ニットの干し方のコツまとめ!肩の跡がつかない・型崩れしない方法とは?

ニットの干し方として、ハンガーでそのまま干してしまうとハンガー跡がついてしまうことがあります。また、重力によってニットが伸びてしまうこともあるでしょう。そこで今回は、ニットが伸びない正しい干し方についてまとめたのでご紹介したいと思います。

ニットの干し方のコツまとめ!肩の跡がつかない・型崩れしない方法とは?

目次

  1. ニットを干したらハンガー跡が…
  2. 正しい洗い方と干し方を知ろう
  3. ニットの正しい洗濯方法をチェック
  4. 洗濯機でニットを洗濯する場合
  5. 手洗いでニットを洗濯する場合
  6. ニットを自宅で洗濯する時の注意点
  7. ニットの干し方は平干しが一番おすすめ
  8. 専用の平干しネットがない場合はピンチハンガー
  9. ニットを干すスペースがない場合は竿を使う
  10. ハンガーを2~3本使ったニットの干し方
  11. ハンガーにタオルを巻いたニットの干し方
  12. お風呂のフタを使ったニットの干し方
  13. 洗濯カゴでニットを干すことも可能
  14. ニットが伸びてしまった時の対処法
  15. ニットが伸びないために干し方を工夫しよう

ニットを干したらハンガー跡が…

ニットを自宅で干した後にハンガーでそのまま干したら、肩の部分にハンガー跡が残ってしまったことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。ニットは他の衣類と比べてとても繊細な作りになっているので、ハンガーの跡がついてしまうとなかなか戻せなくなってしまいます。

ハンガーでニットを干すとしても、そのまま干すのではなくちょっとした工夫をしなければいけません。他の衣類と同じように干すのではなく、ニットはニットの干し方を覚えておくようにしましょう。

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正しい洗い方と干し方を知ろう

ニットが活躍する季節になると、ニットを洗わなければいけないことも多くなります。ニットは自宅で洗わずに、クリーニングに出すと言う方もいらっしゃると思いますが、ここでは自宅でニットの正しい洗い方と干し方をご紹介したいと思います。あまり汗をかかないからとニットを洗っていないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

確かに、冬はあまり汗をかかないので頻繁に洗濯をしなくても良いものですが、そのまま放置していると菌などが繁殖してしまう可能性もあります。2回に1回はニットなどの衣類も洗うようにしましょう。

ニットの正しい洗濯方法をチェック

まずは、自宅でのニットの洗濯方法についてご紹介します。ニットは洗い方を覚えれば、自宅でも簡単に洗うことができるのです。今まではクリーニング屋さんにお願いしていたという方も、時短や節約のことを考えて自宅で洗濯してみるのも良いかもしれません。ニットを洗う時には、正しい洗い方と正しい干し方を知る必要があります。

洗濯機でニットを洗濯する場合

ニットは洗濯機で洗うことも可能です。洗濯機で洗う場合には、必ず洗濯ネットにニットを入れてから洗うようにしましょう。洗濯ネットもサイズは様々ですが、大きすぎず小さすぎずちょうど良い大きさのものを選ぶようにしましょう。大きすぎると洗濯ネットの中でニットが大きく動き、摩擦によって型崩れや毛玉の原因となってしまいます。

ニットがずれないような大きさの洗濯ネットを準備しておきましょう。洗剤は、おしゃれ着用の中性洗剤を使用します。アルカリ性や塩素系の洗剤は使用しないように注意してください。規定量の中性洗剤を入れたら、柔軟剤も一緒に入れましょう。柔軟剤を入れることによってふんわりとした仕上がりになります。

あとはスタートボタンを押すだけなのですが、おまかせコースではなくドライコースや手洗いコースなど優しい洗い方のコースを選ぶようにしてください。ニットは非常に繊細なため、通常のコースではニットを傷めてしまう可能性があります。また、乾燥の時間もなるべく短くし、ニットにあまり圧力をかけないようにしましょう。

洗濯機で洗濯する時の注意点として、ニットの素材によっては色落ちしてしまう可能性もあります。まずは、洗濯する前に色落ちチェックをしてみましょう。ニットの目立たない部分に中性洗剤を少量垂らし、5分程時間を置きます。5分経ったら白いタオルで洗剤を垂らしたところを軽くトントンと叩いてみてください。

ニットの色がタオルについていなければそのまま洗濯をしてもOKです。色落ちしてしまった場合は、自宅で洗濯せずにクリーニング屋さんにお願いしましょう。

手洗いでニットを洗濯する場合

ニットを自宅で洗う方法として一番良いのは手洗いでの洗濯方法です。多少面倒だと感じると思いますが、ニットを洗う時は洗濯機よりも手洗いの方が型崩れの心配も少なくなります。洗い方は、まず洗面器やタライなどに30度程のぬるま湯を入れ、規定量のおしゃれ着用洗剤を入れて軽くかきまぜます。

畳んだ状態のニットをゆっくりとぬるま湯に浸け、軽く上から押すように洗いましょう。この時にゴシゴシとこすらないように注意してください。ニットが傷んでしまうのが心配だという場合は、ニットの下に手を入れて軽く揺すり洗いをしましょう。そこまで汚れていない場合は、軽く洗うだけで汚れは落ちてくれます。

何度か洗剤が落ちるまでぬるま湯を入れ替えて洗ったら、最後に柔軟剤を入れて同じように揺すり洗いをしましょう。ぬるま湯が濁らずに綺麗になったら最後はギュっと絞らずに、乾いたタオルなどに挟んで軽く水気を取り除きます。

ニットを自宅で洗濯する時の注意点

必ず中性洗剤を使う

上記でもご紹介したように、ニットを洗濯する時はアルカリ性や塩素系の洗剤ではなく、必ず中性洗剤を使うようにしてください。おしゃれ着用洗剤と書かれたものであれば、ニットも洗濯できるので参考にしましょう。

通常の洗濯よりも優しく洗う

洗濯機で洗う時でも、手洗いで洗う時でも、ニットは優しく洗うということを頭の隅に入れておきましょう。洗濯機の場合はドライコースなどを使用し、手洗いの場合はゴシゴシ汚れを落とすように洗うのではなく、優しくぬるま湯を揺すりながら洗うのがコツです。非常に繊細なので、あまり強く洗わないように注意が必要です。

洗濯表示をチェック

衣類やタオルなどに必ずついているのが洗濯表示です。この洗濯表示によっては手洗いもNGなニットもあります。その場合は自宅での洗濯は諦めてクリーニング屋さんにお願いしましょう。ドライクリーニングのマークにバツ印がついている場合や、アセテート、シルク、レーヨンなどの素材が含まれている場合も洗濯ができないので注意してください。

また、ニットに装飾などがついている場合、洗濯可能であっても装飾が取れてしまう可能性も考えられます。装飾がついている場合は洗濯機ではなく手洗いで優しく洗うようにしましょう。

汚れが目立つ場合は前処理をしておく

ニットがそこまで汚れていない場合は、上記でご紹介した洗濯方法が可能ですが、シミなどの汚れがついてしまっている場合は前処理をしておくようにしましょう。汚れがついている場所におしゃれ着用の洗剤を直接つけ、洗剤のフタの底でトントンと軽く叩いて洗剤をなじませてから洗濯するとシミが綺麗に落ちてくれます。

洗濯後はすぐに干す

洗濯機でニットを洗濯した後に、しばらくそのまま放置しておくと型崩れの原因となってしまいます。洗濯が終わったらすぐに洗濯機から取り出して干すようにしましょう。

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ニットの干し方は平干しが一番おすすめ

ニットの伸びない干し方①

ここからは、ニットが伸びない干し方についてご紹介したいと思います。ニットを干す時には、平干しが一番型崩れもなくおすすめです。平干しというのは、ハンガーなどにニットをかけるのではなく、横に寝かせた状態での干し方です。ニットを干す時の専用の平干し用ネットが市販されていますので、そちらを準備しておくことをおすすめします。

ネットによっては二段になっているものもあるので、同時に2着のニットを干すことが可能です。ハンガーにニットをそのまま干してしまうと、どうしても重みでニットが伸びてしまったり、肩の部分にハンガーの跡がついてしまいます。

平干しをする時にも、袖の部分がダラっと垂れないように胸の辺りでクロスさせて干すようにしましょう。そして、ニットを干す時には必ず陰干しをしてください。直射日光があたる場所に干してしまうと、色あせてしまう可能性があります。

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専用の平干しネットがない場合はピンチハンガー

ニットの伸びない干し方②

平干し用のネットがない場合には、ピンチハンガーを使ったニットの干し方もあります。ピンチハンガーというのは、どこのご家庭にも一つはある洗濯バサミがたくさんついた長方形のハンガーです。このピンチハンガーの上部にニットを乗せて平干しをすることで、平干し用のネットと同じようにニットを横に乗せた状態で干すことができます。

ピンチハンガーでニットを干す時にも、袖の部分が下に垂れないようにしっかりと胸の辺りでクロスさせておきましょう。

ニットを干すスペースがない場合は竿を使う

ニットの伸びない干し方③

ピンチハンガーや平干し用のネットは案外場所を取ってしまいます。他の衣類も干しているとなかなかニットを干すスペースを確保することが難しくなってしまいますよね。そんな時は洗濯竿にそのままニットを干す方法もあります。干し方としては、ニットを胸のところを中心とし、そのまま竿にかけるだけ。

袖の部分も竿にかけて下に垂れないようにしましょう。ハンガーで干すよりも重力があまりかからないので型崩れもなくニットが伸びないでしょう。

ハンガーを2~3本使ったニットの干し方

ニットの伸びない干し方④

一つのハンガーでは跡が気になってしまいますが、2~3本のハンガーを使ったニットの干し方で跡が気にならなくなります。他の衣類と同じようにハンガーにニットをかけたら、手前にもう一本のハンガーを用意して袖の部分をそのハンガーにかけます。さらに、後ろ側にもハンガーを置き、長い裾部分を持ち上げて後ろにハンガーにかけます。

イメージで言うと、うらめしや~とおばけのポーズに近くなります。この干し方によってニットのハンガー跡も防ぎ、伸びないようにしてくれます。場所は取ってしまいますが、ニットを一つだけ洗った時や平干し用のネットがない時などに活用できる干し方でもあります。

あまりニットを頻繁に着ることがないという方や、お金をかけたくないという方は、ハンガーだけでの干し方でも十分かもしれません。

ハンガーにタオルを巻いたニットの干し方

ニットの伸びない干し方⑤

自宅にあるのが細い針金のハンガーだけだったり、肩の部分がポコっと膨らんだハンガーしかないという場合は、ハンガーの肩の部分にタオルを巻いてハンガー跡を防ぐニットの干し方があります。太いハンガーであれば、型崩れもなくニットを干すことができますが、太めのハンガーは値段も張ってしまいますよね。

細いハンガーでもタオルを巻くことによって太いハンガーと同じ働きをしてくれます。タオルを巻いたらズレ落ちないように輪ゴムなどで留めておくと良いでしょう。

この場合も、上記でご紹介した干し方と同じようにハンガーを2~3本用意しておくと型崩れの心配がなくなります。太いハンガーでもハンガー跡が気になるという場合は、ハンガーにタオルを巻いてニットを干してみてくださいね。

お風呂のフタを使ったニットの干し方

ニットの伸びない干し方⑥

ベランダにニットを干すスペースがない場合や雨の日続きで部屋干しをしなければいけないという時は、お風呂のフタを使ってニットを干すこともできます。お風呂のフタの上にタオルなどを敷いてその上にニットを広げて置きましょう。

お風呂にずっと干しているのは抵抗があるという方は、ある程度乾いてからハンガーに干すという方法だと型崩れもしにくくなります。お風呂のフタは大きいので、何枚も同時にニットを干すこともできるので、家族分まとめて洗濯をしたいという時にも役立ちます。

洗濯カゴでニットを干すことも可能

ニットの伸びない干し方⑦

ベランダでニットを干す場所もなく、お風呂のフタがないという場合は、平らなものを探して干しましょう。その中でもおすすめなのが洗濯カゴを使ったニットの干し方です。洗濯カゴは穴がたくさん開いているものが多いため、通気性も良くニットも乾きやすくなります。洗濯カゴを裏返してその上にニットを寝かせて干しましょう。

平干し専用のネットがなくても洗濯カゴで同じように平干しすることができますよ。この場合も、直射日光があたらない場所で陰干しをするようにしてください。また、袖や裾の部分が下に垂れないようにある程度たたんだ状態で乗せるようにしてくださいね。ハンガー跡も気にならず、ニットを平干しすることができます。

ニットが伸びてしまった時の対処法

ニットの伸びない洗濯方法や干し方についてご紹介しましたが、それでもニットが伸びてしまったという場合の対処法についてご紹介したいと思います。

お湯とドライヤー

ニットの素材によってはお湯と熱の影響で縮む場合があります。ウール素材などのニットの場合は、伸びてしまった場所をお湯に浸け、ドライヤーで乾かしてみましょう。お湯の温度は高いほど効果があると言われていますが、あまり温度が高すぎると逆にニットを傷めてしまう可能性があります。様子を見ながらお湯とドライヤーを使って伸びた部分を縮ませましょう。

アイロン

ニットが伸びて型崩れしてしまった場合は、アイロンを使った方法もあります。アイロンを直接当てずにスチームだけを当てるようにして、伸びてしまった場所を軽く手で握ってみましょう。上記と同じように熱を使ってニットを元の形に戻す方法になります。

ニットが逆に縮んでしまった場合としても、アイロンのスチームを使って伸ばしていくという方法もあるので、ニットが伸びたり縮んだりと型崩れしてしまった場合はアイロンを使って対処してみましょう。

乾燥機

乾燥機は熱を使って乾燥させているので、上記でご紹介したドライヤーやアイロンと同じように乾燥機の熱を当てて伸びたニットを元に戻すという方法があります。やはり熱によってニットは伸びやすくなり元に戻しやすくなるようですね。

ニットが伸びないために干し方を工夫しよう

ニットを洗濯したら、正しい干し方でニットを干しましょう。他の衣類などと同じような干し方では、正しい洗濯方法を行ったとしても型崩れをしてしまう可能性があります。他の衣類より繊細であり、洗った後は重みもあるので、型崩れしないために正しい干し方をしっかりと覚えておきましょう。ちょっとした工夫の干し方で、大切なニットを長持ちしてくれますよ。

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