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結婚式の交通費まとめ!負担額の相場や渡し方の決まりってある?
結婚式に参加してくれるゲストの交通費を新郎新婦側が負担する場合もあるものですが、交通費の相場はどのくらいなのか、渡し方にマナーはあるのかといった疑問を持つ事もありますよね。今回は結婚式の交通費に関する様々な情報をまとめてご紹介します。

目次
意外と知らない結婚式の交通費の詳細
結婚式といえば挙式当日までに様々な準備をしておかなければならず、準備期間が短ければ短い程あっという間に当日を迎える事となってしまう場合も多いものです。一生に一度の事ですし、思い出に残る素敵な結婚式にしたいと誰もが考えるものですよね。
そんな結婚式の準備の中でも見落としてしまいがちなのが、ゲストに渡す交通費です。全てのゲストに渡す必要は無いものですが、だからこそうっかり忘れてしまってゲストにモヤッとした思いをさせてしまう…といった事にもなりかねないものです。配慮は大切ですよね。
今回はそんな結婚式の交通費について、一般的にどのくらいの金額を負担するものなのか、相場や正しい渡し方のマナーといったゲストへの配慮に関する様々な疑問をまとめてご紹介していきたいと思います。結婚式を控えた新郎新婦は必見ですよ!

そもそも結婚式に交通費を出す必要はある?
結婚式といえば親類や友人、職場の人などをゲストとして招待する形になるかと思いますが、交通費なんてわざわざこちらから出す必要があるものなの?と疑問を感じる人もいるかもしれませんよね。時間を割いて参加をしてくれるゲストを思えば、交通費を負担する配慮は大切です。
もちろん結婚式に参加する全てのゲストの交通費を負担していては、余程のお金持ちな新郎新婦でもない限りは結婚式どころではなくなってしまいます。大抵の場合は結婚式に来てくれるゲストからはご祝儀を受け取るのが一般的ですが、ゲストの出費はそれだけではありません。
ゲストはご祝儀の他に結婚式用の服などを揃えなければならない場合もあるでしょうし、そこに交通費もプラスとなると遠方のゲストは特に参加に対して難色を示してしまう可能性が無いとは言い切れません。そういったゲストへの配慮の有無で結婚式の質が決まる場合もありそうです。
今月末にあるいとこ殿の結婚式用のスーツ購入してきた。しかしまぁ結婚式となったらそこ行くまでの交通費以外に今回のパーティ用スーツだったり、あと結婚祝い金だったりとかで色々と出費激しいものねぇ... pic.twitter.com/STnxJBKmsv
— ドモン (@GHGUNDAM) November 11, 2017

交通費に配慮して結婚式のご祝儀を辞退もアリ
結婚式に参加をしてくれるゲストへの交通費の渡し方は人それぞれですが、金銭的にあまり余裕が無く交通費を負担するのは少し厳しいかもしれないという場合には、交通費をゲスト側に負担して貰う代わりにご祝儀を辞退するといった方法もあるものなのだそうです。
ご祝儀といえば金額の相場は関係性にもよりますが、3万円程度は包んでくれる人が多いものですよね。その金額を交通費に回す事ができるのであれば、結婚式への参加も大きな負担にはならないという人もいるものなのだとか。そういった方法も頭に入れておきたいですよね。

結婚式の交通費はお礼でもある
結婚式に参加をしてくれるゲストが必ずしも遠方から参加をしてくれるというわけでもありませんが、結婚式の会場まで遠いからという理由での渡し方だけではなく、特別な役割を担ってくれたゲストへお礼の意味も込めて交通費という形にするといった渡し方もあるのだとか。
余程の近距離に住んでいるゲストでもない限りは、結婚式場までの交通費はそれなりにかかっているものですし、加えて結婚式の披露宴での司会や撮影係といった何かしらの役割をお願いした相手であればきちんとお礼をするのがマナーですよね。
もちろん何かをして貰ったお礼を必ず交通費として渡さなければならないというわけではないので、新郎新婦できちんと話し合いをした上でゲストへお願いした役割の内容に見合ったお礼を準備するという事も、交通費への配慮と同じくらい忘れてはならない大切な事です。

交通費以外に宿泊費が必要な場合も
日帰りで結婚式へ参加ができない様な遠方から参加をしてくれたゲストの場合、当然どこかに宿泊をする必要が出てくるものですよね。そういったゲストへの配慮をするというのも大切ですが、交通費も宿泊費もこちらで負担しなければならないの?と疑問に感じるかもしれません。
基本的には交通費・宿泊費共に全額を新郎新婦側が負担する事が望ましい様ですが、遠方からのゲストが多い場合や金銭的に余裕が無い場合には難しい事もありますよね。そういった場合、全額ではなく費用の一部を負担するという形を取る人も多かったりする様です。
もしくは交通費などを負担して貰う代わりに、ご祝儀は辞退をするという方法を選ぶ方が新郎新婦側にも大きな負担になりにくく、ゲスト側としても納得のいく形に収まってくれる事が多いのだとか。ご祝儀は貰うけれど交通費などは出さない、という形はマナー違反です。
自分の結婚式わりと終わりたてに友達の結婚式×2 +交通費 がじんわりくる
— まいこ (@maaaaiko94) November 2, 2017

結婚式の交通費は新郎新婦側が申し出を
ちなみに結婚式に参加をしてくれるゲストの交通費を新郎新婦側が負担する場合には、ゲストからの連絡を待つのではなく新郎新婦側から負担を申し出る旨を伝えておくのがマナーです。お金の問題はデリケートですが、ゲスト側からは尋ねにくい内容でもありますよね。
新郎新婦側から交通費を負担するから結婚式に参加をして欲しいという旨を伝えれば、ゲスト側も安心して甘える事ができますし気遣いを感じる事もできるのではないでしょうか。参加はしたいけれど交通費に悩んでいて返事ができずにいるゲストだっているかもしれません。
更に結婚式に参加をし慣れているゲストなどの場合には、交通費は新郎新婦側が全額負担をしてくれて当たり前だという考えの人もいたりするものなのだとか。双方の思い込みで結婚式当日に金銭問題を巡ってトラブルを起こしてしまうといった事態は避けたいですよね。
もしも交通費を一部しか負担できないといった場合でも、そういった事をきちんと伝えておけば思い込みでのトラブルは防ぐ事はできる筈です。恐らくわかってくれているだろうといった曖昧な状態にはしておかず、面倒でもきちんと伝えておく事が大切です。

結婚式の交通費負担は事前連絡を
そんな交通費についてはどの段階で申し出をするのが良いかと考える人もいるかもしれませんが、基本的には事前にゲストへ交通費を負担するという旨を伝えておくのが親切です。結婚式前で準備に追われている新郎新婦に確認するのは気が引ける、というゲストもいる場合があります。
事前に伝えておく事でゲスト側の心配も一つ減るものですし、場合によっては交通費が悩みの種で参加を迷っていたゲストが結婚式への参加を決意してくれるきっかけとなる場合もあるかもしれません。祝われたいという気持ちよりも、ゲストをもてなす気遣いが大切です。

結婚式の交通費の相場はどのくらい?
そんな結婚式の交通費はどのくらいの金額を渡すのが良いものかと頭を悩ませてしまう場合もありそうです。もちろんゲストによってかかる交通費は様々ですよね。基本的に交通費は遠方のゲストに渡すものですが、遠方の基準はどのくらいかを把握しておく必要があります。
基本的には公共機関などを利用して交通費が往復5,000円以上かかる様な距離から参加をしてくれるゲストは、遠方からのゲストに分類してしまう場合が多いのだとか。高速道路を利用したり、飛行機を利用したりとゲストの住む場所によって様々な方法がありますよね。
結婚式の交通費の相場としては、大体かかる交通費の半額~全額を負担するというのが一般的なマナーなのだそうです。もしも半端な金額になってしまう場合には、多少上乗せをしてキリの良い数字にしておくというのも渡し方のマナーの一つなのだとか。
ただし主賓や乾杯といった役割を依頼したゲストの場合には、新郎新婦側がお願いをして参加をして貰っている相手なので1~3万円と多めの金額を交通費として渡すのが良いそうです。たとえ1万円未満の交通費であったとしても同様との事なので覚えておきたいですね。

交通費の基準は利用する交通手段次第
結婚式に参加をしてくれるゲストの交通費は、利用する方法によって異なってきますよね。基本的にゲストにどのくらいの交通費がかかりそうかという事を聞くのはマナー違反となっているそうなので、面倒でも自分で調べておく必要があるのだとか。
飛行機などを利用するゲストの場合には、交通費ではなく航空券などを事前に購入して郵送するという方法を取る人もいるのだそうです。ただしこういった方法は相手に時間や場所の指定をする形となるので、多忙であったり予定が変わりやすい人の場合には不向きな方法です。
もしも予算の都合がつかず個別に交通費を渡す事が難しいといった場合には、バスをチャーターしてしまうというのも一つの方法です。ゲスト側の都合なども考えた上でそういった方法を一つの候補に挙げておくのも、負担を減らす一案になるのではないでしょうか?

結婚式の交通費の金額の注意点
ちなみに結婚式に参加をしてくれるゲストへの交通費を決める際に、覚えておきたい注意点がいくつか存在します。まずは交通費の金額があまりにも少なすぎる場合には当然ゲストからの不満が出てしまいますが、多すぎるのもかえって恐縮させてしまう場合があるのだとか。
更に同じ地域から参加をしてくれるゲストが複数いる場合、金額に差があるとゲスト同士の間で優先順位をつけられている様な気持ちになってしまいますよね。特別な役割を担ってくれた場合を除いては、同じ地域から結婚式に来てくれるゲストの交通費は公平にしておきましょう。
ちなみに結婚式のご祝儀に割り切れる数字は良くないとされていますが、新郎新婦側から渡す交通費ではこういった配慮をする必要は無いのだそうです。その為、ゲストによっては交通費が偶数になってしまうといった事があっても気にしなくて良いのだそうです。

結婚式の交通費は関係性により変化も
ちなみに結婚式の交通費は相場とは別に、招待するゲストとの関係性によっても金額や渡し方が変わってくる場合もある様です。たとえば相場では交通費の半額を渡すのがマナーとされていても、以前相手の結婚式に参加をした事のある場合には対応が変わってきます。
自分が参加をした結婚式でそのゲストから交通費を貰わなかった場合、こちらも同様に交通費は負担しない形でも良いのだとか。逆に交通費を全額負担して貰った場合には、相場に関係無くこちらも全額の負担をする形を取るのがマナーなのだそうです。
また、親類関係の場合には自分達の知らない親族同士の取り決めなどがある場合も無いとは言い切れない為、事前にそういった部分の確認をしておくというのも大切です。親類の結婚式では交通費は出さない、ご祝儀は出さないといった決め事をしている場合もある様です。
そういえば、りさ結婚式に友達を遠方から呼ぶ時に交通費と宿泊費出さなあかんと思ってたし、今まで話してた人はみんなそうって言ってたけど、昨日話した人たちは"実際身内だけでいいやろ"って言ってたしどっちがほんまなん?(笑)身内だけでいいなら関西から友達呼びたいんやけど(結婚まだせんけど)
— 💟べにいも🦄🌈💓 (@richun0108) November 21, 2017

結婚式の交通費、包み方は金額次第
肝心の結婚式の交通費の包み方についても気になるのではないでしょうか?交通費やお礼などは事前にしっかりと準備をしておく必要がありますが、渡し漏らしが無いようそれらを渡す人のリストを予め作成しておくと良いのだそうです。
基本的に1万円以下であればポチ袋に、1万円以上であれば祝儀袋に入れて渡すのがマナーとなっているそうです。表書きには筆ペンで「御車代」として、祝儀袋は「結びきり」と呼ばれるものを使用します。用意するお札は全て新札を準備しておきましょう。
ちなみに交通費以外に結婚式の当日にお礼を渡す場面があったりもするそうなので、1,000円札とポチ袋の予備を準備しておくのが良いそうです。お礼に使用する1,000円札ももちろん新札が良いそうなので、結婚式当日にクシャクシャのお札だけという事態は避けたいものです。

結婚式の交通費の渡し方は?
相場や注意点は理解できても、交通費の渡し方にだってもちろん覚えておきたいマナーがあるものです。近年では結婚式の受付をする際に交通費も直接ゲストへ渡すといった形を取るパターンも少なくないそうですが、本来の渡し方は違ったものなのだとか。
というのも結婚式当日は主役となる新郎新婦は多忙となってしまうので、肉親が披露宴の合間に各ゲストへとお礼を伝えながらそっと渡す、といった形式が本来の交通費の渡し方となっているのだそうです。渡す金額にも間違いが無いよう注意が必要です。
交通費の渡し方にも様々なマナーがある様ですが、基本的には大勢の前で堂々と「交通費です!」と渡すものではないと覚えておきたいものですね。せっかく準備をしたにも関わらず交通費を渡し忘れてしまうといった事が無いよう、リストもしっかりとチェックをしておきましょう。

結婚式の交通費を用意できない場合
結婚式で交通費を用意するパターンは様々ですが、ゲスト側から不要だと断られる以外に金銭面に余裕が無い為に交通費を用意する事ができない…といった場合も、絶対に無いとは言い切れないものですよね。そういった場合にはどうすれば良いものなのかもご紹介します。
まずは本来であれば交通費を用意すべきゲストに、どうしても予算が厳しい為に交通費が用意できないといった旨をきちんと伝える必要があります。その上で相手が結婚式への出席を承諾してくれるのであれば、交通費の負担をしないという形を取る事が可能となります。
一切の相談無しに交通費ゼロという形にしてしまうよりも、ゲストへの配慮ができる結婚式の方が気持ち良く参加できるものです。結婚式の会場によってはゲストの宿泊費用に関する相談ができる場合もある様なので、事前に会場側に相談を持ちかけてみるのも良さそうです。

交通費に配慮して幸せな結婚式を
結婚式の際に準備をする交通費に関する様々な疑問をまとめてお届けしてきましたが、わからなかった疑問点などを解決する事はできたでしょうか?冠婚葬祭ではマナーが多く、なかなか全てを完璧に把握しておくというのは難しい場合もあるものですよね。
しかしお祝いの場である結婚式では、ゲストに心から祝福をして貰う為にも可能な限りの配慮をしてゲストをもてなしていく姿勢を見せるというのは非常に大切な事です。面倒な部分もあるかもしれませんが、良い結婚式だったと思って貰えた方が嬉しいですよね。
交通費以外にもまだまだ結婚式に関するマナーは多く存在していますが、結婚式当日までに準備し忘れた事が無いよう計画的に準備を進めて幸せな当日を迎えたいものですね。配慮ができる新郎新婦なら、きっとゲストの心に残る素晴らしい結婚式ができる筈です。
