生まれました。偽物とアディダスの商品に違いを出すために新たなマークを作る必要があり、1972年にトレフォイルのロゴが誕生することになりました。
アディダスのロゴの種類②パフォーマンスロゴ
アディダスを象徴する3角形の形をした3本線のロゴを指します。別名エキップメントスリーバーという名前もあります。1991年に初登場し、人気が高まり1997年より正式に採用されました。当初は本格的な競技用のウェアなどの高機能素材の商品だけに使われており、各カテゴリの最高機種「ベスト・オブ・アディダス」を意味していました。
現在は、ファッションラインに使用されているトレフォイルロゴとは違い、スポーツラインの商品にパフォーマンスロゴが使用されています。このパフォーマンスロゴは野球やサッカーの公式ユニフォームでよく見かけるロゴです。
パフォーマンスロゴのデザインは、アディダスの象徴である3本線を、右へと伸びていく山のように見立てたデザインになっています。これは未来に向けての達成すべき新たな挑戦を意味しているそうです。

アディダスのロゴの種類③グローブロゴ
2002年に初登場したグローブロゴは、円に斜めの3本線が入ったマークのロゴです。アディダスNEO LABELなどの若い方世代向けのカジュアルやライフスタイルを専門にグローブロゴは入っております。
アディダスNEOのブランドは、自らのスタイルに敏感な若い世代を中心とする人々に向けて、最新トレンドを反映したフレッシュなデザインでデイリーに楽しめる、スポーツカジュアルスタイルを提案しております。通常のアディダスと違い、若者向けなので豊富なカラーとデザインが多く、アクセサリーなどの取り扱っています。
グローブロゴのデザインは、スポーツとファッションの融合を意味しております。
アディダスのロゴの種類④リニアロゴ
リニアロゴとは、アディダスの名前のみ書かれたロゴのことを言います。デザインなどはなくシンプルなロゴです。
番外編!アディダスのロゴ
1960年代に使用されていたワールドマークというロゴは現在は使われてなく、非常にプレミアものなロゴになります。地球の形をしたロゴなので別の名前を地球マークロゴとも呼ばれています。生産期間が短く、かなり希少なロゴなので、現在は非常に高額で取引されています。
アディダスの人気スニーカー
アディダスの創始者のアドルフダスラーは元々靴職人でした。現在のアディダスは靴だけではなくすべてのスポーツ用品が揃う大企業になっておりますが、アディダスと言えばスニーカーです。ここでは、アディダスの中でも特に人気の2種類をご紹介いたします。
アディダス人気スニーカー①スーパースター
アディダスの人気のスニーカーの一つであるスーパースターは1969年に発売されました。発売して以降今もなお大人気を誇っております。当初のはオールレザータイプのバスケットボール用のスニーカーでしたが、1980年代になると今度はファッションアイテムのスニーカーとして人気が出るようになりました。
今では、スーパースターはどんなスタイルにも合うスニーカーとして高い人気を誇り、どんな世代からも愛されている定番のスニーカーです。
アディダス人気スニーカー②スタンスミス
アディダスの人気スニーカーの中で最も古いスニーカーであるスタンスミスは、1965年にハイレットという名前のテニスシューズとして発売されました。元々は1965年にロバートハイレットというプロテニス選手が全仏オープンで活躍したことを記念して作られました。
その後、1973年にアメリカのプロテニス選手のスタンスミスが、ハイレットのスニーカーを愛用して大活躍したことによってスタンスミスと名前がつけられるようになったという歴史あるスニーカーです。
白を基調としたクリーンな配色やレザーで通気穴のあるスニーカーは、とても画期的で世界中から人気を得て、1991年当時で2200万足も売れた世界で一番売れたスニーカーとしてギネスにも載っているほどです。
まとめ!アディダスのロゴや歴史を知って買い物しよう
普段何気なく着ているアディダスのスニーカーや洋服のロゴに違いがあったと気づかなかった方も多いのではないでしょうか。アディダスの歴史やロゴの歴史や違いを知ることによって、次回買い物の際の参考にしてみてください。
アディダスにはスポーツ用品だけではなく、きれいめなファッションをしたい方にも似合うものがたくさんあります。アディダスのロゴもファッションの一部になりそうですね。